ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6152885
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

越後駒ヶ岳 ~枝折峠からピストン~

2023年11月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:56
距離
14.7km
登り
1,240m
下り
1,233m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
1:04
合計
7:51
6:21
26
6:47
6:48
49
7:37
7:45
35
8:20
8:21
39
9:00
9:00
36
9:36
9:42
26
10:08
10:08
17
10:25
11:03
12
11:15
11:21
12
11:33
11:33
19
11:52
11:53
28
12:21
12:22
33
12:55
12:55
51
13:46
13:48
21
14:09
14:09
3
14:12
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場>
◆枝折峠駐車場 無料
・道路脇のスペースと合わせて50台くらい停められますが、かなり激戦です。
・上段の駐車場にはトイレがありますが、11/1以降は冬季閉鎖されています。
・仮設トイレが2基設置されていますが、「使用不可」でした。
・携帯(au)は電波1本と、電波状況は不安定でした。
・時期によっては銀山平(白銀の湯)や交流センターユピオからシャトルバスが運行されます。

※11/6(月)以降は国道352号線が冬季閉鎖されるので、枝折峠にアクセスできなくなります。(シルバーライン経由も不可)
コース状況/
危険箇所等
・よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。
・登山道には全く雪が残っていませんでした。
・小倉山まではアップダウンが多いので、帰りの脚を残しておくように注意。
その他周辺情報 <小屋(避難小屋)>
◆駒の小屋
・山頂直下に建つ山小屋で、定員は40名ほどです。
・2023年は10/15で小屋閉めされ、以降は避難小屋として利用可能です。
・水場は小屋から3分ほどの所にありますが、涸れているそうです。

<日帰り温泉>
◆銀山平温泉 白銀の湯 650円
・広めの内湯と露天風呂があり、この料金の割にお得感があります。
・露天風呂は温めのお湯で、源泉掛け流しです。
・泉質はアルカリ泉ですが、しっとり感があって良いお湯です。
枝折峠の駐車場争いは熾烈。昨夜21時頃の到着で残りは10台を切っていました。
2023年11月05日 06:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:15
枝折峠の駐車場争いは熾烈。昨夜21時頃の到着で残りは10台を切っていました。
駐車場にはトイレがありますが、10月末で冬期閉鎖されています。
2023年11月05日 06:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:16
駐車場にはトイレがありますが、10月末で冬期閉鎖されています。
近くに仮設トレイが2基設置されていますが、理不尽なことにこちらも使用不可です…。
2023年11月05日 06:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:16
近くに仮設トレイが2基設置されていますが、理不尽なことにこちらも使用不可です…。
時期によっては早い時間からシャトルバスが出ているので、無理にここに停めない方が良かったのかも…。
2023年11月05日 06:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:17
時期によっては早い時間からシャトルバスが出ているので、無理にここに停めない方が良かったのかも…。
この日に滝雲が見れるかは分かりませんが、駐車場からでも良い感じに雲海が見えていました。
2023年11月05日 06:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 6:15
この日に滝雲が見れるかは分かりませんが、駐車場からでも良い感じに雲海が見えていました。
明るくなってきたところで出発します。周りも続々と歩き始めていました。
2023年11月05日 06:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:21
明るくなってきたところで出発します。周りも続々と歩き始めていました。
途中、このようなビューポイントが2箇所ありますが、スペースは狭く、人で溢れています。登山道に仁王立ちをしてどかない人もいるので、通過に気を遣いました。
2023年11月05日 06:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:28
途中、このようなビューポイントが2箇所ありますが、スペースは狭く、人で溢れています。登山道に仁王立ちをしてどかない人もいるので、通過に気を遣いました。
日の出と奥只見湖の雲海のコントラストが目を惹きます。しかし、雲海のせり上がりが足りないので、滝雲は厳しそうですです…。
2023年11月05日 06:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
11/5 6:27
日の出と奥只見湖の雲海のコントラストが目を惹きます。しかし、雲海のせり上がりが足りないので、滝雲は厳しそうですです…。
枝折峠はスタートから尾根道歩きになるので、気持ちの良い景色が広がっています。残念ながら紅葉は終わっていますが…。
2023年11月05日 06:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:37
枝折峠はスタートから尾根道歩きになるので、気持ちの良い景色が広がっています。残念ながら紅葉は終わっていますが…。
明神峠に差し掛かりました。祠が建っていますが、お参りはできないようです。
2023年11月05日 06:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 6:44
明神峠に差し掛かりました。祠が建っていますが、お参りはできないようです。
この辺りが一番キレイに雲海が見えました。残念ながら滝雲は見れませんでしたが、幻想的な光景が見れたので、来た甲斐はありました。
2023年11月05日 06:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
11/5 6:58
この辺りが一番キレイに雲海が見えました。残念ながら滝雲は見れませんでしたが、幻想的な光景が見れたので、来た甲斐はありました。
登りの傾斜はキツめです。枝折峠の時点で標高が1065mありますが、アップダウンが多いので、標高が上がっていきません。
2023年11月05日 07:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 7:04
登りの傾斜はキツめです。枝折峠の時点で標高が1065mありますが、アップダウンが多いので、標高が上がっていきません。
道行山との分岐に差し掛かりました。帰りだと面倒になりそうなので、先に登ってみます。
2023年11月05日 07:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 7:36
道行山との分岐に差し掛かりました。帰りだと面倒になりそうなので、先に登ってみます。
道行山(1298m)の山頂は狭く、山頂標識もないので地味な佇まいです。
2023年11月05日 07:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 7:37
道行山(1298m)の山頂は狭く、山頂標識もないので地味な佇まいです。
しかし、越後駒ヶ岳の展望は格別です。目指す山の雄大な山容が見えて、テンションが上がってきました。
2023年11月05日 07:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
11/5 7:38
しかし、越後駒ヶ岳の展望は格別です。目指す山の雄大な山容が見えて、テンションが上がってきました。
分岐に戻って少し歩くと、魚沼市方面に雲海が見えました。色々な景色が楽しめる登山道です。
2023年11月05日 07:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 7:43
分岐に戻って少し歩くと、魚沼市方面に雲海が見えました。色々な景色が楽しめる登山道です。
この日の予報は回復傾向。朝の内は雲がかかっていましたが、段々と青空が広がってきました。
2023年11月05日 07:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 7:43
この日の予報は回復傾向。朝の内は雲がかかっていましたが、段々と青空が広がってきました。
スタートから2時間ほどで小倉山(1378m)に到着しました。駒ノ湯ルートとの合流地点になります。
2023年11月05日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 8:21
スタートから2時間ほどで小倉山(1378m)に到着しました。駒ノ湯ルートとの合流地点になります。
小倉山と言いながら、明らかに駒ノ湯方面の登山道の方が標高が高いですが、気にせず先に進みます。
2023年11月05日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 8:21
小倉山と言いながら、明らかに駒ノ湯方面の登山道の方が標高が高いですが、気にせず先に進みます。
小倉山から40分ほどで「百草ノ池」という場所に差し掛かりました。池らしきものは見えませんが、気にせず先に進みます。
2023年11月05日 08:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 8:59
小倉山から40分ほどで「百草ノ池」という場所に差し掛かりました。池らしきものは見えませんが、気にせず先に進みます。
百草ノ池を過ぎると傾斜がキツくなりました。これまではアップダウンの連続でしたが、ここからは一気に登り基調になります。
2023年11月05日 09:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 9:11
百草ノ池を過ぎると傾斜がキツくなりました。これまではアップダウンの連続でしたが、ここからは一気に登り基調になります。
歩いて来た方向を振り返ると小さな池が見えます。あれが「百草ノ池」のようです。
2023年11月05日 09:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 9:22
歩いて来た方向を振り返ると小さな池が見えます。あれが「百草ノ池」のようです。
前駒の山頂直下がこの日一番の急登でした。一歩一歩ゆっくり歩いていきます。
2023年11月05日 09:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 9:24
前駒の山頂直下がこの日一番の急登でした。一歩一歩ゆっくり歩いていきます。
前駒(1763m)に辿り着きました。急登を登り終えたので、一息入れることにします。
2023年11月05日 09:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 9:30
前駒(1763m)に辿り着きました。急登を登り終えたので、一息入れることにします。
右のピークが駒ノ小屋が建つ辺りで、越後駒ヶ岳の山頂は左奥になります。
2023年11月05日 09:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 9:43
右のピークが駒ノ小屋が建つ辺りで、越後駒ヶ岳の山頂は左奥になります。
切り立っていて険しい斜面です。とても人が登れそうに見えませんが、アタックする人もいるとか…?
2023年11月05日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 9:49
切り立っていて険しい斜面です。とても人が登れそうに見えませんが、アタックする人もいるとか…?
駒の小屋に到着しました。10/15で今シーズンの営業は終了し、避難小屋として開放されています。この時期の入口は2階です。
2023年11月05日 10:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:03
駒の小屋に到着しました。10/15で今シーズンの営業は終了し、避難小屋として開放されています。この時期の入口は2階です。
2階の入口から中を覗いてみました。靴を脱ぐのが面倒なので、小屋内のトイレが使用できるかは確認しませんでした。(魚沼市のHP上は利用可)
2023年11月05日 10:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:05
2階の入口から中を覗いてみました。靴を脱ぐのが面倒なので、小屋内のトイレが使用できるかは確認しませんでした。(魚沼市のHP上は利用可)
小屋の裏はテント場になっています。スペースは狭く、詰めても10張程度だと思います。
2023年11月05日 10:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:04
小屋の裏はテント場になっています。スペースは狭く、詰めても10張程度だと思います。
水場はテント場から3分ほどの場所にあります。昨晩宿泊した人の話では涸れていたそうです。
2023年11月05日 10:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:04
水場はテント場から3分ほどの場所にあります。昨晩宿泊した人の話では涸れていたそうです。
小屋から山頂までは後30分ほどです。左から回り込むようにして山頂を目指します。
2023年11月05日 10:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:03
小屋から山頂までは後30分ほどです。左から回り込むようにして山頂を目指します。
中ノ岳との分岐に来ました。中ノ岳方面は破線ルートで、かなりの悪路だそうです。
2023年11月05日 10:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:21
中ノ岳との分岐に来ました。中ノ岳方面は破線ルートで、かなりの悪路だそうです。
越後駒ヶ岳の山頂に人が見えます。最後はなだらかなのがありがたい。
2023年11月05日 10:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 10:21
越後駒ヶ岳の山頂に人が見えます。最後はなだらかなのがありがたい。
越後駒ヶ岳(2003m)の山頂に到着しました。○○駒ヶ岳の○○は通称で、山頂標識には表記されないことが多いですね。
2023年11月05日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
11/5 10:25
越後駒ヶ岳(2003m)の山頂に到着しました。○○駒ヶ岳の○○は通称で、山頂標識には表記されないことが多いですね。
山頂には御神像が建てられています。豊斟渟尊(トヨクムノミコト)や猿田彦命(サルタヒコノカミ)などど言われていますが、はっきりしません。
2023年11月05日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:25
山頂には御神像が建てられています。豊斟渟尊(トヨクムノミコト)や猿田彦命(サルタヒコノカミ)などど言われていますが、はっきりしません。
ギザギザのピークが特徴的な八海山が間近に見えます。最高峰の入道岳(1778m)まで行こうとすると、危険な鎖場があるので、なかなか登る勇気が出ません。
2023年11月05日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:25
ギザギザのピークが特徴的な八海山が間近に見えます。最高峰の入道岳(1778m)まで行こうとすると、危険な鎖場があるので、なかなか登る勇気が出ません。
稜線の先に見えるのは中ノ岳(2085m)。越後三山の最高峰ですが、登山口から遠いので、なかなか登る機会がありません。
2023年11月05日 10:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 10:25
稜線の先に見えるのは中ノ岳(2085m)。越後三山の最高峰ですが、登山口から遠いので、なかなか登る機会がありません。
中ノ岳の北東の方角には、岩場がキツめな荒沢岳が見えます。10/21に鎖が撤去されたので、今年はもう登ることができません。
2023年11月05日 10:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:26
中ノ岳の北東の方角には、岩場がキツめな荒沢岳が見えます。10/21に鎖が撤去されたので、今年はもう登ることができません。
山頂では脚力の回復がてら、ゆっくり昼休憩をしたいところでしたが、続々と登山者が登ってきます。山頂は狭いので、食べ終わったら直ぐに下山することにします。
2023年11月05日 10:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 10:28
山頂では脚力の回復がてら、ゆっくり昼休憩をしたいところでしたが、続々と登山者が登ってきます。山頂は狭いので、食べ終わったら直ぐに下山することにします。
山頂直下の斜面を下っていると、駒の小屋が見えました。泊まりでゆっくりしたいところですが、枝折峠付近の道路が通行できるのは今日までです。
2023年11月05日 11:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 11:06
山頂直下の斜面を下っていると、駒の小屋が見えました。泊まりでゆっくりしたいところですが、枝折峠付近の道路が通行できるのは今日までです。
山頂から1時間ほど歩いたところで、荒沢岳がよく見えました。威圧するような険しさを感じる山容です。
2023年11月05日 12:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 12:10
山頂から1時間ほど歩いたところで、荒沢岳がよく見えました。威圧するような険しさを感じる山容です。
山頂を出発して2時間ほど経ちました。アップダウンの連続で脚にきます。
2023年11月05日 13:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 13:03
山頂を出発して2時間ほど経ちました。アップダウンの連続で脚にきます。
再び奥只見湖が見えてきました。雲海はとっくに消えています。
2023年11月05日 13:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 13:24
再び奥只見湖が見えてきました。雲海はとっくに消えています。
当然ながら、早朝は賑わっていたビューポイントにも、もう人はいません。
2023年11月05日 14:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 14:03
当然ながら、早朝は賑わっていたビューポイントにも、もう人はいません。
駐車場に戻ってきました。思ったより早く戻って来れましたが、予想以上に脚が疲れました。明日は筋肉痛確定です。
2023年11月05日 14:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/5 14:11
駐車場に戻ってきました。思ったより早く戻って来れましたが、予想以上に脚が疲れました。明日は筋肉痛確定です。
下山後は「銀山平温泉 白銀の湯」で汗を流しました。達成感と心地よい疲労から長湯をしてしまいました。
2023年11月05日 14:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
11/5 14:45
下山後は「銀山平温泉 白銀の湯」で汗を流しました。達成感と心地よい疲労から長湯をしてしまいました。

感想

日本百名山の一座であり、越後山脈の盟主ともいえる越後駒ヶ岳(2003m)。将棋の駒のような整った山容をしていることが山名の由来と言われています。
また、メイン登山口である枝折峠は、奥只見湖周辺に広がる雲海が滝のように零れ落ちる「滝雲」が有名で、その幻想的な光景は多くの人を惹き付けています。

10月前半に降雪があった時は、今シーズの登頂は厳しいのではないかと思いましたが、その後気温が回復して雪も溶けたので、11月初旬の連休を利用して遠征してみることにしました。

越後駒ヶ岳は、枝折峠からのピストンなら十分に日帰り可能な山なので、明るくなった6時過ぎに歩き始めましたが、滝雲のビューポイントは既に多くにの観光客(カメラマン)で賑わっており、皆一様に雲海を眺めていました。少し離れた高台から辺りを見渡すと、奥只見湖の方面だけでなく、魚沼市の方面にも雲海が広がっており、圧倒されるような光景でした。
しかし、11月としては、前日もこの日も気温が高く、滝雲の発生要件である「寒暖差」を満たしていないせいか、雲海の「せり上がり」が足りていません…。残念ながら滝雲は見られませんでしたが、日の出と雲海のコントラストが素晴らしく、これだけでも見ごたえは十分でした。

枝折峠から山頂までは距離が長く、アップダウンもキツイですが、よく整備されており、見通しの良い稜線歩きが続きます。正面にそびえる越後駒ヶ岳の他、尖った山頂が険しい荒沢岳(1969m)、雄大な山容を持ち越後三山で最高峰の中ノ岳(2085m)など、周辺の山々を眺めながら歩けました。

この日は天気が良かったので、大勢の登山者で賑わっていました。周りが健脚揃いだったのか、同じようなペースで歩いていたら、山頂に着く頃にはかなり脚に疲労を感じました。しかし、山頂は狭いながらも360度眺望で、間近に見える八海山(1778m)や越後山脈の山々の景色が素晴らしく、苦労して登った甲斐は十分にありました。
今回は日帰りなので、長居ができないのは残念でしたが、山頂直下には「駒の小屋」のテント場もあるので、次は泊りでゆっくり来てみたいと思いました。

なお、「滝雲ビューポイント」に滝雲が見られる条件が書かれていたので、帰りがけに改めて確認をしました。
①早朝
②晴れの日
③前日からの気温差が大きい
➃適度な風がある日
★運

偶然、観測条件が満たされることも含めて、やはり『運』が重要なようです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:543人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 甲信越 [日帰り]
越後駒ヶ岳 (枝折峠からピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら