唐松岳〜五竜岳 当初の予定はいずこに?
- GPS
- 16:07
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 2,105m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:51
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 3:27
- 合計
- 8:36
天候 | 3日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
https://www.highwaybus.com/rs-web01-prd-rel/gp/reservation/rsvPlanList?lineId=550 白馬八方バスターミナル〜ゴンドラアダム乗り場 徒歩10分 ■白馬八方尾根スキー場⇒八方池山荘 ゴンドラリフトアダム、アルペンクワッド、グラートクワッドにて八方池山荘へ 8:00〜16:00(下りは16:30)、片道1550円+荷物代440円、通年運行 http://www.nsd-hakuba.jp/green/happo/alpenline.html ■白馬五竜スキー場 五竜テレキャビン ※アルプス第1ペアリフトは下りは使用不可? 8:15〜16:20(下りは16:15)、片道950円+荷物代100円 http://www.hakubagoryu.com/ski/index.shtml http://www.hakubaescal.com/winter/gelande/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
感想でも記載しましたが、今年は非常に雪が少ないようです。 ■八方池山荘〜唐松岳頂上山荘 歩きはじめは夏道。段々と雪道が増えていきます。 ツボ足でも歩いていけますが、楽をするために途中でアイゼンを付けました。 ピッケルは不要です。 ■唐松岳頂上山荘〜唐松岳 夏道と雪道交じりですが、ツボ足で全く問題ありません。 ■唐松岳頂上山荘〜五竜山荘 ところどころ雪道がありますが、ほとんど夏道です。 唐松岳頂上山荘〜大黒岳の間では鎖場が連続しますが、雪が消えているので夏道同様に注意すれば問題ありません。 大黒岳直前で、雪で夏道がおおわれているためにルートがわかりづらい箇所があります。巻道のようなトレースがありますが、途中でトレースが途絶えます。巻道の方ではなく、藪の中を直登しましょう。 ■五竜山荘〜五竜岳 前半は夏道、後半は雪道です。 後半は雪壁が出てくるので、アイゼン、ピッケル必須です。特に下りが要注意です。一番急なところは、後ろ向きになってフロントポイントキックで下りてきました。 ■五竜山荘〜地蔵の頭 五竜山荘から西遠見尾根の間のトラバースルートは、雪崩の巣です。白岳の山頂経由で下りるのが確実ですが、そちらにトレースはありません。前日に雨や雪がなく、朝早く、それほど雪崩の危険がないと判断し、トラバースルートを通りました。ここは滑落に備えてピッケルを持ちました。 その後も、道はおおむね雪道です。最後の方は夏道が多くなります。西遠見山あたりでアイゼン&ピッケルを外し、ストック&ツボ足にしましたが、少し傾斜のある尾根道がところどころで出てきます。滑落すると危険なので、アイゼンをつけたほうが安全だと思いましたが、トレースがありますし、慎重にツボ足で行きました。 ■地蔵の頭〜テレキャビン駅 スキー場の中を歩きます。アルプス第1ペアリフトが使えるのかもしれませんが、下りは使えないとすれ違う登りの人に聞いたので、テレキャビン駅まで歩きました。 ※whitefireさんの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-621246.html |
その他周辺情報 | 結局、五竜から八方まで戻り(タクシー2100円)、八方バスターミナル隣の八方の湯に入りました。 http://hakuba-happo-onsen.jp/happo/ 日本一の強アルカリとのことでしたが、そこまでの感じはしませんでした。ただ、いいお湯でしたし、露天から白馬三山が見え、最高でした。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖インナー
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着(長袖インナー
ダウンジャケット
ダウンパンツ
靴下)
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
ストック
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
食料(4日分)
スポーツ飲料
水筒×2
ガスカートリッジ2缶
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
ゴーグル
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ(モンベル#0)
シュラフマット
割りばし(雪山ペグ代わり)
大容量バッテリー
|
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備考 | トータル20kg、重いですね。その一方で、冬山には必須の魔法瓶を入れてないですし、食事もアルファ米ばかりで飽きてしまったので、取捨選択が必要ですね。難しい。。 ガスカートリッジは220g 2缶をほぼ使い切り。雪からトータル7-8Lの水を作ったためかな。 長袖インナー、膝下までの靴下、スパッツ、ネックウォーマーは使用せず。 移動時間が長かったので、本を持ってくれば良かった。 |
感想
5/2-3の2日間で、雪山テント泊をしよう、というのが今回の目的。皆さんのレコを見て、唐松岳から五竜岳を回る周回ルートに決めました。ただ、直前に見ても、5/1夜や5/2の朝の交通手段がない(そりゃそうですよね)。5/1の朝〜昼は空きがあるので、5/1に休みをとって、ゆっくりと山旅を楽しむことにしました。4/27夜に38.5度の熱が出ていて、まだ喉が少し痛かったので、ちょうどいいかもしれません。
初日、白馬八方のバスターミナルからゴンドラ乗り場まで歩いていると、同じ方向に歩いている人がいます。話してみると、スタッフではないが唐松岳頂上山荘の小屋明けの手伝いをするとのこと。酒や食料などたくさん担いで上がるそうで、頭が下がります。その人の話では、これほど雪が少ないのも珍しい、登山道もずいぶん夏道が出ているとのこと。
確かに登山道は夏道と雪道が半々程度でしょうか。雪が恋しい。。。
また、背中にズッシリ重みを感じて、足がゆっくりしか動かせません。あぁ、確かにテント泊のときはこうだったなぁ、と思いつつ、一歩一歩ゆっくり歩いていきます。
とはいえ、最高の景色の中、気持ちのいい3日間の山旅でした。
初日の唐松岳頂上山荘近くのテント場ですが、雪がずいぶん溶けていて、小屋裏手の雪の上か、小屋表の土の上かの2択。今回の目的からすると雪の上に泊まるべきだけど、小屋裏からではテントの中から剱岳や立山が見えない。結局景色優先で小屋表側に設営。雪山テント泊の目的は早速消え去りました。
2日目の五竜山荘のテント場には雪はなく、結局雪山テント泊はしませんでした。
スコップを使って雪をビニール袋に入れ、雪から水を作ったのが、わずかに雪山テント泊っぽいところでした。
ここのところ全く運動していなかったためか、そもそもなのか、3日ともバテバテでした。体力をつけないといけませんね。
当初の雪山テント泊の目的からは外れてしまいましたが、3日とも快晴で、気持ちのいい山旅でした。東京から遠いですが、また北アルプスに来たいと思います。
eurekapapaさん、お疲れさまでした
高熱の後にテント担いでよく行かれたと感心しました。私は体力温存で小屋泊専門なので、テン泊に憧れています
それにしても絶景ですね。GW中盤も快晴で今年は当たり年です。ただ、北アもこんなに雪が少ないとは驚きです
南プスから眺めた時はもう少し雪がありそうに見えましたが・・
20代後半に針ノ木から鑓温泉まで縦走したのが懐かしいです。それ以来、行ってないので、ぜひとも近い将来に再訪したくなりました
Pinball_1957さん、コメントありがとうございます!
確かに週頭に高熱が出て、のどの痛みが残っていましたが、唐松岳山頂に着くころにはのどの痛みも直っていました。これぞ昔からの高原療養ですね。
ただ、おそらく病み上がりとは関係なく、テン泊装備だとスピードが上がらないし、長時間歩けないのが困ったものです。荷物を少なくしないと、とても縦走できなさそうです。ある程度分かっていたはずなんですが、自分でも愕然としてしまいました。
夏のお盆休みに子供と北岳、間ノ岳に行こうかと話しているのですが、その時期の小屋泊まりは大変そうなので、2人分のテン泊装備で北岳まで登れるように体力をつけねば。そう言って毎週山に出かけたら、家族からブーイングなんだろうなぁ。
北アルプスは岩峰に囲まれていて絶景ですし、岩場・鎖場が多くて楽しいですね。アクセスが遠いのが最大の難点ですが、また時間を見つけていきたいと思います。
Pinball_1957さんの甲斐駒、仙丈もいいですね! 私も今年中に登ります!
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