甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根より〜初めての方むけガイド〜
- GPS
- 14:15
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,707m
- 下り
- 2,699m
コースタイム
- 山行
- 13:12
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 14:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八合目以上は残雪あり、岩場ありで(初心者の自分にとっては)危険箇所だらけです。滑落防止のため、ピッケル必須でした。 |
その他周辺情報 | 道の駅はくしゅう(駐車場へ向かう道中にあり、白州の水を無料で汲めます) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | この時期は残雪があり、日焼け止めとサングラスは持っていったほうがいいです。行動中は暑くても風は冷たいので、薄手のフリースかソフトシェルがあったほうがいいかもしれません(自分は薄手フリースを着て行動)。ハシゴ・クサリ場・岩場が多く、ヘルメットはあったほうが無難です。ピッケルは必須、チェーンスパイクな人もいましたが、個人的にはアイゼンのほうがいいと思いました。 |
感想
日本三大急登のひとつ、黒戸尾根経由で甲斐駒ヶ岳へ行ってきました。もちろん初めてです。初めて行かれる方の参考になればと思い、記録を書いてみました。
もし、初めて挑戦する方がいたら、小屋泊まりかテント泊を「強く」オススメします。他のヤマレコのログを見て「自分も日帰りで行けるんじゃないか?」と思っても、やめておいたほうが無難です(自分も「行ける」と思って行った一人です)。
GWなのでどこの山も混んでいると思い、「急登、イコール、人がいなさそう」という安易な気持ちでこのコースを選んでしまいました。案の定、駐車場は見た感じ2割ほどしか埋まっていません。平日はさらに少ないと想像できます。
GPSのコースタイムを見ていただくとわかると思いますが、あまり体力が無いほうなので、標準より遅いタイムです。本当は12時まで行ける所まで登って、タイムアウトしたら引き返そうと思っていました。が、「ここまで来たら、登らないと勿体無い」という遭難者がやらかすパターンにハマってしまいました。
このコースをまとめると、
・足への負担がかなりある
・水場が少ない(七丈小屋で補給できなければ皆無)
・トイレがない(七丈小屋のみ)
・急登なので下りも地味にきつい
・遅くとも13時には下山しないと、途中で日が暮れる
となります。
個人的な追記をすると、
・運動不足だと呼吸が苦しく、ペースも落ちる
・翌日、全身筋肉痛になる
です。
水は多めに持っていったほうがいいです。自分は1.5リットル持って行きましたが、大切に少しずつ飲んでギリギリ足りました。2リットル以上あれば安心、多く飲む人はそれ以上必要かと思います。ちなみに水を少しずつ飲んだので、小用は下山後、神社脇の公衆トイレのみでした。
下山時、特に笹ノ平分岐以降はかなりの急ぎ足で下りてきました。笹ノ平分岐以降なら一本道なのでヘッドランプで降りてこれそうですが、オススメできません。七丈小屋以降は休憩用のベンチすらなく、コースへの入山者も少なく助けも呼びづらそう、さらには途中での不動イコール遭難につながるので、万が一のための装備(ツェルト・防寒具・非常食・コンロ・ケータイ・予備電池)は必須です。
なんだか行って後悔しているような感想ですが、実のところ、一面パノラマの景色も、甲斐駒への長いアプローチも、圧倒的な岩の絶壁も最高でした。登頂後の満足感が高いので、しっかりした装備と一泊の行程なら、かなりオススメです。
日帰りおめでとうございます、お互い無事で良かったかったです(5:15出発の男)
Sushi72さん、ヤマレコ上でもお会いできてよかったです(*^^*) Sushi72さんピッケル持っていなかったので、八合目より上からは大丈夫か心配でした。お互い無事でなによりですね。また山でお会いしましょう!
自分もこのコースがどれほどのものか行ってみたいと思っている一人です。
参考にさせていただきます。日帰りだとぎりぎりですね。
nonimoniさん、はじめまして! 僕のレコを読んで頂き、ありがとうございます。このコースはかなり長いので、天気もかなり重要かと。確実に「晴れ」でないと、さらにツラさが増すと思います。日帰りだとギリギリですが、徐々に日が延びてきていたので助かりました。あと、人によっては(バス運行開始後の)北沢峠へ降りる人もいるようですね。日帰りトライ、お気をつけて!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する