笈ヶ岳・・激急登+藪vs.快適スノトレ+雪山大展望のギャップで満足度↑↑
- GPS
- 10:36
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,962m
- 下り
- 1,933m
コースタイム
- 山行
- 9:58
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:37
天候 | 晴れのち曇り(12℃〜山頂16℃) 日差しが強くて暑く、水2Lでは足りないくらいでした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
本日ゲートからスタートした内では自分が3番手で、下山すると6台とまっていました 午前7時を過ぎると中宮展示館の駐車場まで入れます・・4kmの舗装路歩きを回避できますが、(万一の下山遅れで)19時を過ぎるとゲートから出られないので、悩ましいところでした カーナビは「ちゅうぐうてんじかん」で検索OK 帰路は、舗装路を歩いているところを地元の方がピックアップしてくれ、暑い中助かりました(G地点) |
コース状況/ 危険箇所等 |
笈ヶ岳は「積雪期限定の山」として知られていますが、実際は雪解けした部分には踏み跡やテープ・旗があり、「破線の登山道」といった感じでした・・但し、小枝が登山道に終始張り出していて、かなり鬱陶しかったです(雪の上を歩けるとホッとする感じ) ブナオ山経由のコースはさらに藪がひどいようで、「そちらでテン泊された方が、頂上からテン泊地に戻れなくてビバークした」とのことを、すれ違った方から聞きました 登りは冬瓜山コース、下りは冬瓜平コースで・・冬瓜山コースは雪解けが進んでいて藪漕ぎもあったのに対し、冬瓜平コースの方は雪崩のデブリはあるものの藪は全くありませんでした 雪が無かったおかげで冬瓜山のナイフリッジは恐怖感全く無し・・本日は、三ツ瀬明神山の「馬ノ背岩」と同程度で、戸隠山の「蟻の戸渡り」より怖さは数段下(硬い雪が着いていたらビビったでしょうが) 冬瓜山を過ぎると藪は1ヶ所のみで、殆ど雪上を歩けました 全般に、雪はシッカリしていて気温もかなり上昇し、本日はアイゼン・ピッケル不要でした 大量の雪解け水により増水したジライ沢の渡渉、それに続く激急登、雪解けした踏み跡での鬱陶しい小枝の被り、そして時々突っ込まざるを得ない藪などで、距離・標高差以上に時間がかかる難コースとの印象です |
その他周辺情報 | 日帰り温泉は、ゲートから少し下った一里野温泉センター天領を利用(600円)・・JAF会員カード提示で50円割引 |
写真
感想
GW後半の初日は二百名山の笈ヶ岳です。
当初はGW前半に計画していたのですが、白山白川郷ホワイトロードの除雪遅れで後半にずれ込みました。
ところが、登山口のある白山中宮展示館を目指して来てみると、未だ夜間は通行止めでゲートは閉まっていてこれは想定外。。
歩く予定の無かった4kmの舗装路を歩くか、7時のゲートオープンを待つか迷っているうちに、先行2パーティーがサッサとヘッデンスタートされるのを見送ります。
やはり、19時にゲートが閉まってしまうというのに、難コースでの7時過ぎのスタートというのはマズイということで、自分も前のパーティーに続くことにしました。(この区間に自転車を利用された方のレコも拝見しましたが、確かに大変有効な手段だと思います)
コース中、最初の難所が野猿広場付近のジライ沢の渡渉です。危険を感じるレベルではないものの雪解け水の轟音は迫力十分で、残置ロープなどを目安に慎重通過しました。
その後はロープ場多数あるゲキ急登が続き、傾斜が緩んできても踏み跡に被さる無数の小枝が鬱陶しい状態。
冬瓜山が近づくと雪の上を歩けるようになったものの、時々突っ込まなくてはいけない藪にも進行を阻まれました。
それでも、標高が上がってくると背後に白山らしき立派な山がチラチラ見え出し、冬瓜平分岐付近では素晴らしい眺めになり元気百倍。
雪質が、ツボ足で問題ない歩きやすい状態だったことにも助けられました。
そして冬瓜山を過ぎると快適スノトレ・コースとなり、大展望はさらに広がっていきます。
“両手どころか前後にも花”という感じで、盟主・白山を中心とした残雪の峰々の眺めをタップリと楽しめました。
スムースな進行を阻む様々な障壁と、その真逆となる至福のスノー・トレッキング・フィールドの共存。
この2つの間のギャップの大きさこそが、名山・笈ヶ岳の価値を高めていると感じた山行でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する