山中湖から歩いて大山へ！＠東海自然歩道・丹沢主脈縦走

2023年12月27日(水) ~ 2023年12月29日(金)

• GPS: 22:02
• 距離: 53.4km
• 登り: 4,735m
• 下り: 4,975m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 0:31
• 合計: 7:43

距離 21.0km 登り 1,648m 下り 1,227m

6:02 平野バス停
6:07 山中湖村コミュニティセンター
6:45 6:53 高指山
7:03 富士岬平
7:31 7:34 大棚ノ頭巻道分岐
7:36 大棚ノ頭
7:42 要所小屋ノ頭
7:58 石保土山
8:15 西沢ノ頭
8:27 樅ノ木沢の頭
8:44 8:45 油沢ノ頭
9:02 ブナノ丸
9:28 菰釣山
9:41 菰釣避難小屋
9:54 ブナ沢ノ頭
10:17 中ノ丸
10:40 10:43 城ヶ尾山
10:49 城ヶ尾峠
11:12 大界木山
11:27 11:28 忘路峠
11:46 11:52 モロクボ沢ノ頭
12:13 12:16 バン木ノ頭
12:30 シャガクチ丸
12:54 ナメクラ沢ノ頭
13:05 13:11 水晶沢ノ頭
13:26 白石峠
13:35 1345m分岐
13:45 加入道避難小屋

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 0:36
• 合計: 8:56

距離 19.5km 登り 2,070m 下り 1,987m

5:33 加入道避難小屋
5:34 加入道山
5:40 馬場峠
5:44 前大室
5:58 破風口
6:33 大室山・犬越路分岐
6:39 6:45 大室山
6:48 6:49 大室山・犬越路分岐
7:29 大杉丸
7:36 犬越路
8:19 小笄
8:55 大笄
9:03 熊笹ノ峰
9:27 9:36 檜洞丸
9:38 青ヶ岳山荘
10:04 源蔵尾根下降点
10:08 金山谷乗越
10:28 10:29 神ノ川乗越
10:57 臼ヶ岳
11:17 ミカゲ沢ノ頭
12:01 12:05 蛭ヶ岳
12:06 12:17 蛭ヶ岳山荘
12:29 中ノ沢乗越
12:36 鬼ヶ岩
12:39 鬼ヶ岩ノ頭
12:51 棚沢ノ頭
13:00 不動ノ峰
13:05 13:06 不動ノ峰休憩所
13:10 箒杉沢ノ頭
13:16 13:17 早戸川乗越
13:34 丹沢山
13:50 竜ヶ馬場
13:54 13:55 竜ヶ馬場休憩所
14:05 14:06 日高
14:27 尊仏山荘
14:28 塔ノ岳
14:29 宿泊地

3日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:13

距離 12.9km 登り 1,034m 下り 1,777m

7:02 宿泊地
7:14 木ノ又大日
7:24 新大日茶屋跡
7:34 書策新道分岐
7:39 政次郎ノ頭
7:44 7:45 行者の鎖場
7:49 7:52 行者ヶ岳
8:06 8:08 烏尾山
8:09 烏尾山荘
8:27 三ノ塔地蔵菩薩
8:33 三ノ塔
8:42 二ノ塔
8:50 8:51 大音沢ノ頭
8:54 日本武尊の足跡
9:16 菩提峠
9:20 二又峰
9:27 9:28 菩提風神祠
9:44 9:45 岳ノ台
9:58 旧ヤビツ峠
10:09 10:19 ヤビツ峠
11:09 11:10 25丁目
11:18 11:32 大山
11:38 25丁目
11:44 天狗沢展望台
11:48 富士見台
11:55 16丁目
12:15 阿夫利神社下社

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR御殿場駅15：45〜山中湖旭丘16：22＠16：46〜16：56平野バス亭
山中湖旭丘バスターミナルはトイレや売店もありとても快適でした。
平野バス停にあるセブンイレブンは24営業。

コース状況／危険箇所等

全線にわたり道標もしっかりしており非常に良く整備されている。
特に驚いたのが檜洞丸〜蛭が岳の区間で、8年前に通った時は途中ヤブ漕ぎがある程の道でしたが、鎖や木の階段の新設など非常に改善されており安心して歩けると思います。
ただ菩堤峠直前の道はかなり怪しかったですね。
下りは問題ありませんが、上りは分かりにくいかも。

あと菰釣山周辺で木道の工事をしている為その工事関係者が避難小屋を占領気味に使用しています。いつまでやっているか分かりませんが、宿泊ベースでは暫く使用を控えた方が無難です。

なお全線で積雪・凍結はありませんでしたが、いちおうチェーンスパイクは持参していました。

写真

12/26 18:12

前泊したニュー福寿荘。
素泊まり何と4455円！！！
WIFI有りの格安でした。

12/27 5:50

平野のセブンで食料を調達。

12/27 6:17

道標はしっかりしています。

12/27 6:40

高指山山頂。

12/27 6:47

山頂でご来光を待ちました。

12/27 6:53

おお！！！
赤く染まった富士が！！！

12/27 6:55

日の出直後の尾根歩きはマジックアワーですね。

12/27 7:11

12/27 7:25

道はよく整備されています。

12/27 7:26

御正体山方面への分岐

12/27 7:32

12/27 7:46

あれが御正体山でしょうか。

12/27 7:55

開放的な尾根をひたすら進みます。

12/27 9:09

12/27 9:18

菰釣山山頂です。
景観は素晴らしいです。

12/27 9:19

南アルプスまでよく見えました。

12/27 9:20

聖、赤石、荒川のおなじみ御三家をアップで。

12/27 9:23

真新しい木道と感心していたら、、、

12/27 9:31

まさに施工中でした。

12/27 9:35

避難小屋です

12/27 9:36

どうやら先程の工事関係者が連続使用しているようです

12/27 9:39

開放的な尾根ですが、景色は案外単調かも。

12/27 10:35

城ヶ尾山山頂です。

12/27 11:29

12/27 11:40

モロクボ沢ノ頭。
やっと本日の行程の終わりが見えてきました。

12/27 12:38

おお！！！
檜洞丸＆蛭が岳が！！！！
案外近いのか？？？
まだまだ遠いですよw

12/27 13:02

12/27 13:08

大室山もかなり近づいてきました。

12/27 13:35

あと少し。

12/27 13:40

加入道山山頂です。
遠かった・・と言うか重かった。。。。

12/27 13:40

山頂直下に避難小屋はあります。

12/27 13:43

とても綺麗でした。

12/27 13:52

今回新導入したモンベルの＃1。
ですがやはり氷点下では安眠とまでは行きませんね。
ただ以前使用していた他社＃2相当の寝袋と比べるとかなり改善されました。
ちなみに室内はー2°まで行きました。

12/27 13:54

アホなので全部飲み干し食い尽くしてしまいました。。

12/28 5:29

出発しますが、寒かった・・・・

12/28 6:38

ここは初めての登頂です。

12/28 6:43

大室山との分岐。

12/28 6:50

霧氷が素晴らしい！！！
悪天候ならではの特権でした。

12/28 7:09

ガスガス帯から抜けてきました。

12/28 7:31

犬越路です。
ここから先は既踏なのでかなり安心感がでてきました。

12/28 8:09

檜洞丸までは意外と険しい個所があります。

12/28 8:26

大室山方面を振り返る。

12/28 8:53

ここも霧氷が綺麗

12/28 8:54

綺麗ですが日が当たらないので寒いです。

12/28 9:18

あと少し

12/28 9:22

登頂〜〜〜〜！！！！
4回目です。

12/28 9:33

人の気配は無かった。

12/28 9:34

山頂付近はガスガスでした。

12/28 9:54

12/28 10:43

鹿の親子が。
今回鹿はさんざん見ましたが、全く逃げなかったのはこの親子だけでした。

12/28 10:44

あと少し・・・

12/28 10:47

ようやく臼ヶ岳登頂です。
ですが、この先の辛さを知ってるのでまだ気が抜けません。

12/28 10:53

蛭が岳。。。
山頂はやっぱりガスか。

12/28 10:53

12/28 10:57

おっとここは。。。。

12/28 10:57

8年前に私がコースアウトしてしまった個所です。
今見ると間違えるはずが無い個所ですが、こうしてロープが張られると言う事は同じ様な人が多数いたのでしょう。

12/28 10:59

8年前はこの辺で合流しました。

12/28 11:13

蛭が岳はもうすぐ？？

12/28 11:13

残念ながら取り付きまでまだまだ下ります。

12/28 11:18

8年前は洗礼を浴びたこの登りですが、
経験を積んだ今はそこまでの辛さは無かったですね。

12/28 11:27

新設の鎖。

12/28 11:29

これも無かったですね。

12/28 11:33

道はかなり良くなっていました。

12/28 11:38

とは言え山頂は遠い。

12/28 11:40

霧氷が凄かった。

12/28 11:42

縦走してきた尾根を振り返る。
左が檜洞丸、正面奥が大室山。

12/28 11:42

12/28 11:51

あとちょい。

12/28 11:57

登頂〜〜〜〜！！！！
5年ぶり4回目です。

12/28 12:10

小屋の入り口から。

12/28 12:13

12/28 12:17

もうパラダイス

12/28 12:18

12/28 12:19

ガスが取れてきました

12/28 12:21

鬼が岩が！

12/28 12:31

鬼が岩から蛭が岳を振り返る

12/28 12:46

気持ちいい尾根が続く

12/28 13:01

塔ノ岳がはっきり見えて来ました

12/28 13:01

12/28 13:24

12/28 13:28

登頂〜〜〜〜！！！！
7回目です。

12/28 13:47

12/28 14:09

12/28 14:23

ようやく塔ノ岳に着きました。

12/28 14:35

早速ビールを買い込みます

12/29 2:54

夜中に起きたのでパチリ

12/29 2:54

夜景が凄かった。

12/29 5:54

朝食のおでん。

12/29 6:27

富士山〜〜

12/29 6:40

南アルプスをアップ

12/29 6:43

夜明け前

12/29 6:50

おお！！！！

12/29 6:53

やはりこの景色は宿泊者ならではの特権ですね。

12/29 6:51

見事な赤富士でした！！！

12/29 6:55

モルゲン蛭です。

12/29 6:52

ヤビツを目指します

12/29 6:58

このモルゲン尾根歩きも宿泊者ならでは。

12/29 7:02

まだ赤く染まってます。

12/29 7:03

12/29 7:10

誰もいなそうでした。

12/29 7:21

大山は遠い。

12/29 7:29

12/29 7:35

12/29 7:39

例の鎖場

12/29 7:40

人のいない時間に通過できて良かった。

12/29 7:58

12/29 8:07

三の塔の登り返し。
筋肉の疲労が顕著になってきました。

12/29 8:27

相変わらず三の塔からの景色は圧巻です。

12/29 8:27

三の塔に着きました

12/29 8:38

二の塔から菩提峠へ向かいます。

12/29 8:40

こちらを歩くのは初めてです。

12/29 8:50

大山が正面に

12/29 9:11

駐車場直前の下りはかなり不明瞭でした。

12/29 9:15

パラグライダーの発車台が

12/29 9:23

足があがらん・・・
この登り返しで心が折れてしまった。。。

12/29 9:41

ここも初めてですが、、、素直に最短ルートでヤビツに向かっていればと後悔。

12/29 10:04

心が折れていたのでバスに乗ってやろうと思いましたが、残念ながらバスは4時間後。。。
予定通り大山に向かう事にしました。

12/29 10:08

せめてものエネルギーチャージを。

12/29 10:40

いざ登り始めれば大山はすぐでした。

12/29 11:04

12/29 11:13

登頂〜〜〜〜！！！！
3回目です。

12/29 11:16

愛想のないおやじの店でビールと豚汁を頂きました。

12/29 11:36

凄い量！

12/29 12:10

こちら側に来たのも初めてです。

12/29 12:12

立派な神社でした。

12/29 12:15

お疲れ様です。
ここまで歩きてきてケーブルかい！！！
と思われるかもしれませんが、足の疲労と人の多さに我慢が効かず乗ってしまいました。

12/29 12:35

初の大山ケーブル。
現地にお金を落とすと言う大義名分で楽をしました。

撮影機器：

Canon IXY 630 Canon

SOV39 Sony

装備

個人装備

水場が無いので水量所持が難しかったですが 2ℓ+食事用500ｍでスタート。正直最低500ｍは足りなったかな。。。蛭が岳で500ｍ ヤビツで500ｍ買い足し。初日思った以上に暑くかなりの水分を体が欲してましたが先を考えて水量をセーブ。このセーブが翌日以降の筋肉疲労にダメージを与えてしまった気がします。これが大山ケーブルを使用してしまった原因かと。。

感想

pinkDJEBEL

最近はすっかりロングトレイルの魅力に取り憑かれてしまい日々地図を見て妄想する毎日ですが、まさに灯台下暗しとはこの事で、おひざ元丹沢になんとも綺麗なロングトレイルが引ける事に気が付いてしまいました！！！
私の職場は世間よりちょいと早い26日が仕事納め、かつその日は午前終業。
これを生かさない手はありません。

こうなると居ても立ってもいられなくなってしまいました。
このルートも以前ちょいとは考えた事がありましたが、その時は東側からスタートする事しか発想が無くどうしても途中で手詰まりになってしまったのでした。
しかし起点を山中湖側からにするとプランの選択肢は豊富で避難小屋泊を1日目に持って来る事で荷物の重量を途中で減らす事が出来ます。

何と言ってもこのルートの欠点は途中に水場が無い事です。
私はかなり水を消費する方で、以前夏場に西丹沢から大倉へ縦走した時は3ℓでも足りなかった程でした。
しかし冬場の今ならかなり水量を抑えれるのではないか？
最悪蛭が岳山荘で補充出来るので（実際ポカリを買いました）、2リッター+食用500mで挑めるのではないかと思い実行しました。
本音で言うとあと1リットル欲しかったのですが、私の場合はこれまた削る事の出来ないビールと言う必須嗜好品がありまして・・・
結局ビールは2.6ℓを持参。水量より多いという何とも愚行をしていまいました。
水場があれば多分バーボンを仕込んで減らす事が出来たと思いますが、水場が無いのはこういう所で重量の負荷を増やしてしまう要素になってしまいます。

1日目の宿泊は加入道山でほぼ一択。当日時間を巻ければ犬越路まで行く事も考えてましたが流石にあの重量では厳しすぎて断念。行かなくて良かったです。
2泊目は本来であればみやま山荘泊がベストでしたが、あえて無理して尊仏山荘にしたのはみやま山荘は宿泊経験があったので初物にこだわったのと、夜景・日の出を考えた場合尊仏山荘の方が景観が良いと言うのが決め手になり結果それは正解でした。
景色もさることながら、山荘で知り合った方と会話が弾み楽しい夜を過ごす事が出来ました。

ルートは全線においてよく整備されています。
全くの未踏だった西側も東海自然歩道と言う事で非常に手が入っており道迷いの心配は皆無です。
また8年前に歩いた時丹沢にしては未整備と感じた臼ヶ岳〜蛭ヶ岳間もかなり手が入った様で何の不安もありませんでした。

延々と主稜線を歩けるので、冬場の枯れ木と相まって開放的な気分でひたすら進むことが出来ます。
しかし最後の最後で筋肉にダメージが来てしまいました。
多分原因は水不足だと思います。
直近でこれよりハードな奥秩父縦走をやりましたが、その時よりも足の疲労は大きかったです。あれと比較すると水量消費の差しか原因は考えられません。
危うくヤビツでバスに乗ろうとする位でしたからね。
まぁ、結局最後大山ケーブルに乗ってしまいましたがw

いいルートだと思います。
ただ水量や枯れ木効果の景観を考えると比較的寒い時期限定ですかねぇ。