西丹沢古道探索とシロヤシオ・権現山〜西沢経路〜大滝峠〜旧東海自然歩道〜ショチクボ沢ノ頭。
- GPS
- 07:21
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,470m
- 下り
- 1,463m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:21
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〇西沢から権現山まで 廃道となっていますが、山林管理道ですので快適です。稜線から権現山頂まではヤセ尾根で崩落個所もあります。 〇西沢経路 水平経路なので谷筋では崩落がひどく通過は困難です。 〇大滝峠から旧東海自然歩道 信玄平まで抜ける水平経路ですが沢が多く、たびたびの出水により荒廃し危険なため平成4年から廃道となっています。 〇善六山〜ショチクボ沢ノ頭〜北尾根ルートで白石林道 支尾根も少ないので読図が出来る方なら初心者向きのVRとして打って付けのルートだと思います。ただ、善六山とショチクボの頭は広い山頂なので下降点がわかりにくいかもしれません。 それ以外の一般登山道は危険個所はありません。 登山届は西丹沢自然教室で提出。 トイレは西丹沢自然教室と畦が丸避難小屋にあります。 |
写真
感想
今の時期丹沢は、一年で最も多くの登山客が訪れていますので、朝から他県ナンバーの車でいっぱい。「西」もシロヤシオやツツジなどが咲き、とてもいい季節を迎えています。それにも関わらず、何もこの時期に古道探索などしなくても・・・とは思いましたが、今週はソロだったので気になっていた二つの経路の入口だけでも確認したくて歩いて来ました。
今回、山行中に思いつきでルート変更しているかの様なレコになっていますが、実はすべて計画通りでした。
崩壊が激しい旧東海自然歩道は水晶沢から先は藪が多く、温かくなったこの時期に歩くのは避けたかった事。
5月のこの時期丹沢に来る登山客は一年で一番多いので、出来るだけ人の少ないVRを歩きたかった事など。
ただ、予定外だったのは、RFには不可欠なコンパスを忘れた事でした。
ショチクボ沢ノ頭は樹林帯に囲まれた広い山頂です。ここで休憩していたら歩いて来た方角が解らなくなり、コンパスで降りる方向を探ろうと思ったらコンパスが無い事に気づく。最近RFは妻(goechan)に任せっきりだったので、普段から使わなかったのがイケなかった。仕方ないので木陰から見える権現山に地図の方角を合わせ、地図を整置し下る方向を探った。更に下る予定だった南東尾根は支尾根が多くRFが難しいので、比較的簡単な北尾根に変更した。いつも計画書には何通りものエスケープルートを記載しているが、初めて記載の無いルートでの下山となった。特に今回は単独行だったので反省です。
下山後はダニのチェックを兼て、ぶなの湯でさっぱりして帰りました。藪漕ぎした後のお風呂は大事です!
およそ3週間ぶりの山行でしたので短い距離にも関わらず、家に帰ってからもヘトヘトでした。体力・脚力があれば遭難のリスクが下がるので、もっと鍛えないといけません。
isさん、こんばんは
シロヤシオ綺麗ですね 今年はまだ見てないので見に行きたくなりましたが、もう遅いのかな...
僕も古道やバリエーションルートに最近ハマっているのですが、isさんはかなり前から古道やバリエーションのスペシャリストですので、考え方には改めて感心してしまいます。
それで本題ですが、少し前から南アルプス界隈の古い地図やガイドブックを買い漁っているのですが、少し丹沢も気になっていたので「山と高原地図・丹沢」の1989年版を手に入れました。
現在の「山と高原地図・丹沢」とは結構違いがあり楽しいですよ! 特に蛭ヶ岳南稜は一般登山道だったのは意外でした
また何か良い読み物などあったら教えてください
kaikaireiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
kaiさんも古道マニアですよね!
同じ趣向の人からコメントもらえると嬉しいですね〜
ちょっと前までハマっていたのが昭和19年(戦前)山と渓谷社発行の「丹沢山塊」古い写真と現代とのギャップが堪りません。計画書にまとめているので良かったらhttp://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-65435.html
蛭の南稜ですけど、平均勾配50%超えの急斜面なので一般的では無いですよね。でも廃道になって歩く人がいなくなったからこそ、南稜としての価値があるので、廃道扱いになって良かったと思ってます。kaiさんにも是非、蛭南稜を歩いて欲しいです。
シロヤシオ、去年が良かったので今年は裏年のようですよ。
それにしても鉄人kaiさんから「花を見に行きたい 」と言う言葉を聞くとは思いませんでした
isさんこんばんは。senです。
西丹沢のディープな世界、レコを見ていて楽しさが伝わってきました 。
まるで先人たちの息使いまで聞こえてきそう 。
丹沢古道探索、JVしたかったですね !
senpachiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
関西の山もなかなか良さそうでしたね 琵琶湖とカントリーロードがきれい!
でも丹沢でのVR歩きと違って関西の人気ルートを歩いているせいか、hisanoさんのボヤキが聞けないのが残念です
senpachi隊とJVで古道探索したかったですね〜、
丹沢でVRを熱く語れる人がいなくなって、ぽっかり穴が開いた感じです。
善六山&ショチクボ沢ノ頭はsenさんのレコを参考に歩く事にしました。今秋にも世附山神峠周辺も探索する予定です!
isさん、こんにちは。
面白そうなルートでとっても参考になりました。西丹沢のこのエリアはまだまだ未踏のバリルートが多く、これからもisさんのレコからいろいろと学ばせていただきます 。
旧東海自然歩道、やっぱりロストしますよね。自分も極力沿って歩こうとしたのですが、道が崩落して踏み跡も殆ど無い所が多々あり、何ヶ所かで道を見失いました。ここはどうしても時間がかかりますね。丹沢のバリでは最難関の一つだと思います。
ところでkaiさんが書いている古い丹沢の登山地図、僕は1986年版を持っています。若い時にその年の最新の地図として購入したのですが、宮ケ瀬湖が無いとか檜洞沢やユーシン尾根が破線のルートだとか、確かに比べると面白いです 4万分の1で沢が沢山載っているのも違いますね。
Futaroさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
丹沢の古道歩きも暑くなる前にと思って歩いています。真夏はジャブジャブと沢歩きがしたいですから。自分もFutaroさんのレコは一回の山行で三回分くらいの楽しみがあって毎回楽しませてもらっています。旧東海自然歩道はやはり崩落具合が厳しいので、焦らず今年の初冬にでもチャレンジしてみます。山神古道は週末にリベンジします。
1986年の地図ですか?それは興味がありますね 世附の富士見峠や織戸峠を結ぶ上法行歩道とか載ってたりするんでしょうか?今回写真に載せた昭和7年の地形図には檜洞丸への登山道の記載が一つも無かったのは意外でした。今では大人気の山ですが、当時はやっぱり秘境だったんですね。
isさん、今晩は。
上法行歩道は載って無いです。石尾根ノ頭と大石山の中間位から、東沢乗越に下るルートが破線で有ります。そこから東沢を下って、中ノ沢経路も破線ですね。書策新道はまだ無いですね。山神峠からユーシンに下る道や蛭ヶ岳南陵は実線です。山神峠から女郎小屋沢出合の近くに下る道が破線で有ります。やっぱり一番大きい違いは宮ケ瀬湖が無い事ですね。。。
Futaroさん、こんばんは。
上法行歩道は地蔵平と水の木馬印を結ぶ生活道ですし、東海自然歩道の候補にもあがった程の経路ですので、しっかり赤線で登山地図に載っているのかと思いました。一昨年歩きましたが1m程の巾もあったり、古道の面影が残っていてなかなか良かったです。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-368085.html
宮ヶ瀬湖は水を貯める前に見に行きました。当時の道路地図も残しています。古い地図は捨てずに残しておいた方が絶対良いですよね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する