仙ノ倉山北尾根~平標山


- GPS
- 28:09
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,641m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:38
天候 | 2024/2/24(土)曇り、夕方~夜は晴れ、風無し 2024/2/25(日)曇り、まさかの強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
タクシー(平標バス停~駐車場:12,000円程) |
その他周辺情報 | ●土樽共同浴場 岩の湯(500円) https://sp.yuzawaonsen.com/?page_id=182 |
写真
感想
Bちゃんと雪山テント泊。
どこも雪が少なく行先選びに悩むも、どうせ少ないなら仙ノ倉北尾根にしよう!と。
調べると今月1DAYで入った記録もあったので、2人でも行けるかもしれない。
Bちゃん3度目(内2度はラッセル敗退(4人))、yachimayuは初めて。
●ルート選び
もう1日あるなら日白山&タカマタギを回って駐車場に降りてくるのも楽しそうだが、今回は1泊2日。
しかも、雪山リハビリ中の2人なのでどこまでいけるか不安だったので、初日にどこまで行けるかで、
・平標山の一般登山道経由で駐車場まで下山
・元橋側登山口に下山し、バス&電車で駐車場まで戻ってくる
を選択肢とし、平標山についた時間で決めることにする。
2024/2/24(土)
●仙ノ倉山北尾根(~シッケイノ頭)
土曜は好天予報のはずが、高曇りでどんより(上越らしいと言えばらしい)。
駐車場から雪は少なく、群大ヒュッテまでもラッセル無し。
沢の水が流れているところでは、雪が解け靴を濡らす箇所があったほど。
昨日降雪があったはずなのだが、硬いザラメの上にサラサラな雪が7~8cm。
適当な箇所から稜線に上がるも、せいぜい膝上ラッセル。しかも雪はサラサラ。
稜線上までツボ足で上がる。
この先リッジが出てくるはずなので、標高1000mでアイゼン装着。
稜上も雪が少なく、笹や灌木が出ていて、なかなかうるさかった。
「シッケイノ頭手前まで行けたら、抜けられるかもね」と言っていたが、14時すぎにシッケイノ頭到着。
本日無風&今夜~明日も微風予報の為、稜線上に幕営。貸切。
ここまで真っ白で全く眺望が得られず残念だったが、夕方突然晴れ渡り、仙ノ倉や平標、谷川のほうまで見渡せた。
2024/2/25(日)
●仙ノ倉山北尾根(~仙ノ倉山)
am 6:00
星も綺麗な月夜だったので、期待していたのだが、あいにくの曇り空。
雪はしまって歩きやすく、予定どおり仙ノ倉山頂到着。
山頂直下も笹が出ており、ルート取りに苦労する。
このころからガスが出てきて、仙ノ倉山頂では眺望ゼロ(残念)。
●仙ノ倉山~平標山
幕営地から眺めていた平標山までの稜線は、滝雲の中で風が強い。
なだらかな尾根の為、ホワイトアウトし、一時道をロスト。
下り傾斜がきつくなり右手側が高いような感覚を覚え、どうにか稜線に復帰。
am 8:35 平標山頂到着。
う~ん、微妙に10:50のバスには厳しい時間だね。
●平標山から下山(~一の肩)
予報に反して山頂でも風は強めだったので、急いで下山することにする。
一の肩あたりで木道(階段)が出ている箇所があった。
通常でも風が吹き抜ける場所だと思われるが、そこで爆風となる。
(あとで2人で話したが、体感18m/sくらい)
耐風姿勢で耐え、風が弱まるのを待つが、なかなか弱まる気配が無い。
隠れる場所もハイマツすらない岩場についた木道で、一般登山道だがすっころぶとかなりの距離を滑落しそうな下り坂。
気温-10℃でこの風を浴び続けるとヤバイなぁと思い、両膝をつき、木道の端にピッケルをかけ、ハイハイでクライムダウンで降りる。
後で聞いたが、Bちゃんはお尻を付けて座って降りようとしたが、下から煽られる風でその方法は諦め、やはりクライムダウンにしたとのこと。
標高差にして50mくらいだったが、立ち上がれるくらいまで降りて来た時はほっとした。
●~登山口
傾斜も緩やかになり、樹林帯近く、安全圏となったので、ようやく休憩。
その後は雪山ハイクの様相で、半分埋まった「松手山」の標識に到着。
そう、こちら側に降りてきちゃっていました。
高曇りのおかげで踏み抜きはなく、サクサク下山。
20分程バスの時刻に間に合わなそうだったので、電波が通じる箇所でタクシーの配車をお願いし、正午前に駐車場到着。
直接下山でも13時下山予定だったので、まぁ結果オーライ!
久々に静かな雪山を堪能しました。ありがとー!
<感想>
Bちゃんがしきりに「ドカ雪ラッセルの北尾根を経験して欲しかった」と言うのだけれど(笑)、終始誰にも会わず貸切の山を楽しめて、これはこれで満足でした。
行先や下山路の選択、ホワイトアウトでのロストや爆風。
相談してアイコンタクトして決めていく過程やお互いにこう動くだろうと予想して行動するという工程が久しぶりで楽しかった。
また行こうね!
今回は「雪山テント泊」が目的だったのでこの時間設定だが、早出してサクサク歩けば、駐車場下山や1DAYもできるくらい雪は少なかった。
<装備>
・わかんは使用せず
・アイゼン
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