お花優しい稜線美&厳しい風雨晒され変幻自在。谷川連峰主脈(谷川→万太郎→仙ノ倉→平標)縦走。



- GPS
- 14:36
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,729m
- 下り
- 2,425m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:03
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:12
天候 | 30日・心地よい涼しい風に恵まれながらの晴天 31日・冷え切る北風に揉まれながらの雨天 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
入山日6:12発湯沢⇒土合駅下車410円。谷川岳ロープウェイ1230円 下山日12:40元橋BT⇒越後湯沢駅590円。高速バス15:21湯沢IC発帰路。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所そのものはありません。(完全に夏道です。) オジカ沢ノ頭に一か所クサリがありますがしっかりホールドすれば問題なしです。 全体的に踏み固めが効いていない分、足へのショックには優しいのですが、稜線トラバースの時に特に言えますが、雪解け後の斜面崩壊や細かなガレは”足元ワーク”に気を使う場面が殆どなので気が緩めません。 たおやかなで豊かな稜線上は”正にルンルン気分”を存分に楽しめます。総評イメージとしては”険しい風合い笹原の明るい稜線の連続”です。 仙ノ倉山から平標山及び山ノ家までは際立ってよく整備された木道の連続です。登山者に多く通行されているために、雨天時であっても木道特有のヌル着いたすべりはありませんでした。 |
その他周辺情報 | アフター 温泉はJR越後湯沢駅構内 CoColo湯沢2F タオル2枚付で800円。 食事はJR越後湯沢駅構内 CoColo湯沢2F 越後十日町 小嶋屋 創業88年を迎えた「へぎそば」の元祖。025-785-2081 |
写真
装備
個人装備 |
シュラフ(1)
マット(1)
バーナー(1)
ガスカートリッジ(2)
ライター(1)
医薬品セット
雨具(1)
ダウンジャケット(1)
ポール(1)
ザックカバー(1)
ツエルト(1)
着替え(2)
食料(6)
水5.5L
非常食2
三脚(カメラ用)
|
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共同装備 |
簡易GPS(1)
気圧計(2)
温度計(2)
ラジオ(1)
カメラ(1)
計画書(1)
|
備考 | すぐに煮炊きできるようなシェラカップお忘れ。 |
感想
この縦走は今年3月に子供達を連れて湯沢にスキー旅行へ行った時、スキー場からリフトアップしている途中に見えた「日本海と太平洋を分ける分水嶺の稜線」が強烈に印象に残って「コレは行くしかない」と心に決めて数カ月が経過。
スケジュール推す中、日常の予定表を見ればたまたま、この月末・土日と連休である事が判明。
早速プランを組み立てて、”季節柄(お花)”と”お天気推移”を睨みつつ最初は「単独行」とも思ったのだか、立案した”コース内容に自信”もあって”山好きさん”で”玄人さんならばきっと来る”だろう。と”飯豊山縦走”の時にお世話になった相方さんに打診をしたら”早速OK”のお返事を頂きました。
ただし内容的に問題点は
水取り(消費する水の確保)が難しい事。
事実、稜線上歩いていて”そそっ”と雪を掘りだすポイントには2カ所しか巡り合いませんでした。
更には今年”残雪の少なさは何処でも一緒みたい”なので、水取りは”原則不可能と考え”結果自前で担ぎあげる事に。
いつもお世話になっているメンバーの中でも燃費の悪い私は、この点を最も重視し、入山前の担ぎ出しで5.5L。前座の谷川岳の消費を差し引いて4.5(配分初日行動1.5L食事1.0L(夕朝)下山日1.5L)と計算しました。
初日は想像以上の快晴。(幸運に冷たい北風に吹かれ)クーラー状態。それでも、細かなアップダウンと万太郎までの細かい登り返しがボディブローの様に効いてきて、途中で雪とり(残雪で顔洗ったり。頭洗ったり)で凌ぎなんとか突き進みます。
それに引き換え”アスマシャクナゲの群生”にはホントお見事「ホンノリ甘い香り」が判る程のご盛況。(後に平標山ノ家の主談では、見頃は今週までで来週ではどうか?)の事。
処がお花に有頂天になってると、何となしに風向きが弱まり”仙ノ倉山から湧き出たモクモクした雲がかかった”かと思うと10分もしないうちに”あれよあれよ”と廻りが雲海に包まれ”荒れそうな”雰囲気。
超・ダッシュで非難小屋へ辿り着けてとっとと着替え、物干し開始。(この物干しって縦走では運営上結構重要なポジションを占める)。乾いた衣服って重宝するんです。
で、ケータイは圏外。ラジオから情報を得ようと暫くネバって、明日の天気予報を聞く。(6時まで小雨その後曇り→晴れ。とある。)
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翌朝3:40起床後、様子を見ても一向に回復の兆しはなさそう。
非難小屋内なのでパッパと支度して雨養生して出立。
ココから暫く鞍部の登り返しが結構きついガスの中、見通し利かずそのままエビス大黒ノ頭迄が長かった。(気分的な問題)
その後、仙ノ倉山への登りの途中天候の荒れ方から察して低体温症(登っている時は身体暖まるが、PH後のユルユルの木道で身体が冷え込む(運動量が少ないので)事を警戒。
途中岩陰にてザックバラシてホカロン養生し、そのまま進み”平標山山頂。山ノ家まで”を終える事が出来ました。
一番のサプライスは下山して平標登山口に着いたら、何と暖かいトン汁のおもてなし。
改めて聞いたら、5月の最終日曜日は平標山の山開きだそうで・・・。
コレは良い事を聞きました。あのお花畑満載の平標〜仙ノ倉は来年の山開きの日にリベン〜ジ。そう決めましたよぉ!!
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