柏原道〜霊仙山〜醒井
- GPS
- 07:16
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,324m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:17
天候 | 曇りのち雪、ごくたまに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り)JR東海道本線・醒ヶ井駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高速道路(名神?)をくぐった先に登山ポスト。 二合目までは沢沿いの道。だんだん沢から高さのある細道になります。雪の状態によっては注意。頂上付近は目印がなく悪天候時は道迷い注意。汗ふき峠までの榑ヶ畑コースは粘土質の泥濘で非常にスリッピー。 |
その他周辺情報 | 醒井は中山道の宿場町でいろいろ観光スポットがあります。梅花藻の名所としても有名。駅前に鱒料理が売りのかなやKitchenあり。お土産に鱒の甘露煮も売っているという(中は未確認)地元商店も1軒ありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
雨具
ニット帽子
靴
ザック
軽アイゼン
トレッキングポール
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
18きっぷ期間が始まりましたね。さっそくJRで行ける頃合いの距離にある山ということで鈴鹿の霊仙山に行ってきました。伊吹山のお向かいならまだ雪も期待できるかと思って選んだのですが予想以上でしたね。
柏原駅からスタート。駅で降りたのは私だけでしたが、山道に入ると2人分のトレースがあり今日先行している人がいる様子。柏原道は荒れ気味という話でしたが雪に覆われているせいかあまりそんな印象は持ちませんでした。
トレースを追って歩いていたら冬道の尾根ルートを歩いていて、920mピークの手前辺りで先行のお二人の後ろ姿が見え始めました。夏道には気づきませんでした、迂闊。じきに追いつきそうになったものの、ノートレースを迷わず歩く自信はなくところどころ雪が深いところもあったため、追い抜いてもまた道を譲ることになりそうと思い後をついて歩きました。ラッセル(という程までは雪深くないですが)泥棒…大変助かりました。この頃までは時おり青空も見えて展望にもひょっと期待をかけていたのですが。
霊仙山避難小屋手前の急登でついに人生最初のトレッキングポールをデビューさせたので、せっかくだしということでトレースを外して歩く。ちょうど2人組は小屋で休憩されるようだったので私はそのまま経塚山、霊仙山頂上を目指しました。尾根に出たせいもあってか風雪が強まり(さっきまでは青空も見えていたので実際天候は悪化していますが)、一時はこれがホワイトアウトかという有様に。スマホのGPSを確認しつつ尾根っぽいところを歩きましたが、頂上付近は目印の乏しいカルスト台地のためよく判りません。だいぶルートを外していました。分県登山ガイドにも霧・ガス発生時には注意とありましたが、まさにその通りでした。頂上周辺は雪が締まってアイゼンがよく効き歩きやすかったですが、時おり足が沈み込みます。ドリーネに雪が吹き溜まっているのか。
登頂後、予定では余裕があれば最高点と南西尾根の南霊山辺りまで足を延ばそうと思っていたのですが、時間はまだあるものの悪天候にすっかり気を挫かれてしまい早々に下山することに決定。霊仙山ピークと経塚山の間のコルからお虎ヶ池までの平坦部は全くルートが判らずGPSだけが頼りでしたが、じきにトレースが現れ安堵。誰とも会わなかったので落合や今畑からの周回か、やや不鮮明でしたしひょっとして昨日のものか。
さらに標高を下げるにしたがって雪の下に地面が見えるようになってきて道は鮮明になったものの、泥濘が酷く無茶苦茶滑ります。1回尻餅をつきました。汗ふき峠と山小屋かなやの間で登ってくる5人組とすれ違いました。東南アジアの人のようでしたが、こんな天気(人のことは言えない)、こんな時間から大丈夫かな。装備や服装は割としっかりしているようでしたが。今日出会ったのはこの2グループだけでした。長い林道と田舎道歩きを経て醒ヶ井駅へ。山ではゆっくり食事する余裕がなく行動食の甘納豆だけだったので、駅前の食堂でご当地グルメを楽しんで帰途につきました。あ、でも冷え冷え甘納豆は美味しかったです。加藤文太郎気分。
内容的には反省や学びの多い山行でした。中でも最大の反省点は悪天候を甘く見たこと。(ほとんどの時間帯てんくらCでした) 頂上付近の一番道が判らないところでスマホを壊すなどの1ミスが加わっていれば遭難だったかも… その場合避難小屋まで戻って天候回復を待つか来た道が判れば引き返すとなったかと思います。良かった点もあって、寒さ対策は概ね問題なく、まだ防寒着とアウター手袋を残していたのでその場合でも余裕はあったと思います。風が強まるとニット帽から一部出ている耳が冷たかったので、これは要対策かな。あと停滞するなら0.5Lの魔法瓶だけでは暖が足りないかも。山での調理に関心が薄いので火器は持ってないんですよね。
とまあいろいろと考えることはあるものの、ある意味好天の時以上に雪山を体験できて楽しかったです。今シーズン中に念願のトレッキングポールデビューも果たせましたし。代わりに展望には恵まれなかったのが残念なので再訪したいところ。醒井の梅花藻やオハツキイチョウの季節がいいですね。私は釣りは嗜みませんが、途中にある醒井養鱒場も興味が湧きます。ただ榑ヶ畑コースの酷い泥濘や、醒井までの長い舗装路歩き、あと行程が長いのに途中にトイレがない(今回寒さと花粉症の薬のせいで普段よりトイレが近くて焦りました)とかネガティブな要素も。何かしら一つでも解決策が見つかれば一気に意欲が高まりそうです。
【追記】
分県登山ガイド滋賀県の山では最高点が霊仙山頂上の扱いになっていて、登頂認定されませんでした…天気のいい時にまた来よう。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●霊仙山(鈴鹿山脈十座)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する