霊仙山・ソノド縦走未遂〜崩れ行く霊仙山について思うこと
- GPS
- 11:01
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,512m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 10:35
天候 | ガスのち晴れ、ガスの中は強風極寒 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
落合登山者用駐車場―キャパ20台程度 人気の山にしては、小さすぎです。 路駐多数 その他の登山口) 榑ヶ畑ルート) ◎榑ヶ畑の林道は通行止め。 写真を参照ください。 徒歩でも通行止めなので、 榑ヶ畑登山口は入山も下山もできません。 ☆廃道になる可能性「大」 谷山谷・梓河内登山道) 10年前から通行止め。 復旧見込みなし ☆廃道確定済 参照。米原市HP。 https://www.city.maibara.lg.jp/soshiki/keizai_kankyo/shoko_kanko/kanko_info/spot/3487.html 柏原ルート) 登山口周辺の空き地は、駐車することが 躊躇われる雰囲気。 JR柏原駅隣接の予約制駐車場は、 4/30で廃止。 今後は、電車利用でのロング登山一択に。 榑ヶ畑へ周回できないとなると 廃れてゆく可能性有。 https://btimes.jp/shiga/park/48302/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
注意箇所) ◎西南尾根 →全般にマーキングは少なく歩きづらいです。 福寿草が見頃でした。 ◎谷山〜薮谷林道 →谷山山頂の南尾根から下るのが 正解だったようです。 下降点が分かりづらいです。 ◎汗ふき峠分岐 →お猿岩〜汗ふき峠間の道が 東側の斜面に、付け替えられています。 分岐に榑ヶ畑へ下りても、 林道を歩けない旨の 案内表示が必要では? ◎大洞谷 →砂防ダムの整備により、 源頭部からの登山道は、 急傾斜の道に付け替えられています。 補助ロープあり。 渡渉箇所は以前の 細々とした流れの箇所ではなく 下流の川幅が広い場所になっています。 雪解け増水中の渡渉箇所に橋はなく、 あるのは丸太とか ゆるいロープだけなど 渡渉も急坂も、難易度が上がっています。 ☆☆ 周回ルートは、反時計回り推奨 |
その他周辺情報 | 醒ヶ井の林蔵坊 https://www.gaido.jp/clickalbum/93777.html 名神多賀SAに日帰り入浴施設があります。 |
写真
感想
3月30日、霊仙山から、鈴鹿50座のソノドへ
縦走しようと目論みました。
ソノドは、時山から登りますと
単調で距離が長く、道も険しそうなので
霊仙山から歩きやすい林道を経由してと、
良いとこどりの計画のはずでした。
しかし軽々と通過するはずだった
霊仙山の西南尾根で
ガスが急に濃くなり、
ルーファイに手こずり、
初体験の谷山周辺で
下降点の見極めに手こずり
大幅なタイムロスを挽回できず
縦走は、時間切れで未遂に
終わってしまいました。、
反省点を次回に活かしたいと
思います。
今回、7年ぶりに霊仙山を歩いた
次第ですが、林道・登山道の
通行止めが増え、
植生の裸地化が進み
7年前より、さらにハゲ山化していて
霊仙山も、近隣の伊吹山のように
大きな土砂崩れが
いずれ起きてしまうのではと
感じました。
かって一面を覆っていたクマザサが
一斉枯死現象のあと、鹿の食害で
下層植生の回復が進まず、その間に
土がどんどん流れてしまい
悪循環が止まらない現状。
ササがなくなり、カルスト地形が
露出し、展望は素晴らしくよくなり、
景観の魅力は大きく増しましたが、
反面、花の百名山を冠する山なのに
今見られるのは、
鹿の直接の食害を受けない、
福寿草、山芍薬、馬酔木、エビネなどに
限られてしまっている現状に
寂しさを感じます。
今回の、榑ヶ畑の通行止めで
登山道の選択肢がさらに
狭められ、霊仙山の楽しみ方が
損なわれてゆく懸念も感じます。
色々な大人の事情で
昔の霊仙山の姿を見ることは
もう叶わないと思いますが
今、見られる雄大な地形美
稀少な花たちだけでも
これ以上崩れることなく
守られてほしいと思いつつ
下山しました。
(愚痴を失礼しました)
コメント
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福寿草の黄色は、春を代表するビタミンカラーですね。
満開の姿が見たかったところですが、半開きの様子も
可愛く思いました。以前はもっと広範囲に分布していた
そうですが、現在の生息域は、登山口と西南尾根のみに
なってしまいました。
石灰地質で貧弱な土壌を維持するのに欠かせなかった
下層植生が、鹿の食害で回復できないままらしいです。
温暖化で雪が減っていることも、水分減少の
原因なのでしょうね。寂しく思います。
komakiさん 早朝から20Km強、しかも難所歩き・・お疲れさまでした。
可愛らしく咲く「福寿草・コノメソウ・ショウジョウバカマ・カタクリ」も
見られ気分も高まったのでないでしょうか🥰♬
笹原の枯渇・カルスト地形の増大など、今後 大雨等により「伊吹山」と同様、
登山道の崩壊の恐れも・・😓💦
いつまでもも美しい姿を保って欲しいですが、色々問題もありますね〜。
約30年前、登山を始めた頃・・友人(達人)に「霊仙山」を案内してもらった時、
「最高点〜近江展望台にかけて ず〜っと『福寿草』の群生が続いていた光景〜」
を今でも鮮明に覚えています。
しかし、年々咲く場所も狭まり 花数も少なくなってきたことは寂しいですね。
ソノドまでの延伸で、計画時に18kmでしたので、
予定を遂行しないのに、谷山周辺の徘徊で、距離が
延びてしまいました。早立ちして正解でした。
15年前に、自然発生したササ枯れ以降
鹿の食害などで植生が回復せず
土が流されて、ハゲ山状態になってしまいました。
保水力が落ちて、山中のドリーネ穴が増えていることも
驚きました。今回の、榑ヶ畑林道の崩落など
もし巻き込まれていたらと思いますと
崩壊リスクを抱えた山になったのだと
思いました。
福寿草の群落も、鹿と人減の踏みつけで
減少してきていて寂しく感じました。
こんばんは
霊仙はかれこれ10年歩いておりません
アルプスを感じさせる西南尾根から続く稜線を思い出します😄
榑ヶ畑からの林道が通行止となり
今では今畑からの一択状態ですね
以前登った時は榑ヶ畑の登山口にある神社のお祭りと重なってかなり下から歩いた記憶がありますが、あの祭礼もどうなったのやら。
魅力のある霊仙が今のままで残ってくれることを願うばかりです🤗
霊仙山の、柔和で伸びやかな山頂部の眺めは
近隣の山では得難い景観ですね。
西南尾根は、アルペンムードもあって
楽しい道ですね。
仰るとおり、現状は落合からの
一択になってしまい、伊吹山のように
鹿だけじゃなく、人間のオーバーユ−スも
懸念されます。
八坂神社の祭事は、廃村になってもずっと
続けられていると聞きます。
今年は執り行えるかどうか微妙ですよね。
10年前と現在では、かなり状況が
変りましたが、これ以上変わらずにいてほしいですね。
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