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Yamareco

記録ID: 66299
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

御嶽山(3067)〜継母岳(2867)〜三浦山(2393.5)往復

2010年05月30日(日) [日帰り]
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rieko その他1人
GPS
--:--
距離
14.5km
登り
1,967m
下り
1,961m

コースタイム

田の原観光センター駐車場5:00-9合目石室6:15-御嶽山山頂7:20・30-継母岳分岐ー継母岳8:50・55-2680メートル分岐ー2647メートルー三浦山(みうれやま)11:15・20-2680メートル12:30-継母岳鞍部14:00・05-継母岳分岐15:00・05-御嶽山山頂15:25・30-王滝頂上山荘から雪渓で降りるー駐車場17:00
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
前夜9時に家を出る。田の原に着いたのが、1時30分。少し仮眠をとり5時に出る。
何台か車が止まっていたが、一番早い出発。帰りも1台も車がなかったので、山で人と会うことはなかった。

30年ぶりにいやもっとになる、田の原からの入山である。今回は三浦山まで行きたいので、コースの短い田の原からの入山にした。

トイレも登山届もあります。緑のきれいな自然公園の道を少し行くと、雪が出る。朝が早いので雪は固い。9合目あたりは凍っていて慎重に行く。冬靴にピッケル・ストックなので、朝早く出るときは、アイゼンがあったほうが安心です。

なんと今回は4回ライチョウを見ることができました。
山頂までは道に雪こそあれ、心配するところはないです。展望も素晴らしかった。

山頂を後に継母岳分岐まで降りる。天気が良いので山が見えて安心です。お鉢周りの途中から、継母岳は下りていきます。もろい岩です。印は、ケルンが積んであります。途中から雪渓を鞍部まで降りる。帰りはガスが出て間違えるといけないので、ケルンを見ながら、分岐まで登る。

魔利支天山も見えます。継母岳の登りは岩がもろいので慎重に登っていきます。展望もいいです。これから行く三浦山がはるかかなた下に見えます。

継母岳から、痩せた岩稜も南へ下ります。隣合わせに地獄谷が覗き込むと引き込まれそうになり、バランスを壊すと其のまま落ちてしまいそうな、痩せ岩尾根です。

岐阜・長野県界を2680メートルまで行き、ここから2647メートルの小ピークを目指して下りていきます。露岩・草付き・背の低いはい松・が入れ替わり立ち替わり現れますが、この尾根のはい松はそれほど苦労せずに進みます。継母岳からは印はないです。自分でコンパスを見て歩きやすいところを歩いていきます。ガスが出ていると分岐がわかりずらいです。天気がいいので行く山が見えて安心でした。
地図上の2380メートルの等高線に囲まれる平に見えるところは、上から見ていたら、緑のじゅうたんを,ひきつめたように見えたのですが、とんでもない。
踏み込んでみると、背の低いはい松とシラビソがミックスして、はい松の下は、凸凹の溶岩で油断すると間に落ちてしまします。落ちると足を抜くのに大変です。冬靴で重いので大変です。ここが1番の難所。250メートル横断して台地西端にある三角点まで行きつきません。10時ころから雲が出始めて、山がガスの中に入り見えなくなってきたので、帰りのことも心配になり、残念ですが三角点まではあきらめて、下山。
帰りは継母岳まで500メートル・継母岳の鞍部から300メートルの登りが待っています。ガスは御嶽山山頂から下山するときになって、少し薄れてきました。
王滝山頂からは、疲れているのに、グリセイドーで降りてきました。振り返ると自分の下りていた雪渓がよく見えていました。

天気がよいと行く山が見えるので安心ですが、ガスが出ると、コンパスが頼りになります。今回はきちんと地図読みができました。
朝早く、雲海がきれい。
2010年05月30日 05:22撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 5:22
朝早く、雲海がきれい。
中央アルプス
2010年05月30日 05:22撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 5:22
中央アルプス
8合目あたりでライチョウを見る。
2010年05月30日 06:39撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 6:39
8合目あたりでライチョウを見る。
凄い音と噴煙
2010年05月30日 06:54撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 6:54
凄い音と噴煙
御嶽山山頂

後ろは北アルプス
2010年05月30日 07:18撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/30 7:18
御嶽山山頂

後ろは北アルプス
左に富士山も見える。
2010年05月30日 07:18撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:18
左に富士山も見える。
三浦山へ続く稜線
2010年05月30日 07:49撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:49
三浦山へ続く稜線
分岐から継母岳に行く。
2010年05月30日 07:49撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 7:49
分岐から継母岳に行く。
鞍部から継母岳を見る。
2010年05月30日 08:18撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 8:18
鞍部から継母岳を見る。
継母岳山頂
2010年05月30日 08:51撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 8:51
継母岳山頂
帰りは継母岳から300メートル登ります。
この山の向こうに御嶽山があるんです。
2010年05月30日 08:51撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 8:51
帰りは継母岳から300メートル登ります。
この山の向こうに御嶽山があるんです。
継母岳から、痩せ岩稜を行く。
2010年05月30日 08:59撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 8:59
継母岳から、痩せ岩稜を行く。
遠くに、緑の台地があります。三浦山です。

緑は藪です。
2010年05月30日 09:04撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 9:04
遠くに、緑の台地があります。三浦山です。

緑は藪です。
地獄谷です。
2010年05月30日 09:10撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 9:10
地獄谷です。
緑はみんな藪です。
2010年05月30日 09:57撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 9:57
緑はみんな藪です。
岩はとても脆いです。
2010年05月30日 10:07撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 10:07
岩はとても脆いです。
2010年05月30日 10:18撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:18
低いはい松でここが一番楽でした。
2010年05月30日 10:51撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 10:51
低いはい松でここが一番楽でした。
はい松とシラビソが少しづつ、深くなります。

台地西端の三角点まで行けません。
2010年05月30日 10:58撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 10:58
はい松とシラビソが少しづつ、深くなります。

台地西端の三角点まで行けません。
2回目のライチョウ。
2010年05月30日 11:38撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:38
2回目のライチョウ。
ガスが出たほうが地獄谷が見えません。
2010年05月30日 13:32撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 13:32
ガスが出たほうが地獄谷が見えません。
2010年05月30日 14:04撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 14:04
1の池
2010年05月30日 15:11撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 15:11
1の池
もう一度御嶽山山頂
2010年05月30日 15:20撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 15:20
もう一度御嶽山山頂
三回目のライチョウの、夫婦
2010年05月30日 15:59撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 15:59
三回目のライチョウの、夫婦
4回目です。
2010年05月30日 16:00撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 16:00
4回目です。
グリセイドーで降りて行きます。
2010年05月30日 16:06撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/30 16:06
グリセイドーで降りて行きます。
登山口。
2010年05月30日 16:50撮影 by  u795SW,S795SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 16:50
登山口。
撮影機器:

感想

田の原から入るのは本当に久しぶりです。スキー場も広くなっていて、緑がきれいです。
山にいるあいだ、だれとも会うことはなかったです。
継母岳だけでも展望も違うし、御嶽山は大きい山だということがわかりっました。2680メートルを県界沿いに行くと、上俵山へ行けます。ちがった御嶽山の姿を見ることができて、今回の山は良かったです。
はい松を漕ぐのは本当に大変です。雪があるほうがいいのか。アプローチのことを考えるとどちらがいいのか分かりませんが、それでも今回は、地図読みの大切さ。人任せはいけないんだと。それと地図読みは楽しいこともわかりました。

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コメント

読図
riekoさん、こんにちは。

御嶽山頂から700mほど下って、また戻ってくるなんて
大変な(ちょっと気が滅入りそうな)ルートですね
間近から御嶽を望める展望台なのでしょうか?

読図は面白いと思います。沢を始めた頃からその必要性
を痛感し、少しずつ独学(実地訓練)で学んできました
が、最近では面白いと思えるようにまでなってきました

ヤブ漕ぎが大変だったようですね。ヤブ漕ぎ3大苦は「熊笹・
石楠花・ハイマツ」だと思います・・・

PS 今回の写真を見たら、今度は縦走に行きたくなりました
2010/5/31 10:54
御嶽山は見えません
ありがとうございますyoshi629さん

稔君が好きなんですよ。クマ笹も大変ですが、まだ進みます。はい松は木の上に乗って進みますから、体重の軽い私は大変です。今回も最後がシラカバの木まで混じっていたので頑張りがいりますね。
でも楽しいです。ガスが出てくると
2010/5/31 11:15
御嶽山
riekoさん、こんにちは。

御嶽山、やはり素晴らしい展望ですね。
雷鳥も沢山生息しているのですね。

私はまだ御嶽山に登ったことがなく、近々に行きたい
なあと思っていました。(今年中に実現したい)

最初なので、今回のriekoさん達と同じ田の原から
入山して継子岳まで歩こうと思っています。
2010/5/31 12:36
最後の3000m峰
私も御嶽には登った事が無いので、登りたいです。国内
最後の3000m峰なので、是非
冬も良いし、鈴ヶ沢東俣で田の原に出て、それから登っ
ても面白そうです

稔さんはヤブ漕ぎが好きなのですか  そういえ
ば、うちの会にも大好きな人がいました。大学の時に
ワンゲルで道無き秘境ばかり歩いていたとのこと
2010/5/31 13:42
御嶽山
ありがとうございます。youtaroさん

御嶽山はきれいです。ただ、季節で込みますから。やはり信仰の山で沢山の信者さんもいます。ご来光も沢山の人が見に行きます。

秋の紅葉もきれいで人が多いです。ここら辺では、観光地です。
2010/5/31 16:16
鈴が沢東股
いいですねyoshi629さん。
まだこの沢には出かけていないんです。日帰りできるんですが、小三笠山を越えて中股へ下降するところがわかるか心配で。出かけた人によると、コンパスで調べて行けば大丈夫ということです。
2010/5/31 16:22
今は静かですね
こんばんは、riekoさん

御嶽、私も久しぶりです。
田ノ原までのアプローチが長く、独特な雰囲気を持つ巨大な山という印象が強いです。

夏は富士山のような賑わいを見せるのに、今の時期は静かなんですね。

この山は観光がてら何度か登りましたが、じっくり登ったことはありません。
こんな時期に登ると、かえって山の大きさを感じられるのではないでしょうか。

静かな時期にじっくり歩くのがいい山かもしれません。
2010/5/31 20:24
本当に静かです。
今の季節がいいですねtaka4さん。山の大きさに驚いてます。同じ山でも季節で姿を変えてくれます。自然の大きさははかり知れません。
2010/6/1 10:46
ほとんど雲海の上で?
 riekoさん、こんにちは。

 当日、私は岐阜県可児市にずっといたのですが、
そこからは御嶽山の姿を見ることはありませんでし
た。写真を拝見しますと、天候良かったようで、
ずっと雲の上に居たのでしょうね。
私自身、登山を始めて3年目に入りますが、今までに
雷鳥に遭遇したのは2回で、2回ともがこの御嶽山
です。結構な数が生息しているのでしょうね。
2010/6/1 17:32
山が違いますね
そちらの山は高そうなのでとても雄大見えますね・・・・緯度が高いので低山のわりには残雪が多い北東北の山です。
2010/6/2 4:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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