蝶ヶ岳 残雪期

2024年04月29日(月) ~ 2024年04月30日(火)

• GPS: 13:53
• 距離: 66.8km
• 登り: 2,655m
• 下り: 2,626m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:53
• 休憩: 1:12
• 合計: 8:05

距離 52.9km 登り 2,528m 下り 1,377m

5:39 上高地バスターミナル
5:45 5:45 河童橋公衆トイレ
5:52 5:53 小梨平
6:25 6:25 明神館
6:27 明神橋
6:28 6:29 明神館
6:33 6:33 徳本口
7:11 徳沢公衆トイレ
7:12 徳沢ロッヂ
7:12 7:12 徳沢公衆トイレ
7:18 7:30 徳澤園
7:34 7:39 徳沢公衆トイレ
7:40 7:47 徳澤園
7:53 徳沢公衆トイレ
7:54 8:05 徳澤園
9:31 9:58 チューダイ広場
10:02 徳沢ロッヂ
10:02 徳沢公衆トイレ
10:18 チューダイ広場
10:22 チューダイ広場
10:24 ひょうたん池
10:24 明神岳4峰
10:27 西穂独標
10:32 三本槍
10:53 二俣
10:55 明神池
10:55 嘉門次小屋
12:23 12:25 長塀山
12:32 12:32 カモシカの池
13:03 13:05 妖精の池
13:36 13:36 蝶ヶ岳
13:41 13:46 蝶ヶ池
13:48 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:55
• 合計: 5:40

距離 14.0km 登り 136m 下り 1,277m

13:48 蝶ヶ岳ヒュッテ
7:18 7:19 蝶ヶ池
7:23 7:23 蝶ヶ岳
7:41 7:41 妖精の池
8:01 8:01 カモシカの池
8:10 8:11 長塀山
9:41 9:41 チューダイ広場
10:31 10:47 徳澤園
10:48 10:51 徳沢公衆トイレ
11:32 11:32 徳本口
11:36 12:12 明神館
12:44 小梨平
12:53 12:53 河童橋
12:58 上高地バスターミナル
12:58 ゴール地点

天候

　1日目4月29日晴れ時々曇り全日ほぼ無風。気温4℃くらい。
　2日目4月30日昨晩から強い雨、パノラマ銀座稜線上強風。8時くらいから雨は弱まり、10時くらいには小雨になりました。気温6℃くらい。
　蝶ヶ岳ヒュッテの小屋主さんから安全のため長塀尾根から徳沢方面に下山して下さいとのことでした。横尾へ下山予定の登山者も徳沢方面への下山を説得されていました。稜線上は危険なレベルの雨混じりの強風でした(蝶ヶ岳あるある)。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

　アルピコ交通で早朝5時に上高地バスターミナル着。装備を整えて6時くらいから登山開始。
　予定は上高地から徳沢。徳沢から長塀尾根を登って蝶ヶ岳登頂。蝶ヶ岳ヒュッテ宿泊。翌日登りと同じコースをピストン。
　1日目は晴れと曇でほぼ無風。上高地から徳沢までは雪も無く、良く乾いておりハイキングコース。
　徳沢から標高2100メートルくらいまでは雪は無く、つづら折りの坂。少しばかり急登。
　標高2100メートルくらいから雪が出始めたのでアイゼン装着。雪質は固めに締まっており、まだこの季節では雪の踏み抜きは無い感じでした(踏み抜きのトレースはありますが、あまり多くありません)。
　所々シャーベット状でアイゼンワークをおろそかにしていると、たまにアイゼンが効かずに滑るくらいの雪質です。5月後半の雪の状態に比べれば至って登りやすい雪質でした。
　長塀山、妖精の池を超えて稜線上に来ると雪は所々なくなってアイゼンでザレ場を歩行する必要が有りました。
　2日目の下りは蝶ヶ岳ヒュッテから長塀尾根まで少し稜線を歩く必要がありますが、昨晩からの雨混じりの強風のため注意しながら歩行が必要でした。
　妖精の池を過ぎてからは樹林帯のため風の影響は少なくなりました。そこから標高を下げていくにつれて風の影響は無くなっていきました。雨あしは時間が経つにつれて小雨になしました。アイゼンは登りと同様に標高2100メートル地点で外しました。

写真

4/29 5:08

　また来たよ上高地。運転手さんありがとう。ここから準備を整えて出発します。

4/29 5:45

　いつものベタな風景。でも飽きませんね。

4/29 6:24

　明神館。上高地バスターミナルから徳沢までは雪はありません。気温も6℃くらいでハイキングコースです。

4/29 7:14

　徳沢到着。長塀尾根に向けて少し休憩。

4/29 7:23

　道草カレーを食べたかったのですが、時間的に早くて食事メニューをやっていませんでした。代わりにカフェラテ。

4/29 8:03

　長塀尾根の長い登り。さあ出発。ちなみに、気温が暖かくなってきたのと、滑落の危険も無いためハードシェルは着用せず登ります。

4/29 9:37

　標高2100メートル付近。少し雪が出てきました。まだツボ足で大丈夫ですが、早めにアイゼンを装着しました。

4/29 9:59

　標高2100メートルより雪が出始めます。雪質は全体的に締まっていて、踏み抜きは余り心配しなくても良い程度です。
　表面はシャーベット状の場所も多く、アイゼンワークをおろそかにするとアイゼンが滑ってずり落ちることがあるので、場所によってはキックステップを使用して安全に登って下さい(普通の雪山経験者なら全然大丈夫です)。雪の量は多くても膝ぐらいまでです。

4/29 11:11

4/29 12:21

　やっと長壁山到着。もうヘトヘト。

4/29 12:45

4/29 13:03

　妖精の池です。

4/29 13:35

　蝶ヶ岳の稜線上に出ました。稜線上は風で飛ばされるのか雪はありませんでした。

4/29 13:37

　パノラマ銀座〜。動けなくなる景色です。大キレットです。

4/29 13:37

　北穂高岳に、ザイテングラートと奥穂高岳、前穂高岳。涸沢岳は雲に隠れています。

4/29 13:37

　動けなくなりますね〜。しんどい思いをして登ってきて良かった。報われました。山登りは、まるで人生そのもの。

4/29 13:42

　本来は蝶ヶ池のある場所です。地図では蝶ヶ池になっていますが実際見たことがありません。どなたか蝶ヶ池を見たことがある方いますか？見たことがある方コメント下さいm(_ _)m。

4/29 13:49

　蝶ヶ岳ヒュッテ。

4/29 14:10

　蝶ヶ岳ヒュッテ、お昼のカレーとモツ煮。

4/29 17:30

　外トイレ。小屋内部のトイレは調子が良くないらしく使用制限がかかっています。小屋内部のトイレの使用時間は夜の7時から朝の6時まで。それ以外の時間帯は外トイレを使用してくださいとのこと。

4/29 17:33

　蝶ヶ岳ヒュッテの夜御飯。美味しかったです。特にサバの煮魚が美味しい。ここのお味噌は自家製とのこと。少し甘味がありこれまた美味しかったです。稜線上の水の確保が難しい山小屋で、これだけのお食事を頂けるのは本当に感謝です。

4/29 17:59

　テント泊や外来向けの充電は売店の向かい側にあります。充電1回200円。
　この写真は宿泊者向けで、談話室にある充電コーナー。無料で充電可能です。タイプBとiPhoneの充電端子がもとからありました。タイプCの方はケーブルの持参が必要ですね。それとタイプAの充電端子があるので100ボルトのコンセント端子の持参は不必要ですね。

4/29 18:13

　絵になる山小屋。

4/29 18:13

　食後の至福のひととき。

4/29 18:13

　食後の至福のひととき。

4/29 18:13

　食後の至福のひととき。

4/29 18:13

　食後の至福のひととき。

4/29 18:21

　色々な思い出が詰まった蝶ヶ岳。

4/29 18:31

　瞬間だけ顔を見せてくれた槍ヶ岳△

4/29 18:31

　ほんとに絵になる〜！

4/29 18:35

　槍沢かな。

4/29 18:35

　大キレット。

4/29 19:52

　談話室にあった「山登りはじめました」

4/29 19:52

　なんとサイン本！

4/29 19:53

　蝶ヶ岳ヒュッテの電波事情ですが、AUは普通に入ります。ドコモは室内の場合、安曇野市側は通信速度が遅いけどなんとか電波が入りました。メールの確認や天気予報、文字ファイル主体のホームページならなんとか閲覧可能です。
　ドコモの場合、山小屋を出て安曇野市側の稜線上か蝶ヶ岳山頂ならばもう少しマシに通信可能でした。暖かい服装で外でネットサーフィン可能です。

4/29 19:53

　飲料水はここで購入可能です。蝶ヶ岳ヒュッテは稜線上の頂上小屋なので水は非常に貴重ですね。お湯は売店横にあるポットで購入可能です。

4/30 6:05

　朝食。朝からご飯とお味噌汁をお代わりしました。今日は雨の中、徳沢まで下りです。

4/30 7:19

　稜線上は風が強いです。足速に妖精の池まで下ります。

4/30 7:19

　蝶ヶ岳ヒュッテありがとう。また来る日まで。

4/30 7:33

　蝶ヶ岳周辺、叩きつける雨と強風。

4/30 10:32

　徳沢まで下りてきました。ここで少し晴れ間が出て来てカッパ(ハードシェル)を脱ぎました。

4/30 10:53

　ニリンソウは、まだ三分咲きくらいですね。

4/30 11:16

　可憐。

4/30 11:29

　梓街道を明神館まで帰る途中、お猿さんが真横っ！「おい余所者端っこ通れよ」と言わんばかりの迫力！スイマセン。

4/30 11:37

　やっと到着明神館。ここも蝶ヶ岳と一緒で思い出の山小屋です。

4/30 11:40

　皆さん左下にご注目。

4/30 11:43

　リンゴビールです。北アルプスの梓街道の帰り道は、いつも明神館でこのリンゴビールを飲むのが習わしです。
　下界に帰っても、このリンゴビールを飲んで上高地を思いだします。

4/30 12:52

　上高地は、ぱっと見ても食用可能な植物の宝庫ですね。梓街道の途中もフキのとうが山程自生していました。

4/30 12:58

　やっと上高地バスターミナルに帰ってきました。無事下山、これにてお開き。

4/30 13:41

　お昼ご飯は、小梨食堂のソースカツ丼。これまた美味しい。

4/30 14:07

　お昼ご飯のあとの小梨の湯。

4/30 15:31

　ありがとう上高地、また来るときにも笑っておくれ。

4/30 17:02

　やっと購入できた「河童のひるめし」今日は運良く残っていました。

4/30 17:03

　帰りのバスの夕食です。これまた美味！

撮影機器：

SH-41A SHARP

感想

m_m_1214

　残雪期の北アルプス。一度横尾の避難小屋を利用して厳冬期の蝶ヶ岳に登ってみたいなと思いつつ、流石に難しいかなと思い、いつも残雪期に蝶ヶ岳と涸沢に行きます。
　久しぶりの上高地、本当に充実した登山でした。
　途中、長塀尾根の標高2100メートル以上からGPSの調子が悪くなり、あっちこっちに現在位置が飛びました。とりあえず山行データをアップして、後日データの補正をしたいと思います。