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記録ID: 6757548
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講習/トレーニング
丹沢

TTT(丹沢 to 高尾)〜最後は大失速〜

2024年05月04日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
49.7km
登り
3,907m
下り
3,887m

コースタイム

日帰り
山行
15:12
休憩
0:23
合計
15:35
0:01
33
0:34
133
2:47
54
3:41
74
4:55
61
5:56
105
7:41
8:04
55
西野々のセブンイレブン
8:59
31
9:30
45
10:15
56
12:02
26
12:28
17
12:45
55
13:40
47
14:27
69
15:36
高尾山口駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
 コース中唯一の破線区間となる石砂山〜石老山は、スマホアプリとGPSで現在地を確認しながら進みましたが、意外に踏み跡は明瞭でした。
 山と高原地図には、石砂山から牧馬峠までの東尾根について、「ヒルが多い(入口から合流点まで全箇所)」と記載されています(現地にも「ヒルがいます」的な看板が何か所かあり)が、通過した時間が涼しい時間帯だったこともあるのか、ヒルによる吸血もなし。ちなみに、破線区間の所要時間はちょうど1時間でした。
 ただ、破線区間はスマホ圏外で、ほぼ人が通ることもないと思われるので、単独の方は滑落・転倒等による怪我に細心の注意が必要です。心配な方は北側の一般登山道を利用してください。
 詳細は以下のとおりです。

【石砂山〜牧馬峠】
 石砂山から下る東尾根については、地形図のルートどおりに進むと石砂山山頂からすぐのあたりは踏み跡がほとんどなく、枯葉の降り積もった急斜面を滑るように下ります。
 しかし、北東方向に50mほど下ると、急に踏み跡が明瞭になります。その地点の上方にも踏み跡が続いていたので、地形図のルートよりも石砂山山頂からもう少し北側(大石神社側)に進んでから下る地点を探すと最初から踏み跡がある可能性があります。
 踏み跡に合流後は普通の登山道と同程度の明瞭な道になるので、拍子抜けするほどでした。

【牧馬峠〜石老山】
 石老山への登り口が分かりにくいですが、それ以降は明瞭な踏み跡が山頂付近の一般ルートに合流するまで続きます。石老山への登り口は以下の場所です。
 石砂山から牧馬峠まで下りると車道(藤野津久井線)に出ます。車道を右手(南東方向)に進んで津久井土木事務所の進入禁止用の黄色い設置物(←物の名前が分からん)を通り過ぎると、左手に岩壁が現れます。そのまま車道を進んで行くと所々岩壁に赤いペンキで謎の数字が書いてあるのですが、数字の6を10mほど過ぎたあたりの岩が登り口です。右手に3つ並んでいるカーブミラーの2つ目(真ん中)のミラーの目の前で、よく見ると岩に小さな字で「石老山↑」と書いてあります。
 そもそも、他の岩壁はとても登れるようなものではないので、車道を進んで最初に登ることができそうな岩が登り口だと思って大丈夫でしょう。
電車で移動し、深夜0時に渋沢駅をスタート。
電車で移動し、深夜0時に渋沢駅をスタート。
先は長いのでゆっくりとジョギング。新東名高速の上を通過。
先は長いのでゆっくりとジョギング。新東名高速の上を通過。
0時35分に大倉登山口に到着。他にも登山者の方がいますね。こんな時間ですが、大倉尾根でも何組かの方とすれ違いました。
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0時35分に大倉登山口に到着。他にも登山者の方がいますね。こんな時間ですが、大倉尾根でも何組かの方とすれ違いました。
どーんと進んで、2時47分に塔ノ岳に到着。
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どーんと進んで、2時47分に塔ノ岳に到着。
塔ノ岳から大山を撮影。夜景と大山の真上の三日月がきれいでした。
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塔ノ岳から大山を撮影。夜景と大山の真上の三日月がきれいでした。
暗くて見どころがないので、またまたどーんと進んで、3時41分に丹沢山に到着。
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暗くて見どころがないので、またまたどーんと進んで、3時41分に丹沢山に到着。
ようやく空か白んできました。4時15分頃にはヘッドライトなしでも歩ける明るさに。
ようやく空か白んできました。4時15分頃にはヘッドライトなしでも歩ける明るさに。
目の前に蛭ヶ岳と富士山。
目の前に蛭ヶ岳と富士山。
蛭ヶ岳への登りの途中で御来光。左下に宮ケ瀬湖も見えます。
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蛭ヶ岳への登りの途中で御来光。左下に宮ケ瀬湖も見えます。
4時55分に蛭ヶ岳に到着。蛭ヶ岳山荘に宿泊された皆さんが赤く染まる富士山を期待して待っていました。
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4時55分に蛭ヶ岳に到着。蛭ヶ岳山荘に宿泊された皆さんが赤く染まる富士山を期待して待っていました。
蛭ヶ岳の山頂直下には満開の桜が残っていました。
蛭ヶ岳の山頂直下には満開の桜が残っていました。
蛭ヶ岳の北斜面を激下り。
蛭ヶ岳の北斜面を激下り。
5時56分に姫次に到着。この前後は眠気がすごかった。何度か立ったままウトウト。
5時56分に姫次に到着。この前後は眠気がすごかった。何度か立ったままウトウト。
姫次から西野々までは走りやすいトレイルが続きます。まだ気温も低いので気持ち良く走れます。
姫次から西野々までは走りやすいトレイルが続きます。まだ気温も低いので気持ち良く走れます。
7時40分に西野々のセブンイレブンに到着。TTTにとって貴重なエイドステーションで補給タイム。ここでもっと食べれば良かった。
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7時40分に西野々のセブンイレブンに到着。TTTにとって貴重なエイドステーションで補給タイム。ここでもっと食べれば良かった。
再び山に入り、石砂山へと登ります。
再び山に入り、石砂山へと登ります。
南側には丹沢山塊。右端のピークが焼山のようです。
南側には丹沢山塊。右端のピークが焼山のようです。
8時59分に石砂山に到着。展望はなく、誰もいません。
8時59分に石砂山に到着。展望はなく、誰もいません。
破線ルートの東尾根を下ります。最初は踏み跡もない急斜面を滑るように下ります。
破線ルートの東尾根を下ります。最初は踏み跡もない急斜面を滑るように下ります。
でも、すぐに踏み跡に合流。こんな感じの踏み跡が牧馬峠まで続きます。
でも、すぐに踏み跡に合流。こんな感じの踏み跡が牧馬峠まで続きます。
9時30分に牧馬峠に下りてきました。
9時30分に牧馬峠に下りてきました。
赤いペンキで「6」と書かれている岩壁。ここから車道を10mほど進んだ所が石老山への登り口です。
赤いペンキで「6」と書かれている岩壁。ここから車道を10mほど進んだ所が石老山への登り口です。
この岩が登り口。3つ並んだカーブミラーの2つ目(真ん中)のミラーの前です(写真に写っているのは3つのうちの別のミラー)。
この岩が登り口。3つ並んだカーブミラーの2つ目(真ん中)のミラーの前です(写真に写っているのは3つのうちの別のミラー)。
小さく「石老山↑」って書いてあります。バレないように書いてる感じがいいですね。
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小さく「石老山↑」って書いてあります。バレないように書いてる感じがいいですね。
石老山に向けて登ります。ここも破線ルートですが、踏み跡は明瞭です。
石老山に向けて登ります。ここも破線ルートですが、踏み跡は明瞭です。
山頂直下で一般ルートに合流。道標の左に破線ルートがあります。
山頂直下で一般ルートに合流。道標の左に破線ルートがあります。
10時15分に石老山に到着。山頂には10組くらいの登山者がいました。まだまだ元気です。
10時15分に石老山に到着。山頂には10組くらいの登山者がいました。まだまだ元気です。
石老山からの下りは気持ちよく走れます。
石老山からの下りは気持ちよく走れます。
相模湖病院の前に出て、しばらく車道を進みます。ここからプレジャーフォレストまでの間に自販機が2か所(+公衆トイレの奥にもう1か所)あります。
相模湖病院の前に出て、しばらく車道を進みます。ここからプレジャーフォレストまでの間に自販機が2か所(+公衆トイレの奥にもう1か所)あります。
11時11分にプレジャーフォレスト前を通過。
11時11分にプレジャーフォレスト前を通過。
ゴールデンウイークなので満車です。子供が小さい頃は何度も来たな〜。懐かしくて涙が出そうです。
ゴールデンウイークなので満車です。子供が小さい頃は何度も来たな〜。懐かしくて涙が出そうです。
その10年後に駐車場脇のこんな道をひっそりと歩いていようとは・・・。別の意味で涙が出そうです。
その10年後に駐車場脇のこんな道をひっそりと歩いていようとは・・・。別の意味で涙が出そうです。
12時2分に嵐山に到着。この嵐山への小さなアップダウンで余力がなくなってきました。
12時2分に嵐山に到着。この嵐山への小さなアップダウンで余力がなくなってきました。
弁天橋を渡ります。この橋を渡った後、そば屋の前の信号の所に自販機があります。
弁天橋を渡ります。この橋を渡った後、そば屋の前の信号の所に自販機があります。
12時45分に城山に向けての登りを開始。登りらしい登りはこれが最後。勾配も緩やかで大変歩きやすい道ですが、バテバテでペースが上がりません。シャリバテもあるようです。
12時45分に城山に向けての登りを開始。登りらしい登りはこれが最後。勾配も緩やかで大変歩きやすい道ですが、バテバテでペースが上がりません。シャリバテもあるようです。
13時40分に城山に到着。山頂にはすごい数の人々が。何か食べたいところでしたが、胃が気持ち悪くて何も食べられそうもないので先に進みます。
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13時40分に城山に到着。山頂にはすごい数の人々が。何か食べたいところでしたが、胃が気持ち悪くて何も食べられそうもないので先に進みます。
城山からの展望はこんな感じ。
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城山からの展望はこんな感じ。
14時27分に高尾山に到着。もちろんすごい人の数です。気持ち悪いしバテているしで、城山から高尾山までは多くの登山者に抜かれまくりました。
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14時27分に高尾山に到着。もちろんすごい人の数です。気持ち悪いしバテているしで、城山から高尾山までは多くの登山者に抜かれまくりました。
稲荷山コースで下山します。眠気がひどく、途中のベンチで3分ほどウトウト。胃が気持ち悪く、飲み物も受け付けなくなっています。この下りでも多くの登山者に抜かれまくり。
稲荷山コースで下山します。眠気がひどく、途中のベンチで3分ほどウトウト。胃が気持ち悪く、飲み物も受け付けなくなっています。この下りでも多くの登山者に抜かれまくり。
15時36分に高尾山口に下山。途中まで「15時間は切れるな」と思っていましたが、最後に大失速。城山以降はとにかく無事に高尾山口まで辿り着くことが目標になっていました。
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15時36分に高尾山口に下山。途中まで「15時間は切れるな」と思っていましたが、最後に大失速。城山以降はとにかく無事に高尾山口まで辿り着くことが目標になっていました。
下山後は高尾ベースでシャワーを借り、さっぱりして帰路に付きました。
下山後は高尾ベースでシャワーを借り、さっぱりして帰路に付きました。

感想

 TTT(丹沢to高尾)に挑戦してきました。距離は約50km、累積標高は約4000m、山と高原地図のコースタイムは約24時間。走力のあるトレランの方は12時間ほどで走破するようですが、最下層の走力しかない自分にはもちろん無理。全行程を歩き想定で、コースタイムの70%(16時間45分)が最低ライン。何とか走れるところは走って、目標は15時間切りとしました。
 結果は15時間36分。途中まで「15時間切りできるな」と思って進んでいましたが、最後に大失速してしまいました。もちろんこれまでで一番きつかったです。
 普段のトレランでも登りは全て歩きで、走るのは平坦地と緩い下りだけ(しかも鈍足)。今回は走れたのは渋沢駅〜大倉登山口、姫次〜西野々、石老山〜顕鏡寺くらいでした。(丹沢山〜蛭ヶ岳も走れそうな区間でしたが、まだ暗かったので走っていません。また、城山〜高尾山も走れる区間ですが、休日は登山者が多いので最初から歩く予定でした)
 気温が上がる予報で、涼しいうちに進みたかったので深夜発としましたが、眠気がひどかったです。TJARの選手が立ったまま眠っている映像が放送されますが、あんな感じになりました(あのレベルの選手とお前と一緒にするんじゃない)。

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