大雪山旭岳・トムラウシ〜カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)で遊びました・すべてが最高!〜
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- GPS
- 54:47
- 距離
- 51.9km
- 登り
- 2,413m
- 下り
- 3,452m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:07
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 11:13
天候 | 9日〜11日 3日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ駅駐車場は有料です 下山した天人峡温泉からタクシーを利用してロープウェイ駅まで戻りました。(5300円) 東光ハイヤー 0166-82-2530 呼んでから30分程で来ました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山ポスト ロープウェイ姿見駅にあります。 下山した天人峡温泉登山口にもあります。 ○トイレ ロープウェイ駅、白雲岳避難小屋、南沼キャンプ地にあります。 縦走路から少し外れた忠別岳避難小屋、ヒサゴ沼避難小屋などにもあるようです。 ○コース状況 ◆姿見駅〜旭岳〜白雲岳避難小屋 火山の噴火を見ながらの登りです。 危険個所はありません。 旭岳からの下りに雪渓がありますが、ノーアイゼンで下れました。 白雲岳避難小屋まで緩やかな稜線歩きが楽しめます。 白雲岳避難小屋の手前で白雲岳へ分岐します。 ここは、白雲岳をピストンして、向かいの残雪に彩られた松田岳を見ておくべきです。 ◆白雲岳避難小屋〜トムラウシ〜南沼キャンプ場 白雲岳避難小屋からトムラウシへ向かって、カムイミンタラを気持ちよく歩けます。 雄大です。 王冠のような3つのピークのトムラウシを目指して歩きます。 振り返ると、いつまでも白雲岳避難小屋が見えます。 稜線からの展望も抜群です。 左に石狩岳、その向こうに阿寒岳、斜里岳、知床連山などが見えていました。 ヒサゴ沼避難小屋分岐を過ぎると、岩塊の中を歩きます。 バランスを取りながら歩くので疲れます。 トムラウシの登りルートが分かりにくい岩塊の中を歩きます。 山頂から南沼の下りは急ですが、こちらから登る方が登りやすいようです。 南沼から北沼まで緩やかなトラバース道もあります。 北沼からピストンせずに南沼に下りてトラバース道で帰る方がお勧めです。 ◆化雲岳〜天人峡温泉 ヒサゴ沼分岐近くの化雲岳まで戻って、そこから天人峡温泉まで緩やかな稜線を下って行きます。 途中まで気持ちよく歩けます。 ハイマツとササがしげる登山路を急下りします。 登山路に雪解け水が流れて沢の中を歩くようなところがあります。 しばらく下ると笹が刈られて歩きやすくなります。 さらに下ると、湿木道のある湿原に出ます。 1.2劼板垢、チングルマなどが咲いています。 そこから樹林帯に入り滝見台を過ぎて、ジグザグの急坂を下ると天人峡です。 長い下りで最後はいやになりました。 途中から風もなく暑くて、流れる汗が目に入り、眼鏡を外して汗を拭き拭き下りました。 ○キャンプ地の状況 ◆白雲岳避難小屋 小屋番がいます。 小屋泊500円、テント泊300円です。 水場はありますが、要煮沸です。 キャンプ地にはキツネが出没するそうです。 食べ物はテントの中に入れるように言われました。 フライシートの下ではキツネに荒らされる恐れがあるようです。 トイレもありますが、使った紙は持ち帰りです。 ペーパーはありません。 ◆南沼キャンプ指定地 10張程度張れます。 管理人はいません。 水は南沼から流出したものを使います。 要煮沸。 トイレも1つありますが、トイレブースなので、携帯トイレで持ち帰る必要があります。 |
その他周辺情報 | ○登山後の温泉 ロープウェー駅から少し下ったところに湧駒荘があります。 日帰り入浴ができます。(700円) 白濁した湯やぬるめの湯などがあり気持ちよく入れます。 建物の横に「神泉」という湧水があり無料で汲めます。 登山前に2.5L汲んで行きました。 ○前日泊 道の駅ひがしかわ「道草館」で車中泊しました。 ロープウェイ駅まで40分程で行けます。 近くにはセブンイレブンがあります。 道の駅にモンベルがあったのには驚きました。 少し走ると、東神楽温泉森の湯(600円)があります。 |
写真
ここで、ヒサゴ沼へ行ってテン泊、荷物をデポしてトムラウシへ、南沼キャンプ地へと考えられました
ヒサゴ沼へ行くのは明日がしんどいので却下
トムラウシピストンは時間がかかりそうです
南沼へ行くことにしました
感想
旭岳からトムラウシを縦走しました。
北海道遠征で最も楽しみにしていた山行です。
私は稜線歩きが大好きです。
旭岳へは、もちろん楽をして登りました。
使えるものは使います。
2時間半程の登りが10分ですみます。
始発の6時半のロープウェイには大勢の登山者が乗っていました。
旭岳は噴煙をあげていました。
噴火口の横を歩くと山頂です。
上の方は植物はありません。
しかし、360度の展望が楽しめました。
東に雌阿寒岳、雄阿寒岳が見えていて嬉しくなりました。
山頂では大勢の登山者が休んでいましたが、先へ進む登山者は少なくなります。
東斜面の雪渓を下りると景色が一変します。
なだらかな稜線が続きます。
歩くのが気持ちよく、テン泊装備の荷物が苦になりません。
白雲岳は登山路から離れて、また戻って来る必要があります。
先を急いでいたら省略していたかもしれませんが、白雲岳避難小屋へは早く着きそうなので行ってみることにしました。
行ってよかった。
ここを見逃していたら後悔します。
この時期しか見ることができない景色を見ることができました。
旭岳の斜面が残雪でゼブラ模様になっていました。
白雲岳避難小屋のロケーションは最高です。
緩やかな縦走路の先にトムラウシが見えます。
夕暮れのひと時、夕焼け空を背景にしたトムラウシを眺めていました。
キャンプに来ていた中学生くらいの女の子が、来て良かったと言っていました。
同感です。
しかし、日が陰ると途端に寒くなりました。
途中の池には氷が張っているところがありました。
夜は冷え込みそうです。
この時期フリースしか持ってこないのですが、念のためダウンジャケット、ダウンパンツも持参しました。
おかげで寒い思いはしませんでした。
明けて、トムラウシへ向かいます。
この稜線、雄大でなだらかでした。
こんな素敵な稜線歩きとは思っていませんでした。
緩やかで気持ちよく歩けます。
この日も快晴です。
少し歩くと、阿寒岳、斜里岳、知床連山などが見えました。
前に登っていた山です。
向こうからも見えていたんですね。
この稜線、高山植物も楽しめます。
ウルップソウ、コマクサなどなど。
風も気持ちよく吹きます。
陽射しは暑いのですが、風が冷やしてくれます。
この稜線、まさにカムイミンタラだと思いました。
神々の遊ぶ庭ということですが、熊の遊ぶ庭とも言うようです。
ヒグマが遊ぶというよりも、この雰囲気の接したら、やはり神々の遊ぶ庭と思いたいですね。
トムラウシに近づくと雰囲気が変わります。
大きな岩がゴロゴロしています。
トムラウシも岩だらけの山でした。
バランスを取りながら岩を歩いていくと山頂でした。
北には旭岳の美しい姿が眺められます。
南も美しい十勝の山が望めます。
手前のオプタテシケが良い姿をしていました。
向こうまで縦走したかったのですが、テン泊装備で4泊するのと、途中のロング歩きがハードそうなので、トムラウシまでとしました。
ここまででも最高の歩きができたと思います。
最後は天人峡へ下りました。
こちらも気持ちのいい尾根歩きができたのですが、途中、一部、登山路の両脇に笹が茂り、川のようになっているところがありました。
少し下ると、笹も刈られて歩きやすくなっていました。
この辺まで下ると、風も弱くなり汗だくでした。
長い下りで、最後は下るのが嫌になりそうでした。
天人峡まで下りるとほっとしました。
晴天に恵まれた縦走、北海道の山の雄大さ、広大さ、素晴らしさが実感出来ました。
また来年も歩きたいとの思いが強くなりました。
tanoさんこんにちは。
最高の天気、最高のロケーション、素敵な思い出が増えましたね。
感動の心を抱えながら歩いてる姿が、目に浮かぶようです。
こんな素敵な稜線歩きをしてしまうと、また歩きたいと思ってしまいます。
他にはない雰囲気。それが大雪に岳人を惹きつけるのでしょうか?
翌日の十勝岳も登り終え、北海道の100名山も羊蹄だけになりました。
残り少ない北の旅を、楽しんで下さい。道中お気をつけて
otoさん こんにちは
十勝岳のコラボはありがとうございました。
おかげで、羊蹄だけになりました。
大雪山からトムラウシは最高ですね。
もう、他の山はいいわという気になります。
また来たくなりました。
他にはないですね。
いろいろありがとうございました。
tanosiku先輩、こんばんは〜
最高の縦走コース、3日間とも青空で良かったですね〜
ま、ワタクシの日頃の行いのお陰でしょうか
なんとこの翌日に十勝に登ったのですね
まだまだいけますな
幸運にも大雪は好青年だった頃に2度歩きました。
忠別岳のピークに立ってこれから歩く化雲岳への縦走路を見た時、みんなの顔が凍りつきました
親子と思われる三頭のヒグマがこれから我々が歩く縦走路を歩いているのを見てしまったのです
しばらく時間を置いてからその場所を歩く時、全員必死で鈴を打ち鳴らしたのは言うまでもありません
先輩もホッカイロのラストは羊蹄山となりましたか
昨年のワタクシと一緒ですね
では、有終の美を期待しております〜
フレさん おはようございます
3日間快晴でした。
これもひとえにフレさんのおかげです。
と言ってあげたいのですが・・・・・
まだまだ行けまっせ。
では来年、白雲岳避難小屋でステラリッジ張って、
ヒグマに遭遇するとは、流石、フレさん。
貴重な体験ではないですか。
遭遇できなかったのが残念です。
スプレー発射してみたかった?
後は羊蹄山だけなので、ユルユルで。
tanosikuさん、こんばんは
すばらしい青空のもと、すばらしい稜線歩き、最高ですね
それにしても、これだけの行程を3日間で、しかもテント泊で縦走されていることにあらためて脱帽です
きれいな山風景、ごちそうさまでした
hojinさん おはようございます
ここは最高でした。
いいところですね。
アップダウンの少ない稜線だったので歩きやすかったので、荷物が苦になりませんでした。
気持ちよく歩けました。
そちらは台風直撃しそうですね。
こちらにも影響でないといいのですが。
最後の羊蹄山楽しんできます。
200名山まで手が回りそうもありません。
こんにはtanosikuさん。
9日・10日、白雲岳避難小屋と南沼キャンプ地で同じ場所にいたんですね。
たまらずコメントしました。
白雲キャンプ地の写真みると私のテントも写ってました(笑)
南沼キャンプ地で私は一番高台に張ってまして、ソロで張れられている方が目に付きました。
まさしくその方がtanosikuさんだったとは・・・ビックリです。
あの時はずっと晴れ続きで良い山旅ができましたね。
まだ北海道にいるんでしょうか?
どうぞお気をつけて旅を楽しんでください
tomuzooさん こんにちは
そのようですね。
レコ拝見していると、南沼ではtomuzooさんの少し下に張ったようですね。
レコ拝見して驚きました。
北海道は6月に来てから、天気は不安定でした。
この間、抜けるような青空でした。
やはり北海道は7月にならないと天気は安定しないようです。
昨日、羊蹄山に登ったので、ぼちぼち引き上げる予定です。
コメントありがとうございます。
初めまして すごいですね、
jr1eeuさん はじめまして
トムラウシに近い出身とはうらやましいですね。
この辺にはいつでも来れるんでは?
私は60でセミリタイヤして、100名山を巡り始めました。
これで80になります。
御嶽がのこっているので、今年の100は無理ですが、98までは行きたいと思っています。
幌尻でお会いした札幌の方は、68歳くらいだったとおもいますが、この日が100名山達成と言っていました。
今からでも十分達成可能と思います。
頑張ってください。
旭岳と十勝岳を登られるのですね。
日帰りで登るなら、それ程寒さ対策を考えなくてもいいのではないかと思います。
どちらも2000m程度です。
結構暑いですよ。
水はしっかり持って行った方がいいと思います。
寒さ対策というよりも、休んだ時の風対策があればいいのではないかと思います。
雨の日なら、寒さ対策は十分に。
私がトムラウシに登った少し前に、雨の日に無理をして低体温症で亡くなった方がいらっしゃいました。
無理をなさらずに。
コメントありがとうございます。
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