ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 679563
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山 吉田ルート 悪天候に阻まれ御朱印コンプならず

2015年07月18日(土) ~ 2015年07月19日(日)
 - 拍手
GPS
16:23
距離
14.3km
登り
1,533m
下り
1,529m

コースタイム

1日目
山行
2:15
休憩
0:50
合計
3:05
2日目
山行
5:25
休憩
2:25
合計
7:50
0:40
20
1:00
10
2:45
4:25
5
4:30
4:35
45
5:25
6:05
65
吉田口八合目 天拝宮
7:10
30
吉田口下山道 七合目トイレ
7:55
13
8:30
冨士山小御嶽神社
初めての富士登山、そして初めての3000m級単独登山ということで不安もありましたが、
高山病その他ケガ・病気に注意を払いつつも、そこそこのハイペースで登頂・下山できました。

もっとも、コースタイムより早いことが必ずしも良いことばかりとは限らないので、
今回はたまたま結果オーライというだけであって、
高度順応のためにはもっとペースを落とすべきだったとも思います。
(実際に、仮眠中に少し気持ち悪くなっているので)

富士登山の楽しみとして、登頂後の「お鉢巡り」を期待していたのですが、
山頂の天候は、とてもそんな状況ではありませんでした。

頂上奥宮に参拝し、御朱印をいただくこと。
そして日本最高地点の剣ヶ峰3776mに立つことができなかったのは残念です。
天候 1日目 : 曇り時々小雨 夕方まで強風
2日目 : 山頂付近は暴風・濃霧。8合目以下は晴天で風も穏やか
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
富士スバルライン五合目までツアーバスで移動。
五合目解散後はフリープランで登頂、下山。

スバルラインほか主要アクセスルートは、ハイシーズン中はマイカー規制がかかります。
コース状況/
危険箇所等
登山届は五合目でも提出できると思いますが、静岡・山梨両県警では事前に「コンパス」ほかネットでの提出を呼び掛けています。

登山道・下山道ともに非常によく整備されていますが、慢心は禁物。
地図や看板をよく読んで、ルートを間違わないように歩きましょう。
特に夜間は、道脇で休憩しようとする人についていってしまうなど、意外にもルートをロストしてしまいがちです。

活火山ですので、常に最新の噴火警戒レベルをチェックしましょう。

落石やスリップによる事故が多発していますので、平時でもヘルメットの着用が奨励されています。
その他周辺情報 下山後は、富士吉田IC近くの日帰り入浴施設「泉水」を利用しました。
15:42 富士スバルライン五合目。
通常の山歩きでは考えられない時間からのスタートというのが、いかにも富士登山ならでは、といったところでしょうか。

五合目の時点で、既にかなりの強風が吹いていました。
そりゃあもう正直、バスを降りた時点で心が折れそうになったくらいに。
2015年07月18日 15:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 15:42
15:42 富士スバルライン五合目。
通常の山歩きでは考えられない時間からのスタートというのが、いかにも富士登山ならでは、といったところでしょうか。

五合目の時点で、既にかなりの強風が吹いていました。
そりゃあもう正直、バスを降りた時点で心が折れそうになったくらいに。
順番が前後しましたが、バス降車後、まずスバルライン五合目の一角に鎮座する冨士山小御嶽(こみたけ)神社に参拝。
無事に下山できるよう祈願しました。
2015年07月18日 15:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 15:14
順番が前後しましたが、バス降車後、まずスバルライン五合目の一角に鎮座する冨士山小御嶽(こみたけ)神社に参拝。
無事に下山できるよう祈願しました。
ここで1つ目の御朱印を拝受。
小御嶽神社オリジナルの御朱印帳もありますが、今回は富士山本宮浅間大社の御朱印帳にいただきました。

今回は「富士山の御朱印を集める」というのも目的の一つです。
山頂奥宮の御朱印を目指し、いざ日本最高所の御朱印めぐりに出発!
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ここで1つ目の御朱印を拝受。
小御嶽神社オリジナルの御朱印帳もありますが、今回は富士山本宮浅間大社の御朱印帳にいただきました。

今回は「富士山の御朱印を集める」というのも目的の一つです。
山頂奥宮の御朱印を目指し、いざ日本最高所の御朱印めぐりに出発!
15:45 スバルライン(河口湖口)登山道入口。標高2304m。
保全協力金を支払い、いよいよ人生初の富士登山にアタック開始!

ちなみに保全協力金のゲートにて、
「六合目以上はここよりも更に強烈な風が吹いています」
「今から八合目の山小屋を目指しても、到着するのは日没後です」
「未経験の方の単独登山は、容易ではありません」

……等々、ありがたい忠告をいただきました。
(心が折れそうに…… part 2)
2015年07月18日 15:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 15:45
15:45 スバルライン(河口湖口)登山道入口。標高2304m。
保全協力金を支払い、いよいよ人生初の富士登山にアタック開始!

ちなみに保全協力金のゲートにて、
「六合目以上はここよりも更に強烈な風が吹いています」
「今から八合目の山小屋を目指しても、到着するのは日没後です」
「未経験の方の単独登山は、容易ではありません」

……等々、ありがたい忠告をいただきました。
(心が折れそうに…… part 2)
15:54 泉ヶ滝(水は枯れているけれど)の分岐に到着。
スバルライン方面から来た場合、向かって右が六合目・山頂方面への登山道で、左が吉田口五合目へのトラバースルート。

写真の2人組は私が到着するまで、どちらのルートが山頂までの登山道なのか相談していました。
どうやら「スバルライン五合目(河口湖口)」を「吉田口五合目」だと思い込んでいて、看板に惑わされてしまったようです。

まぁ、確かにスバルラインを吉田口として総称しているのも紛らわしさを助長しているけれど……。
2015年07月18日 15:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 15:54
15:54 泉ヶ滝(水は枯れているけれど)の分岐に到着。
スバルライン方面から来た場合、向かって右が六合目・山頂方面への登山道で、左が吉田口五合目へのトラバースルート。

写真の2人組は私が到着するまで、どちらのルートが山頂までの登山道なのか相談していました。
どうやら「スバルライン五合目(河口湖口)」を「吉田口五合目」だと思い込んでいて、看板に惑わされてしまったようです。

まぁ、確かにスバルラインを吉田口として総称しているのも紛らわしさを助長しているけれど……。
16:10 六合目の安全指導センターに到着。
標高2390mなり。
2015年07月18日 16:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:10
16:10 六合目の安全指導センターに到着。
標高2390mなり。
ここから七合目以上を見上げると……
ううっ、さっき忠告されたとおりの強烈な風!

遮るものが何も無いだけに、風がダイレクトに己の身体にぶつかってくるのを感じます。
(心が part 3)
2015年07月18日 16:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:12
ここから七合目以上を見上げると……
ううっ、さっき忠告されたとおりの強烈な風!

遮るものが何も無いだけに、風がダイレクトに己の身体にぶつかってくるのを感じます。
(心が part 3)
河口湖方面を見下ろす。
富士吉田の町は晴れているようです。
2015年07月18日 16:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:29
河口湖方面を見下ろす。
富士吉田の町は晴れているようです。
九十九折の登山道を、小股でゆっくりと登ります。
巻き上げられた砂が容赦なく目や口の中に入ってきます。
ゴーグルを持ってくればよかった……。
2015年07月18日 16:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:37
九十九折の登山道を、小股でゆっくりと登ります。
巻き上げられた砂が容赦なく目や口の中に入ってきます。
ゴーグルを持ってくればよかった……。
七合目の山小屋群を見上げる。
すぐそこに見えているのに、なかなか辿り着かない、このもどかしさよ。
2015年07月18日 16:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:44
七合目の山小屋群を見上げる。
すぐそこに見えているのに、なかなか辿り着かない、このもどかしさよ。
振り返って三ッ峠山(1785m)方面。
既に周囲の山々が自分の目線よりも下に見えます。
2015年07月18日 16:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:52
振り返って三ッ峠山(1785m)方面。
既に周囲の山々が自分の目線よりも下に見えます。
16:54 七合目の花小屋直下。
登りづらい砂地から打って変わって、七合目からは溶岩のゴツゴツとした岩場が続きます。

トレッキングポールならいっそザックに片付けてしまうのも手ですが、金剛杖ではそうもいかない。
でも、せっかくの富士登山ならやっぱり金剛杖も捨てがたい。

何とも歯がゆい感じですが、昨今はそんな方々のための便利グッズもあるのです(後述)。
2015年07月18日 16:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:54
16:54 七合目の花小屋直下。
登りづらい砂地から打って変わって、七合目からは溶岩のゴツゴツとした岩場が続きます。

トレッキングポールならいっそザックに片付けてしまうのも手ですが、金剛杖ではそうもいかない。
でも、せっかくの富士登山ならやっぱり金剛杖も捨てがたい。

何とも歯がゆい感じですが、昨今はそんな方々のための便利グッズもあるのです(後述)。
七合目で標高2700m。
ここから山頂まではコースタイム5時間。
まだまだ先の長い道のりです。
2015年07月18日 16:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 16:56
七合目で標高2700m。
ここから山頂まではコースタイム5時間。
まだまだ先の長い道のりです。
七合目からは山小屋が連続します。
この安心感は心強いです。

雲の切れ間から、夕日も差し込んできました!
2015年07月18日 17:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
7/18 17:05
七合目からは山小屋が連続します。
この安心感は心強いです。

雲の切れ間から、夕日も差し込んできました!
17:07 日の出館。標高2710m。
花小屋のすぐ真上です。
日の出館の前から見下ろした景色は、「これぞ富士山!」といった風情。
2015年07月18日 17:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 17:07
17:07 日の出館。標高2710m。
花小屋のすぐ真上です。
日の出館の前から見下ろした景色は、「これぞ富士山!」といった風情。
17:11 七合目トモエ館。標高2740m。
各山小屋の前にはベンチが設置されているので、とても助かります。
2015年07月18日 17:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 17:11
17:11 七合目トモエ館。標高2740m。
各山小屋の前にはベンチが設置されているので、とても助かります。
17:17 鎌岩館。標高2790m。
「本日空室あります」って、なんだか下界のビジネスホテルライクな。
2015年07月18日 17:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
7/18 17:17
17:17 鎌岩館。標高2790m。
「本日空室あります」って、なんだか下界のビジネスホテルライクな。
便利グッズ「ミニ金剛杖」。
これならストックを有効活用しつつ、焼印集めもできますね!
2015年07月18日 17:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 17:20
便利グッズ「ミニ金剛杖」。
これならストックを有効活用しつつ、焼印集めもできますね!
17:31 富士一館。標高2815m。
夜の気配が近付いてきました。
2015年07月18日 17:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 17:31
17:31 富士一館。標高2815m。
夜の気配が近付いてきました。
17:39 本七合目鳥居荘、のトイレ。標高2900m。
「本日7時55分に清掃しました!」って、なんだか下界の商業施設ライクな。
(単独行だと独り言が増えるタイプなんです)
2015年07月18日 17:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 17:39
17:39 本七合目鳥居荘、のトイレ。標高2900m。
「本日7時55分に清掃しました!」って、なんだか下界の商業施設ライクな。
(単独行だと独り言が増えるタイプなんです)
17:43 東洋館の直下。標高3000m。
さすがにこのあたりから空気の薄さを実感し始めます。
しかも次の山小屋(太子館)まで結構距離があるので、しっかりと休憩を確保します。
2015年07月18日 17:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 17:43
17:43 東洋館の直下。標高3000m。
さすがにこのあたりから空気の薄さを実感し始めます。
しかも次の山小屋(太子館)まで結構距離があるので、しっかりと休憩を確保します。
18:20 八合目太子館。標高3100m。
小屋の名は「聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って富士山に登ったときに、このあたりで休息した」という伝説に基づきます。

馬に縁があるため、焼印も馬蹄型です。
2015年07月18日 18:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 18:19
18:20 八合目太子館。標高3100m。
小屋の名は「聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って富士山に登ったときに、このあたりで休息した」という伝説に基づきます。

馬に縁があるため、焼印も馬蹄型です。
18:31 蓬莱館。標高3150m。
このあたりが五合目と山頂のほぼ中間地点らしいです。
宿泊先の白雲荘まで、あと一つ!
2015年07月18日 18:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 18:31
18:31 蓬莱館。標高3150m。
このあたりが五合目と山頂のほぼ中間地点らしいです。
宿泊先の白雲荘まで、あと一つ!
18:50 八合目白雲荘。標高3200m。
なんとかヘッドランプに頼らずに今回の泊地に到着しました。

そしてついに北岳山頂(3193m)を越えて、日本最高地帯に到達!
2015年07月18日 18:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 18:50
18:50 八合目白雲荘。標高3200m。
なんとかヘッドランプに頼らずに今回の泊地に到着しました。

そしてついに北岳山頂(3193m)を越えて、日本最高地帯に到達!
白雲荘の夕食はハンバーグカレー。
カレーはもちろん、お茶さえもおかわり不可(別料金)。
翌朝の弁当(助六寿司)とセットで渡されました。

そして食べたらさっさと仮眠を取ります。たとえ眠くなくても。
2015年07月18日 19:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 19:00
白雲荘の夕食はハンバーグカレー。
カレーはもちろん、お茶さえもおかわり不可(別料金)。
翌朝の弁当(助六寿司)とセットで渡されました。

そして食べたらさっさと仮眠を取ります。たとえ眠くなくても。
富士山に夜の闇が近付きます。
2015年07月18日 19:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/18 19:27
富士山に夜の闇が近付きます。
翌0:25 白雲荘食堂。
結局、うたた寝と覚醒を繰り返しているうちにこんな時間に。

起きている間は何とも無かったのに、睡眠中に呼吸ペースが乱れたせいなのか、なんとなく気分が良くない。
まだ頭痛こそ無いものの、このまま無理に寝ても悪化して高山病になりかねない。
そう判断し、身支度をして山頂を目指すことに。
2015年07月19日 00:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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翌0:25 白雲荘食堂。
結局、うたた寝と覚醒を繰り返しているうちにこんな時間に。

起きている間は何とも無かったのに、睡眠中に呼吸ペースが乱れたせいなのか、なんとなく気分が良くない。
まだ頭痛こそ無いものの、このまま無理に寝ても悪化して高山病になりかねない。
そう判断し、身支度をして山頂を目指すことに。
0:43 元祖室。標高3250m。
夜の闇の中、小屋の明かりほど心強いものはありません。

この時点ではまだ、想像していたほど寒くは無かったのですが、風が強かったです。
そしてこのあと、富士山の過酷さを思い知らされることになるのです。
2015年07月19日 00:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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0:43 元祖室。標高3250m。
夜の闇の中、小屋の明かりほど心強いものはありません。

この時点ではまだ、想像していたほど寒くは無かったのですが、風が強かったです。
そしてこのあと、富士山の過酷さを思い知らされることになるのです。
麓に広がる吉田の夜景と、五合目から続く光の道。
夏の富士山名物、『御来光登山』のはじまりです!
2015年07月19日 00:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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麓に広がる吉田の夜景と、五合目から続く光の道。
夏の富士山名物、『御来光登山』のはじまりです!
1:03 本八合目富士山ホテル。標高3400m。
このあたりから濃霧、というか雲の中に入り、雨粒とも氷の粒ともつかない塊が、身体を打ち付け始めました。
2015年07月19日 01:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 1:03
1:03 本八合目富士山ホテル。標高3400m。
このあたりから濃霧、というか雲の中に入り、雨粒とも氷の粒ともつかない塊が、身体を打ち付け始めました。
1:12 本八合目トモエ館&胸突江戸屋。
江戸屋は須走ルートに属する山小屋です。
本八合目は須走ルートとの合流地点で、ここから山頂までいわゆる「御来光渋滞」が発生します。

そしてこれより上は、浅間大社奥宮の境内地となります。
2015年07月19日 01:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 1:12
1:12 本八合目トモエ館&胸突江戸屋。
江戸屋は須走ルートに属する山小屋です。
本八合目は須走ルートとの合流地点で、ここから山頂までいわゆる「御来光渋滞」が発生します。

そしてこれより上は、浅間大社奥宮の境内地となります。
1:24 八合五勺御来光館。標高3450m。
吉田・須走ルート最後の山小屋です。
2015年07月19日 01:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
7/19 1:24
1:24 八合五勺御来光館。標高3450m。
吉田・須走ルート最後の山小屋です。
霧の中に、うっすらと狛犬の姿が……。
2015年07月19日 02:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 2:41
霧の中に、うっすらと狛犬の姿が……。
2:44 富士山頂上 久須志(くすし)神社に到着! 標高3715m!
当然ながら、神社の入口はまだ締め切られています。

さすがは日本最高所の山頂なだけあって、猛烈な風!
風上に向かって歩いていると押し戻されそうになるほどです。
御来光は4時半頃の予報。それまでに天候は収まるのでしょうか……?
2015年07月19日 02:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 2:44
2:44 富士山頂上 久須志(くすし)神社に到着! 標高3715m!
当然ながら、神社の入口はまだ締め切られています。

さすがは日本最高所の山頂なだけあって、猛烈な風!
風上に向かって歩いていると押し戻されそうになるほどです。
御来光は4時半頃の予報。それまでに天候は収まるのでしょうか……?
山口屋支店にて暖を取ります。
冷え切った身体に、暖かいおしるこが沁みわたります。
2015年07月19日 03:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 3:48
山口屋支店にて暖を取ります。
冷え切った身体に、暖かいおしるこが沁みわたります。
そうこうしているうちに、いつの間にか久須志神社が開いていました。
早速、お参りさせていただきます。
2015年07月19日 04:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 4:27
そうこうしているうちに、いつの間にか久須志神社が開いていました。
早速、お参りさせていただきます。
念願の富士頂上奥宮限定の御朱印帳をゲット!
ここ、奥宮末社の久須志神社でも同じものが頒布されています。
2015年07月19日 20:21撮影 by  MP480 series, Canon
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7/19 20:21
念願の富士頂上奥宮限定の御朱印帳をゲット!
ここ、奥宮末社の久須志神社でも同じものが頒布されています。
そして久須志神社の御朱印を拝受。
富士山の火山灰を練りこんだ、独特の色の朱肉が特徴です。

久須志神社はもともと薬師如来を祀る薬師堂でしたが、明治の神仏分離を経て「薬師」→「久須志」と読み替えられ、奥宮の末社となりました。
なお現在の祭神は大名牟遅命と少彦名命ですが、この二柱の神はいずれも薬師如来を本地仏としていました。
2015年07月19日 20:23撮影 by  MP480 series, Canon
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7/19 20:23
そして久須志神社の御朱印を拝受。
富士山の火山灰を練りこんだ、独特の色の朱肉が特徴です。

久須志神社はもともと薬師如来を祀る薬師堂でしたが、明治の神仏分離を経て「薬師」→「久須志」と読み替えられ、奥宮の末社となりました。
なお現在の祭神は大名牟遅命と少彦名命ですが、この二柱の神はいずれも薬師如来を本地仏としていました。
「山頂に着いたら、お鉢を巡って奥宮と剣ヶ峰に行こう!」
……と意気込んでいたのですが。

幅の狭い尾根道を、猛烈な横風が通り抜けていきます。

進むべきか。戻るべきか……。
2015年07月19日 04:35撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 4:35
「山頂に着いたら、お鉢を巡って奥宮と剣ヶ峰に行こう!」
……と意気込んでいたのですが。

幅の狭い尾根道を、猛烈な横風が通り抜けていきます。

進むべきか。戻るべきか……。
そのとき、背後から歓声が上がりました。

4:37、御来光の瞬間。
2015年07月19日 04:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 4:37
そのとき、背後から歓声が上がりました。

4:37、御来光の瞬間。
しかし風は依然として強く、水分を多く含んだ雲が視界を遮ります。
ついさっきまで顔を出していた太陽も、次の瞬間にはこの通り。

決断は、自分自身でも驚くほどに、あっさりと下りました。
「下山しよう」と。
2015年07月19日 04:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 4:46
しかし風は依然として強く、水分を多く含んだ雲が視界を遮ります。
ついさっきまで顔を出していた太陽も、次の瞬間にはこの通り。

決断は、自分自身でも驚くほどに、あっさりと下りました。
「下山しよう」と。
下山道を下り始めた矢先、突然に視界が開け、雲海と、太陽が姿を現しました!
2015年07月19日 04:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 4:56
下山道を下り始めた矢先、突然に視界が開け、雲海と、太陽が姿を現しました!
火山灰の下山道を進むと、まるで雪の上を滑るようにどんどん高度を下げていきます。
このペースで行くと、7時台には五合目に到着できそうです。

しかし、折角ここまで来たのに、このままでは終われません。
2015年07月19日 05:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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火山灰の下山道を進むと、まるで雪の上を滑るようにどんどん高度を下げていきます。
このペースで行くと、7時台には五合目に到着できそうです。

しかし、折角ここまで来たのに、このままでは終われません。
下山道の途中からトラバースして訪れたのは、八合目の冨士山天拝宮と、その隣の烏帽子岩神社。

八合目の山小屋、元祖室に併設された、神道扶桑教の祭祀場です。
実は、こちらでも御朱印をいただくことができます。

扶桑教は江戸時代の富士講を起源とする教派神道の一派です。
信者たちは今なお白装束の伝統的な出で立ちで、富士山登拝を行っています。
2015年07月19日 05:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 5:29
下山道の途中からトラバースして訪れたのは、八合目の冨士山天拝宮と、その隣の烏帽子岩神社。

八合目の山小屋、元祖室に併設された、神道扶桑教の祭祀場です。
実は、こちらでも御朱印をいただくことができます。

扶桑教は江戸時代の富士講を起源とする教派神道の一派です。
信者たちは今なお白装束の伝統的な出で立ちで、富士山登拝を行っています。
ここ八合目の烏帽子岩は、富士講の中興の祖、食行身禄(じきぎょうみろく)が断食行の後に入定された聖地とされています。

その上に建てられた富士登拝のベースキャンプこそが、現在の山小屋「元祖室」のルーツなのだとか。
2015年07月19日 05:35撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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ここ八合目の烏帽子岩は、富士講の中興の祖、食行身禄(じきぎょうみろく)が断食行の後に入定された聖地とされています。

その上に建てられた富士登拝のベースキャンプこそが、現在の山小屋「元祖室」のルーツなのだとか。
天拝宮はもともと富士山頂にありましたが、明治時代に元祖室の位置に遷座されました。
夏の間は扶桑教の神職によって祭祀が執り行われ、御朱印を拝受することもできます。

今回は神職さんのご好意で、昇殿して御祓いを受けることができました。
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天拝宮はもともと富士山頂にありましたが、明治時代に元祖室の位置に遷座されました。
夏の間は扶桑教の神職によって祭祀が執り行われ、御朱印を拝受することもできます。

今回は神職さんのご好意で、昇殿して御祓いを受けることができました。
7:09 七合目のバイオトイレ。
本当に、下山はあっという間です。
2015年07月19日 07:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7:09 七合目のバイオトイレ。
本当に、下山はあっという間です。
それまで目線のずっと下に見えていた山々が、段々と近付いてきます。
2015年07月19日 07:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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それまで目線のずっと下に見えていた山々が、段々と近付いてきます。
7:41 六合目安全指導センター。
昨日とは打って変わって、風も穏やかで登山日和。
もっとも山頂付近は笠雲で、やはり天候は回復していない様子。
2015年07月19日 07:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 7:41
7:41 六合目安全指導センター。
昨日とは打って変わって、風も穏やかで登山日和。
もっとも山頂付近は笠雲で、やはり天候は回復していない様子。
奥に見える山は、(多分)左から間ノ岳、北岳、甲斐駒ケ岳。
で、やや右に離れて鳳凰三山。
北岳と間ノ岳の山頂は雲の中です。

手前の建物は、スバルライン五合目のレストハウス。
2015年07月19日 07:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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奥に見える山は、(多分)左から間ノ岳、北岳、甲斐駒ケ岳。
で、やや右に離れて鳳凰三山。
北岳と間ノ岳の山頂は雲の中です。

手前の建物は、スバルライン五合目のレストハウス。
昨日は一頭も見かけなかった馬。

麓まで下りてきたんだなぁ、と実感すると同時に、名残惜しいような、うら寂しいような感覚が去来します。
2015年07月19日 08:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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昨日は一頭も見かけなかった馬。

麓まで下りてきたんだなぁ、と実感すると同時に、名残惜しいような、うら寂しいような感覚が去来します。
8:07 スバルライン五合目に到着。
無事、山頂から下山しました!
2015年07月19日 08:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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7/19 8:07
8:07 スバルライン五合目に到着。
無事、山頂から下山しました!
達成感と、満足感と、悔しい思いを胸に。
まずは無事に下山できたことを感謝し、小御嶽神社へのお礼参りを済ませます。
2015年07月19日 08:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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達成感と、満足感と、悔しい思いを胸に。
まずは無事に下山できたことを感謝し、小御嶽神社へのお礼参りを済ませます。
富士山よ、ありがとう!

そしてこれからも、どうかその険しくも優しい雄大な姿で、私たちを見守っていてください。
2015年07月19日 09:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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富士山よ、ありがとう!

そしてこれからも、どうかその険しくも優しい雄大な姿で、私たちを見守っていてください。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ヘルメット
備考 ストックは七合目以上の岩場では邪魔になるので、ザックに収納しておくと手が空いて便利でした。
岩場の登りでは手袋が有効です。できれば防水性のものを用意したいところですが、無い場合は軍手を2組以上持参すると手先の体温低下を防ぐことができます。

下山時はストック(できれば2本)を使って火山灰の上を滑るようにして下りると楽です。
その際は靴の中に小石が入らないように、必ずゲイター(スパッツ)を履きましょう。
巻き上がる砂や火山灰から顔を守るために、ゴーグルとマスクもあると便利です。

何と言っても標高日本一の高山で、しかも独立峰です。突然の天候悪化に備えて、防水透湿素材のレインウェアを必ず用意しましょう。
レインウェア(私が使用したのはモンベルのストームクルーザー)は、ウインドブレーカーとしても非常に有効でした。
特に山頂アタック中は、天気の急変に備えてあらかじめ身に付けておくことをお勧めします。

感想

私が人生初の、それも単独での富士登山に挑戦するにあたって、家族に、そして山の師匠に約束したのは、
「無理はしない」ということ。

その約束の上で、久須志神社から奥宮へ、より具体的には成就岳から伊豆ヶ岳に続く狭いルートを、猛烈な横風が吹いている。
果たして今の自分は、ここを越えられるのだろうか?
出した結論は
「無理」。
だから素直に下山することにしました。

悔しくない、と言えば嘘になりますが、
それでもあの状況は、言ってしまえば不可抗力で、あの瞬間、自分にはどうしようもできないと悟ったわけです。

そうはいっても、
「逆回りはできなかったのか?」
「もう少し待って、様子を見ても良かったのでは?」
などなど、色々な思いが脳裏をよぎります。
そんなモヤモヤを抱えながら下山道を進み、八合目の天拝宮まで下りてきました。

天拝宮で扶桑教の神職さんに、
「山頂までは行きましたが、風が強くてお鉢巡りは諦めました」
と素直に告げたところ、
「七合目、八合目で断念される方々も大勢いる中、山頂まで辿り着いて、御来光を拝むことができたのは、素晴らしいことです」
と、諭されました。

御朱印をお願いしている間も、
「すぐに御朱印帳を埋めてしまうのでは、勿体無いですよ」と。
私が、「そうですね。これは『また来なさい』、という思し召しかもしれませんね」
と返すと、
「まずは本日、無事に下山されますことを」
と、温かいお言葉で送り出してくださいました。
そのあとは、晴れやかな気持ちで五合目まで下山できたことは言うまでもありません。

『勇気と蛮勇は違う』、と言います。

私が下した、「このまま進まず、下山する」という決断は、果たして正しかったのか、それとも……。
きっとこの先、私が登山趣味を続ける限り、あの時のことを思い出すでしょう。

ですが、一つ確実に言えることは、
結果としてケガや病気も無く、平穏無事に下山することができたのであり、
そういった意味では、あの時の決断は決して間違いではなかったと思っています。

今回の富士登山で、自分の中で大きな自信が芽生えたと思います。
その自身を、慢心にしてしまわないよう、今後も精進していきたいと考えています。

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コメント

はじめまして
boolさんこんばんは。
同じ日に富士宮側から登っていた者です。

僭越ながら、、下山の判断は正しかったと思います。
お鉢は横殴りの風でした。それに、
あの日御来光を拝むには吉田ルート側がベストでした。
山頂南側に居て太陽が見えたのは僅かの時間です。
お写真を拝見でき嬉しく思います。
烏帽子岩神社の事も存じませんでした。ありがとうございます。
2015/7/22 22:44
Re: はじめまして
djorkael様、はじめまして。boolと申します。
コメントありがとうございます。

富士登山は私にとって1年越しの夢でしたので、
それだけに、あと少しで剣ヶ峰に届かなかったのは悔しい限りです。
再チャレンジの機会があれば、
ぜひ次こそは天気の良い日を狙って、富士宮ルートで登ってみたいと思います。

吉田ルート側の御来光は、雲の隙間から辛うじて見えました。
山頂の誰もが諦めかけていた瞬間の出来事でしたので、幸運だったと思います。
誰からともなく、「万歳!」コールが巻き起こっていました。
拙い写真で恐縮ですが、ご覧いただきましてありがとうございます。

天拝宮・烏帽子岩神社のことは、私も登山の1週間くらい前に偶然知りました。
八合目元祖室に隣接する小さな神社で、ほとんどの方が素通りされますが、
富士登拝の歴史を語る上で、とても重要な場所とされています。
次回もし吉田ルートで富士山に登られる際は、ぜひ足を止めてみてください。

それでは今後とも、良い山旅を。
2015/7/23 21:52
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