15:42 富士スバルライン五合目。
通常の山歩きでは考えられない時間からのスタートというのが、いかにも富士登山ならでは、といったところでしょうか。
五合目の時点で、既にかなりの強風が吹いていました。
そりゃあもう正直、バスを降りた時点で心が折れそうになったくらいに。
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7/18 15:42
15:42 富士スバルライン五合目。
通常の山歩きでは考えられない時間からのスタートというのが、いかにも富士登山ならでは、といったところでしょうか。
五合目の時点で、既にかなりの強風が吹いていました。
そりゃあもう正直、バスを降りた時点で心が折れそうになったくらいに。
順番が前後しましたが、バス降車後、まずスバルライン五合目の一角に鎮座する冨士山小御嶽(こみたけ)神社に参拝。
無事に下山できるよう祈願しました。
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7/18 15:14
順番が前後しましたが、バス降車後、まずスバルライン五合目の一角に鎮座する冨士山小御嶽(こみたけ)神社に参拝。
無事に下山できるよう祈願しました。
ここで1つ目の御朱印を拝受。
小御嶽神社オリジナルの御朱印帳もありますが、今回は富士山本宮浅間大社の御朱印帳にいただきました。
今回は「富士山の御朱印を集める」というのも目的の一つです。
山頂奥宮の御朱印を目指し、いざ日本最高所の御朱印めぐりに出発!
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ここで1つ目の御朱印を拝受。
小御嶽神社オリジナルの御朱印帳もありますが、今回は富士山本宮浅間大社の御朱印帳にいただきました。
今回は「富士山の御朱印を集める」というのも目的の一つです。
山頂奥宮の御朱印を目指し、いざ日本最高所の御朱印めぐりに出発!
15:45 スバルライン(河口湖口)登山道入口。標高2304m。
保全協力金を支払い、いよいよ人生初の富士登山にアタック開始!
ちなみに保全協力金のゲートにて、
「六合目以上はここよりも更に強烈な風が吹いています」
「今から八合目の山小屋を目指しても、到着するのは日没後です」
「未経験の方の単独登山は、容易ではありません」
……等々、ありがたい忠告をいただきました。
(心が折れそうに…… part 2)
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7/18 15:45
15:45 スバルライン(河口湖口)登山道入口。標高2304m。
保全協力金を支払い、いよいよ人生初の富士登山にアタック開始!
ちなみに保全協力金のゲートにて、
「六合目以上はここよりも更に強烈な風が吹いています」
「今から八合目の山小屋を目指しても、到着するのは日没後です」
「未経験の方の単独登山は、容易ではありません」
……等々、ありがたい忠告をいただきました。
(心が折れそうに…… part 2)
15:54 泉ヶ滝(水は枯れているけれど)の分岐に到着。
スバルライン方面から来た場合、向かって右が六合目・山頂方面への登山道で、左が吉田口五合目へのトラバースルート。
写真の2人組は私が到着するまで、どちらのルートが山頂までの登山道なのか相談していました。
どうやら「スバルライン五合目(河口湖口)」を「吉田口五合目」だと思い込んでいて、看板に惑わされてしまったようです。
まぁ、確かにスバルラインを吉田口として総称しているのも紛らわしさを助長しているけれど……。
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7/18 15:54
15:54 泉ヶ滝(水は枯れているけれど)の分岐に到着。
スバルライン方面から来た場合、向かって右が六合目・山頂方面への登山道で、左が吉田口五合目へのトラバースルート。
写真の2人組は私が到着するまで、どちらのルートが山頂までの登山道なのか相談していました。
どうやら「スバルライン五合目(河口湖口)」を「吉田口五合目」だと思い込んでいて、看板に惑わされてしまったようです。
まぁ、確かにスバルラインを吉田口として総称しているのも紛らわしさを助長しているけれど……。
16:10 六合目の安全指導センターに到着。
標高2390mなり。
1
7/18 16:10
16:10 六合目の安全指導センターに到着。
標高2390mなり。
ここから七合目以上を見上げると……
ううっ、さっき忠告されたとおりの強烈な風!
遮るものが何も無いだけに、風がダイレクトに己の身体にぶつかってくるのを感じます。
(心が part 3)
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7/18 16:12
ここから七合目以上を見上げると……
ううっ、さっき忠告されたとおりの強烈な風!
遮るものが何も無いだけに、風がダイレクトに己の身体にぶつかってくるのを感じます。
(心が part 3)
河口湖方面を見下ろす。
富士吉田の町は晴れているようです。
2
7/18 16:29
河口湖方面を見下ろす。
富士吉田の町は晴れているようです。
九十九折の登山道を、小股でゆっくりと登ります。
巻き上げられた砂が容赦なく目や口の中に入ってきます。
ゴーグルを持ってくればよかった……。
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7/18 16:37
九十九折の登山道を、小股でゆっくりと登ります。
巻き上げられた砂が容赦なく目や口の中に入ってきます。
ゴーグルを持ってくればよかった……。
七合目の山小屋群を見上げる。
すぐそこに見えているのに、なかなか辿り着かない、このもどかしさよ。
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7/18 16:44
七合目の山小屋群を見上げる。
すぐそこに見えているのに、なかなか辿り着かない、このもどかしさよ。
振り返って三ッ峠山(1785m)方面。
既に周囲の山々が自分の目線よりも下に見えます。
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7/18 16:52
振り返って三ッ峠山(1785m)方面。
既に周囲の山々が自分の目線よりも下に見えます。
16:54 七合目の花小屋直下。
登りづらい砂地から打って変わって、七合目からは溶岩のゴツゴツとした岩場が続きます。
トレッキングポールならいっそザックに片付けてしまうのも手ですが、金剛杖ではそうもいかない。
でも、せっかくの富士登山ならやっぱり金剛杖も捨てがたい。
何とも歯がゆい感じですが、昨今はそんな方々のための便利グッズもあるのです(後述)。
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7/18 16:54
16:54 七合目の花小屋直下。
登りづらい砂地から打って変わって、七合目からは溶岩のゴツゴツとした岩場が続きます。
トレッキングポールならいっそザックに片付けてしまうのも手ですが、金剛杖ではそうもいかない。
でも、せっかくの富士登山ならやっぱり金剛杖も捨てがたい。
何とも歯がゆい感じですが、昨今はそんな方々のための便利グッズもあるのです(後述)。
七合目で標高2700m。
ここから山頂まではコースタイム5時間。
まだまだ先の長い道のりです。
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7/18 16:56
七合目で標高2700m。
ここから山頂まではコースタイム5時間。
まだまだ先の長い道のりです。
七合目からは山小屋が連続します。
この安心感は心強いです。
雲の切れ間から、夕日も差し込んできました!
0
7/18 17:05
七合目からは山小屋が連続します。
この安心感は心強いです。
雲の切れ間から、夕日も差し込んできました!
17:07 日の出館。標高2710m。
花小屋のすぐ真上です。
日の出館の前から見下ろした景色は、「これぞ富士山!」といった風情。
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7/18 17:07
17:07 日の出館。標高2710m。
花小屋のすぐ真上です。
日の出館の前から見下ろした景色は、「これぞ富士山!」といった風情。
17:11 七合目トモエ館。標高2740m。
各山小屋の前にはベンチが設置されているので、とても助かります。
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7/18 17:11
17:11 七合目トモエ館。標高2740m。
各山小屋の前にはベンチが設置されているので、とても助かります。
17:17 鎌岩館。標高2790m。
「本日空室あります」って、なんだか下界のビジネスホテルライクな。
0
7/18 17:17
17:17 鎌岩館。標高2790m。
「本日空室あります」って、なんだか下界のビジネスホテルライクな。
便利グッズ「ミニ金剛杖」。
これならストックを有効活用しつつ、焼印集めもできますね!
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7/18 17:20
便利グッズ「ミニ金剛杖」。
これならストックを有効活用しつつ、焼印集めもできますね!
17:31 富士一館。標高2815m。
夜の気配が近付いてきました。
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7/18 17:31
17:31 富士一館。標高2815m。
夜の気配が近付いてきました。
17:39 本七合目鳥居荘、のトイレ。標高2900m。
「本日7時55分に清掃しました!」って、なんだか下界の商業施設ライクな。
(単独行だと独り言が増えるタイプなんです)
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7/18 17:39
17:39 本七合目鳥居荘、のトイレ。標高2900m。
「本日7時55分に清掃しました!」って、なんだか下界の商業施設ライクな。
(単独行だと独り言が増えるタイプなんです)
17:43 東洋館の直下。標高3000m。
さすがにこのあたりから空気の薄さを実感し始めます。
しかも次の山小屋(太子館)まで結構距離があるので、しっかりと休憩を確保します。
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7/18 17:43
17:43 東洋館の直下。標高3000m。
さすがにこのあたりから空気の薄さを実感し始めます。
しかも次の山小屋(太子館)まで結構距離があるので、しっかりと休憩を確保します。
18:20 八合目太子館。標高3100m。
小屋の名は「聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って富士山に登ったときに、このあたりで休息した」という伝説に基づきます。
馬に縁があるため、焼印も馬蹄型です。
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7/18 18:19
18:20 八合目太子館。標高3100m。
小屋の名は「聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って富士山に登ったときに、このあたりで休息した」という伝説に基づきます。
馬に縁があるため、焼印も馬蹄型です。
18:31 蓬莱館。標高3150m。
このあたりが五合目と山頂のほぼ中間地点らしいです。
宿泊先の白雲荘まで、あと一つ!
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7/18 18:31
18:31 蓬莱館。標高3150m。
このあたりが五合目と山頂のほぼ中間地点らしいです。
宿泊先の白雲荘まで、あと一つ!
18:50 八合目白雲荘。標高3200m。
なんとかヘッドランプに頼らずに今回の泊地に到着しました。
そしてついに北岳山頂(3193m)を越えて、日本最高地帯に到達!
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7/18 18:50
18:50 八合目白雲荘。標高3200m。
なんとかヘッドランプに頼らずに今回の泊地に到着しました。
そしてついに北岳山頂(3193m)を越えて、日本最高地帯に到達!
白雲荘の夕食はハンバーグカレー。
カレーはもちろん、お茶さえもおかわり不可(別料金)。
翌朝の弁当(助六寿司)とセットで渡されました。
そして食べたらさっさと仮眠を取ります。たとえ眠くなくても。
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7/18 19:00
白雲荘の夕食はハンバーグカレー。
カレーはもちろん、お茶さえもおかわり不可(別料金)。
翌朝の弁当(助六寿司)とセットで渡されました。
そして食べたらさっさと仮眠を取ります。たとえ眠くなくても。
富士山に夜の闇が近付きます。
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7/18 19:27
富士山に夜の闇が近付きます。
翌0:25 白雲荘食堂。
結局、うたた寝と覚醒を繰り返しているうちにこんな時間に。
起きている間は何とも無かったのに、睡眠中に呼吸ペースが乱れたせいなのか、なんとなく気分が良くない。
まだ頭痛こそ無いものの、このまま無理に寝ても悪化して高山病になりかねない。
そう判断し、身支度をして山頂を目指すことに。
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7/19 0:25
翌0:25 白雲荘食堂。
結局、うたた寝と覚醒を繰り返しているうちにこんな時間に。
起きている間は何とも無かったのに、睡眠中に呼吸ペースが乱れたせいなのか、なんとなく気分が良くない。
まだ頭痛こそ無いものの、このまま無理に寝ても悪化して高山病になりかねない。
そう判断し、身支度をして山頂を目指すことに。
0:43 元祖室。標高3250m。
夜の闇の中、小屋の明かりほど心強いものはありません。
この時点ではまだ、想像していたほど寒くは無かったのですが、風が強かったです。
そしてこのあと、富士山の過酷さを思い知らされることになるのです。
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7/19 0:43
0:43 元祖室。標高3250m。
夜の闇の中、小屋の明かりほど心強いものはありません。
この時点ではまだ、想像していたほど寒くは無かったのですが、風が強かったです。
そしてこのあと、富士山の過酷さを思い知らされることになるのです。
麓に広がる吉田の夜景と、五合目から続く光の道。
夏の富士山名物、『御来光登山』のはじまりです!
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7/19 0:44
麓に広がる吉田の夜景と、五合目から続く光の道。
夏の富士山名物、『御来光登山』のはじまりです!
1:03 本八合目富士山ホテル。標高3400m。
このあたりから濃霧、というか雲の中に入り、雨粒とも氷の粒ともつかない塊が、身体を打ち付け始めました。
2
7/19 1:03
1:03 本八合目富士山ホテル。標高3400m。
このあたりから濃霧、というか雲の中に入り、雨粒とも氷の粒ともつかない塊が、身体を打ち付け始めました。
1:12 本八合目トモエ館&胸突江戸屋。
江戸屋は須走ルートに属する山小屋です。
本八合目は須走ルートとの合流地点で、ここから山頂までいわゆる「御来光渋滞」が発生します。
そしてこれより上は、浅間大社奥宮の境内地となります。
3
7/19 1:12
1:12 本八合目トモエ館&胸突江戸屋。
江戸屋は須走ルートに属する山小屋です。
本八合目は須走ルートとの合流地点で、ここから山頂までいわゆる「御来光渋滞」が発生します。
そしてこれより上は、浅間大社奥宮の境内地となります。
1:24 八合五勺御来光館。標高3450m。
吉田・須走ルート最後の山小屋です。
0
7/19 1:24
1:24 八合五勺御来光館。標高3450m。
吉田・須走ルート最後の山小屋です。
霧の中に、うっすらと狛犬の姿が……。
3
7/19 2:41
霧の中に、うっすらと狛犬の姿が……。
2:44 富士山頂上 久須志(くすし)神社に到着! 標高3715m!
当然ながら、神社の入口はまだ締め切られています。
さすがは日本最高所の山頂なだけあって、猛烈な風!
風上に向かって歩いていると押し戻されそうになるほどです。
御来光は4時半頃の予報。それまでに天候は収まるのでしょうか……?
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7/19 2:44
2:44 富士山頂上 久須志(くすし)神社に到着! 標高3715m!
当然ながら、神社の入口はまだ締め切られています。
さすがは日本最高所の山頂なだけあって、猛烈な風!
風上に向かって歩いていると押し戻されそうになるほどです。
御来光は4時半頃の予報。それまでに天候は収まるのでしょうか……?
山口屋支店にて暖を取ります。
冷え切った身体に、暖かいおしるこが沁みわたります。
8
7/19 3:48
山口屋支店にて暖を取ります。
冷え切った身体に、暖かいおしるこが沁みわたります。
そうこうしているうちに、いつの間にか久須志神社が開いていました。
早速、お参りさせていただきます。
2
7/19 4:27
そうこうしているうちに、いつの間にか久須志神社が開いていました。
早速、お参りさせていただきます。
念願の富士頂上奥宮限定の御朱印帳をゲット!
ここ、奥宮末社の久須志神社でも同じものが頒布されています。
12
7/19 20:21
念願の富士頂上奥宮限定の御朱印帳をゲット!
ここ、奥宮末社の久須志神社でも同じものが頒布されています。
そして久須志神社の御朱印を拝受。
富士山の火山灰を練りこんだ、独特の色の朱肉が特徴です。
久須志神社はもともと薬師如来を祀る薬師堂でしたが、明治の神仏分離を経て「薬師」→「久須志」と読み替えられ、奥宮の末社となりました。
なお現在の祭神は大名牟遅命と少彦名命ですが、この二柱の神はいずれも薬師如来を本地仏としていました。
17
7/19 20:23
そして久須志神社の御朱印を拝受。
富士山の火山灰を練りこんだ、独特の色の朱肉が特徴です。
久須志神社はもともと薬師如来を祀る薬師堂でしたが、明治の神仏分離を経て「薬師」→「久須志」と読み替えられ、奥宮の末社となりました。
なお現在の祭神は大名牟遅命と少彦名命ですが、この二柱の神はいずれも薬師如来を本地仏としていました。
「山頂に着いたら、お鉢を巡って奥宮と剣ヶ峰に行こう!」
……と意気込んでいたのですが。
幅の狭い尾根道を、猛烈な横風が通り抜けていきます。
進むべきか。戻るべきか……。
6
7/19 4:35
「山頂に着いたら、お鉢を巡って奥宮と剣ヶ峰に行こう!」
……と意気込んでいたのですが。
幅の狭い尾根道を、猛烈な横風が通り抜けていきます。
進むべきか。戻るべきか……。
そのとき、背後から歓声が上がりました。
4:37、御来光の瞬間。
26
7/19 4:37
そのとき、背後から歓声が上がりました。
4:37、御来光の瞬間。
しかし風は依然として強く、水分を多く含んだ雲が視界を遮ります。
ついさっきまで顔を出していた太陽も、次の瞬間にはこの通り。
決断は、自分自身でも驚くほどに、あっさりと下りました。
「下山しよう」と。
7
7/19 4:46
しかし風は依然として強く、水分を多く含んだ雲が視界を遮ります。
ついさっきまで顔を出していた太陽も、次の瞬間にはこの通り。
決断は、自分自身でも驚くほどに、あっさりと下りました。
「下山しよう」と。
下山道を下り始めた矢先、突然に視界が開け、雲海と、太陽が姿を現しました!
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7/19 4:56
下山道を下り始めた矢先、突然に視界が開け、雲海と、太陽が姿を現しました!
火山灰の下山道を進むと、まるで雪の上を滑るようにどんどん高度を下げていきます。
このペースで行くと、7時台には五合目に到着できそうです。
しかし、折角ここまで来たのに、このままでは終われません。
16
7/19 5:21
火山灰の下山道を進むと、まるで雪の上を滑るようにどんどん高度を下げていきます。
このペースで行くと、7時台には五合目に到着できそうです。
しかし、折角ここまで来たのに、このままでは終われません。
下山道の途中からトラバースして訪れたのは、八合目の冨士山天拝宮と、その隣の烏帽子岩神社。
八合目の山小屋、元祖室に併設された、神道扶桑教の祭祀場です。
実は、こちらでも御朱印をいただくことができます。
扶桑教は江戸時代の富士講を起源とする教派神道の一派です。
信者たちは今なお白装束の伝統的な出で立ちで、富士山登拝を行っています。
4
7/19 5:29
下山道の途中からトラバースして訪れたのは、八合目の冨士山天拝宮と、その隣の烏帽子岩神社。
八合目の山小屋、元祖室に併設された、神道扶桑教の祭祀場です。
実は、こちらでも御朱印をいただくことができます。
扶桑教は江戸時代の富士講を起源とする教派神道の一派です。
信者たちは今なお白装束の伝統的な出で立ちで、富士山登拝を行っています。
ここ八合目の烏帽子岩は、富士講の中興の祖、食行身禄(じきぎょうみろく)が断食行の後に入定された聖地とされています。
その上に建てられた富士登拝のベースキャンプこそが、現在の山小屋「元祖室」のルーツなのだとか。
6
7/19 5:35
ここ八合目の烏帽子岩は、富士講の中興の祖、食行身禄(じきぎょうみろく)が断食行の後に入定された聖地とされています。
その上に建てられた富士登拝のベースキャンプこそが、現在の山小屋「元祖室」のルーツなのだとか。
天拝宮はもともと富士山頂にありましたが、明治時代に元祖室の位置に遷座されました。
夏の間は扶桑教の神職によって祭祀が執り行われ、御朱印を拝受することもできます。
今回は神職さんのご好意で、昇殿して御祓いを受けることができました。
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天拝宮はもともと富士山頂にありましたが、明治時代に元祖室の位置に遷座されました。
夏の間は扶桑教の神職によって祭祀が執り行われ、御朱印を拝受することもできます。
今回は神職さんのご好意で、昇殿して御祓いを受けることができました。
7:09 七合目のバイオトイレ。
本当に、下山はあっという間です。
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7/19 7:09
7:09 七合目のバイオトイレ。
本当に、下山はあっという間です。
それまで目線のずっと下に見えていた山々が、段々と近付いてきます。
1
7/19 7:13
それまで目線のずっと下に見えていた山々が、段々と近付いてきます。
7:41 六合目安全指導センター。
昨日とは打って変わって、風も穏やかで登山日和。
もっとも山頂付近は笠雲で、やはり天候は回復していない様子。
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7/19 7:41
7:41 六合目安全指導センター。
昨日とは打って変わって、風も穏やかで登山日和。
もっとも山頂付近は笠雲で、やはり天候は回復していない様子。
奥に見える山は、(多分)左から間ノ岳、北岳、甲斐駒ケ岳。
で、やや右に離れて鳳凰三山。
北岳と間ノ岳の山頂は雲の中です。
手前の建物は、スバルライン五合目のレストハウス。
3
7/19 7:42
奥に見える山は、(多分)左から間ノ岳、北岳、甲斐駒ケ岳。
で、やや右に離れて鳳凰三山。
北岳と間ノ岳の山頂は雲の中です。
手前の建物は、スバルライン五合目のレストハウス。
昨日は一頭も見かけなかった馬。
麓まで下りてきたんだなぁ、と実感すると同時に、名残惜しいような、うら寂しいような感覚が去来します。
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7/19 8:06
昨日は一頭も見かけなかった馬。
麓まで下りてきたんだなぁ、と実感すると同時に、名残惜しいような、うら寂しいような感覚が去来します。
8:07 スバルライン五合目に到着。
無事、山頂から下山しました!
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7/19 8:07
8:07 スバルライン五合目に到着。
無事、山頂から下山しました!
達成感と、満足感と、悔しい思いを胸に。
まずは無事に下山できたことを感謝し、小御嶽神社へのお礼参りを済ませます。
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7/19 8:37
達成感と、満足感と、悔しい思いを胸に。
まずは無事に下山できたことを感謝し、小御嶽神社へのお礼参りを済ませます。
富士山よ、ありがとう!
そしてこれからも、どうかその険しくも優しい雄大な姿で、私たちを見守っていてください。
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7/19 9:09
富士山よ、ありがとう!
そしてこれからも、どうかその険しくも優しい雄大な姿で、私たちを見守っていてください。
boolさんこんばんは。
同じ日に富士宮側から登っていた者です。
僭越ながら、、下山の判断は正しかったと思います。
お鉢は横殴りの風でした。それに、
あの日御来光を拝むには吉田ルート側がベストでした。
山頂南側に居て太陽が見えたのは僅かの時間です。
お写真を拝見でき嬉しく思います。
烏帽子岩神社の事も存じませんでした。ありがとうございます。
djorkael様、はじめまして。boolと申します。
コメントありがとうございます。
富士登山は私にとって1年越しの夢でしたので、
それだけに、あと少しで剣ヶ峰に届かなかったのは悔しい限りです。
再チャレンジの機会があれば、
ぜひ次こそは天気の良い日を狙って、富士宮ルートで登ってみたいと思います。
吉田ルート側の御来光は、雲の隙間から辛うじて見えました。
山頂の誰もが諦めかけていた瞬間の出来事でしたので、幸運だったと思います。
誰からともなく、「万歳!」コールが巻き起こっていました。
拙い写真で恐縮ですが、ご覧いただきましてありがとうございます。
天拝宮・烏帽子岩神社のことは、私も登山の1週間くらい前に偶然知りました。
八合目元祖室に隣接する小さな神社で、ほとんどの方が素通りされますが、
富士登拝の歴史を語る上で、とても重要な場所とされています。
次回もし吉田ルートで富士山に登られる際は、ぜひ足を止めてみてください。
それでは今後とも、良い山旅を。
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