谷川岳(西黒尾根〜蓬峠〜土合)
- GPS
- 11:18
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,091m
- 下り
- 2,056m
コースタイム
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 11:15
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広い駐車場ですが、深夜に到着時も帰る時も10台弱しか停まっていませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒尾根から谷川岳にかけての岩場はつるつるの岩、滑ります。 谷川岳から蓬峠までは道標もしっかりしているので、天気が良ければ迷うところはないと思いますが、道が笹や草に覆われていて足元が見えないので、注意が必要です。 蓬峠から土合までは、一部登山道が崩壊したガレ場のトラバースがあったり、沢の渡渉で水に浸かったり、崩れそうな雪渓の下をくぐったりと、途中までは結構ルートファインディングに気をつかう道でした。雨の日は沢が増水して通れない可能性があるコースだと思います。 |
写真
感想
ようやく梅雨明けしたものの台風通過後の不安定な天気予報の中、3連休で一番天気が良くなりそうな連休最終日に谷川岳へ登ってきました。
ヤマテンでは朝夕は雨予報だったので雨覚悟で登りましたが、全く降られずラッキーでした。
夜中に駐車場に到着して30分くらい仮眠、AM2:30にヘッドライトを点けて出発。
雲は多いものの星も少し出ています。
500mほど進んだところで熊鈴を忘れたことに気がついたが取りに戻るのも面倒なのでそのまま進む。
真っ暗な西黒尾根を1人で歩くのはちょっと不気味ですが、余計なことを考えないように登ることに集中する。気温は低く(20度以下)半袖Tシャツにもかかわらず、雨上がりのせいなのか湿度が非常に高くて汗だくになる。しかしヘッドライトでクサリ場を照らして登るのもなかなか楽しい。
ラクダの背の辺りで明るくなり始めたが、期待していた日の出とモルゲンロートは東側の空が曇っているので見えそうにない。見上げる谷川岳の上部もガスがかかっている。
しかし森林限界を越えると景色が開けて気持ちよく、赤城山や武尊山も見え、いろんな花もたくさん咲いていて写真を撮るために立ち止まる回数が増え、登るペースが落ちる(苦笑)。
トマの耳に到着したときは誰もいなくて山頂独り占め。山頂のガスは取れたが周りの稜線には雲海が立ち込めていてしばらく山頂にとどまってガスが晴れるのを待ったがなかなかスッキリとは取れないし、肩の小屋から登山者も登り始めてきたので先に進むことに。オキの耳では反対側から来た登山者に写真を撮ってもらった。そして歩くにつれ次第に稜線に立ち込めていたガスも晴れてきて、一ノ倉岳に着いたときにはほぼスッキリ。遠くは富士山までも見えました。
一ノ倉岳を過ぎると高山植物の花が咲き乱れる草原、ササ原のなだらかな山容、美しい稜線は眺めもよく、ほとんど人にも出会わず1人のんびりと歩く縦走路は天国のような道で最高でした。しかしお花だらけで相変わらず足が全然進みません(笑)。
ニッコウキスゲの咲く蓬峠には9時半前に到着。あわよくば馬蹄形もと思ってましたが、ここから先まだ8時間以上の厳しい行程、炎天下の稜線歩きは暑いし午後には雷雨もあるとの天気予報だったし、3連休最終日の高速道路の帰りの渋滞も考えると今日の自分には無理とあきらめ、予定どおりここから土合への道を行く。一部登山道が崩壊したガレ場のトラバースがあったり、沢の渡渉で水に浸かったり、崩れそうな雪渓の下をくぐったりと、途中までは結構ルートファインディングに気をつかう道でした。雨の日は沢が増水して通れない可能性があるコースだと思います。
下山も長い道のりでしたが、最後はJR巡視小屋から旧道にあがって一ノ倉沢の出合にも寄り道をして大岩壁も見れたし、時間帯をずらして登ったことで終始静かな山を満喫できて充実の山行でした。
今回は水3Lとスポドリ500ccのペットボトルを持って歩きましたが、水1L余りました。
なお、↓のニュースにあるように、土合周辺ではこの日の夕方に激しいゲリラ豪雨があったようなので、無理せず早めに下山して帰って正解でした。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150721-00000001-ann-soci
(追記)この豪雨で谷川岳ロープウェイは7月末まで運休となったようです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する