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Yamareco

記録ID: 681528
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

赤牛岳&三ツ岳・・アルプス稜線上での雨+風は厳しかった!

2015年07月19日(日) ~ 2015年07月20日(月)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
34:24
距離
38.3km
登り
3,372m
下り
3,364m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
14:47
休憩
0:37
合計
15:24
距離 25.0km 登り 2,888m 下り 1,297m
0:45
75
七倉ゲート
2:00
27
高瀬ダム
2:27
181
裏銀座登山口
5:28
5:33
66
6:39
6:48
72
8:00
40
8:40
58
9:38
9:40
36
10:16
10:36
28
11:04
11:05
38
11:43
91
13:14
94
14:48
50
15:38
31
16:09
2日目
山行
6:33
休憩
0:09
合計
6:42
距離 13.4km 登り 474m 下り 2,058m
5:44
24
6:08
6:10
65
7:15
7:17
11
7:28
32
8:00
8:02
8
8:10
8:11
132
10:23
10:25
121
12:26
ゴール地点
天候 1日目
霧雨のち曇りのち雨風・・午後からの赤牛岳付近の稜線上はかなり過酷なコンディションに

2日目
霧のち曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七倉ゲート前の広い無料駐車場を利用・・海の日3連休だけに、18日22時頃の到着時は9割方うまっていました

カーナビは「ななくらさんそう」で一発検索

ゲート開門の6時半から、高瀬ダムまでタクシー利用可(2200円)・・徒歩なら24hr通れます
コース状況/
危険箇所等
七倉ゲート前の登山補導所に登山届の黄色ポストあり

濁沢から取り付くブナ立尾根は「北ア三大急登」なのでキツい登りが続きますが、概ね標高100m毎に目安となる12〜0の表示があり、整備状況は良好です

裏銀座縦走路〜水晶岳までも、特に問題の無いアルプスの稜線道です

水晶岳〜赤牛岳は、少し踏み跡薄い感じの部分もありますが、ペイントマークや小ケルンは途切れず、終始ガスに巻かれていたので助かりました・・ルーファイに苦労するようだと気象条件も合わせてアッサリ敗退だったでしょう

全般に危険を感じる部分も特にありませんでした
その他周辺情報 七倉駐車場前の七倉山荘にて日帰り入浴(650円)
“プロローグ”は終り、ここから「北ア三大急登」のブナ立尾根に取り付きます

2015年07月19日 02:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7/19 2:27
“プロローグ”は終り、ここから「北ア三大急登」のブナ立尾根に取り付きます

ようやく2/3が経過した4/12地点の三角点
2015年07月19日 04:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7/19 4:27
ようやく2/3が経過した4/12地点の三角点
振り返ると展望が開けて雲の切れ間からご来光

2015年07月19日 04:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
7/19 4:51
振り返ると展望が開けて雲の切れ間からご来光

雲は厚いですがいい眺め
2015年07月19日 04:52撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
4
7/19 4:52
雲は厚いですがいい眺め
ブナ立尾根を登り終えて烏帽子小屋に到着・・水を1L200円で補給

2015年07月19日 05:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7/19 5:28
ブナ立尾根を登り終えて烏帽子小屋に到着・・水を1L200円で補給

稜線沿いにはコマクサがあちこちに
2015年07月19日 06:03撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 6:03
稜線沿いにはコマクサがあちこちに
本日最初のピーク三ツ岳へ・・百高山を目指す人のみが進む左手の踏み跡へ

2015年07月19日 06:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7/19 6:31
本日最初のピーク三ツ岳へ・・百高山を目指す人のみが進む左手の踏み跡へ

これが山頂三角点でしょうか
2015年07月19日 06:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 6:40
これが山頂三角点でしょうか
ガスの切れ間も出てきました

2015年07月19日 07:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
7/19 7:51
ガスの切れ間も出てきました

野口五郎小屋到着・・涼しくて水は余り消費せずここはスルー
2015年07月19日 07:59撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 7:59
野口五郎小屋到着・・涼しくて水は余り消費せずここはスルー
野口五郎岳山頂方向・・行きは巻道から

2015年07月19日 08:11撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 8:11
野口五郎岳山頂方向・・行きは巻道から

ガスが晴れてきて水晶岳方面
2015年07月19日 08:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 8:31
ガスが晴れてきて水晶岳方面
さすが百名山・貫禄あり

2015年07月19日 08:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 8:31
さすが百名山・貫禄あり

双耳峰をズームで
2015年07月19日 08:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 8:33
双耳峰をズームで
南真砂岳とハクサンイチゲのお花畑

2015年07月19日 08:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 8:48
南真砂岳とハクサンイチゲのお花畑

2015年07月19日 08:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 8:45
明日の下山時に登る野口五郎岳と真砂岳(一番右のピーク)
2015年07月19日 08:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 8:58
明日の下山時に登る野口五郎岳と真砂岳(一番右のピーク)
水晶小屋のある赤岳への道は中々険しいです

2015年07月19日 10:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 10:01
水晶小屋のある赤岳への道は中々険しいです

歩いてきた稜線を振り返る
2
歩いてきた稜線を振り返る
ほぼ計画タイムで小屋到着・・チェックイン後、メインの赤牛岳に向います

2015年07月19日 10:19撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
7/19 10:19
ほぼ計画タイムで小屋到着・・チェックイン後、メインの赤牛岳に向います

まずは水晶岳へ
2015年07月19日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 10:48
まずは水晶岳へ
本日は水晶岳ピークは通過点で、目指すは赤牛岳

2015年07月19日 11:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 11:04
本日は水晶岳ピークは通過点で、目指すは赤牛岳

高天原分岐の温泉沢の頭・・「いつ敗退としても不思議ない」と思いつつでしたが
2015年07月19日 11:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 11:43
高天原分岐の温泉沢の頭・・「いつ敗退としても不思議ない」と思いつつでしたが
1ヶ所雪渓の上を歩きました・・この先から雨粒が横殴り(特に尾根西側)になりましたが、半分以上来ていて止められず

2015年07月19日 12:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 12:12
1ヶ所雪渓の上を歩きました・・この先から雨粒が横殴り(特に尾根西側)になりましたが、半分以上来ていて止められず

過酷な状況になってしまいましたが何とか登頂・・下山時は、脚が止まると低体温症になりそうでした
2015年07月19日 13:13撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/19 13:13
過酷な状況になってしまいましたが何とか登頂・・下山時は、脚が止まると低体温症になりそうでした
翌朝もガスの中のスタート

2015年07月20日 05:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7/20 5:47
翌朝もガスの中のスタート

ガスが薄くなってきて稜線道が見えてきました
2015年07月20日 06:00撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/20 6:00
ガスが薄くなってきて稜線道が見えてきました
野口五郎岳への道
2015年07月20日 06:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:36
野口五郎岳への道
2015年07月20日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:38
アルプスらしい岩の感触が気持ちの良い道
2015年07月20日 06:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:39
アルプスらしい岩の感触が気持ちの良い道
2015年07月20日 06:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:45
そして姿を現したのが〜

2015年07月20日 06:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:47
そして姿を現したのが〜

北アルプスのランドマーク・槍様です
2015年07月20日 06:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:51
北アルプスのランドマーク・槍様です
北鎌尾根をズーム
2015年07月20日 06:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:54
北鎌尾根をズーム
こちらは大天井〜常念
2015年07月20日 07:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 7:02
こちらは大天井〜常念
野口五郎岳の前に真砂岳へ
2015年07月20日 07:22撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/20 7:22
野口五郎岳の前に真砂岳へ
この真砂岳は百高山ではないようですが、一応登頂

2015年07月20日 07:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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7/20 7:27
この真砂岳は百高山ではないようですが、一応登頂

ドッシリ構えた野口五郎岳へ
2015年07月20日 07:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 7:28
ドッシリ構えた野口五郎岳へ
山頂到着
2015年07月20日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 8:02
山頂到着
山頂からは餓鬼岳方面の展望
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山頂からは餓鬼岳方面の展望
裏銀座縦走路

2015年07月20日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 8:16
裏銀座縦走路

昨日登った百高山の三ツ岳
2015年07月20日 08:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 8:23
昨日登った百高山の三ツ岳
赤牛岳の雲が取れてきた!
2015年07月20日 08:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 8:46
赤牛岳の雲が取れてきた!
中々立派
2015年07月20日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 8:49
中々立派
昨日のツラさもいい思い出の水晶岳〜赤牛岳の縦走路
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昨日のツラさもいい思い出の水晶岳〜赤牛岳の縦走路
正面に針ノ木岳
2015年07月20日 09:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:19
正面に針ノ木岳
赤牛岳と奥に(北)薬師岳
2015年07月20日 09:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:33
赤牛岳と奥に(北)薬師岳
稜線鞍部の先には富山湾〜能登半島
2015年07月20日 09:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:34
稜線鞍部の先には富山湾〜能登半島
そして針ノ木岳の遥か先に見えるのは〜
2015年07月20日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:36
そして針ノ木岳の遥か先に見えるのは〜
現地では白馬岳かと思いましたが、確認すると旭岳でした

2015年07月20日 09:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:37
現地では白馬岳かと思いましたが、確認すると旭岳でした

針ノ木〜蓮華のツーショット
2015年07月20日 09:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:48
針ノ木〜蓮華のツーショット
その右手遥か下にはゴールの高瀬ダム・・まだまだ遠〜い

2015年07月20日 09:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 9:49
その右手遥か下にはゴールの高瀬ダム・・まだまだ遠〜い

2015年07月20日 09:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 9:51
2015年07月20日 09:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 9:52
烏帽子岳〜ニセ烏帽子
2015年07月20日 09:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 9:55
烏帽子岳〜ニセ烏帽子
烏帽子小屋到着
2015年07月20日 10:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 10:16
烏帽子小屋到着
お花畑と赤牛

2015年07月20日 10:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 10:19
お花畑と赤牛

ブナ立尾根の展望地から南沢岳〜不動岳〜針ノ木〜蓮華
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ブナ立尾根の展望地から南沢岳〜不動岳〜針ノ木〜蓮華
不動沢吊橋の上から大天井岳方面・・歩きごたえ十分な北アルプスを満喫できました
2015年07月20日 12:21撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7/20 12:21
不動沢吊橋の上から大天井岳方面・・歩きごたえ十分な北アルプスを満喫できました

感想

今回は、北アルプス奥深い赤牛岳と裏銀座の三ツ岳登頂を目指しての計画。

両山を結ぶベストルートは、「裏銀座と読売新道を繋いだ周回ルート」と思われますが、ネックとして黒部湖の渡船や黒部ダムから扇沢へ下るトロリーバスの縛りがあります。そのため、予備日が取れない悲しさで、「七倉ゲートからのピストン」に最終決定しました。

1日目はCTが20時間近く(30辧◆2500m)になり、七倉ゲートからはヘッデンスタート必須のロングコース。それでも霧の中での山行が逆に幸いして(涼しいのと写真タイムが殆ど無いため)、ほぼ計画タイムで水晶小屋に到着できました。

チェックイン後、今回メインの赤牛岳へと向います。

小屋を出る頃は「霧+風少々」程度の気象状況でしたが、赤牛岳の山頂が近づく頃には雨風が強まりアルプスの稜線上はかなり過酷なコンディションに。
小屋への下山中には、悲壮感こそまだ無かったものの「これでもし脚が動かなくなったら遭難(自力下山不能状態)もあるなぁ;」というプレ低体温症を自覚しました。
そんな苦労もあり、軟弱な自分(ピンチの匂いを感じたら、すぐに「計画変更」という名目の「実質敗退」)としては余り経験しない「悪条件に耐えた」という達成感を得られた赤牛岳登頂でした。

自分の脚が続く限り、どこまでも歩かせてくれるスケールのデカいアルプスの山行フィールド。
アクセスの大変さなど吹き飛ぶ感動を与えてくれるこのアルプスに、これからも足が向きそうです。

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ブナ立尾根〜烏帽子岳〜裏銀座〜水晶岳〜読売新道〜黒部ダム
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

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