記録ID: 6836416
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
立山二山(浄土山・雄山)〜雷鳥の楽園〜
2024年05月22日(水) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 794m
- 下り
- 789m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
9:30
85分
室堂バスターミナル
10:55
40分
浄土山北峰
11:35
50分
龍王岳
12:25
80分
一ノ越
13:45
105分
雄山
15:30
室堂バスターミナル
09:15 室堂バスターミナル 09:30
10:55 浄土山北峰
11:35 龍王岳
12:25 一ノ越
13:45 雄山山頂
14:40 一ノ越
15:35 室堂バスターミナル
【総行動時間:06:20】
休憩は適宜
10:55 浄土山北峰
11:35 龍王岳
12:25 一ノ越
13:45 雄山山頂
14:40 一ノ越
15:35 室堂バスターミナル
【総行動時間:06:20】
休憩は適宜
天候 | 【2024年5月22日(水)富山の当日天気】 日の出/入:04:39(出) 18:57(入) 天気:晴れのち曇り 朝までの最低気温 13.4℃ 夕方までの最高気温 22.3℃ 最高湿度(%):87 最高露点温度(℃):14.6 降水量(mm) --- 現地気圧(hPa:変化量) 1018.2〜1012.7 海面気圧(hPa:変化量) 1020.3〜1014.8 風向(16方位) 南南西 最高:風速(m/s) 4 視程(km) 20 不快指数 58:快適な陽気で、暑さは感じない 【現地主観天気】 昼過ぎから湧き上がる雲で雄山山頂から箱庭室堂平は望めず 風で耳が痛くるることもなく、アウターも不要 申し分ない山行日和 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
《発:07:15 着:08:30》 【コ ン ビ ニ】 立山駅まで最後のコンビニエンスストアは、 県道沿いの道路のアルペン村にセブンイレブン 【立山駅から室堂】 08:10ケーブルカー立山駅発-08:20高原バス美女平−09:10室堂着 基本:立山ケーブルカー:07分 1.3km 立山高原バス :50分 23km ※始発が7:00 最終接続も16:20 行動時間が9時間程度となるためにゆとりあるプランニングが必要 【駐車場】 立山駅近くには大小多くの駐車場あり すべて無料も第一駐車場にゲートが設置されていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
【総評】 5月の立山周辺は雪道。まだ雪の大谷に観光客が来訪していた。バスターミナルから出てすぐから室堂平は雪の下で玉殿湧水も雪の下。 ^譽留曚ら雄山山頂まで ∨名土山山頂下部 N恐Τ戞´て郛土山下部から一ノ越間 上記のみ夏道で雪は無いがそれ以外は締雪。 【雪質】 踏み抜きは無いが融解が進む雪質でアイゼンに付着していく。 【危険個所】 室堂から一の越の北浄土山北面の一本道が傾斜アリ滑落注意です 【登攀装備】 夏道以外は10本爪アイゼンとWストック&ピッケルを使用しました 【その他の登山者】 浄土山周辺:ソロ男性スキーヤー:2名。ソロ男性2名。ソロ女子1名。 龍王岳周辺:男性3人組パーティー1組。 雄山尾根:複数 その他周辺情報 【登山ポスト】 地下一階に入山届、相談窓口あり 入山届が必要になりました。 対象期間:4月、5月、11月 対象地域:室堂周辺 提出方法:室堂ターミナル内の入山安全相談窓口 http://toyamaken-sotaikyo.jp/ http://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/0416a.html ※室堂ターミナル階段踊場の山岳情報板は必読です。 【立山について】 飛騨山脈の北部、黒部川左岸山稜の中ほどにある。 かつては『たちやま』といい、富山平野から仰ぐ連峰の峰々全体を指したともいうが今では狭義には雄山神社峰本社の建つ雄山山頂を指す。 立山連峰の主峰群で、中部山岳国立公園を代表する山の一つである。 剱岳とならび、日本では数少ない、現存する氷河を有する山で称名川と 黒部川の分水嶺で3方向に氷河地形を持つ。 台形の楯状の尾根にある大汝山、富士ノ折立までも含める場合もある。 最高地点が大汝山3015mで次いで富士ノ折立2999mで雄山3003mとなっ ている立山信仰上では、浄土山、立山雄山、別山を立山三山という。 立山は日本の山岳信仰の山として、加賀白山と駿河富士山と共に 日本三霊山の一に数えられる。 立山は701(大宝元)年、佐伯有頼の開山と伝えられている。 山の姿は阿弥陀如来の五体とし、『一ノ越』は膝、『ニノ越』は腹、『三ノ越』は肩、『四ノ越』は首、『五ノ越』は頭部、山頂は『烏瑟』とする神体山。室堂平を囲む四方の山々は仏の坐す『八葉蓮華』に見立てている 立山については、最古の文献である万葉集には「多知夜麻」と記され、 古くは「たちやま」と呼ばれていたようである。立山が刃を上にして太刀を横に置いた形だとも聞く。また、たちやまは「太刀山」であるから、本来は剱岳のことであるが、なぜ今の場所を立山と言うようになったのかはわからない、という説もある。 また、日本を作り終えた神が天界に戻る際に踏み台代わりに足をかけて立った山だから「たちやま」という説もある 余談ですが単独行の加藤文太郎氏は1926年(大正15年)から死去する前年の1935年(昭和10年)まで毎年のように立山を訪れています。 【立山の自然について】 日本の屋根と言われる飛騨山脈は、日本最古の岩石飛騨変成岩からなり、造山運動で隆起立山もその一つ1峰。冬季この尾根に遮られて大量の降雪を見る。稜線の東側には南西の季節風に運ばれた雪が吹き溜まり、御前沢圏谷の氷河地形(猿又ようの石堤があって(サルマタノカールと俗称)を持つ。 西側には、東大理学部山崎直方博士によって1905(昭和20)年に国指定自然記念物になった。 立山で氷河!? 氷河とは、「重力によって長期間にわたり連続して流動する雪氷体(雪と氷の大きな塊)」と定義され、極東アジアでは、カムチャッカ以北に分布しており、現在の日本には分布しないとされています。 2009年9月、立山の雄山(3003m)の東面、御前沢(ごぜんざわ)雪渓で長さ700m、幅200m、厚さ30mに達する日本最大級の氷体がアイスレーダ(電波で氷の内部をスキャンする機材)探査により発見されました。この氷体はその厚さと表面傾斜から現在でも流動している。 氷河である可能性があることから、2010年「富山県元気な雪国づくり事業」の補助を受け、高精度GPS等を用いた氷体の流動観測が行われました。 その結果、1ヶ月で6〜30cmの移動が確認され「氷河」であると確定され 国内初の現存する氷河となりました。 氷河とされたのは、立山連峰の剱岳(つるぎだけ)北方稜線(りょうせん)東側の三ノ窓雪渓と小窓雪渓、雄山(おやま)東側の御前(ごぜん)沢雪渓の三つの氷体。三ノ窓と小窓の両雪渓下に厚さ30メートル以上、長さ1キロ前後の氷体があり、昨秋の調査で1カ月間に最大30センチ超の流動が確認されたという。 御前沢雪渓下の氷体でも1カ月間に7〜9センチの流動があった。 【崩れる大地】 〜知られざるもうひとつの立山〜 明治39年からの砂防工事 新湯 護天涯 立山黒部アルペンルート(弥陀ヶ原台地)の南側に知られざるもう一つの立山ともいうべき「立山カルデラ」があります。周囲を切り立った断崖で囲まれ、容易に近づけないのであまり知られていませんが、中部山岳国立公園の一部です。 立山カルデラは、東西約6.5km、南北約4.5km、標高差が500〜1700mもある巨大なくぼ地です。立山火山に食い込んだ谷が激しい侵食作用によって拡大してできた侵食カルデラといわれています。カルデラの内部は美しい弥陀ヶ原高原と全く異なり、荒々しい風景の崩壊地が目立ちます。これまで度々崩壊しては、内部に土砂をため、大雨の度にその土砂が下流域に流れ出して大きな災害をもたらしてきました。そのため、この中では、これまで1世紀もの間、砂防工事が進められています。 一方で、こうした崩壊地にもそこに適応した動植物が生を営み、点在する池沼と共に荒れ地に潤いを与えています。また、カルデラ内の数カ所からは温泉が湧出し、戦前は立山温泉として湯治客や登山客、砂防関係者で賑わいました。 現在、立山カルデラは危険防止のため工事関係車両以外乗り入れ禁止となっています。 |
その他周辺情報 | 【日帰温泉】 よしみね温泉 グリーンパーク吉峰 料 金:700円(一般一名分) 場 所:〒930-1362 富山県中新川郡立山町吉峰野開 12 電 話:TEL 076-483-2828 FAX 076-483-3255 開館時間:午前10時〜午後8時30分 定 休 日:23年度4月より年中無休になったとのこと。 H P:http://www.yoshimine.or.jp/relax/01.html モンベルクラブ会員特典 吉峰温泉入浴料10%OFF http://club.montbell.jp/privilege/fshop/search/disp.php?shop_no=891112 |
写真
装備
備考 | LA SPORTIVA YETI GTX JP(¥44,100:税込) スポルティバの人気マウンテンブーツ「TRANGO S EVO」をベースに、セミワンタッチアイゼン対応。サーマルタイプのGORE-TEXを採用し保温力を高めた日本限定モデル。 2011年から14年使用。今回の山行で同時に両踵のソールが剥がれソール中敷きが外れました。 日本の雪山に合わせただけあって積雪期の低山から高山まで北陸の湿った雪山にとても良く合っていたと思います。 とてもいい積雪期登山靴でした。 もう販売してないのが残念です。 今までありがとございました。 |
---|
感想
「登山の真の喜びは、山頂に到達することではなく、山を登る過程にある」
アンドリュー・イェン 〜山岳情報板より〜
久しぶりの山行
やっぱり基礎体力の低下は否めませんね
浄土山への登りから顎が出ます
自らを知りゆっくり登山へ
そんな中
好天に恵まれて雪から顔を出しているハイマツ帯から雷鳥の鳴声
『お!?雷鳥♪』と喜ぶのもつかの間‥‥
浄土山頂から、もう、歩くたびに雷鳥
散歩中の雷鳥さん達と一緒に縦走路を闊歩
10組以上の雷鳥のつがいと遭遇、これほど雷鳥さんに出会えた山行は初めてです
雷鳥は幼いころから県鳥として名を知り、地元のキャラクターとして親しみのある鳥。と同時に世界の神話・伝説にも登場し、古から神の鳥として崇められてきた歴史がある。そういった事から私は特別な鳥として認識するようになった。絶滅危惧種であることから弱弱しいイメージがあるが、実際には『生きた化石』と言わえるように氷河期から生き延びて来た力強さを兼ね備えた『奇跡の鳥』だと思う。
雄と雌の絆は強く一度つがいが形成されると、生涯続くことになるといいます。繁殖期の5月から6月頃にかけてつがいは離れることなく共に行動をするそうで、一年間の内のこの残雪期が一番雷鳥に出会える時期なだけに本当に多くの夫婦と出会うことが出来ました。共に採餌などをしている光景は非常に仲むつましく感じます。
つがいはテリトリーの場所も前年と同じ場所になるといいます。また来期も同じハイマツ帯で出会うのは同じご夫婦になるのかな。また、また会いに来ますね。
四季を纏った雷鳥の楽園
素晴らしき山行
ありがとうございます
浄土山・雄山さん
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