西穂〜ジャンダルム〜奥穂〜北穂〜槍ケ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 3,337m
- 下り
- 3,328m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:40
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:45
天候 | 雨と晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂〜奥穂は言わずと知れた日本有数の難所。 大キレットが難ルートとあることは有名ですが、涸沢〜北穂高も急勾配で思った以上に難所です。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
<西穂〜奥穂岳>1日目
西穂山荘へ泊まらずにジャンダルムを目指す行程に少々不安でした。
ロープウェイ山頂のりばでぽつぽつと雨が。カッパを着ますがしばらく歩くとすぐにやみました。
西穂山荘に到着後、水を補給して、とりあえず西穂岳をめざします。朝方は雨が降ったようですが、岩場は濡れていません。
西穂山荘から山岳救助隊が間ノ岳付近で遭難者がいるとの情報から同じペースで一緒に向います。西穂岳で晴れてきましたのでジャンへ強行します。西穂岳で山岳救助隊と別れて先を急ぐことに。西穂岳からほどよくすぎたところで遭難者と遭遇。どうやら、岩場が濡れていて数メートル滑り落ちて膝を打ったようです。しばらくすると山岳救助隊が来て、天候が回復したらヘリで収容するようです。
天狗のコルあたりで本降りになってきました。戻るに戻れず先へ進みます。とにかく危険です。
命からがらジャンダルムへ登頂!雨で何も見えません。奥穂をめざします。
途中、ロバの耳あたりで方向性がわからなくなり焦りました。登山道のマークはあるのですが、戻っているような…とにかく進んでみるとウマノセの文字が。安心しました。馬の背は高感度はありますが、なんとかなります。このあたりでは雨がやみ岩場も乾いています。ようやく奥穂岳へ。振り返るとジャンダルムの雲がなくなり晴れてきました。今まではなんだったんだろう…
<奥穂岳〜槍ヶ岳>2日目
昨日と打って変って快晴です。
涸沢岳からの下りがかなりの難所です。大キレットが有名なせいかノーマークでした。大キレットも雨のジャンを通過したと思えば何とかなります。途中、落石などもあるので他の登山者がいる場合は間を空けて登山する必要があります。
南岳からアップダウンの繰り返しです。えっ、また下るの、みたいにだんだんと嫌になってきます。めげずに槍ヶ岳へ。槍はジャン、大キレットを克服すると、少々物足りない。辛口ですが、命綱のないディ○ニー○ンドのアトラクションとでも言うべきでしょうか。(笑)
思った以上に速く着いたので、思い切って下山をします。
あとはダラダラと下りが続きます。蒸暑いです。下りとは言え、程よく給水が必要です。
教訓
雨が降っている時は絶対にジャンダルムに行ってはいけません!必ず天候を状況を把握する必要があります。思いとどまる勇気も必要です。
お気に入りに追加させていただきました。
いつかの未来の参考にさせていただきます。
日程はプラス1日の3日で。
西穂高山荘に泊まらずにというお言葉から推測出来ず、質問させて下さい。ジャンは何回か登頂されているのでしょうか?悪天候の中、ものすごいタイムです。過去のジャンの経験とスキル、体力、判断力がないと、この工程・タイムは無理であると考えました。今後の参考にさせて頂きたく、宜しくお願い致します。mochi
こんにちわ。実はジャンははじめてです。
ただ、後立山(白馬、五竜、鹿島)の縦走や、前穂高岳の重太郎新道の急登など多数の長時間登山やキレットは経験しています。
よく、本などには西穂山荘から奥穂まで10時間は必要と書いてあります。正直、ジャンダルムに行くなら、普通の登山でコースタイムの8割くらいで登れて、急登、大キレットなど難なくクリアできるレベルが必要だと思います。さらに天候をよく見極める必要があります。今回も雨で岩が濡れて滑り、3メートルほど滑落した方がいらっしゃいました。
西穂山荘からなら、他の方もいるとおもうので、登山中のもし何かあった時の不安も和らぎます。
やはり、ジャンダルムの登山は、槍や劔岳が簡単に思えてくるくらい、日本最高峰の難所だと思います。
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