ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7254344
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【遭難レポ】ザイテングラート滑落事故~通報者の視点から~

2024年09月16日(月) ~ 2024年09月18日(水)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
16:14
距離
26.1km
登り
1,838m
下り
1,846m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:54
休憩
0:09
合計
3:03
距離 4.4km 登り 672m 下り 6m
2日目
山行
4:44
休憩
0:55
合計
5:39
距離 3.6km 登り 1,075m 下り 272m
5:22
66
6:28
6:32
31
7:03
7:04
31
7:35
7:41
12
7:53
8:14
106
10:00
10:15
7
10:22
10:30
31
3日目
山行
7:07
休憩
0:21
合計
7:28
距離 18.0km 登り 90m 下り 1,568m
5:18
126
7:40
7:41
33
8:14
8:15
4
8:19
29
8:48
8:49
14
9:03
32
9:35
9:36
29
10:05
12
10:17
10:34
33
11:07
11
11:18
34
11:52
4
11:56
4
12:00
36
12:46
ゴール地点
天候 1日目:晴れ
2日目:晴れのち霧、時々雨
3日目:雨のち霧、のち晴れ
※滑落時:濃霧と霧雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
3日目朝、ヘッデンが必要ないほど明るくなるのを待って穂高岳山荘のテン場を出発。
こんなに濃霧の北ア初めて見た…
2024年09月18日 05:22撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 5:22
3日目朝、ヘッデンが必要ないほど明るくなるのを待って穂高岳山荘のテン場を出発。
こんなに濃霧の北ア初めて見た…
濃霧の中、涸沢に刺す朝日が。向こうは晴れてるのか…?
2024年09月18日 05:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 5:36
濃霧の中、涸沢に刺す朝日が。向こうは晴れてるのか…?
曇ってるのだから晴れてるのだかよくわからない、不思議な気色
2024年09月18日 05:42撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 5:42
曇ってるのだから晴れてるのだかよくわからない、不思議な気色
要救助者を発見、そのときのヤマレコMAPのスクショ。よく見ると左下に緯度経度が書かれているので、コレと画面上の標高を119番通報の時に伝えると良いかも
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要救助者を発見、そのときのヤマレコMAPのスクショ。よく見ると左下に緯度経度が書かれているので、コレと画面上の標高を119番通報の時に伝えると良いかも
要救助者の様子。要救助者正面の岩にべっとりと血がついている。
偶然通りがかったガイドさんが駆け寄り、容体を確認する
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要救助者の様子。要救助者正面の岩にべっとりと血がついている。
偶然通りがかったガイドさんが駆け寄り、容体を確認する
滑落現場の様子。登山道から15mほど離れた場所
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滑落現場の様子。登山道から15mほど離れた場所
滑落現場の上の様子。この草の茂み上部から滑落したと思われる
2024年09月18日 06:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 6:30
滑落現場の上の様子。この草の茂み上部から滑落したと思われる
救助隊が駆けつける。
写真は背負い紐を取り付けている様子
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救助隊が駆けつける。
写真は背負い紐を取り付けている様子
救助隊により要救助者が運ばれていく様子。
滑落現場に横たわったままだと落石による二次災害の可能性がり、またヘリのピックアップのためには開けた場所へ移動する必要がある。
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救助隊により要救助者が運ばれていく様子。
滑落現場に横たわったままだと落石による二次災害の可能性がり、またヘリのピックアップのためには開けた場所へ移動する必要がある。
再度要救助者を横たえ、エマージェンシーシートを被せて体温が低下しないようにする。
意識を保つように、ずっと救助隊の方が声がけをしていた。
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再度要救助者を横たえ、エマージェンシーシートを被せて体温が低下しないようにする。
意識を保つように、ずっと救助隊の方が声がけをしていた。
後ろ髪を惹かれる思いで下山…
2024年09月18日 07:27撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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後ろ髪を惹かれる思いで下山…
涸沢小屋に到着、滑落現場に溜まるガスが気がかり
2024年09月18日 08:05撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 8:05
涸沢小屋に到着、滑落現場に溜まるガスが気がかり
こんなときでも涸沢は美しいのだ…
2024年09月18日 08:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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こんなときでも涸沢は美しいのだ…
紅葉が綺麗、しかし素直に楽しめない…
2024年09月18日 08:22撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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紅葉が綺麗、しかし素直に楽しめない…
その時、向こうからヘリが!
2024年09月18日 08:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 8:31
その時、向こうからヘリが!
ものすごいスピードで奥穂高方面へ飛んでいく
2024年09月18日 08:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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ものすごいスピードで奥穂高方面へ飛んでいく
滑落現場でホバリング
2024年09月18日 08:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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滑落現場でホバリング
その後横尾方面へ去っていきました
2024年09月18日 08:39撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 8:39
その後横尾方面へ去っていきました
さてここからは滑落遭難レポではなく普通に登山記録です、
まずはバスターミナルから
2024年09月16日 05:12撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/16 5:12
さてここからは滑落遭難レポではなく普通に登山記録です、
まずはバスターミナルから
上高地はきりに包まれている
2024年09月16日 06:12撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 6:12
上高地はきりに包まれている
岳沢湿原!
2024年09月16日 06:33撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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岳沢湿原!
何度見ても美しい
2024年09月16日 06:34撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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何度見ても美しい
さてここから岳沢小屋を目指します
2024年09月16日 06:40撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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さてここから岳沢小屋を目指します
初めて行くルートだ
2024年09月16日 06:43撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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初めて行くルートだ
晴れてきた
2024年09月16日 07:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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晴れてきた
途中のベンチで休憩、夜行で来たのであまりの眠さに一旦仮眠をとる…😪
2024年09月16日 07:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 7:41
途中のベンチで休憩、夜行で来たのであまりの眠さに一旦仮眠をとる…😪
森を抜け景色が開けてきました
2024年09月16日 07:53撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 7:53
森を抜け景色が開けてきました
小屋が見えてきたぞっ
2024年09月16日 09:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 9:02
小屋が見えてきたぞっ
冬場は雪で道の目印が無いと進めないんでしょう
2024年09月16日 09:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 9:04
冬場は雪で道の目印が無いと進めないんでしょう
岳沢小屋へ到着!
2024年09月16日 09:12撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 9:12
岳沢小屋へ到着!
かわいいくまさん
2024年09月16日 09:13撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 9:13
かわいいくまさん
ここをキャンプ地とする!
2024年09月16日 09:58撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 9:58
ここをキャンプ地とする!
メチャクチャ気持ち良いテラスだ…
2024年09月16日 09:59撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 9:59
メチャクチャ気持ち良いテラスだ…
上高地方面を一望
2024年09月16日 10:00撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 10:00
上高地方面を一望
山頂はガスってて見えん
2024年09月16日 10:06撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 10:06
山頂はガスってて見えん
山小屋で出される五一ワイン美味いんすよね
2024年09月16日 10:07撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 10:07
山小屋で出される五一ワイン美味いんすよね
美味しいワインと美味しいカルボナーラと最高の景色…!
2024年09月16日 10:15撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 10:15
美味しいワインと美味しいカルボナーラと最高の景色…!
いかんせん早く行動が終わったもんだから時間が余ってる、
有り難いことにテン泊民も夕食の時間までは小屋のロビーに居て良いらしくここで写真集を見ながら時間を潰す
2024年09月16日 10:37撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 10:37
いかんせん早く行動が終わったもんだから時間が余ってる、
有り難いことにテン泊民も夕食の時間までは小屋のロビーに居て良いらしくここで写真集を見ながら時間を潰す
なんと、ピオレドールを受賞した野田さんがここで働いていらっしゃったそうな…本物のピオレドール初めてみた
2024年09月16日 10:56撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 10:56
なんと、ピオレドールを受賞した野田さんがここで働いていらっしゃったそうな…本物のピオレドール初めてみた
そして野田さんとこれまたスーパースターの山野井さんがネパール遠征したときの写真が…!
2024年09月16日 11:18撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 11:18
そして野田さんとこれまたスーパースターの山野井さんがネパール遠征したときの写真が…!
貴重すぎる…
2024年09月16日 11:18撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 11:18
貴重すぎる…
スイングベンチ!観光地か!!
2024年09月16日 11:20撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 11:20
スイングベンチ!観光地か!!
チップ制のベンチ初めてみた
2024年09月16日 11:21撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/16 11:21
チップ制のベンチ初めてみた
ここで隣にテントを張っていた、上海から登りに来られた方と仲良しに。イギリスに留学してたらしく僕の拙い英語でもちゃんと汲み取ってくださったおかげでなんとかコミュニケーションできたw
明日も同じルートみたいなので穂高岳山荘のテン場で再会しようと約束した
2024年09月16日 11:25撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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9/16 11:25
ここで隣にテントを張っていた、上海から登りに来られた方と仲良しに。イギリスに留学してたらしく僕の拙い英語でもちゃんと汲み取ってくださったおかげでなんとかコミュニケーションできたw
明日も同じルートみたいなので穂高岳山荘のテン場で再会しようと約束した
ギリ電波つながるのでゲームもできちゃう
2024年09月16日 14:51撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 14:51
ギリ電波つながるのでゲームもできちゃう
ブランコでお気に入りのYouTubeを見て思い思いの時間を過ごす
2024年09月16日 15:28撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 15:28
ブランコでお気に入りのYouTubeを見て思い思いの時間を過ごす
最高のテラスだ
2024年09月16日 15:59撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 15:59
最高のテラスだ
夕食は小屋のカレービュッフェ!山小屋でビュッフェなんてしちゃっていいんですか???
事前に予約して3000円払えばテン泊民でも食べられちゃいます
2024年09月16日 17:03撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 17:03
夕食は小屋のカレービュッフェ!山小屋でビュッフェなんてしちゃっていいんですか???
事前に予約して3000円払えばテン泊民でも食べられちゃいます
謎に味噌汁もあったので何度もおかわりして楽しむ
2024年09月16日 17:20撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/16 17:20
謎に味噌汁もあったので何度もおかわりして楽しむ
翌日、テン場を抜けて前穂を目指します
2024年09月17日 05:23撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 5:23
翌日、テン場を抜けて前穂を目指します
さてここから重太郎新道
2024年09月17日 05:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 5:30
さてここから重太郎新道
山頂が見える!
2024年09月17日 05:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 5:30
山頂が見える!
急登が続きます
2024年09月17日 05:58撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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急登が続きます
このあたりから一気に急になってきます、ストックが使えないのでザックに仕舞い手で登っていきます
2024年09月17日 06:01撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 6:01
このあたりから一気に急になってきます、ストックが使えないのでザックに仕舞い手で登っていきます
なげぇはしご
2024年09月17日 06:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 6:04
なげぇはしご
前穂までの中間地点であるカモシカの立場で一休み
2024年09月17日 06:24撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 6:24
前穂までの中間地点であるカモシカの立場で一休み
うーんガスってきた…
2024年09月17日 06:29撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 6:29
うーんガスってきた…
どんどんいきましょう
2024年09月17日 06:39撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 6:39
どんどんいきましょう
そんなめちゃむずいわけじゃないんですけど、普通に危険ではあります、落石も怖い…
2024年09月17日 06:46撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/17 6:46
そんなめちゃむずいわけじゃないんですけど、普通に危険ではあります、落石も怖い…
こういう一枚岩になってるとこヤダ…
2024年09月17日 06:47撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 6:47
こういう一枚岩になってるとこヤダ…
岳沢パノラマ、一面のガスがパノラマで見えます…
2024年09月17日 07:05撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 7:05
岳沢パノラマ、一面のガスがパノラマで見えます…
稜線ぽくなってきた
2024年09月17日 07:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
9/17 7:10
稜線ぽくなってきた
目印が豊富にありますので迷うことは無いです
2024年09月17日 07:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 7:19
目印が豊富にありますので迷うことは無いです
雷鳥さん!
2024年09月17日 07:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 7:25
雷鳥さん!
紀美子平つきました、ここから分岐で前穂に行くのですが、とても眺望が望めそうに無いので今回はパスすることに。
1泊2日あれば行けるし、いつかリベンジしよう…
2024年09月17日 07:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/17 7:54
紀美子平つきました、ここから分岐で前穂に行くのですが、とても眺望が望めそうに無いので今回はパスすることに。
1泊2日あれば行けるし、いつかリベンジしよう…
重太郎新道を進みます
2024年09月17日 08:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 8:41
重太郎新道を進みます
でっけぇナメクジ
2024年09月17日 08:52撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 8:52
でっけぇナメクジ
吊尾根、本来ならココから西穂とかが見えると思うのだが…
2024年09月17日 09:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 9:06
吊尾根、本来ならココから西穂とかが見えると思うのだが…
ところどころ結構キツい岩壁登りがあったりしますが、チェーンもありますので着実に超えていけば問題なくクリアできます
2024年09月17日 09:52撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 9:52
ところどころ結構キツい岩壁登りがあったりしますが、チェーンもありますので着実に超えていけば問題なくクリアできます
南稜の頭、ココまで来たら奥穂は近い
2024年09月17日 10:03撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/17 10:03
南稜の頭、ココまで来たら奥穂は近い
山頂がおぼろげに…
2024年09月17日 10:21撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 10:21
山頂がおぼろげに…
1年ぶりの再会
2024年09月17日 10:28撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 10:28
1年ぶりの再会
景色…w
2024年09月17日 10:28撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 10:28
景色…w
一瞬晴れ間が
2024年09月17日 10:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 10:30
一瞬晴れ間が
涸沢の方は晴れてるのね…
2024年09月17日 10:45撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 10:45
涸沢の方は晴れてるのね…
山荘へ向かいます、これは人が落ちた時用のネット
2024年09月17日 10:52撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 10:52
山荘へ向かいます、これは人が落ちた時用のネット
穂高岳山荘到着!
2024年09月17日 11:01撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 11:01
穂高岳山荘到着!
最初に場所を決めてから手続きをします
2024年09月17日 11:03撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 11:03
最初に場所を決めてから手続きをします
見晴らしが良いヘリポート側に張ろうとしましたが、風が強そうなんでやめました
2024年09月17日 11:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 11:06
見晴らしが良いヘリポート側に張ろうとしましたが、風が強そうなんでやめました
手続きのあとのお昼ごはんをオーダー
2024年09月17日 12:06撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 12:06
手続きのあとのお昼ごはんをオーダー
いつか泊まりたい山荘(そしてこの翌週泊まることにw
2024年09月17日 12:07撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 12:07
いつか泊まりたい山荘(そしてこの翌週泊まることにw
この椅子でゆっくり
2024年09月17日 12:07撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 12:07
この椅子でゆっくり
シンプルながら
2024年09月17日 12:08撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 12:08
シンプルながら
担々麺をオーダー、そしてそこに白米をセルフでアドオン!
2024年09月17日 12:11撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 12:11
担々麺をオーダー、そしてそこに白米をセルフでアドオン!
前穂行きたかったなァ
2024年09月17日 12:28撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 12:28
前穂行きたかったなァ
ぎざぎざでかっこいい
2024年09月17日 12:28撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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ぎざぎざでかっこいい
荷下ろしを待つ荷物
2024年09月17日 13:56撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 13:56
荷下ろしを待つ荷物
チューハイを飲みながらぼんやり
2024年09月17日 13:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
9/17 13:57
チューハイを飲みながらぼんやり
前穂越しに街が見える
2024年09月17日 14:55撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 14:55
前穂越しに街が見える
山頂が晴れてる!今山頂に行きたい…!
2024年09月17日 14:55撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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9/17 14:55
山頂が晴れてる!今山頂に行きたい…!
テン場はこんなかんじ
2024年09月17日 14:55撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 14:55
テン場はこんなかんじ
ずっと涸沢を見下ろしながら
2024年09月17日 15:34撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 15:34
ずっと涸沢を見下ろしながら
岐阜側から雲が登ってくる
2024年09月17日 15:38撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 15:38
岐阜側から雲が登ってくる
やっと昨日岳沢で会った上海からのテン泊仲間が到着!待ってたぞ!!
YouTubeのために何度も動画を撮ってたら遅くなっちゃったんだとか
2024年09月17日 17:31撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 17:31
やっと昨日岳沢で会った上海からのテン泊仲間が到着!待ってたぞ!!
YouTubeのために何度も動画を撮ってたら遅くなっちゃったんだとか
そして今夜は十五夜、満月の北アルプス
2024年09月17日 19:11撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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9/17 19:11
そして今夜は十五夜、満月の北アルプス
夜の雲海、初めて見た…!
2024年09月17日 19:13撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 19:13
夜の雲海、初めて見た…!
個人的には新月のときの星空よりもこっちのほうが幻想的で好きかも
2024年09月17日 19:16撮影 by  X-T4, FUJIFILM
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9/17 19:16
個人的には新月のときの星空よりもこっちのほうが幻想的で好きかも
夜なのにヘッドライトがいらないぐらい明るい
2024年09月17日 19:23撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 19:23
夜なのにヘッドライトがいらないぐらい明るい
そして向こうでときどき雷で光る瞬間が
2024年09月17日 19:43撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 19:43
そして向こうでときどき雷で光る瞬間が
何度もシャッターを切る
2024年09月17日 19:49撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 19:49
何度もシャッターを切る
闇夜の中雲から顔を出す常念
2024年09月17日 20:39撮影 by  X-T4, FUJIFILM
9/17 20:39
闇夜の中雲から顔を出す常念
3日目出発前、上海の彼とパシャリ。俺どんな顔しとんねん…
かけがえのない山友達ができました、また会おう。
今度は俺が遊びに行くよ。
3日目出発前、上海の彼とパシャリ。俺どんな顔しとんねん…
かけがえのない山友達ができました、また会おう。
今度は俺が遊びに行くよ。
そして翌朝、一枚目の写真に戻る…
その後無事上高地へ下山
2024年09月18日 12:46撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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9/18 12:46
そして翌朝、一枚目の写真に戻る…
その後無事上高地へ下山
撮影機器:

感想

※本レポートの公開について、滑落されたご本人からのご承諾を頂いております
※滑落レポートにつき、血痕のある写真の掲載がございます。血が苦手な方は閲覧にご注意ください
※本登山記録に掲載している写真は、救助の待機中、特に作業が必要無いタイミングに記録用として撮影したものです
※プライバシー保護のため、個人が特定されないよう顔にはモザイクをかけてあります
※警察への通報者である私の視点での記録です。当時の記憶を思い出しながら書いていますが、時系列が前後していたり間違っている可能性があります
※滑落されたご本人が、大変痛く、もう十分に怖い思いをされています。御本人に対する批判や誹謗中傷はどうぞお控えください


【初めに】
本日2024年9月18日、穂高岳山荘から涸沢へと下山するザイテングラートにて偶然滑落された方と遭遇し、その方の代わりに119番通報をいたしました。
その際の状況を、記憶が新しいうちにできる限り細かく皆さんに共有いたします。

現在、本件について新聞やテレビ局により報道されておりますが、大変残念ながら勝手な憶測による誹謗中傷がSNS上やネットニュースのコメント欄にて散見されます。
そこで、少しでも正確な情報を共有し、このような事態に少しでも歯止めがかけられたらと思い、本登山記録を作成いたしました。

また、他の登山者の皆様への安全啓発にもなれたら幸いです。


【要救助者発見への経緯】
5:18、穂高岳山荘のテン場を出発。この時点で周囲はかなり濃い霧に包まれており、ヘッドランプをつけても10m先ほどしか視界がない状態でした。且つ、1mm弱の霧雨が降っており、岩場が濡れており大変滑りやすかったです。
本当はもっと早い時間に出発して前日まで来た吊尾根~前穂高~岳沢~上高地ルートを行く予定だったのですが、眺望の悪さと悪天候リスクを考慮し、唐沢経由で上高地へ降りるプランへ変更し、レインコートを羽織りザイテングラートへと進みました。
5:30頃には雨は上がりましたが、それでもまだ霧は濃く、足元は濡れたままでした。


【要救助者発見】
6:00頃、標高2770m付近でレインコートをザックに仕舞うために一旦休憩を取る。この時点で、登山道から10~15m程下ったところにオレンジ色のレインコートの男性を発見。
一瞬、”あれ?ひょっとして滑落してる…?”と思うものの、茂の方を向いていて、且つこちらへ声をかけられることもなかったので、”おしっこしてるのかな…?”と思い、一旦スルー(おしっこしてる人をジロジロ見るのは失礼だと思い、キチンと観察していなかった…でも冷静に考えてあんな人通りが多いところで立ちションするはずがない…)。
休憩も終わりザックを背負って出発しよう…と思ったその時、その男性から
”あの…すみません…救助を呼んでいただけますか…?”
と、力のない声がかけられました。


【初動対応】
すぐさま男性の元へ駆け寄りました。登山道から外れたガレ場のため歩きにくいものの、気を付けて行けば登山道から30秒程で駆けつけられる場所でした。
よく見ると男性の近くの岩には血がべっとりとついており、顔は血だらけ、レインコートの右肩あたりが裂けていて、滑落したのだとすぐに察しました。
失血死するほどの量ではありませんが、あまりの血の量に少し動揺。

一呼吸おいて冷静を取り戻し、まず最初に
・まだ119番通報していないか
・いつ滑落したか
・どのあたりを負傷したか、どんな症状があるか
を確認。
ご本人曰く、30分ほど前(5:30頃)に上部から10mほど滑落、肋骨を折った可能性があるとのこと。実際呼吸が浅く、話しづらそうだったので私が代わりに救助要請することに。同時に、付近にいた別の登山者の方へお願いし、常駐している救助隊の方へ来てもらう涸沢小屋へ連絡してもらいました。
幸い私のDoCoMo回線だと4Gが2本立っていたので発信に問題はありませんでした。


【最初の119番通報】
生まれて初めての119番通報で緊張する中、オペレーターの方からの問いかけに1つ1つ答えていきました。
内容としては、以下の基本的な事項を確認されました(いくつか忘れてるかも)
・氏名、年齢(御本人のザックに入っていた財布を確認し、保険証に記載されていた内容をお伝え)
・住所、電話番号(ご本人に確認)
・服装
・怪我の状況や症状
・自力で歩けるかどうか
・現在位置(緯度経度、標高、ルート上の位置)
・天候
・視界(霧の有無、この時点では上空に厚い雲がかかっていたものの、現場付近はクリアだった)
・同行者の有無(単独行orパーティー)
・通報者(私)の氏名、年齢
・通報者、要救助者のスマホのバッテリー残量

…ここで困ったことが1点。
現在位置をお伝えする際に、Google mapを開いて、現在位置の緯度経度をお伝えしたのですが、その際にオペレーターの方から、その緯度経度が世界測地系によるものか、日本測地系によるものかを尋ねられました。
しかし、そんなことさっぱりわからない私は、ただ”ぐ、Google mapにそのように記載されています!!”の一点張りでした…
どうやら日本の緯度経度には基準?によって世界測地系と日本測地系の2種類があるらしく、両者は同じ緯度経度でも450mほどズレがあるそうなのです。
ちなみにGooglemapは前者の世界測地系だそうな。
ちなみにちなみに、通報した時点でオペレーター側では謎技術で通報者の現在位置が特定できるそうなので,実は現在位置の連絡はそこまでシビアではないのかも…ちょっとこのへんは謎です。

あと今この記録を書くためにヤマレコのマップのスクショを確認してたのですが、よく見ると左下に緯度経度が書いてありますね…こちらも世界測地系なのだろうか

一通りお伝えしたあと、これからヘリの手配を進めていく旨が伝えられ、通報者である私の元へ再度連絡するとのことで、私も要救助者のそばで待機することに。

ずっとか細い声で”すみません、すみません…”と仰っていたのを覚えています。
私にとって初めての救助要請で色々と不安でしたが、要救助者はもっと大きな不安の中で戦っているんだよな…と思いました。
なにかしてあげたいと思いつつ、肋骨がやられているとなると下手に動かすのも不味いよな…と思い、特に何もできることなくただただ救助が来るのを待っていました。

不謹慎ですが、このとき涸沢から登ってくる千切れた雲が、稜線から差した朝日を浴びてとても綺麗だったことが印象に残っています。
ひょっとしたら人が一人死ぬんじゃないか、という場面でも変わらずに美しい山に残酷さを覚えました。

こんなときにでも北アルプスは美しいのか…

【登山ガイドさんのサポート】
通報から数分後、偶然通りがかった登山ガイドの方が駆け寄り、要救助者の状況確認(体調確認、止血の必要の確認)をし、手持ちのエマージェンシーシートをかけてくださいました(現場は風が強く、空気も冷えていた)。
この方、普段は救助隊として働いていらっしゃるそうな。
私なんてただのアマチュアですので、こういったときにプロの方がいて下さるのは大変心強かったです。


【119からの折り返し連絡】
6:33、119板通報のオペレーターから折り返しの連絡。
要救助者のザックの重量の確認と、ヘリコプターの手配状況の共有がありました。
なんとこの日、同じくザイテングラートにてもう1件滑落が発生したので、そちらとの兼ね合いでヘリによるピックアップが前後する可能性があるとのこと。

悪天候などでコンディションが悪い状況で遭難すると、当然他所でも発生している可能性もあるので救助が立て込む場合があるんですね…


【救助隊の到着】
6:40頃、涸沢から上がってきた救助隊の方が2名到着。1名が要救助者の容体を確認し、もう1名が開けた登山道上で無線通信を行っていました。
さすがは救助隊、要救助者の意識確認の上、体の各所に触れたうえで”痛くないですか?ここはどうですか?痺れはありませんか?”と的確にヒアリングし、怪我の詳細を確認されていました。
私のような素人ではとてもできない…

…余談ですが、最初に救助隊が到着した際に、まず簡単な状況確認をした上で、
要救助者へ
・救助隊を利用すると料金が発生すること
・報道されること
の2点の確認がありました。

まぁ当然民間サービスだから有料だし、有料である以上押し売りをするわけにいかないので確認がありますよね…
こんな場面で断れるはずもないので、やはり保険は大事ですね。


【消防防災航空センターからの電話】
同時刻、ヘリを手配する長野県消防防災航空センターから電話。
簡単な状況説明の後、救助隊へ電話を代わり詳細な状況説明をしてもらいました。
おそらくヘリを向かわせるにあたって必要な情報の確認があったのだと思います。

私の携帯への電話はこれが最後で、結局計3回ありました。


【要救助者の搬送】
6:50、滑落現場だと落石の可能性があるため、背負い紐?を使って救助隊が要救助者を背負い、登山道の開けたところへと搬送しました。ここで要救助者の手当をした上で、ヘリによるピックアップを待つとのこと。


【下山再開】
7:00、このあとの作業や連絡は救助隊が引き継ぐとのことで、通報者である私はもう下山してもらって良いとお声がけいただきました。
要救助者の呼吸がだんだん浅くなっていて、大変気になる状況ではありましたが、余分な人間がいても邪魔になるだけだと思い、お言葉に甘えて再び涸沢を目指し下山を開始しました。

結局私は要救助者発見から約1時間対応したことになります。

また、救助隊の方から”多少なりとも動揺されていると思いますので、気を付けて下山してください”と言われました。
確かに、初めての119番通報、それも山岳救助で、無意識のうちに動揺していた可能性がありましたので、これは大事なアドバイスだったと思います。


【ヘリ到着&ピックアップ】
後ろ髪を惹かれつつも涸沢へ降り、そのまま上高地を目指し下山しました。
早くヘリ来ないかな…まだかな…ガスは上がってきていないだろうか…と思いつつ歩いていると、8:30頃、横尾方面から奥穂高方面へとヘリが飛んできました。
ヘリは一度ザイテングラート手前を旋回した後、滑落現場で4,5分ほどホバリングし、その間にホイストで要救助者をピックアップ、その後横尾方面へとものすごいスピードで飛んでいきました。

容体は不明でしたが、まずは無事ピックアップできたことに一安心しました。


【まとめ】
以上が通報者である私の記録です。
報道によると、要救助者は脛骨多発骨折、鼻骨骨折などで重傷とのことでした。
大変な怪我をされましたが、それでもとりあえず一命をとりとめることができたのは不幸中の幸いかと思いました。
また、ご本人は肋骨を折った可能性があるとおっしゃられていましたが、肋骨の骨折や肺の挫傷についての報道は見受けられませんでした。このあたりは謎です。

滑落が発生した現場は、ザイテングラートとはいえそこまで勾配や切れているような箇所もなく、危険には見えませんでした。
…が、確かに当日は濃霧&降雨があり、劣悪なコンディションでした。事実、本件に加え別の場所でもう一件滑落が発生していたことがその証左かと思います。

どれだけ気をつけても、どれだけ経験を積んでも、どれだけ準備をしても、アウトドアアクティビティである以上どこまで行ってもリスクはつきまといます。
そして運悪くそのリスクに引っかかってしまったのが今回の要救助者さんだったのだと思います。
当然私にとって初対面ですので、今回の要救助者さんがどのような方だったのか(登山歴、体力、当時の体調等)は知りません。が、装備を見る限り、決して準備が不十分な方には見えませんでした。
また、穂高山荘から下山中とのことでしたので、穂高山荘まで行ける体力の持ち主だったわけです。

つまり、誰に起きてもおかしくない滑落だったのかなと思います。

ただ、長野県山岳遭難防止常駐隊のXアカウントでも言及がありましたが、
今回の要救助者さんはストックを使用してザイテングラートを下山されていたようです。しかし、ザイテングラートのような岩稜帯では両手を使えるようにストックは使用しないほうが安全かもしれません(と言っても、滑落時にストックを使用していたのか、そうだとしてもストックの使用が滑落の原因だったかは定かではありませんが

※以下長野県山岳遭難防止常駐隊のX投稿原文
岩稜帯でのストック使用について
本日ザイテングラートで、ストックを使用して下山中の滑落重傷事故が2件発生しました。
ザイテングラート、北穂南稜、重太郎新道等の岩稜帯では、常に両手を使えるようにストックの使用は控えて下さい。

今回初めての119番通報で緊張しましたが、オペレーターの方が落ち着いた声で丁寧に質問してくださるので、それに沿って一つずつ答えていけば問題なくやり取りできます。
もし皆さんも同様に要救助者と遭遇する場面がございましたら、臆することなく一刻も早く119番通報してされるのが良いかと思います。


明日は我が身です、自分も一登山者としてこれからはより一層気を引き締めて登山に向き合おうと思いました。


最後に、今回大変な思いをされた要救助者様の一日も早い回復を願っております。

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コメント

下りでなおかつ濡れた岩場ではストックは使わない方がいいでしょう
自分も低山ではあるものの大石の下りで、荷重を掛けたストックを滑らしてしまい顔から突っ込んで
血だらけになりました 膝も岩にぶつけて痛く、途中で登山はやめてホウホウの体で下りました
トラバースでもストックの空打ちすることもあり、有用な道具ではあるものの
注意が必要ですね
2024/9/20 6:02
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3
kamisugirunnerさん

そうですね、
登山スタイルは人それぞれですし、ザイテングラートもルート上全てが危険箇所という訳ではないので、ポールの使用が有効な場面もあるでしょうから一概に否定できませんが…
とはいえ、基本ゴツゴツした岩場ですし、ましてや雨で滑りやすいとなるとポールを使いながらの下山は厳しかったようにも思えます。

ポールの出し入れって都度重いザックを下す必要があるのでめんどくさいかったりするので、
本当は仕舞わなきゃいけない場面でもそのまま進んでしまうことが、僕は正直ちょくちょくありますので反省ですねコレは…
2024/9/20 9:53
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1
通報者があなたでしたか!
3番テント場の55オヤジです。自分はゆっくりと6時半くらいにテント場を出発して救助隊の方が要救助者を今から背負おうという場面で横を通り過ぎました。
近くにいたであろうに要救助者ばかりに気が行っていて気付けませんでしたね。
話しているときから妙に落ち着いた30歳だなと思っていましたが、冷静な対処、お疲れさまでした。
2024/9/20 20:59
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5
mataryさん

おおなんと!ここで再会するとは笑
今年31になるいい歳で仕事もせず山登ってるニート山屋にもかかわらず嬉しいお言葉ありがとうございます🙏

なるべく冷静に冷静に…と努めてはいたものの、流石にかなりビビりましたね、119番でヘリ呼ぶなんてことはそうそうあるもんじゃないですからね…

mataryさんもどうぞお気をつけて!
2024/9/20 23:06
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2
岳沢コースで下山すると言っていたけど、変更されたんでんすね。ザイデングラードはそれほど危険な感じはしないけど、色々なきっかけがリスクなんだとレポとコメントで納得です。
救助要請、対応お疲れ様でした。
2024/9/22 7:44
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1
ねこまんまさん

No.4のところにテントを張られていた方ですね!あそこで話してたみなさんがこのコメント欄に集合しててなんか変な面白いですね笑

そうなんです、朝起きてテントを開け5m先しか視界のない濃霧を見た瞬間諦めました笑

危険箇所じゃなくても、いやむしろ危険箇所じゃないからこそ油断して足を取られる…なんてこともあるかと思います、どうぞねこまんまさんもお気をつけください🙏
2024/9/22 16:46
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