8歳長女剱岳へ

2015年07月31日(金) ~ 2015年08月02日(日)

• GPS: 47:14
• 距離: 17.9km
• 登り: 2,001m
• 下り: 2,002m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:42
• 休憩: 0:22
• 合計: 7:04

8:28 スタート地点（室堂）
9:29 9:37 一の越山荘
11:28 11:29 雄山
12:04 12:06 立山
12:16 12:22 大汝休憩所
12:43 12:46 富士ノ折立
13:36 13:38 真砂岳
15:32 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 7:26
• 休憩: 1:59
• 合計: 9:25

4:00 剱沢キャンプ場
4:40 4:49 剣山荘
5:22 5:26 一服剱
6:35 6:37 前剱
7:06 7:16 前劔の門
7:41 7:45 平蔵の頭
8:08 8:17 カニの縦バイ
8:30 8:34 カニのハサミ
8:53 9:16 剱岳
9:21 9:25 カニのハサミ
9:38 9:44 カニの縦バイ
10:01 10:05 平蔵の頭
10:36 10:36 前劔の門
10:52 10:53 前剱
11:38 11:50 一服剱
12:11 12:12 剣山荘
12:44 13:10 剱澤小屋
13:21 13:21 剱沢キャンプ場
13:25 宿泊地（剱沢）

3日目

• 山行: 3:09
• 休憩: 0:12
• 合計: 3:21

4:22 宿泊地（剱沢）
5:20 5:21 剱御前小舎
6:40 6:45 浄土橋
7:01 7:04 雷鳥沢ヒュッテ
7:11 7:12 雷鳥荘
7:29 7:30 みくりが池温泉
7:39 7:40 みくりが池
7:43 ゴール地点（室堂）

天候

3日間とも快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

立山駅駐車場

写真

7/31 8:14

絶好の登山日和。

7/31 9:34

一ノ越

7/31 10:12

大行列

7/31 10:27

山頂も満員

7/31 11:05

強烈な日差しの中で昼食

7/31 11:19

雄山山頂

7/31 11:26

遠くには目指す剣岳

7/31 11:31

立山縦走路

7/31 12:07

大汝山

7/31 12:38

富士ノ折立

7/31 13:35

真砂岳を通過

7/31 14:33

別山付近から

7/31 15:05

剱沢への最後の下り

7/31 15:30

テン場はまだ少し余裕あり

7/31 16:25

新調したテント
モンベルステラリッジ4

8/1 3:55

いざ剱岳へ！

8/1 4:14

剱沢雪渓をトラバース

8/1 4:55

剣山壮を通過

8/1 6:07

前剱への登り。
慣れない岩場に苦戦

8/1 6:33

本峰はまだ遠い。ここで撤退も考えたが・・・

8/1 7:48

こんな岩に負けてたまるか！

8/1 8:03

タテバイに喰らいつく！

8/1 8:34

山頂間近

8/1 8:39

ついに

8/1 8:43

感動の山頂！

8/1 8:57

八ッ峰

8/1 8:57

源次郎尾根

8/1 9:34

下山も慎重に

8/1 9:45

カニのよこばい

8/1 9:51

ここまで来ればハシゴは簡単

8/1 9:59

鎖の無いこういう所が緊張します

8/1 11:37

一服剱まで帰ってきました。
もうヘロヘロ

8/1 12:40

最後に雪渓を渡り

8/1 13:00

剱沢小屋にて大休止
ビールで乾杯

8/1 15:15

テン場に戻れば元気いっぱいボルダリング。
子供の回復力はすごいですねー。

8/2 4:24

始発のバスを目指して月明かりの中出発

8/2 4:24

本日もヘッドランプスタート

8/2 4:54

剱御前小屋付近

8/2 5:14

朝日が差し込む

8/2 6:30

雷鳥沢の雪渓

8/2 6:42

一本橋を恐る恐る通過

8/2 6:47

雷鳥沢キャンプ場で一息

8/2 7:32

ミクリガ池

8/2 7:43

室堂バスターミナルに帰ってきました。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-630 Tough オリンパス

感想

taka32

今年の夏休みも妻と8歳の長女を連れて北アルプスへ。
学生の頃に何度も足を運んだ山ですが約20年ぶりとなります。
小学3年生が剱岳。どうしたものかと迷いましたが娘の体力とガッツに期待を込めて行ってみましょう！

1日目
当初の計画では雷鳥坂から剣沢へ入る予定でしたがあまりの快晴に一の越から立山経由に変更とします。
さすがに夏の立山、雄山までは途切れることの無い人の列に流されながら室堂から約2時間半で山頂へ到着。
ガレ場歩行に慣れていない娘はどうしても時間がかかってしまいます。
この調子ではとても剱は無理かも・・・と思いながらも剱沢へ着く頃にはずいぶんと足裁きがよくなってきた感じ。
結局この日の行動時間は7時間を要してしまい、翌日の剱アタックに不安を残します。
が、立山経由としたことで娘の歩行がかなり上達したことはプラス材料としておきましょう。

2日目
2時に起床、4時出発でいざ剱岳へ！
本日も快晴。妻も娘も昨日の疲れはあまり残っていない様子。
月明かりの剱岳に目をやると早くも前剱周辺にはヘッドランプの明かりの列が見えます。
剣山壮を過ぎるころに夜が明けてこのあたりから後続の登山者にどんどん追い越されますがスローペースでも確実に前進あるのみ。
前剱の登りに差し掛かる頃からしだいに険しさが増し、3年生の娘にとっては難所の連続となります。
大人なら簡単にクリアできる段差やホールドがリーチの足りない子供にとっては一歩一歩が重労働。
それに加えて経験したことの無い高度感に緊張を強いられてよけいに体力を消耗してしまうようです。
この調子では本峰ピークを踏むのはちょっと厳しいか。どこで撤退するか。そんなことばかりが頭をよぎります。
途中、何度も「もう帰ろうか？」と声をかけてみますが本人が「いやだ、絶対頂上に行く！」と言うので、その心意気に関心しながら少しづつ前に進んでいきます。
そうは言ってもやはり子供の限界は僕がしっかりと見極めないといけないので体力、集中力をよく観察しながら先へ進みます。
危険箇所では鎖を利用してスリングとカラビナで確保をとりながら慎重に慎重に・・・。
すこしづつですが確実に頂上が近づいてきます。
カニノタテバイを突破したところでようやく山頂に立てることを確信。
8時45分、出発から5時間近くかけてついに山頂に到着！
わが娘ながらよくがんばったと思います。
多くの登山者の方から「何年生？すごいね！がんばって！」と声をかけて頂いた事が大きな励みになったことは間違いないようです。皆さん、ありがとうございました。
山頂からの眺めはすばらしく、もう行くことは無いであろうなつかしい八ッ峰や六峰フェース、源次郎尾根など学生時代を思い出しながらしばし感慨にひたります。
下山はさらに慎重に、と自分に言い聞かせながら約3時間でに剱沢テン場に到着。
時間が許せばテントを撤収して室堂まで帰ろうかという予定でしたがさすがに妻と娘は疲労困憊。
下山は翌日とします。

3日目
またしても快晴。
朝一のバスに間に合うように雷鳥坂経由で室堂へ。
2人とも前日の疲労は回復したようです。
が、室堂からのバスの中で一言、「もう剱岳は見たくない！」

コメント

Mahito

おめでとうございます！
やりましたね！！すごい大冒険！
3日間ともとても良い天気で絶好だったようですね！
娘さんの小さい体では確かに段差や間隔が大きすぎて大変だったでしょう。
8歳にもなると高所も恐怖感あるでしょうし。。

僕らも、大変な山行だったときは下山直後もうイヤだって思うときあるけど、
数日経つとまた来たくなるし、思い出に強く残ってますよね！
娘さんたちももう少ししたらまた登りたい！ってなると良いですね！

taka32

Re: Mahitoさんへ
ありがとうございます。
天気が良くてほんとラッキーでした。
娘も今は「行ってよかった！」と言っています。
苦労が多いほど達成感も大きいことを少しは体感してくれたような気がします。
単独行のほうがよほど楽ですが子連れ山行の達成感はひとしおですよね。
親の自己満足だけにならないように気をつけたいと思いますが・・・
妻はまだ剱には二度と行かんと言っています

HOMA-re

すごい
親子登山は中々加減が難しいですが、剱岳のピークを踏むなんてすごいね。我が家も来週北ア予定ですこんなの見たら気持ちが飛んでしまいます。

taka32

Re: HOMA-re さんへ
結果オーライでしたが、この計画、娘にはちょっと負荷が大きすぎたような気もします。
常に引き際を考えながらの行動でした。
安全確保とチャレンジのさじ加減が難しいですね。
久しぶりの剱沢でしたがやっぱり最高ですね。一番好きなテン場です。またスイカが食べたくなりました。
そーですか北アですか。いいですねー。
今年はわりと天気が安定しているので良い山行になることをお祈りしています！