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Yamareco

記録ID: 693023
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南ア北部三山(鳳凰&白峰)まるごと2DAYS

2015年08月07日(金) ~ 2015年08月08日(土)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
18:31
距離
44.3km
登り
4,814m
下り
5,369m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:15
休憩
1:38
合計
11:53
距離 25.0km 登り 3,704m 下り 2,198m
2:39
3
2:42
42
3:24
3:25
25
3:50
24
4:14
19
4:33
38
5:11
4
5:15
28
5:43
6:06
14
6:20
26
6:46
6:47
27
7:14
7:16
26
7:42
7:43
63
8:46
8:48
9
9:04
9:31
9
9:40
72
10:52
11:04
54
11:58
12:06
6
12:12
12:14
23
12:37
12:47
13
13:00
16
13:16
13:24
9
13:33
13:34
9
13:55
2日目
山行
6:03
休憩
0:30
合計
6:33
距離 19.3km 登り 1,127m 下り 3,182m
1:55
27
2:22
2:23
41
3:04
3:05
47
3:52
35
4:27
4:28
21
4:49
5:16
21
5:37
63
6:40
96
8:16
11
8:27
1
8:28
ゴール地点
天候 1日目:☀時々☁ ときどき雷鳴
2日目:☀
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆夜叉神登山口前無料駐車場
深夜2時時点で3割くらい、2日目(土)戻って来た時は空き数台のみ

◆奈良田〜広河原
 山梨交通バス・・・1日4便(始発:無料駐車場発9:03-広河原着9:45、料金1,130円)
◆広河原〜夜叉神峠登山口
 山梨交通バス・・・1日5便(始発:広河原発10:20-夜叉神11:01着、料金940円)
コース状況/
危険箇所等
◆鳳凰三山・・・今までで一番整備されている登山道でした。
◆白峰三山・・・大門沢に架かる朽ちた丸太橋はちょっと怖かったです。
端正なきたさんと間ノ岳。
2015年08月08日 05:10撮影 by  COOLPIX S3600, NIKON
8/8 5:10
端正なきたさんと間ノ岳。
撮影機器:

感想

夏休みたけなわの週末。

久し振りにきた(北岳)さんに会いたいのと、先月高
天原山荘で女性スタッフの一人から鳳凰山がお気に入
りって聞いたので、これは欲張り山行ってことで白峰
三山も含めてぐるット周ってみようかと。

早速過去のレコを探したらやってる方がいたので参考
にさせていただきました。

後はタイムテーブルをどうするか?
2日目を軽くするプランで、1日目できるだけ距離を行
こう!
ということで、鳳凰から入って広河原から北岳方面。
後は体調次第で、泊りを白根御池 or 肩ノ小屋 or 
北岳山荘 にしました。

《DAY1》
〜ROUND1〜
◆夜叉神峠登山口〜夜叉神峠
 今回もハードに2時間睡眠で家を出て、深夜の登山
口へ。
 ひっそりと、ただこんな平日でもしっかり駐車して
いる車が結構ある。

 あまり体調が良いとは言えない中でスタート!
 登山口からはゆっくり登り上げる感じでありがたい
ことに急登も無く良く整備された道。人気があるのが
判る気がします。

◆夜叉神峠〜苺平
 ひとつの目安としていた標高2500m。
 苺平まで歩き易い登山道おかげで順調に通過。
 
◆苺平〜薬師岳
 夜も白じんで来て本日の御来光♪〜ありがたや!!
 途中休憩することも無く、一気に森林限界を超え
たところでピークらしき所に到着。山頂標を見たら
砂払岳。
 この辺りから燕と同じ白砂のザレ道に独特の形の
岩々が続き、早くも第1ピークの薬師岳に到着!

◆薬師岳〜観音岳
 薬師を越えると景色が開けて、気持ちいい(^_^)
 さらに第2ピークの観音岳に到着すると、次に向か
う北岳、富士山と素晴しい景色が広がる。
 流石に疲れが足にきたので、行動食+マッサージ
でしばし休憩タイム!

◆観音岳〜地蔵岳
 この辺りから逆方向からの登山者とすれ違ったり、
同じ方向の登山者を追い抜いたりと、多少賑やかに
なってきますが、でもまぁ少ない方でしょう。

 地蔵岳のオベリスクが近づいてはっきり目に飛び
込むと、
 「いやぁ、これは素晴しい!北アの烏帽子とどう
だろう?良い勝負かな。」
 なんてことを考えながら眺めますが、如何せん先
が長いので今回は直下まで寄らずに行きます。
 「できれば雪の時期に来てみたいです!」

 そこから痩せ尾根とか急登の下りとか続きます。

◆白鳳峠〜広河原
 峠を降るとそこは一面のなが〜いゴーロ(いわゆ
るガレ石・岩)地帯!
 個人的には嫌いじゃないのでひょいひょい行きま
すが、時折浮石もあるので、気は抜けません。
 後半はまた急登、梯子の連続で、反対側から登っ
てこられる皆さんは辛そうな顔つきです。
 「確かにここ降るのも大変なのに、登るとなった
ら。。。」

 川の水の音が近づいて、ようやく南アルプス林道
に降りて、そこからし歩いて久し振りの吊り橋へ。


〜ROUND2〜
 「今日はこれでおしまいじゃない。」
 広河原山荘で食事をと思ったが、時間が早いよう
で、モーニングを頼む。
 涼しいところで美味しいコーヒーとトースト、そ
れとバンテリン(笑。

◆北岳登山口〜白根御池小屋 
 疲れは取れたかな?登山口からがしがし行く。
 流石人気のスポット。たくさんの登山者とすれ違
ったり、追い抜いたり。
 登山道は言うまでも無く、十分整備されていて登
り易い。

 ただ、この時間帯は既に酷暑の影響が身体にずし
っとくるので、途中湧き水でもあれば頭から被りた
い。

 それでも白根御池小屋まで予想タイムで来れたの
で、ここはスルー。

◆白根御池小屋〜草すべり〜小太郎尾根分岐〜肩ノ
小屋
 ここが今日の正念場。
 「長い、急、蒸し暑いの三重苦!!!」

 途中親子連れの登山者に遇いますが、子供さんが
駄々こねてるようでお父さん大変そうでした。

 ここは気をなが〜く持って、水分補給をこまめに、
何とか尾根まで這い上
がりますが、結構な疲労感。。。
 肩ノ小屋に着いた時は「もうここで止めようかな
ぁ。。。」なんて思いますが、
売店でサイダーを飲んで出発!!
 ガスが広がって来たので雨になる前に山荘まで行
かなくては。

◆肩ノ小屋〜北岳山頂〜北岳山荘
 初めて2年前ここに来た時は、ここからが高度障
害でしばらくぼぉ〜となってたのを思い出します。
今日は疲労はあってもそれは無かったので、最後
の岩帯も乗り越えて登頂!
 ただ残念なのは景色。ガスで何も見えません。
 それどころか雷鳴まで聞こえる始末。

 他の登山者も急いで降りなきゃって感じですが、
自分もスピードウォーク全開で下山。雨も幸い降ら
ずに済みました。

 山荘では平日なのに入口の受け付けはごった返す
登山者でい〜っぱい。
 朝は早出なのでお弁当を頼んだら、渡されるのが
朝4:30〜?
 ちょっとこれじゃってことでキャンセル。
 ま、取り敢えずふとん一人一枚で寝られるだけで
も良しとしとくか。。。

《DAY2》
 0:00起床。登山者は入口の板間に寝てる人も数
人。
 申し訳ないと思いつつも、ガサガサと着替えやら、
朝食の準備。 食堂で自炊して、しばらく出発の2時
まで、今日のコースと時間を確認。
 始発の奈良田発のバスに乗るには結構タイトなス
ケジュール。

◆北岳山荘〜中白根山〜間ノ岳
 暗い中ヘッデンスタート!
 足腰の筋肉痛は無いものの身体は重い。。。
 ルートも暗くて目印がはっきりしてないので、G
PSで度々補正しながら石ころの多い登山道を進む。
 
 目の前に聳える中白根山は右から巻いて、岩稜帯
を突き進む。
 暗い中ずんずんと登りあげたところが急に平らに
なって、目の前に「間ノ岳」の山頂標が。。。
 いきなりだったので「おぉ〜」といった感じ。
 真っ暗なのでここは写真を撮ってさっさと次へ行
く。

◆間ノ岳〜農鳥小屋〜西農鳥岳
 間ノ岳からはひたすらガレた登山道を下って標高
を下げる。
 思ったよりペースが上がらず、しばらくすると山
の中腹にヘッデンの灯りがいくつか見えたので、
「おそらく小屋から登り始めてるのかな?」

 下り切って登り返したら小屋の灯りとテントの灯
りが見えて、小屋前に着くと出発準備の登山者がち
らほら。。。

 「多少賑やかなのは大歓迎!」
 「自分も頑張って登り上げよう!!」ってことで。
いきなりスイッチが入った。

 がしがしと急登のザレ場、ガレ場を休まず登り続
け、いつの間にか先行者はたった一人。その方も西
農鳥でUターン。

 「これから御来光なのにもったいないなぁ。。。」

◆西農鳥岳〜農鳥岳
 西農鳥の山頂が最初農鳥だと思ってたので、まだ
まだ先なのが判って、ちょっとガッカリ。
 でも何とか御来光に間に合わせよう!

 ザレ場のトラバースをジグザグに登り上げて、
「間に合いましたぁ(^_^)v」
 素晴しい360度パノラマ。
 昨日良く見えなかったきたさん、と暗くてよく判
らなかった間ノ岳。
 どちらも素晴しい。さらに雲海に浮かぶふじさ〜
んや、6月に行った塩見、それと来週予定の荒川、
赤石。
 コーヒーを飲みながらゆっくり堪能。
 「ま、始発のバスに間に合わなくても良いか。」

◆農鳥岳〜大門沢小屋〜奈良田ゲート〜バス停
 ゆっくり休んだおかげで、やる気モード全開!!
 後は降り基調のルートなので、またスピードウォ
ークで!
 
 大門沢下降点から細かくジグを切った急登の石こ
ろ道が続く。
 早く歩いているようで意外と高度は下がっていな
い。 さらに、スピードアップ!!

 農鳥岳山頂から標高1900m地点の小屋まで約1.5h。
 「このペースなら何とか間に合いそう〜」

 川の音がさらに近づくと、橋で川を5,6回渡ったり、
小川の中を歩いたり。
 大門沢小屋からはたくさんの登山者が下山している
ようで、15,6人以上は抜いたり、また逆に登ってくる
方がいたり。

 最後の林道歩き、バス停までの舗装路は飽きる位な
が〜い道のりでした。
 でも何とか無事予定どおり終了。

 そこからバスを乗り継いで、夜叉神峠登山口へ。


 今回も結構ロングな山行になりましたが、やっぱり
御来光はサイコーです!!

 来週はいよいよ南アの締め。
 お盆後の平日ですが、駐車場は空いてるかなぁ。。。

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