南ア北部三山(鳳凰&白峰)まるごと2DAYS
- GPS
- 18:31
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 4,814m
- 下り
- 5,369m
コースタイム
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 11:53
天候 | 1日目:☀時々☁ ときどき雷鳴 2日目:☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜2時時点で3割くらい、2日目(土)戻って来た時は空き数台のみ ◆奈良田〜広河原 山梨交通バス・・・1日4便(始発:無料駐車場発9:03-広河原着9:45、料金1,130円) ◆広河原〜夜叉神峠登山口 山梨交通バス・・・1日5便(始発:広河原発10:20-夜叉神11:01着、料金940円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆鳳凰三山・・・今までで一番整備されている登山道でした。 ◆白峰三山・・・大門沢に架かる朽ちた丸太橋はちょっと怖かったです。 |
写真
感想
夏休みたけなわの週末。
久し振りにきた(北岳)さんに会いたいのと、先月高
天原山荘で女性スタッフの一人から鳳凰山がお気に入
りって聞いたので、これは欲張り山行ってことで白峰
三山も含めてぐるット周ってみようかと。
早速過去のレコを探したらやってる方がいたので参考
にさせていただきました。
後はタイムテーブルをどうするか?
2日目を軽くするプランで、1日目できるだけ距離を行
こう!
ということで、鳳凰から入って広河原から北岳方面。
後は体調次第で、泊りを白根御池 or 肩ノ小屋 or
北岳山荘 にしました。
《DAY1》
〜ROUND1〜
◆夜叉神峠登山口〜夜叉神峠
今回もハードに2時間睡眠で家を出て、深夜の登山
口へ。
ひっそりと、ただこんな平日でもしっかり駐車して
いる車が結構ある。
あまり体調が良いとは言えない中でスタート!
登山口からはゆっくり登り上げる感じでありがたい
ことに急登も無く良く整備された道。人気があるのが
判る気がします。
◆夜叉神峠〜苺平
ひとつの目安としていた標高2500m。
苺平まで歩き易い登山道おかげで順調に通過。
◆苺平〜薬師岳
夜も白じんで来て本日の御来光♪〜ありがたや!!
途中休憩することも無く、一気に森林限界を超え
たところでピークらしき所に到着。山頂標を見たら
砂払岳。
この辺りから燕と同じ白砂のザレ道に独特の形の
岩々が続き、早くも第1ピークの薬師岳に到着!
◆薬師岳〜観音岳
薬師を越えると景色が開けて、気持ちいい(^_^)
さらに第2ピークの観音岳に到着すると、次に向か
う北岳、富士山と素晴しい景色が広がる。
流石に疲れが足にきたので、行動食+マッサージ
でしばし休憩タイム!
◆観音岳〜地蔵岳
この辺りから逆方向からの登山者とすれ違ったり、
同じ方向の登山者を追い抜いたりと、多少賑やかに
なってきますが、でもまぁ少ない方でしょう。
地蔵岳のオベリスクが近づいてはっきり目に飛び
込むと、
「いやぁ、これは素晴しい!北アの烏帽子とどう
だろう?良い勝負かな。」
なんてことを考えながら眺めますが、如何せん先
が長いので今回は直下まで寄らずに行きます。
「できれば雪の時期に来てみたいです!」
そこから痩せ尾根とか急登の下りとか続きます。
◆白鳳峠〜広河原
峠を降るとそこは一面のなが〜いゴーロ(いわゆ
るガレ石・岩)地帯!
個人的には嫌いじゃないのでひょいひょい行きま
すが、時折浮石もあるので、気は抜けません。
後半はまた急登、梯子の連続で、反対側から登っ
てこられる皆さんは辛そうな顔つきです。
「確かにここ降るのも大変なのに、登るとなった
ら。。。」
川の水の音が近づいて、ようやく南アルプス林道
に降りて、そこからし歩いて久し振りの吊り橋へ。
〜ROUND2〜
「今日はこれでおしまいじゃない。」
広河原山荘で食事をと思ったが、時間が早いよう
で、モーニングを頼む。
涼しいところで美味しいコーヒーとトースト、そ
れとバンテリン(笑。
◆北岳登山口〜白根御池小屋
疲れは取れたかな?登山口からがしがし行く。
流石人気のスポット。たくさんの登山者とすれ違
ったり、追い抜いたり。
登山道は言うまでも無く、十分整備されていて登
り易い。
ただ、この時間帯は既に酷暑の影響が身体にずし
っとくるので、途中湧き水でもあれば頭から被りた
い。
それでも白根御池小屋まで予想タイムで来れたの
で、ここはスルー。
◆白根御池小屋〜草すべり〜小太郎尾根分岐〜肩ノ
小屋
ここが今日の正念場。
「長い、急、蒸し暑いの三重苦!!!」
途中親子連れの登山者に遇いますが、子供さんが
駄々こねてるようでお父さん大変そうでした。
ここは気をなが〜く持って、水分補給をこまめに、
何とか尾根まで這い上
がりますが、結構な疲労感。。。
肩ノ小屋に着いた時は「もうここで止めようかな
ぁ。。。」なんて思いますが、
売店でサイダーを飲んで出発!!
ガスが広がって来たので雨になる前に山荘まで行
かなくては。
◆肩ノ小屋〜北岳山頂〜北岳山荘
初めて2年前ここに来た時は、ここからが高度障
害でしばらくぼぉ〜となってたのを思い出します。
今日は疲労はあってもそれは無かったので、最後
の岩帯も乗り越えて登頂!
ただ残念なのは景色。ガスで何も見えません。
それどころか雷鳴まで聞こえる始末。
他の登山者も急いで降りなきゃって感じですが、
自分もスピードウォーク全開で下山。雨も幸い降ら
ずに済みました。
山荘では平日なのに入口の受け付けはごった返す
登山者でい〜っぱい。
朝は早出なのでお弁当を頼んだら、渡されるのが
朝4:30〜?
ちょっとこれじゃってことでキャンセル。
ま、取り敢えずふとん一人一枚で寝られるだけで
も良しとしとくか。。。
《DAY2》
0:00起床。登山者は入口の板間に寝てる人も数
人。
申し訳ないと思いつつも、ガサガサと着替えやら、
朝食の準備。 食堂で自炊して、しばらく出発の2時
まで、今日のコースと時間を確認。
始発の奈良田発のバスに乗るには結構タイトなス
ケジュール。
◆北岳山荘〜中白根山〜間ノ岳
暗い中ヘッデンスタート!
足腰の筋肉痛は無いものの身体は重い。。。
ルートも暗くて目印がはっきりしてないので、G
PSで度々補正しながら石ころの多い登山道を進む。
目の前に聳える中白根山は右から巻いて、岩稜帯
を突き進む。
暗い中ずんずんと登りあげたところが急に平らに
なって、目の前に「間ノ岳」の山頂標が。。。
いきなりだったので「おぉ〜」といった感じ。
真っ暗なのでここは写真を撮ってさっさと次へ行
く。
◆間ノ岳〜農鳥小屋〜西農鳥岳
間ノ岳からはひたすらガレた登山道を下って標高
を下げる。
思ったよりペースが上がらず、しばらくすると山
の中腹にヘッデンの灯りがいくつか見えたので、
「おそらく小屋から登り始めてるのかな?」
下り切って登り返したら小屋の灯りとテントの灯
りが見えて、小屋前に着くと出発準備の登山者がち
らほら。。。
「多少賑やかなのは大歓迎!」
「自分も頑張って登り上げよう!!」ってことで。
いきなりスイッチが入った。
がしがしと急登のザレ場、ガレ場を休まず登り続
け、いつの間にか先行者はたった一人。その方も西
農鳥でUターン。
「これから御来光なのにもったいないなぁ。。。」
◆西農鳥岳〜農鳥岳
西農鳥の山頂が最初農鳥だと思ってたので、まだ
まだ先なのが判って、ちょっとガッカリ。
でも何とか御来光に間に合わせよう!
ザレ場のトラバースをジグザグに登り上げて、
「間に合いましたぁ(^_^)v」
素晴しい360度パノラマ。
昨日良く見えなかったきたさん、と暗くてよく判
らなかった間ノ岳。
どちらも素晴しい。さらに雲海に浮かぶふじさ〜
んや、6月に行った塩見、それと来週予定の荒川、
赤石。
コーヒーを飲みながらゆっくり堪能。
「ま、始発のバスに間に合わなくても良いか。」
◆農鳥岳〜大門沢小屋〜奈良田ゲート〜バス停
ゆっくり休んだおかげで、やる気モード全開!!
後は降り基調のルートなので、またスピードウォ
ークで!
大門沢下降点から細かくジグを切った急登の石こ
ろ道が続く。
早く歩いているようで意外と高度は下がっていな
い。 さらに、スピードアップ!!
農鳥岳山頂から標高1900m地点の小屋まで約1.5h。
「このペースなら何とか間に合いそう〜」
川の音がさらに近づくと、橋で川を5,6回渡ったり、
小川の中を歩いたり。
大門沢小屋からはたくさんの登山者が下山している
ようで、15,6人以上は抜いたり、また逆に登ってくる
方がいたり。
最後の林道歩き、バス停までの舗装路は飽きる位な
が〜い道のりでした。
でも何とか無事予定どおり終了。
そこからバスを乗り継いで、夜叉神峠登山口へ。
今回も結構ロングな山行になりましたが、やっぱり
御来光はサイコーです!!
来週はいよいよ南アの締め。
お盆後の平日ですが、駐車場は空いてるかなぁ。。。
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