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Yamareco

記録ID: 696426
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳 (八方尾根〜八峰キレット〜扇沢)

2015年08月09日(日) ~ 2015年08月11日(火)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
25.2km
登り
2,510m
下り
2,932m

コースタイム

1日目
山行
3:20
休憩
1:00
合計
4:20
12:35
25
13:00
20
13:20
13:30
70
14:40
55
15:35
15:55
15
16:10
16:40
15
2日目
山行
6:35
休憩
1:15
合計
7:50
6:30
65
7:35
70
8:45
9:35
105
11:20
35
北尾根ノ頭
11:55
12:20
65
口ノ沢のコル
3日目
山行
8:15
休憩
1:10
合計
9:25
5:30
75
6:45
6:50
40
7:30
8:00
35
8:35
50
9:25
25
9:50
60
10:50
20
11:10
40
11:50
12:25
15
12:40
60
13:40
10
14:40
15
14:55
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
白馬駅。今回の山行の始まりです。
白馬駅。今回の山行の始まりです。
八方尾根、ゴンドラ乗り場。
八方尾根、ゴンドラ乗り場。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎながら、標高を稼いでいきます。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎながら、標高を稼いでいきます。
リフト終点。ここ八方池山荘からいよいよ登山のスタートです。
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リフト終点。ここ八方池山荘からいよいよ登山のスタートです。
ケルンが所々にあって、山の気分を盛り上げてくれます。
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ケルンが所々にあって、山の気分を盛り上げてくれます。
八方池と白馬連峰。あいにくガスが掛っちゃってます・・・
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八方池と白馬連峰。あいにくガスが掛っちゃってます・・・
山頂のガスが取れ、白馬三山も見えてきました。
山頂のガスが取れ、白馬三山も見えてきました。
明日以降にめざす五竜岳と鹿島槍ヶ岳が姿を現しました。五竜岳、いかついなぁ!
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明日以降にめざす五竜岳と鹿島槍ヶ岳が姿を現しました。五竜岳、いかついなぁ!
という間に、今日の宿泊地、唐松岳頂上山荘が見えてきました。
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という間に、今日の宿泊地、唐松岳頂上山荘が見えてきました。
山荘に荷物を置いて、唐松岳を目指します。
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山荘に荷物を置いて、唐松岳を目指します。
唐松岳登頂!
もう一丁、唐松岳山頂の標識。
もう一丁、唐松岳山頂の標識。
山頂から見た不帰ノ嶮と白馬三山。いつかこちらも行きたいなぁ。
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山頂から見た不帰ノ嶮と白馬三山。いつかこちらも行きたいなぁ。
明日向かう五竜岳とそこに至る稜線。いまから楽しみだ!
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明日向かう五竜岳とそこに至る稜線。いまから楽しみだ!
名残惜しくも山荘に向かって下山。
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名残惜しくも山荘に向かって下山。
唐松岳頂上山荘裏からの日の出。
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唐松岳頂上山荘裏からの日の出。
朝日に染まる剱・立山連峰。
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朝日に染まる剱・立山連峰。
山荘を出発後にヘリによる物資搬送を行っていました。
山荘を出発後にヘリによる物資搬送を行っていました。
さあ、五竜岳。今から行くぞ!
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さあ、五竜岳。今から行くぞ!
若干の鎖場や岩場があり、緊張しながらも結構楽しい。
若干の鎖場や岩場があり、緊張しながらも結構楽しい。
こんなところを登ったり、下りたり!
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こんなところを登ったり、下りたり!
五竜岳の姿がどんどん大きくなっていく。男っぽい山容だ。
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五竜岳の姿がどんどん大きくなっていく。男っぽい山容だ。
五竜山荘に到着。入口付近に多くの登山客がいて、びっくり!
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五竜山荘に到着。入口付近に多くの登山客がいて、びっくり!
山荘から五竜岳に向かう登山道。
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山荘から五竜岳に向かう登山道。
鹿島槍ヶ岳が徐々にその姿を現し始めた。
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鹿島槍ヶ岳が徐々にその姿を現し始めた。
唐松岳から今日歩いてきた稜線。五竜岳を前に。剣を右手に見ながら歩く気持ちいい稜線でした。
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唐松岳から今日歩いてきた稜線。五竜岳を前に。剣を右手に見ながら歩く気持ちいい稜線でした。
五竜岳登頂!
鹿島槍ヶ岳の全貌をようやく拝めました。ネコミミ?カエルの目?
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鹿島槍ヶ岳の全貌をようやく拝めました。ネコミミ?カエルの目?
剱・立山連峰も近い。
剱・立山連峰も近い。
五竜岳から鹿島槍ヶ岳に向かう難所にいよいよ入っていく。
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五竜岳から鹿島槍ヶ岳に向かう難所にいよいよ入っていく。
岩とガレ場が続き、気を休める暇もない。
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岩とガレ場が続き、気を休める暇もない。
と思っていたら、雷鳥さんがいきなり登山道に出てきて、2〜3mガイドしてくれました(^^ゞ
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と思っていたら、雷鳥さんがいきなり登山道に出てきて、2〜3mガイドしてくれました(^^ゞ
雷鳥さんが見られてよかった。
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雷鳥さんが見られてよかった。
北尾根ノ頭。
口ノ沢のコル。この辺りの岩場でヘッドライトやカラビナの入った巾着袋を拾ったので、キレット小屋に届けてあります。
口ノ沢のコル。この辺りの岩場でヘッドライトやカラビナの入った巾着袋を拾ったので、キレット小屋に届けてあります。
ようやくキレット小屋が見えた。でも、最後まで慎重に行かないと!
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ようやくキレット小屋が見えた。でも、最後まで慎重に行かないと!
キレット小屋に到着!
キレット小屋に到着!
朝焼けと剱・立山連峰。
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朝焼けと剱・立山連峰。
キレット小屋を出発し、いよいよ八峰キレットに!
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キレット小屋を出発し、いよいよ八峰キレットに!
鎖もしっかりと張られているし、マークもちゃんとあるので、慎重に行けば問題ない。
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鎖もしっかりと張られているし、マークもちゃんとあるので、慎重に行けば問題ない。
みんなに続いて、ゆっくりしっかり登っていく。
みんなに続いて、ゆっくりしっかり登っていく。
八峰キレットの核心部。ちょっと渋滞中。
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八峰キレットの核心部。ちょっと渋滞中。
八峰キレットを抜けると、後は鹿島槍ヶ岳北峰へのジグザグな登り。
八峰キレットを抜けると、後は鹿島槍ヶ岳北峰へのジグザグな登り。
鹿島槍ヶ岳北峰に登頂!ヘルメットさん、ありがとう。
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鹿島槍ヶ岳北峰に登頂!ヘルメットさん、ありがとう。
北峰から見た鹿島槍ヶ岳南峰と爺ヶ岳方面への稜線。これからここを歩いて行く。
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北峰から見た鹿島槍ヶ岳南峰と爺ヶ岳方面への稜線。これからここを歩いて行く。
槍ヶ岳と穂高連峰が見えた!
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槍ヶ岳と穂高連峰が見えた!
鹿島槍ヶ岳南峰に登頂!
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鹿島槍ヶ岳南峰に登頂!
五竜岳から鹿島槍ヶ岳までの稜線。ここを歩いて来たんだなぁ。
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五竜岳から鹿島槍ヶ岳までの稜線。ここを歩いて来たんだなぁ。
剱・立山連峰も近くに見える。
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剱・立山連峰も近くに見える。
槍・穂高連峰も。
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槍・穂高連峰も。
これは鷲羽、水晶、黒部五郎?
これは鷲羽、水晶、黒部五郎?
これは雨飾山、火打・妙高?
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これは雨飾山、火打・妙高?
これがこの後に下る爺ヶ岳への稜線。
これがこの後に下る爺ヶ岳への稜線。
下る途中でまたまた雷鳥さんにお会いできました。
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下る途中でまたまた雷鳥さんにお会いできました。
布引岳山頂。
布引岳山頂から見た鹿島槍ヶ岳。
布引岳山頂から見た鹿島槍ヶ岳。
冷池山荘。
爺ヶ岳中峰。
爺ヶ岳中峰からの鹿島槍ヶ岳。
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爺ヶ岳中峰からの鹿島槍ヶ岳。
爺ヶ岳南峰。
種池山荘。本当はここに泊る予定だったけど、このまま勢いで下りることにしました。
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種池山荘。本当はここに泊る予定だったけど、このまま勢いで下りることにしました。
柏原新道途中の駅見岬。扇沢のターミナルが遠くに見える。
柏原新道途中の駅見岬。扇沢のターミナルが遠くに見える。
柏原新道入口。無事に下山できました。
柏原新道入口。無事に下山できました。
柏原新道登山口。
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柏原新道登山口。
あんなに遠くに見えた扇沢のターミナルに着きました!
あんなに遠くに見えた扇沢のターミナルに着きました!
山バッジは爺ヶ岳以外は八方池山荘の売店で購入。爺ヶ岳は種池山荘で購入。
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山バッジは爺ヶ岳以外は八方池山荘の売店で購入。爺ヶ岳は種池山荘で購入。

感想

今年の夏は後立山連峰の唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳の縦走にチャレンジすることにした。
昨年の南アルプスでバテバテになった失敗を活かし、荷物はとにかく少なめ、食料は山小屋に可能な限り頼る、1日の行動時間は7時間位を基本に3泊4日の計画を立てた。

【初日】
当日の朝に自宅を出発し、特急あずさにて白馬駅まで移動し、そこからバスとゴンドラ、リフトで八方池山荘まで行く。ゴンドラやリフトで標高が稼げるのがうれしい。
さすがに八方尾根は家族連れの観光客が多い中をのんびりと登り始める。

白馬連峰や五竜岳を眺めながら登っていき、宿泊先である唐松岳頂上山荘に到着。チェックインし、荷物を置いてから、軽装にて唐松岳に出掛けた。
唐松岳頂上からは白馬三山や不帰ノ嶮、五竜岳がよく見える。
特に白馬の連なりはいつの日か行ってみたいと思わせる美しさと荘厳さであった。
五竜岳方面は明日歩くことになる稜線がきれいに見え、明日への楽しみが湧いてきた。
名残惜しくも山荘へと帰り、夕食後は翌日に備えて、さっさと就寝した。

【2日目】
山荘裏手の高台から日の出を拝み、朝食後は早々に唐松岳頂上山荘を出発し、五竜岳へと向かう。
出発後すぐに牛首なる岩稜を抜けるが、緊張しながらも、意外と楽しんでいる自分にびっくり。
その後は前方に五竜岳の雄々しい姿を、右手には剱・立山連峰を眺めながらの稜線歩きを楽しみ、五竜岳に登頂。
山頂からは今朝歩いてきた唐松岳からの稜線と、これから歩くことになる鹿島槍ヶ岳のネコミミ(カエルの目?)の姿と稜線が明確に見え、ますますモチベーションが上がってくる。
ここも名残惜しくも、この後のキレット小屋までの行程を考え、早めに動きだすことにした。

キレット小屋までは岩稜の登り降り、鎖場、ザレ場など様々な困難が立ちはだかっているとガイドブックで読んでおり、緊張と覚悟と多少のワクワク感を持って足を踏み出した。
ルートはしっかりとしたマークがあるため、ちゃんと確認さえすれば間違えることはまずない。岩稜も足場もしっかりしており、3点支持が確実にできるので慎重にやれば、危なくない。
個人的にはザレ場・ガレ場の下りが一番嫌だった。
適度に休憩を入れながらほぼ4時間でキレット小屋に到着。
ここにキレット小屋がなかったら、このルートは通らないだろうと感謝しながら、身体を休めた。

【3日目】
3日目は最大の難所、八峰キレットを登るところから始まった。
確かに狭い所に鎖やハシゴが設置されており、一瞬の油断も許されないが、それでも十分な睡眠と栄養を取った後なので、集中力が回復しており、大きな問題もなく通過できた。
ここから先は鹿島槍ヶ岳へ登っていくのみ。
一歩一歩足を進めて鹿島槍ヶ岳北峰に登頂。少し狭めの山頂は短時間だけにして、南峰に向かう。
南峰からも360°の眺めが楽しめた。
槍・穂高連峰、剱・立山連峰、黒岳や鷲羽岳などの北アルプスの山々、妙高・火打などなど。
何時間でも眺めていたかったが、早い内に鹿島槍に登頂できたこともあり、急きょ今日中に扇沢まで下りることとし、下山を開始した。
冷池山荘を通り、爺ヶ岳を抜け、種池山荘にて昼食を取り、柏原新道をひたすら下り、扇沢まで到着。
柏原新道が非常に歩きやすい登山道だったおかげで、意外とあっさりと下山できた。
そのままバスで信濃大町駅に向かい、後はJRで自宅まで戻った。

昨年と違い、今年の夏山は天気に恵まれた本当に楽しい登山だった。
ただ暑かったことと、このルートは水場がないので、水の確保に苦労したが、岩稜登山の楽しさを少しなりとも味わえたのが一番の成果かな?
さあ、来年の夏はどこに行こう?

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コメント

冷池付近ですれ違いました!
hama_chanさん、はじめまして

冷池山荘〜冷乗越の間でスライドですね…
私も岩場は好きなのですが、ガレ場やザレ場の下りは嫌いです。
自分のスリップと落石を起こさないようにと、
どちらにおいてもとても神経を使いますね
また、どこかですれ違いましたらよろしくお願いします
2015/8/16 10:55
Re: 冷池付近ですれ違いました!
murao3さん
コメント、ありがとうございます!
murao3さんは扇沢方面から登ったのですね。
しかも、1泊2日で!
健脚ですね〜

確かに冷池山荘〜冷乗越の間ですれ違ったようですね。
murao3さんの山行記録を見ていると、いろんな人と登ったり、交流しているようで楽しそうですね。
私はもっぱら単独行で黙々と歩いているだけなので。

またどこかの山でお会いできたらうれしいですね。
これからもお互いに気を付けながら、山を楽しみましょう
2015/8/16 20:41
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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