唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳 (八方尾根〜八峰キレット〜扇沢)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,510m
- 下り
- 2,932m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:20
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
今年の夏は後立山連峰の唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳の縦走にチャレンジすることにした。
昨年の南アルプスでバテバテになった失敗を活かし、荷物はとにかく少なめ、食料は山小屋に可能な限り頼る、1日の行動時間は7時間位を基本に3泊4日の計画を立てた。
【初日】
当日の朝に自宅を出発し、特急あずさにて白馬駅まで移動し、そこからバスとゴンドラ、リフトで八方池山荘まで行く。ゴンドラやリフトで標高が稼げるのがうれしい。
さすがに八方尾根は家族連れの観光客が多い中をのんびりと登り始める。
白馬連峰や五竜岳を眺めながら登っていき、宿泊先である唐松岳頂上山荘に到着。チェックインし、荷物を置いてから、軽装にて唐松岳に出掛けた。
唐松岳頂上からは白馬三山や不帰ノ嶮、五竜岳がよく見える。
特に白馬の連なりはいつの日か行ってみたいと思わせる美しさと荘厳さであった。
五竜岳方面は明日歩くことになる稜線がきれいに見え、明日への楽しみが湧いてきた。
名残惜しくも山荘へと帰り、夕食後は翌日に備えて、さっさと就寝した。
【2日目】
山荘裏手の高台から日の出を拝み、朝食後は早々に唐松岳頂上山荘を出発し、五竜岳へと向かう。
出発後すぐに牛首なる岩稜を抜けるが、緊張しながらも、意外と楽しんでいる自分にびっくり。
その後は前方に五竜岳の雄々しい姿を、右手には剱・立山連峰を眺めながらの稜線歩きを楽しみ、五竜岳に登頂。
山頂からは今朝歩いてきた唐松岳からの稜線と、これから歩くことになる鹿島槍ヶ岳のネコミミ(カエルの目?)の姿と稜線が明確に見え、ますますモチベーションが上がってくる。
ここも名残惜しくも、この後のキレット小屋までの行程を考え、早めに動きだすことにした。
キレット小屋までは岩稜の登り降り、鎖場、ザレ場など様々な困難が立ちはだかっているとガイドブックで読んでおり、緊張と覚悟と多少のワクワク感を持って足を踏み出した。
ルートはしっかりとしたマークがあるため、ちゃんと確認さえすれば間違えることはまずない。岩稜も足場もしっかりしており、3点支持が確実にできるので慎重にやれば、危なくない。
個人的にはザレ場・ガレ場の下りが一番嫌だった。
適度に休憩を入れながらほぼ4時間でキレット小屋に到着。
ここにキレット小屋がなかったら、このルートは通らないだろうと感謝しながら、身体を休めた。
【3日目】
3日目は最大の難所、八峰キレットを登るところから始まった。
確かに狭い所に鎖やハシゴが設置されており、一瞬の油断も許されないが、それでも十分な睡眠と栄養を取った後なので、集中力が回復しており、大きな問題もなく通過できた。
ここから先は鹿島槍ヶ岳へ登っていくのみ。
一歩一歩足を進めて鹿島槍ヶ岳北峰に登頂。少し狭めの山頂は短時間だけにして、南峰に向かう。
南峰からも360°の眺めが楽しめた。
槍・穂高連峰、剱・立山連峰、黒岳や鷲羽岳などの北アルプスの山々、妙高・火打などなど。
何時間でも眺めていたかったが、早い内に鹿島槍に登頂できたこともあり、急きょ今日中に扇沢まで下りることとし、下山を開始した。
冷池山荘を通り、爺ヶ岳を抜け、種池山荘にて昼食を取り、柏原新道をひたすら下り、扇沢まで到着。
柏原新道が非常に歩きやすい登山道だったおかげで、意外とあっさりと下山できた。
そのままバスで信濃大町駅に向かい、後はJRで自宅まで戻った。
昨年と違い、今年の夏山は天気に恵まれた本当に楽しい登山だった。
ただ暑かったことと、このルートは水場がないので、水の確保に苦労したが、岩稜登山の楽しさを少しなりとも味わえたのが一番の成果かな?
さあ、来年の夏はどこに行こう?
hama_chanさん、はじめまして
冷池山荘〜冷乗越の間でスライドですね…
私も岩場は好きなのですが、ガレ場やザレ場の下りは嫌いです。
自分のスリップと落石を起こさないようにと、
どちらにおいてもとても神経を使いますね
また、どこかですれ違いましたらよろしくお願いします
murao3さん
コメント、ありがとうございます!
murao3さんは扇沢方面から登ったのですね。
しかも、1泊2日で!
健脚ですね〜
確かに冷池山荘〜冷乗越の間ですれ違ったようですね。
murao3さんの山行記録を見ていると、いろんな人と登ったり、交流しているようで楽しそうですね。
私はもっぱら単独行で黙々と歩いているだけなので。
またどこかの山でお会いできたらうれしいですね。
これからもお互いに気を付けながら、山を楽しみましょう
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