仙丈ケ岳&甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 44:30
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,260m
- 下り
- 2,293m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:40
天候 | 13日曇り時々晴れ・14日曇り一時雨・15日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
09:30自宅(横浜市北部)出発ー(16号)(413号)ー相模湖ICー中央道甲府昭和IC−芦安駐車場12:50着 13:00芦安駐車場発ー乗り合いタクシー臨時便(運賃1,100円+協力金100円)−13:50広河原着 14:50広河原発ー南アルプス市営バス(運賃550円+手荷物200円)ー15:15北沢峠着 【15日復路】 13:00北沢峠発ー(バス)ー13:25広河原着 13:30広河原発ー(乗り合いタクシー)ー14:30芦安駐車場着 ・乗り合いタクシーは時刻表の便以外に、状況で運航しています。 ・南アルプス市営バスは定刻前であっても、人数に応じて運航しています。 ※芦安ー広河原間は、乗り合いタクシーの方が100円高いですが快適です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 芦安駐車場案内所・広河原インフォメーションセンター2階 今回は山梨県警にメール提出し、プリントアウトしたものを広河原インフォメーションセンターに提出しました。 【トイレ】 芦安駐車場(無料・未確認) 広河原インフォメーションセンター1階(無料) 北沢峠(寄付金) 【トイレ・仙丈ケ岳】 大平山荘(寄付金) 薮沢小屋(無人・携帯トイレ専用200円) ・携帯トイレは小屋入口にあり、料金箱に200円入れる。 馬の背ヒュッテ(200円) ・小屋番さんに200円払って鍵を借りる。 仙丈小屋(100円) 【トイレ・甲斐駒ヶ岳】 長衛小屋(寄付金) 仙水小屋(要相談・200円) 【危険個所・仙丈ケ岳】 ・北沢峠ー大滝の頭ー馬の背ヒュッテ 樹林帯の登山道で、踏み跡も明瞭。特に危険個所はありません。 ・馬の背ヒュッテー仙丈ケ岳ー小仙丈ケ岳★ 砂礫の稜線で、足元に注意すれば特に問題ありません。 ・小仙丈ケ岳ー薮沢分岐★★ 稜線を過ぎるとガレ場の急下降になります。足元に十分注意しつつ、落石を発生させないように注意して下さい。 【危険個所・甲斐駒ヶ岳】 ・北沢峠ー仙水峠★ 樹林帯は、一部枯れた沢と踏み跡の見分けがつきにくい箇所があります。赤テープをよく見て下さい。 ・仙水峠ー駒津峰★★ 樹林帯の中のガレ場の急登で、足元に十分注意して下さい。ルートは明瞭です。 ・駒津峰ー六方石★★★ 痩せた岩尾根やガレ場のピークを登り降りします。足元には十分注意して下さい。 ・六方石ー甲斐駒山頂(直登コース)★★★★★ 風化した花崗岩を登ります。傾斜が中途半端に寝ていますので難しいです。下りルートにするべきではありません。 ・六方石ー甲斐駒山頂(巻き道コース)★★★★ 直登コースよりも岩が少ない分、砂礫層の急登です。足元に十分注意して下さい。 |
その他周辺情報 | 【今回泊まった山小屋】どちらも予約制 ■大平山荘(おおだいらさんそう)090-5810-2314(7:00-19:00) 1泊2食・寝具付 8500円 ※ 素泊り(寝具付) 5500円 素泊り(寝具無) 4500円 昼弁当(おにぎり) 600円 ※朝食は朝弁当に変更可 小屋・・・★★★(清潔) 食事・・・★★★★★(とにかく米が美味しい) 快適・・・★★★(昔ながらの小屋・消灯7時) プライベートは確保されませんが、居心地は良い。 お湯・お茶は食事時間以外は無し。屋外で調理可能。 室内にトイレ無し。再泊したい。 ■長衛小屋(ちょうえいごや)090-2227-0360 1泊2食・寝具付 8200円 ※ 素泊り(寝具付) 5200円 昼弁当(おにぎり) 1000円 ※朝食は朝弁当(パン)に変更可・子供料金あり 小屋・・・★★★★★(新しく清潔) 食事・・・★★(量・質とも平均、お弁当は良い) 快適・・・★★★★★(消灯8時) カーテンでプライベートは確保されます。 シャワー有(500円・当日予約)。 立て替えたばかりなので、とても綺麗で快適です。 あまりにも快適ゆえ、食事のイマイチ感が出てしまった感じ。 お湯はポットに入った状態で談話室に有。 夜間は室内トイレ有。屋外で調理可能。 女性同行ならばお薦めしますが、再泊は微妙。 【日帰り温泉】 ・白峰会館(第一・第二駐車場隣接)・055-288-2321 9:00〜16:00 大人700円 ・金山沢温泉・055-288-2244 10:00〜19:00(7・8月の土日祝日)大人850円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ガイド地図 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 1
120mmスリング 2
60mmスリング 2
カラビナ 2
安全環カラビナ 2
着替え 2
ハーネス 1
ヘルメット 1
エイト環 1
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 1
8mm補助ロープ・20m 1
コッヘルセット 1
ガスバーナー 1
携帯トイレ 1
|
感想
お盆期間の山小屋は空いているとの情報から、今回の山行を計画しました。
13日に前夜泊するため、帰省渋滞の中を午前9時30分に横浜を出発して芦安駐車場に到着したのが12時50分。運よく第1駐車場に止められました。
乗り合いタクシーはすぐに出発してくれ、広河原には13時50分に到着。
北沢峠行のバスは定刻15時出発でしたが、第1便は10分早く出発してくれましたので15時15分には北沢峠に到着しました。
大平山荘は昔ながらの山小屋ではありましたが、とても清潔で居心地が良かったです。仙丈ケ岳の水で育てた自家製米を圧力鍋で炊いたご飯は、とても美味しくて3杯もいただいてしまいました。ちなみに同宿者は10名でした。
消灯は午後7時なので、もう寝るしかありません。
夜のうちはシトシトと雨が降っていましたが、起床した午前4時には満天の星で感動しました。
暗いうちの出発との事で、薮沢への直登ルートは危険とのアドバイスにより一旦北沢峠に向かって、仙丈ケ岳に登りました。
仙丈ケ岳では少々雨に降られましたが、無事登頂しました。
残念ながら山頂からの眺望は得られませんでしたが、たくさんの花を見ながらの楽しい山行でした。
再び北沢峠に向かって、長衛小屋に宿泊しました。
長衛小屋かこもれび山荘か悩みましたが、シャワーがある事で長衛小屋にしました。
建て替えられたばかりの小屋はきれいで、施設も充実してました。あまりにも良すぎたため、食事が少々残念でした。
さて翌日は甲斐駒です。
午前4時に出発して、北沢峠を13時30分発のバスに間に合う事が目標でした。
暗い中の仙水峠までの道は心細かったのですが、何とか迷うことなく仙水峠で日の出を迎えました。
駒津峰への急登を想定して、前もって瑞牆山に登りましたから多少は楽だったのですが、1時間30分の急登はなかなかのものでした。
駒津峰から六方石までも岩陵帯で、過去の経験をフル動員するような登りでした。
六方石からは直登ルートと巻き道ルートがあり、一般的には直登ルートで登って巻き道を下山との事でした。
結果的に登りは、どちらのルートでも難易度の差は無いと思いました。ただ直登ルートでの下山は危険で、かなりのクライムダウンの技術が必要です。
本来ならば、このようなルートには鎖や梯子があってもおかしくないのですが、甲斐駒が花崗岩で形成されていて、しかも風化が進んでいることからアンカーが打設出来ないんだと思いました。
正直なところ、北沢峠からの甲斐駒ルートを「お手軽ルート」だと思っていましたが、「やんごとなき方」が登頂した影響で再整備された黒戸尾根の方が良い気がします。
仙丈ケ岳でガスが晴れるのを待っていた女子に写真を撮ってもらいました。翌日は甲斐駒だという事で「甲斐駒で会いましょう」って約束し、翌日六方石〜駒津峰間の下山中に再会出来て楽しかったです。
では、ダン之助でした。
dan_no_suke さん こんばんわ
いつも楽しく拝見させていただいております。
小屋の方のアドバイス等を盛り込んで
情報収集から 計画 実行
毎回 勉強に なります。
南アルプスは 北 中央 よりも
天候が 良かったみたいですね。
北は かなり 雨が 降ったみたいです。
山行は やはり 天気が一番の ごちそうですね。
kenmapapaさん、こんばんは。
いやいや今回は2泊3日の2座だったものですから、記録をアップするのに手こずりました(汗)
もう一日天気が早まってくれたらとも思いましたが、快晴の甲斐駒をやれたことで良しとしています。
山小屋泊となると予約が大事ですから、天候は二の次になってしまいますよね。
そうなったら、まあ雨は雨でいいやって開き直ります。
なかなか自然は思うようにはいきませんよね(笑)
ともかく今年は北岳・仙丈ケ岳・甲斐駒がやれて満足しています。
禁を破ったついでに、9月は赤岳をやりたいと思っています。
では、ダン之助でした。
dan_no_suke さん、おはようございます。
仙丈での展望は残念でしたが、駒のほうはいい天気に恵まれて、まずまずの南アルプスが堪能できたようですね。いつもながらの詳細なレコは参考になります。
お二人がひいひいいいながら、駒ヶ岳に登っていたのを、高規格キャンプ場でまったり眺めていましたぞ。。
kamotama さん、おはようございます。
充実のこませんでした。おかげで、すっかり燃え尽き感があります。
いや〜今まで避けてきただけあって、甲斐駒はハードな山でした。これまで登ってきた山の難所の集大成、岩・壁・ガレ場にザレ場・急登に急下降の何でもアリでした。
今回も雷鳥に遇えませんでした。ホシガラスは2回見ましたが、写真が撮れず残念でした。
ダン之助でした。
ダン之助さん、こんにちは。
仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳レポート楽しく拝見させていただきました。
とても参考になりました。ありがとうございました。
北沢峠付近で前泊して、早朝から登るっていうの良いのがわかりました。
南アルプスはバスを乗り継ぐためスケジュールを立てるのが難しく、いつも断念していました。実は北岳もダン之助さんの山行を見て、計画し始めたのですが、日程的に合わず、今はいつ行こうかと思っています。
北岳、間ノ岳コースも行きたいですし、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳コースも行きたいです。
では、お互い安全登山で!
poseidon さん、おはようございます。
南アルプスは日帰りが可能ですが、かなり忙しいと思います。最終のバスに間に合わないと悲惨な事になります。
北岳だと白根御池の山小屋が良いですね、次に肩の小屋です。間ノ岳を絡めるのであれば北岳山荘が便利ですが、ご飯が…かな?
甲斐駒ヶ岳は今まで登った山の中でも、一番良かったですよ。疲れますけど(汗)
日程が許すなら黒戸尾根が面白いと思います。
では、ダン之助でした。
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