記録ID: 7102583
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
北ア/薬師岳(折立から太郎平2泊)
2024年08月02日(金) ~
2024年08月04日(日)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 18:11
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,831m
- 下り
- 1,845m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 5:07
距離 6.7km
登り 1,013m
下り 39m
2日目
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 7:45
距離 8.9km
登り 742m
下り 742m
天候 | 晴れ、ときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
富山地方鉄道のバス便は、夏休み中と土日のみの運行で、富山6時20分発の1便のみ、折立に8時20分に着く。(その後は、有峰口駅前発10時30分発もある。) 帰路は、折立12時30分発で、富山駅14時30分着である。予約が必要だが、予約なしでも空席があれば乗車できるようだ。(乗車できなかったときのリスクは大きい。) タクシーを呼ぶと、有峰口駅から折立間でも1万5千円くらいかかるらしい。 折立には、売店など何もなく、公衆電話もない。最近、ドコモなどの電波が届くようになったようだ。トイレの横に飲料自販機が2台ある。 富山駅〜折立直通バス(富山地方鉄道) https://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741 東京からの登山者は、新宿から折立までの直通バスがあるらしい。こちらは、途中で温泉に寄ってくれるようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アルプスの登山道だが、滑落するような危険なところはなく、クサリ場もなかった。よく整備されている。 〔目次〕 1.折立〜太郎平小屋 2.太郎平小屋〜薬師岳 1.折立〜太郎平小屋 折立のバス停を降りると、すぐに薬師岳登山口の立派な柱がある。中に入ると、左に建物があり、右にトイレがある。建物の脇には水道があり、水が使えるが、生水なので飲まないように、と注意書きされていた。下山後に靴を洗ったり、汗を拭く程度の使いかたになる。トイレもきれいで、紙も付いている。トイレ前には飲料の自販機がある。熊がゴミを漁らないようゴミ箱は撤去され、空のペットボトルは持ち帰りになる。 建物とトイレの間に登山道の入口がある。中へ進むと、すぐに十三重の塔がある。遭難死した愛知大学山岳部の慰霊碑とのこと。登山道は樹林の中をつづら折れに登っていく。雨の後だと地面も濡れていて滑りやすい。岩の多いところもあれば、木の根が多いところもある。少し登ると、太郎平小屋に向かって左側に沢の音がする。 樹林の中を2時間ほど登ると、開けたところに出る。三角点ベンチである。ヤマレコでは青淵となっていた。多数のベンチがあり、休憩に適している。薬師岳や薬師岳山荘の建物が見えるほか、その左に劔岳も見えた。反対側は白山や有峰湖が望める。三角点ベンチはドコモ圏内である。 三角点ベンチを過ぎて、一時的に低木帯に入るが、直射日光も当たり始める。次第に森林限界を抜けて、炎天下の登りになる。加えて、延々と階段が続く辛い登りである。薬師岳や有峰湖をみて、辛さを紛らわすしかない。 途中にいくつかベンチがあるが、三角点ベンチと同じくらいに多数のベンチがあるポイントに着く。ここが、五光岩ベンチである。薬師岳が近づいてきた感じである。また、太郎平小屋の屋根が見える。五光岩ベンチもドコモ圏内である。 五光岩ベンチを出ると、少し傾斜は緩くなる。三角点ベンチ〜五光岩ベンチと、五光岩ベンチ〜太郎平小屋は、登りも下りもコースタイムは同一(昭文社エアリアガイド)だが、五光岩ベンチ〜太郎平小屋の方が時間はかからない。 だんだんと太郎平小屋の屋根が近づいてきて、最後は木道をゆるゆると登っていき、太郎平小屋に着く。 登り詰めたところに太郎平小屋の飲料販売窓口があり、生ビール、缶ビールが飛ぶように売れている。玄関を挟んだ奥側で、11時〜14時の間、軽食販売がある。太郎ラーメンが有名らしい。太郎平小屋はドコモ圏内のようだが、電波が弱い感じで、折立へのルート入口に近いほうが電波を拾いやすいようだ。 太郎平小屋の玄関前はかなりの広場で、まさに平らである。ベンチもかなり置かれている。小屋の前を過ぎて右に曲がると、黒部五郎岳や薬師沢小屋へのルートがある。通過登山者用の外トイレも曲った少し先(小屋の裏手)にある。 2.太郎平小屋〜薬師岳 太郎平小屋の玄関を出て、左は折立への下山路で、右に進み、突き当りを右へ曲がると黒部五郎岳、薬師沢小屋へのルートになる。突き当りを左へ、小屋を背にして進むと、太郎平キャンプ場を経て、薬師岳へのルートになる。 小屋を出発してまずは、緩やかな木道の登りである。丘を越えていく感じで、キツくない。少し登っていくと、右手の稜線から槍ヶ岳の穂先が顔を出す。丘なのですぐに登り詰められ、緩やかに下り始める。そして、行く先の眼下にテント場が見えてくると、一気に下って、太郎平のキャンプ場に着く。(帰りは登りだ…。) 太郎平のキャンプ場はそこそこ広く、多数のテントが張れそうだ。エリアのほぼ中央にコンクリートの小屋があり、17時まではテント受付と飲料販売をしている。水場とトイレはそこから30秒ほど北側へ下ったところにある。相当な水量が出ていて、冷たくて美味しい。テント場付近はドコモほぼ圏内で、少し太郎平小屋の方へ上がれば確実に電波が来る感じだった。 テント場から薬師岳方面へ、すぐに登りになる。地形図では壁の直登のようだが、実際は沢筋の急傾斜を登っていく。沢を横切ったり、水流と一緒になったりして、ぐんぐんと高度を上げていく。 20分くらい登ると水が消えて、涸れ沢を登る感じになる。岩が多く、足にくる。沢の中央ではなく、端に付いたルートの方が登りやすい。沢を登り詰めて、一度低木帯に入り、1〜2分で低木帯を出て木道になると、そこが薬師平である。木道を少し進めば、ベンチが2つあり、休憩に適している。目の前は平らな草原で、ニッコウキスゲなどが咲いている。薬師平もドコモは圏内である。 木道をしばらく進み、左へ曲がっていくと、低木帯の緩やかな登りになる。低木帯を過ぎると、尾根の東側をトラバースする感じでザレ場の登りになる。そこそこの傾斜が続き、炎天下で辛い感じである。 急登を上がって、平坦なところに出ると、「薬師岳山荘まで15分」の小さな標識がある。行く先の小ピークの西側をゆるゆると登っていくと、薬師岳山荘の屋根が見えてくる。山荘の西側(玄関前)を過ぎて、山荘北側に出ると、テーブルとベンチがある。薬師岳山荘もドコモは一応圏内だが、電波が弱い。 薬師岳山荘を出ると、薬師岳までガレ場の直登である。所々にハエ松があるが、基本的には石や岩を積み上げたようなルートをひたすら登っていく。これが薬師岳の白い山容の正体なんだと思う。 行く先に小さな建物が見えている。折立からの登りでも、三角点ベンチ以降は見えていたそれは、石室である。かつてはここに避難小屋があったらしい。ルートは石室まで上がらず、西側をトラバースしていくが、石室のところまで登っている人もそこそこいた。 石室のトラバースを過ぎると、大きな岩を積んだような斜面のトラバースになるが、1、2分で終わり、平坦な尾根を進む道になる。薬師岳の山頂祠がもうすぐそこにある。最後は、再び石を積み上げた斜面の登りになり、山頂祠のところに到着する。スゴ乗越へは祠の西側を進む。 薬師岳の山頂は石が積みあがった上にあって、それほど広くはないが、祠の東側にある程度の休憩スペースがある。加えて、大展望である。薬師岳は北アルプスの一番西側にある山なので、西側の展望は富山市街のみ。一方で、東側は、劔岳、立山連峰、後立山連峰、裏銀座、読売新道と水晶岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、穂高連峰と、大絶景である。雲がかかってあまり見えなかったが、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山も見える。白山も見えると思う。この日は、水晶岳と槍ヶ岳の間の奥に富士山が頭を出していた。 薬師岳の山頂は、ドコモ圏内である。 |
その他周辺情報 | 富山地方鉄道のバスは、途中で亀谷温泉を通るが、ここで降りてしまうと、入浴後に有峰口駅まで30分ほど歩く必要があり、下車できない。 富山駅に戻り、駅に近い一般の銭湯を探して、今回は「たから湯」を利用した。銭湯料金470円。行きは路面電車を桜橋まで乗って、そこから10分歩いた。帰りは、最寄りのバス停(北新町・大阪屋ショップ前)から『まいどはやバス』(30分に1本の運行)に乗って駅に戻った。 たから湯 http://toyama1010.com/toyama-takarayu.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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