快晴の富士山 御殿場口
- GPS
- 12:52
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,311m
- 下り
- 2,305m
コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 12:46
2:27 大石茶屋
3:31 次郎坊
5:27 御殿場口新六合目
6:15 御殿場口六合目
7:13 御殿場口七合目
7:33 御殿場口七合四勺・わらじ館
7:40 御殿場口七合五勺・砂走館
8:39 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
8:58 御殿場口八合目
10:45 富士山頂上浅間大社奥宮
11:24 御殿場口頂上
13:12 御殿場口下り六合(走り六合)
天候 | 快晴のち時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 御殿場口ルートは五合目とは名ばかりで、 実際は吉田口ルートの二合目付近に相当します。 そのため一般ルートとしては特に長く、 標高差も2000mを越えるハードルートです。 山小屋が少なく、廃屋となった古い山小屋が点在しますが、 風雨を凌げる建屋は営業中の山小屋以外、一切ありません。 大砂走はロープが張られていますが、 道を外れると遭難する危険があります。 六合目の先の宝永火口への分岐は視界が利かない場合、 特に間違えやすい箇所です。 今回は夜間の登りに、 登山口から登山道と下山道が交差する地点まで下山ルートを使いました。 つづら折れの登山道は外れると迷いやすいかもしれません。 下山道は東側にロープが切れ目なく張られているため、 夜間でもわかりやすいです。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
スカート
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
長らく待ちわびていた好天。
8月には漠然と富士登山を計画していただけに、なかなか安定しない天気に
日々ヤキモキしていました。
台風が過ぎつかの間の晴れ間がでると天気予報が伝えたので、
山の天気をWEBで確認すると、富士山は快晴!
9月5日のギリギリの日取りですが、むしろ好条件かも。
よし決めた!と前日夜。
さて御殿場ルート。
日の出過ぎてから登ったら日帰りできるはずもなく、
絶対に長丁場は避けられない。
どうせなら御来光も含めて弾丸かけるしかない。
となると、もう寝る時間なんかない…。
準備を始めたのが夜10時。
何だかんだと気が付けば12時を回り、もう寝る時間なんてない。
仕方ない、行くか。
車を出したのが深夜の1時でした。
中央道から御殿場を目指し、あっという間に5合目駐車場。
時間は2時。
基本的に夜型なので眠くはないです。
昨夜はご飯を食べ過ぎたくらいで、腹加減も申し分なし。
準備を整え、いざ登山開始です。
初登頂となる御殿場ルートは砂の道。
いきなり初っ端から下山ルートをトレースしていましたが、
むしろ真っすぐの道で遭難の危険は少なかったです。
足元が砂で滑り、なかなか思うように歩けませんが、
足場を選びながらゆっくり登りました。
少しずつ標高が高くなるにつれて明るくなってきました。
山頂付近は快晴でしたが、目の前には巨大な入道雲。
うーん残念、1時間ほど遅く、入道雲の間からの御来光でした。
初めての富士山御来光でしたが、それはそれでいいのかなと。
それにしても、六合目が遠い。
須走口は新六合目もあって遠い感はそれほどでもなく、
吉田口にしてもトラバースから高低差が少ないので、
そんなに苦痛ではありませんでしたが、
この御殿場ルートは半端じゃないですね。
完全な砂地なので、建屋を築くのは困難なんでしょうね。
どうにかたどり着いた建屋も使えず。
不人気ルートで登山客が少ないから仕方ないかもしれませんが、
もう少し何か、工夫と創意でできるようにも思います。
七合目からは他のルートと同様、賑やかになってきます。
これは宝永火口を廻るプリンスルートの存在や、
下山利用で大砂走に分岐する前の双方向ルートが、
経済的には潤うということなんでしょうね。
いずれにしてもこの区間は富士山らしい雰囲気です。
閉館や休業の山小屋も多く残念ですが。
八合目を過ぎた辺りから、斜面にへばりつくような急勾配になります。
この雰囲気は、富士宮ルートに似ているのかもしれませんね。
つづら折れの道は岩場が少なく、段差が少ないので、
むしろ吉田口よりはこちらのほうが歩きやすいかもしません。
とはいえ、勾配がきついことに変わりはなく、
標高の上昇とともに息が浅くなっていきます。
深呼吸で酸素を確保する呼吸法を駆使して、酸欠を回避します。
すれ違う方々に励まされながら、何とか山頂到着。
4度目の富士登頂。
しかも天気はこれまでで一番の好天。
突き抜けるような青空。湿度が少なく乾いた風。もう秋風ですね。
剣ヶ峰とお鉢は、今回はキャンセル。
剣ヶ峰では記念撮影で大渋滞との話を聞いていたので。
富士銀座も足を運びたかったですけど、
ここまで来て喧騒に揉まれるのもどうかと思い。
コンビニおにぎりを食べて、そのまま下山。
食べると眠くなりますから、そうなる前に。
足取りも軽快に、てくてく下りますが……眠い!
その眠気に打ち勝とうと足を速めて、フラフラ。
気が付くと足が結構重くなり、ダメダコリャ。
やっぱり安全第一。途中からゆっくり確実に歩くことに専念しました。
楽しみにしていた大砂走は、眠気で覚束ない足には有り難く、
難なく降ることができました。長いですが。
お茶屋さんのイチゴのカキ氷が最高でしたね。
せめて五合目だけでも、もう少し観光開発すればいいのに。
帰りの車中は案の定、睡魔との戦いでした。
途中PAで仮眠を取り、渋滞にはまりながらも無事に家に帰りました。
初めての弾丸・御来光に御殿場口ルートでしたが、
やっぱり体力的には厳しいですね。年齢的なものかもしれませんが。
でもそれが成せるのは、これまで培った登山経験があってこそ。
いきなり御殿場口ルートを同じ条件で登るのは厳しいを通り越して、無理。
そういう意味での達成感は、北岳や鳳凰三山の日帰りと共通しますね。
でも、御殿場口ルートはもう少し、メジャーになってほしいですね。
そんなことを模索してみたくなりました。
下山だけに使うのはもったいない。
登りにこそ、もっと魅力のある何かがあれば、なあ。
kunadonoさんこんにちは
またもや同じ日に富士山でございました(少し予感はありました)
時間もルートも違ったのでニアミスとまではいかなかったですが。
8月のモヤモヤはまったくの同感です。
何度も中止してやっと晴れマークがきましたので。
私もそろそろ違うルートに挑戦したいと思うのですが、なかなか出来ずにおります。
御殿場ルートは長くて大変そうですね。しかも弾丸とは。
お疲れ様でした。
多分、思考プロセスが似てるんじゃないかと(笑)。
登山が好きでも富士山には登らない方も多いですし、
普通は二回以上登るのも珍しいでしょうし。
御殿場ルートは誰にでもお勧めできるルートではないですが、
chinyamaさんなら何ら問題ないと思いますよ。
一泊されるなら七合目間の小屋は繁忙期以外空いているそうですし、
下山やプリンスルートの中継で使うという手もありますし。
変化に乏しいとか冗長とか、あまり評判がよくない印象もありますけど、
登山にもどっぷり浸かったchinyamaさんなら
色々と魅力を見出せるんじゃないかと。
少なくとも私はそうでしたよ。また御殿場口行きたいです(笑)。
当初は高速バスで吉田口五合目から御殿場口下山の計画でした。
それでは前日夜に思い立ったのでは絶対無理。
弾丸は瞬間的な判断でした もちろん経験則ですけどね。
kunadonoさん、こんばんは。
LArcさんへのコメントをたどって来ました。
びっくりしました。
ほぼ同じ頃に御殿場口にゴールしてたんですね。
どうやら、大石茶屋のかき氷タイムで追い越したようです。
女性で一人で夜中から御殿場ルート登るなんてすごいですね。
下弦の月がありましたが、木のない御殿場ルートは道見えましたか?
吉田ルートは二人でもかなり不気味でしたよ。
一人だったら、ビビリまくって、走って走って、
バテバテで佐藤小屋でギブアップだったと思います。
yamaheroさん初めまして
そういえば、カキ氷を食べていた頃に下山されたお二方がいたような…
すみませんうろ覚えです
ナイトハイクは高尾での経験が多数ありまして、
夜景や星空を見ながら歩くのは大好きなんです
この日は明け方頃にオリオンが登ってきて、
秋の夜空だなあと思いながら楽しんでいました。
下弦の月も見えましたね。
初のルートでも全然怖くなかったですよ。
ルート上にヘッドランプの明かりが前も後ろも点々と見えましたし、
下山ルートはずっとロープがありましたので。
分岐からはつづら折れの折れ曲がりを見極めるのがちょっと面倒でしたけど、
前にも後ろにも登山者がいらっしゃいましたので。
こんにちは!
思い立ってからの行動力がスゴイですね。
長いナイトハイク、2300mを一気に登る体力もスゴイです!
こうして晴天獲得!
ワタシの時とは大違いで、爽快な景色をkunadonoさんのレコで見せていただきました。
ストリートビューで予習して山行に臨みましたが、「どうやって撮影したんだろう」という疑問がありました。
あの機具を背負って撮影しているんですね。
ワタシも会ってみたかったなぁ。。。
LArcさんこんばんわ
富士山に四度も登る馬鹿中の大馬鹿ですので
天気はこれまで何度も泣かされてきました。
予定を組む以前に、
天気予報とのにらめっこが山行計画の決め手になっちゃってますね
雨登山とかも実は好きなんですが(笑)
富士山の荒天は身の危険もありますからね……
ストリートビューとの遭遇はラッキーでした
ただ後で確認するのがちょっと怖いというか。
わかる人にはわかっちゃうんでしょうね。いやーん(笑)
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