北アルプス裏銀座ルート(烏帽子岳、野口五郎岳、祖父岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳)
- GPS
- 33:53
- 距離
- 48.5km
- 登り
- 3,840m
- 下り
- 4,311m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 8:09
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 11:05
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 10:46
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:19
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 新穂高温泉で温浴施設、食事施設複数あり、コンビニ等はなし |
感想
毎日あるぺん号で往復
一日目
七倉山荘4時からタクシー始発5時を待つ。道一部崩落のためタクシー→徒歩→タクシーの組み合わせで移動すると説明を受ける。徒歩で4時から出発した人たちもいたが、そちらのほうが早かっただろう。三組目くらいで乗れて、相席で乗る。相席で乗った人の脚の仕上がり具合が御立派で尋常ではないことにとんでもないところに足を踏み入れてしまったのだと今更ながら実感する。結局6時位に登山スタートし、北アルプス三大急登であるブナ立尾根を登り始める。途中誰ひとり抜かせずに逆に何十人とにぶち抜かれる。コースタイム10時間以上を軽く歩く人がいたり、烏帽子小屋テント場に二泊して水晶岳までピストンで行くなど言っている人がいたり、ここまで誰一人普通の人にはあっていない。テント場はやや烏帽子小屋から遠いが静かなテント場である。環境的には虫が多い感じ。水は山小屋で天水を買う500ml200円くらい?不安ならミネラルウォーターを買うようにと表記があった。ちなみに天水は飲んだが一切美味しくはない。ペットボトルも売っていたが、結局値段が高いかクソ不味いかの選択肢となる。ちなみに同行者はビールやペットボトルなどを連日買いまくっていた。展望台では電波が入る。烏帽子岳に登るが、鎖場がありスリリング。直射日光で遮るものはなく、かなり暑かった。
二日目
五時半発予定で準備をしだすが、ほぼ全員撤収済。さすが裏銀座。眼前に野口五郎岳だと思っていた山に登り始めるが、20分後に野口五郎岳などではないことを分からされる。が、前半は上り下りも緩やかでパノラマを満喫できる快適な縦走路であった。同行者は野口五郎岳まで少ない水で歩き始めたことを後悔していたと思う。水は多めに準備するに越したことはない。野口五郎小屋で水やジュースを買う。相変わらず高いが、一応天水も買える。野口五郎岳を過ぎると岩稜帯が増え始め、体力や精神力を持っていかれる。水晶岳が近くなるたびに水晶岳に登る自信がなくなってくる。結局ペース的に難しいと判断し、水晶岳には登らなかった。途中出会ったナイスミドルな方に水晶岳に登らないなんてもったいないと言われたが、仕方ない。次の目的地の雲の平小屋を目指すため休憩と食事をして英気を養う。水晶小屋ではミネラルウォーターが量り売りで少し安く売っていた(500ml400円)。また、休憩時にトレイルランのペアがおり、その日の朝から我々が昨日登ってきたルートを登ってきたのだという。ただただ驚愕。
途中祖父岳という山に登って雲の平山荘へ向かう。巻き道があってもよい山だと思ったが無いので黙々と登る。道中登っている人は同じ気持ちだったはずだ。雲の平は無駄に遠回りさせられるので、同行者が愚痴をずっと言っていたが聞かないふりをする。キャンプ場で水を補給して山荘に16時過ぎに到着。特に雲の平山荘では精根尽き果ててなにか特筆すべきものはない。水は天水のようなので、少々遠いが行きか帰りにキャンプ場で水を汲んだほうが良いだろう。登山仲間へお土産を買う(という名の雲の平山荘に泊まったというただの自慢)。食事は米と石狩鍋風の味噌汁と付け合わせ。正直物足りなかった。燕山荘グループならもう一品でてくるのでは?と思いつつお代わりをする。週に2回ほど19:45から食堂で恒例の雲の平山荘の歴史を語る会?があるらしいのだが、19時過ぎにはもう食堂を埋め尽くさんばかりの客が入ってきた。そんなに人気なのか?戻ってさっさと就寝した。
三日目
朝4時半スタートの予定だったが、キャンプ場で水補給や食事などしていたら結局6時前出発になった。たまたま山小屋で会った人と弁当の朝ごはんを食べ少し会話などする。その後淡々と祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳を登る。三俣山荘でちょうどTJARの予想通過時間が貼られていて、もしかしたら双六小屋あたりで会えるかも、と期待を持つ。三俣山荘の景観は素晴らしく、今度機会があれば是非泊まりたいと思ったが、テント場はかなり傾いた場所でもテントが張られており、かなり混んでいたようだ。三俣蓮華岳を登る。かなり急登なので心を無にして気合を入れて登る。途中転倒して捻挫した方がいて心配したが、双六小屋で見かけたので大丈夫だったのだろう。双六岳はキリがでていたためほとんど眺望は望めず。山頂にいた全員で一緒に残念がる。双六小屋はキャンプ場が広く、同行者と隣同士にテントを2つ張る。夜になりTJARの選手が降りてきたのを出迎えた。TJARの追っかけもいたようで、色々と教わることができた。興奮のためかあまり眠れなかった。
四日目
特に何か特記事項はないが、天気が良く気温が高かったため、辛かった。登ってくる人も汗だくだった。景色があまりよくないのと、アスファルトの道路がやたら長いのと、登りの時間も長いので登りではあまり利用したくないルートと感じた。新穂高温泉まで着いたら最後温泉に入り、食事をしてバスに乗り途中渋滞し新宿には22時過ぎ着。帰りにあるぺん号は正直使うメリットはほとんどない。松本駅で降ろして特急チケットをくれ。
初三泊四日アンド初裏銀座ルートであったが、ケガもなく概ね満足した山行ができたと思う。
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