吹上温泉〜美瑛岳〜十勝岳〜上富良野岳〜凌雲閣(カミホロ小屋泊)
- GPS
- 12:51
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,858m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:59
天候 | 霧〜晴れ〜一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
上富良野駅〜吹上温泉白銀荘:町営十勝岳線バス 500円現金のみ 十勝温泉凌雲閣〜上富良野駅:町営十勝岳線バス 500円現金のみ |
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉:吹上温泉〜吹上温泉分岐の沢(ぎりぎり濡れず)、ポンピ沢 道迷い:美瑛谷の頭〜鋸岳〜十勝岳区間は、平坦な区間も多くガスに覆われた時は道迷いの可能性 |
その他周辺情報 | 保養センター白銀荘の温泉は、男女別のほかに、混浴水着エリアもあり。水着レンタル300円 |
写真
感想
火山好きとしては、一度は行きたい十勝岳。
台風接近により日程変更して、さらに予定短縮して行ってきました。
(こういう時、変更の効かない安い航空券は痛い。解約で4割くらいしか戻ってこない・・・。)
天気はなんとかもつみたいなので行くことに。
吹上温泉の保養センター白銀荘のキャンプ場に前泊。旭川空港から公共の交通機関で安くいけるので、レンタカーは使わず。
キャンプ地に温泉があるのはうれしいところ。
北海道の朝は早いので、4時過ぎには空が白み始め。
山中1泊予定で、水場がないので5Lほどの水を背負っての登山。そのため荷物は20kgオーバーで、これがのちほど災いに・・・。
ポンピ沢の手前、激しく浸食されたV字谷を越えるところに、はしごとロープを使う場所がありますが、高校生の団体(おそらく50人以上)のため大渋滞に。たまたま集団の最後にぶつかっただけだったので、15分ほど待ってわたることができました。すれ違ったご婦人によれば、30分以上は待つかもとのことだったのでまだまし。
ポンピ沢の渡渉の後は、結構なやぶこぎ。背の高さ越えの場所も。足元見えず、荷物重たいし少し危なかったです。
その後は急登。ザックは高さがあったので、木々にぶつかってかなり登るのに苦労しました。
美瑛富士分岐で休んだ後登山を再開し、美瑛岳山頂付近はすっかりガスの中。爆裂火口も見えず。昼食は火を使って調理予定でしたが、雨もぱらついてきたのでパンなどで食事をすませ、出発。
ガスで覆われつまらない風景が続きましたが、だんだん晴れ間も。
予報では午前中のみ晴れの可能性ありだったので、午後に晴れ間が出るのは予想外にうれしいことでした。
景色が見えないこともあり、途中テンションも下がっていました。やたら眠く、荷物が重いこともありなかなか足がすすみません。
目的地まではまだまだ。もしこれで強風とか大雨だったら、さらに進めなくてちょっとヤバかったかも。荷物の重さで体力がなくなり、ひょっとしたら遭難かもなんてあまり考えていなかった。
休憩して、さらに晴れ間ものぞいてくると、ちょっと体力回復していました。よかった。香港から来たというカップルがいましたが、登りでは追い抜いて大差をつけていたのに、この疲労でペースがガタ落ちし、十勝岳手前で追い抜かれてしまいました。
自分のペースがそれだけ落ちたことにがっかり。
さて、ガスが晴れて景色が見えてくると元気も出てきます。
途中から、草木1本も見かけない荒涼とした風景が広がります。まさに日本離れした、火星のような風景。平坦な場所では、ガスったときには方向を見失いそうです。
そして十勝岳山頂へ。この後さらに晴れて、絶景を眺めることができました。
日本離れした広大な風景。スケールの大きさに感動です。そして草木が本当にない。強風でスコリアなどが動くので、種が根付かないということか・・・。
雌阿寒岳でも火山の風景に感動しましたが、ここも相当な景色。
山頂でしばらく休み、そこからも見えていたカミホロ小屋へ。
日曜で、宿泊する人は1,2組程度かなと思っていたら、8名の団体がいてにぎやかでした。最盛期ではないので、テントを使う必要もなくゆったりとスペース確保ができました。昨日は標高1000M程度でしたが、寝袋をきちんとしたものを持参していなくて少し寒かったので、今日は標高も高く心配でした。
でも小屋は温かく、毛布もあったので快適でした。
団体客は2Fを利用し、1Fはもう一人のソロの青年だけ。登山はじめて3年と言っていましたが、話してみると知識や計画の立て方などすでにかなりのベテラン感がありました。天気予報のサイトなども教えてもらいました。
翌日の行程を聞くとだいたい似たような感じ。バスも一緒の予定でした。
行程の少し長い彼は早くに出発し、自分はある程度ゆっくり。
加えて天候が悪かったので結局自分は最短ルートで下山しました。途中、雨も結構降ってきて、とても登山を楽しめる天気ではありませんでした。
結局予定より早いバスに乗ることになり、彼には再会しませんでした。
でもまたどこかで会いそうな気もします。
ちょうど凌雲閣という文字が目に入ったので…。
私も25旭岳〜からのこちらに降りるルートを計画してましたが取りやめました。
もし天気がよければどこかでバッティングしてたかもしれませんね。
少しでも展望があったようでよかったですね。
旭岳方面は26日氷点下近かったようなので、無事帰ってこれて幸いです。
前回の南ア南部も羨ましいです。
いつかまた天気に恵まれた遠征ができますように!
全般的に天気はあまりよくなかったですが、十勝岳では晴れ間ものぞいて大展望を楽しめてよかったです。
Barklayさんは旭岳からの縦走予定とは、ハードなルートですね。
自分は、もともとの予定ではオプタテシケあたりまで行って帰ってこようとは思ってはいたのですが、
その先から南沼方面までは藪がすごいらしいですね。
今回取りやめたとのことで、よい判断だったと思います。また次回ぜひチャレンジしてください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する