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Yamareco

記録ID: 7201732
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳 上高地〜奥穂〜新穂高

2024年09月06日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
14:43
距離
30.4km
登り
1,939m
下り
2,344m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:08
休憩
1:20
合計
8:28
距離 19.2km 登り 1,623m 下り 145m
7:02
7:06
1
7:07
9
7:51
5
7:56
4
8:00
33
8:38
8:39
10
8:49
8:50
37
9:27
9:35
14
9:49
35
10:24
10:31
40
11:11
11:12
20
11:32
11:41
43
12:24
7
12:31
12:42
34
13:16
13:26
28
日帰り
山行
4:58
休憩
1:10
合計
6:08
距離 11.2km 登り 316m 下り 2,199m
5:09
31
5:40
5:45
28
6:13
6:31
98
8:09
8:24
18
8:42
8:59
7
9:06
9:19
44
10:03
10:05
31
10:36
27
11:03
14
9月5日の穂高岳山荘の予約が取れて、「木金休み」になってしまいますが穂高にご挨拶。
アカンダナから上高地行きのバスを利用し、帰りは新穂高から平湯までバスで戻れば時間的にも節約コースに、さらには鴨高地からのルートを登りに使って、白出沢ルートを下りに使えば、両方歩けると欲張りました
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
IN=上高地
OUT=新穂高
駐車場は「アカンダナ」駐車場利用
コース状況/
危険箇所等
一般コース最難
白出沢の下降は目印のマーキングがわかりにくいうえ「浮石」多く注意
さらに荷継小屋跡以降も重太郎橋までは鎖・梯子多く結構気を使いました
その他周辺情報 平湯温泉で立ち寄り湯(ひらゆの森)利用
平湯までは高山行きのバス利用でしたが、そこからアカンダナまでは上高地からのバス利用。運賃かからなかった。交通系ICは使えません
なお、登山には関係ありませんが、名神集中工事のため夜間通行止めが予定されていたのと、工事影響で名神一宮で大渋滞発生のため、新名神から名古屋高速経由で東海北陸道へと迂回しました。標識の地名に馴染みがなく不安でしたが、事前に交通情報を把握しておくのが大切だと思い知らされました。前週末に朝のニュース・交通情報で画面の隅に「名神集中工事」と書いてあるのを見て気が付きました。
アカンダナ駐車場
5時半少し前に着いて余裕です
バス待ちの方の話では、新穂高駐車場(無料)が満車でこちらに流れてきた方もありました
2024年09月05日 05:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/5 5:27
アカンダナ駐車場
5時半少し前に着いて余裕です
バス待ちの方の話では、新穂高駐車場(無料)が満車でこちらに流れてきた方もありました
上高地行きバス乗り場
交通系ICは利用できません
チケット売り場はクレジット利用可
往復は100円安くなりますが、今回は片道利用
2024年09月05日 05:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 5:34
上高地行きバス乗り場
交通系ICは利用できません
チケット売り場はクレジット利用可
往復は100円安くなりますが、今回は片道利用
上高地
ここから歩き始め
2024年09月05日 06:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 6:58
上高地
ここから歩き始め
遠い穂高
2024年09月05日 07:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/5 7:02
遠い穂高
でもそこまで歩かないと今夜のお宿に着かない
2024年09月05日 07:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/5 7:02
でもそこまで歩かないと今夜のお宿に着かない
焼岳
2024年09月05日 07:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/5 7:02
焼岳
河童橋はこの時間でも人だらけ
・・・だけではないことが後で分かった
2024年09月05日 07:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/5 7:03
河童橋はこの時間でも人だらけ
・・・だけではないことが後で分かった
左岸は通れません
見逃した跡がログに「ひげ」として残っています
いったん河童橋を渡って明神で左岸に移るのが正解
ちなみに「右岸」「左岸」は上流から見ての左右ですが、ここは違ったコース名をつけて誤解ないようにしたら・・・というのが素人の印象です
2024年09月05日 07:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 7:06
左岸は通れません
見逃した跡がログに「ひげ」として残っています
いったん河童橋を渡って明神で左岸に移るのが正解
ちなみに「右岸」「左岸」は上流から見ての左右ですが、ここは違ったコース名をつけて誤解ないようにしたら・・・というのが素人の印象です
鳴らしたくなるクマベル
前日も目撃情報あり
2024年09月05日 07:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/5 7:15
鳴らしたくなるクマベル
前日も目撃情報あり
お猿さんたち
「こんにちは」と声をかけると「うなづく」
2024年09月05日 07:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
7
9/5 7:20
お猿さんたち
「こんにちは」と声をかけると「うなづく」
水面に鴨さん
2024年09月05日 07:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 7:44
水面に鴨さん
ここで左岸に戻ります
2024年09月05日 07:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 7:51
ここで左岸に戻ります
明神橋振り返ります
2024年09月05日 07:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/5 7:51
明神橋振り返ります
明神到着
2024年09月05日 07:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 7:55
明神到着
目撃情報
2024年09月05日 07:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 7:55
目撃情報
花 毒のあるやつ
2024年09月05日 08:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 8:34
花 毒のあるやつ
マムシグサ
2024年09月05日 08:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 8:34
マムシグサ
徳沢で休憩
どら焼きでエネルギーチャージ
「涸沢フェス」やってますがまだまばら
2024年09月05日 08:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 8:38
徳沢で休憩
どら焼きでエネルギーチャージ
「涸沢フェス」やってますがまだまばら
あざみ
下向きに咲いている
2024年09月05日 09:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 9:19
あざみ
下向きに咲いている
横尾に着きました
涸沢フェスで「スタンプラリー」やっているとのこと
徳沢、横尾、涸沢で明日もOKなのですが、徳沢はスルーしてしまい、戻ってこないので諦めました
2024年09月05日 09:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 9:28
横尾に着きました
涸沢フェスで「スタンプラリー」やっているとのこと
徳沢、横尾、涸沢で明日もOKなのですが、徳沢はスルーしてしまい、戻ってこないので諦めました
ここからは散歩道ではなく「トレッキング」以上のルート
2024年09月05日 09:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/5 9:28
ここからは散歩道ではなく「トレッキング」以上のルート
大岩壁
2024年09月05日 09:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 9:53
大岩壁
青い実
2024年09月05日 10:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 10:15
青い実
本谷橋
この先から登山モード
2024年09月05日 10:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 10:24
本谷橋
この先から登山モード
赤い実
2024年09月05日 11:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 11:05
赤い実
ヒシ岩
2024年09月05日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 11:24
ヒシ岩
Sガレで休憩
涸沢のテントが見えます
2024年09月05日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 11:36
Sガレで休憩
涸沢のテントが見えます
ナナカマド
葉はまだ緑
2024年09月05日 11:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 11:50
ナナカマド
葉はまだ緑
涸沢小屋とヒュッテの分岐
小屋方向を選択
選択理由は山地図でヒュッテ方向は「石段道」小屋方向は「石畳道」だったため、「段」は嫌だなと思ったから
2024年09月05日 12:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 12:10
涸沢小屋とヒュッテの分岐
小屋方向を選択
選択理由は山地図でヒュッテ方向は「石段道」小屋方向は「石畳道」だったため、「段」は嫌だなと思ったから
涸沢カール
ちょっと雲が出てきました
2024年09月05日 12:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/5 12:24
涸沢カール
ちょっと雲が出てきました
ヒュッテに荷揚げヘリ
2024年09月05日 12:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 12:30
ヒュッテに荷揚げヘリ
小屋のテラスから
まだ高度を上げないと着かない
足は「今日はここまでにしてほしい」と言っていますが・・・。
2024年09月05日 12:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/5 12:34
小屋のテラスから
まだ高度を上げないと着かない
足は「今日はここまでにしてほしい」と言っていますが・・・。
吊尾根
前穂に雲が掛かってきた
2024年09月05日 12:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/5 12:34
吊尾根
前穂に雲が掛かってきた
常念が見えてくる
2024年09月05日 12:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 12:52
常念が見えてくる
2024年09月05日 13:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 13:05
チングルマ
2024年09月05日 13:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9/5 13:05
チングルマ
パノラマコースの分岐
ここからザイテンとりつきまでが長かった
2024年09月05日 13:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 13:21
パノラマコースの分岐
ここからザイテンとりつきまでが長かった
ザイテン取付
2024年09月05日 14:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
9/5 14:01
ザイテン取付
ザイテンです
手足フル活用です
2024年09月05日 14:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/5 14:12
ザイテンです
手足フル活用です
鎖も
足は使い切っていましたが、手は余力あるためちょっと元気になります
2024年09月05日 14:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 14:26
鎖も
足は使い切っていましたが、手は余力あるためちょっと元気になります
穂高岳山荘が見えます
元気もらいます
ガスってきて、「これじゃあ今日は山頂行ってもしょうがない」というのは言い訳で、もうこれ以上歩けない
2024年09月05日 15:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 15:25
穂高岳山荘が見えます
元気もらいます
ガスってきて、「これじゃあ今日は山頂行ってもしょうがない」というのは言い訳で、もうこれ以上歩けない
今夜のお部屋
かいこ棚の上段
隣との仕切りはロールスクリーンなので、夜中に上がってしまうことがあります
2024年09月05日 15:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 15:40
今夜のお部屋
かいこ棚の上段
隣との仕切りはロールスクリーンなので、夜中に上がってしまうことがあります
涸沢は賑やかなんだろうなあ
2024年09月05日 16:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/5 16:08
涸沢は賑やかなんだろうなあ
一応小屋全景
2024年09月05日 16:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/5 16:10
一応小屋全景
晩ご飯
大好きなサバを頂けるなんて!
2024年09月05日 17:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/5 17:45
晩ご飯
大好きなサバを頂けるなんて!
あさです
山頂でのご来光はあきらめて足元が明るくなってからのスタート
2024年09月06日 05:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/6 5:04
あさです
山頂でのご来光はあきらめて足元が明るくなってからのスタート
2024年09月06日 05:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/6 5:12
本峰のシルエット
ご来光まちの皆さんが見える
2024年09月06日 05:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/6 5:12
本峰のシルエット
ご来光まちの皆さんが見える
日の出は妙高方向から
2024年09月06日 05:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/6 5:23
日の出は妙高方向から
富士も見えます
2024年09月06日 05:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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富士も見えます
八ヶ岳
2024年09月06日 05:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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八ヶ岳
2024年09月06日 05:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ジャンダルム
2024年09月06日 05:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/6 5:35
ジャンダルム
穂高岳神社嶺宮
山頂どぇす
2024年09月06日 05:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/6 5:40
穂高岳神社嶺宮
山頂どぇす
乗鞍と御嶽
2024年09月06日 05:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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9/6 5:41
乗鞍と御嶽
富士から南アルプスの峰々
この写真を最後に、カメラは充電切れ
この先はスマホカメラに切り替えましたが、スマホまで充電切れたら話にならないので、写真は極力取らないで下りました
2024年09月06日 05:44撮影 by  SO-54C, Sony
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9/6 5:44
富士から南アルプスの峰々
この写真を最後に、カメラは充電切れ
この先はスマホカメラに切り替えましたが、スマホまで充電切れたら話にならないので、写真は極力取らないで下りました
槍に朝日が
カメラの電池切れのため、ここからは写真減です
スマホ写真に切り替えます
6
槍に朝日が
カメラの電池切れのため、ここからは写真減です
スマホ写真に切り替えます
ジャンダルムへのルート
他の方が「歩くルートが見えた」とおっしゃっていたが、自分には「落ちるルート」しか見えない
9
ジャンダルムへのルート
他の方が「歩くルートが見えた」とおっしゃっていたが、自分には「落ちるルート」しか見えない
白出沢下山中
有名な「アビナイヨ」
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白出沢下山中
有名な「アビナイヨ」
荷継沢でお弁当チャージ
小屋で頂いた朴葉寿司
量は多くていいが、固まっていてちょっと食べにくい
5
荷継沢でお弁当チャージ
小屋で頂いた朴葉寿司
量は多くていいが、固まっていてちょっと食べにくい
荷継小屋跡
鎖、鉄板ステップも設置あり
結構これは厳しい
特に下りでは、ステップの見えにくいところもあるし、岩に足場があって鉄板ステップのないところがあって、そこは下からはわかるのだろうけど、上から見るとどこに足置くの?ってなる
5
鎖、鉄板ステップも設置あり
結構これは厳しい
特に下りでは、ステップの見えにくいところもあるし、岩に足場があって鉄板ステップのないところがあって、そこは下からはわかるのだろうけど、上から見るとどこに足置くの?ってなる
重太郎橋
この先は緩やかな樹林帯歩き
そのあとは長い林道歩き
2
重太郎橋
この先は緩やかな樹林帯歩き
そのあとは長い林道歩き
新穂高ロープウェイ到着
ここからバスで平湯へ向かいます
運転手さんに平湯での乗り継ぎ時間を伺ったらちょっと待ちそうでしたが、そこはバス。自分のバスは早着し、上高地からのバスは延着、ということで結果は接続バッチリでした
4
新穂高ロープウェイ到着
ここからバスで平湯へ向かいます
運転手さんに平湯での乗り継ぎ時間を伺ったらちょっと待ちそうでしたが、そこはバス。自分のバスは早着し、上高地からのバスは延着、ということで結果は接続バッチリでした
帰途に立ち寄った水無神社(飛騨一之宮)
安全登山の御礼
4
帰途に立ち寄った水無神社(飛騨一之宮)
安全登山の御礼
安全登山のお礼で、御朱印いただきました
最近神社の御朱印は500円が相場
お寺の方は300円のところも結構あるけど、神社はよその情報がわかって「相場」感で設定しているのかな?
3
安全登山のお礼で、御朱印いただきました
最近神社の御朱印は500円が相場
お寺の方は300円のところも結構あるけど、神社はよその情報がわかって「相場」感で設定しているのかな?

感想

迷走ノロノロ台風が通り過ぎた後、台風一過的に好天に恵まれました。
上高地から横尾までは長い林道歩き。サルやカモがお迎えしてくれ、他にない絶景になごみますが、とにかく長い。
徳沢と横尾で小休憩し、そこからが本当のスタートです。
その後本谷橋までは緩やかな樹林帯歩き、「登山」になるのはその先です。
Sガレで休憩。涸沢のテントが見えて元気が出ます。
涸沢の小屋とヒュッテの分岐からは日陰の多い涸沢小屋方向へルートをとります
涸沢小屋で休憩。
ここでヘルメット装着。
本来はガレ場なんですが、登山ルート自体は歩きやすいように段差少なく平坦で、石も安定させてあります。とても歩きやすいく、手間のかかった登山道だなと思います。「通行料」をとってもいいくらいじゃないかと思いますね。
パノラマ分岐で涸沢を一望して休憩。実はへばっての休憩。
そこからザイテン分岐までは遠目には緩やかにルートを切ってありますが、地味に登っており、3歩行っては先を見上げ、5歩行っては立ち止まる感じで、時間がかかります。何とかザイテン取付きまでいたり、ここで約30分の大休憩。
どうなること思いましたが、ザイテンの岩場は手足を使っての登行となるため、「足」は使い切っていたものの「手」の方は余力があります。
手の置きどころ、足の置き所を考えながら、身のこなしも考えながら、楽しくなってきます。
そうやって、ゆっくり何人もの方に追い抜かれながら、ようやく小屋に到着。休憩時間も含めてですが、何とかコースタイム程度で登ってこれました。
小屋のテラスで足を延ばして涸沢方向を望むと、向こうに常念・大天井。いつまでもていても飽きませんが、ふと思ったのは、常念乗越から槍穂を望んだ時には一時間も眺めたままでいたことを思い出しました。
夕食は17時、17時40分、18時20分の3交代制。夕食後翌日の弁当を頂き、消灯のはるか前に就寝。
翌日は3時前からゴソゴソが始まりました。
その音で目は覚めましたが、予定出発時間は5時。
山頂でのご来光目的ではなく、足元が見えるようになってからの登行開始のためです。アタックザックで軽身です。
準備、特にトイレはいつも1回では済まないので、体調を整え十分出し切って5時少し前にスタート。
さすがに一般ルート最難関と言われる穂高だけに、小屋を出て直後に梯子と鎖、岩場の三転保持、一歩一歩緊張感の連続です。厳しい岩場は他にもありますが、それがずっと連続するのは、剱以来です。
途中で妙高付近からの日の出。その後山頂を踏みましたが、下りも緊張です。
小屋に戻りパッキングを終え白出沢に向かいます
白出沢がガレの連続なのはわかっていたのですが、それにしても長い。
特に上からはマーキングが見えにくいのと、浮石が多く慎重さが求められます。
何とか荷継沢に。ここで小屋で頂いた弁当でチャージ。
登ってきた方としばしの山談義。その方は一日でピストンとのこと。自分にはできないなあ。今の体力では今回のスケジュールが限界だと思います。
そのあとは一般の下りかと思い込んでいたのですが、これが結構な灘場。鎖だけでなく鉄板のステップ、ボルトを頼りに下ります。さらには山頂部よりはるかに長い梯子。ガレ場ですれ違った方が「ここは下りも怖いですね」と言っていましたが、それがこのことかと身に沁みました。
下山後、「山渓8月号(北アルプス岩稜案内)」のグレーティングパップのコメントを見返したら、「鉱石沢から重太郎橋間が悪路になっている。バリエーションルートに準ずる」との記載がありました。「その通り」と実感です
重太郎橋で休憩。ここからは一般の樹林帯歩き。さらには白出沢出合からは長い林道歩き。下りなので重力に任せて何とか歩き切りました。
なお、スマホ用充電バッテリーを持参したものの接続ケーブルを忘れたため充電できず。そこは「機内モード」に切り替えていて問題はなかったのですが、カメラの方も充電切れ。予備のバッテリやケーブルを持って来ていなかったため、山頂以降はスマホカメラ依存でした。失敗ですね。

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コメント

いや凄い!貴重な記録ですね。
私事ですが、白出沢ルートは怖くて念頭にありませんでした。
完歩おめでとうございます。
2024/9/7 16:29
コメントありがとうございます
一番怖かったのは、重太郎橋の少し上から水場マークのところにかけて。鉄板ステップ、鎖、梯子の連続。鎖も「登り下り」のためというより、登山道が非常に狭く、バランスを崩したらすぐに滑落するようなところでバランスを保つためのものと感じました。穂高岳山荘から上の梯子・鎖の連続よりも「不気味」でした。
2024/9/7 16:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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