不帰ノ嶮・白馬三山縦走(後立山連峰北部主稜縦走)…八方尾根・唐松岳・不帰キレット・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳・小蓮華山(大日岳)・白馬大池・栂池自然園
- GPS
- 27:28
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 3,339m
- 下り
- 3,059m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 3:57
- 合計
- 8:30
- 山行
- 11:18
- 休憩
- 3:23
- 合計
- 14:41
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:45
天候 | 晴れ、曇り、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
前回である8月、後立山連峰南部を縦走しました。その続き北部主稜縦走です。
今年の夏山行はトレーニングの年となり約2Lのウェイト?を使用しました(*^_^*)
【序章】
当日、八方尾根ゴンドラリフト「アダム」は平日午前8時00分稼働なのでゆったり出発にした。
ザックは水を除き18.15(カメラ950g+ビデオ720g+モバイルバッテリー約845g)+ゴープロ、先月の後立山連峰南部縦走より約2垳
南部同様、初見山域で先月稜線歩きが主体になると見誤ったため軽量化を図った。
午前1時10分に出発。渋滞情報はなしだが平日のため各所で道路工事車線規制があった。
ナビ画面上に別種の工事マークがある。上信越道の小諸IC〜東部湯の丸IC間が橋梁架け替え工事のため対面通行となっていたので小諸で流出した。
何れにせよ国道18号利用し篠ノ井で朝食をとる計画だったのだが食欲なく通過。
白馬村郊外の道路上にある気温表示計は19℃を指していた。
白馬八方尾根駐車場に午前4時30分着。仮眠、午前6時頃が一番寒かった。
【納得の八方尾根】1日目
おおっ!市街地から見える日本アルプスは存在感が違うなといつも感心する。物言わぬ存在感、何かを語りかけてくる気がする。名前が平凡な杓子岳であってもそうだm(_ _)m
以前はツーリング雑誌とかを読んで八方尾根って名前を聞いてああそうね。と思っていましたけど、前回の鹿島槍主脈縦走でリフトに乗ってその名に納得しました。うーん参った。
その時ふと上士幌町のナイタイ高原牧場が頭をよぎった…
というわけでリフトのチケット売り場にやってきました。ここは乗車口の立地が面白いですね。山中という場所ではなく雰囲気的に温泉街・ペンション街の中に何気なく佇むチケット売場乗車口。例えるならば熱海駅温泉街の何気ない路地裏に高高度を稼ぐロープウェイの駅があるみたいな〜大雪山旭岳ロープウェイの山奥さには驚かされましたけど、こちらもちょっとしたアハ体験でした。
(出発時水3L、経口補水液500ml搭載)
【念願の八方池】
朝のロープウェイは涼しくて気持ちいいです。途中ガスがありましたけど抜けますね。抜けた。
熱い、気温は高くないけど太陽光線が熱い。でも五竜、鹿島槍が見えたから良しとするか。
木道ルートは味わいがありますが、稜線ルートを通りました。八方池まではあっという間に感じました。今日はガスではないので逆さ三山に挑戦してみましたが出来は今一でした。
扇雪渓で大休止、雪渓はもうない。楽しみながら登ってゆくと
あっという間に唐松岳頂上山荘に着いた。剱、唐松岳はガスの中
テント場受付しながら小屋の方と雑談、先月の話をしました。
…どうやら先月お世話になったのは山岳遭難防止常駐隊の方々でした。ちなみに小屋によって山岳遭難防止対策協会の方がいるところもあるという
県警山岳遭難救助隊は事案や事故が発生すると臨場するとのことでした。
(小屋到着時水残り2L)
【設営立地ランクAAA】
平日で比較的早く到着した為か小屋まで約6分の場所にテントを設営することが出来た。先月は15分位
前回の冷池と唐松は悪所傾斜地だったので快適すぎて申し訳ない…激混みのテン場も悪くはなかったな←ホントか!?
テント内ガスで暑くなくのんびり過ごせた。先月の牛首から到着した後のコーラが美味しかったので自販機で買って飲んだがそんなに美味しくなかった。大して動いてないので腹が膨れただけだった。ちなみに先月は出ておりました御手洗いとトイレの水は節水になっており出ません。(要煮沸水を2L購入)
ガスがまとわりつく唐松岳、流れたりガスったり…夕方、かなり流れたので登頂した。
しかし登るころにはまたガスの中で頂上で待ってみたけど晴れず帰還。おやすみなさい…
【マイブームナイトハイク(笑)】2日目
翌日、相変わらずガスの中、黒部側から風が吹きつける7月の大キレットより濡れる。
初めての不帰、暗闇のガスのなか慎重に下った。北穂より傾斜はきつくない。
白馬岳周辺の強風を警戒しつつ進み二峰に着く。快適そうなビバークポイントがあり落ち着いた場所だ。RPGゲームならセーブポイントがあり体力回復ができそうな場所である。
だんだんと夜が明けてきた。ヘッデンを消す。
二峰〜不帰キレット間は何だか穂高涸沢岳〜涸沢槍の降下が少しあり吊尾根、紀美子平付近を下っているような感じ。ちょっと楽しい区間でした。
もちろん難路なのでバリエーションコースにあるザレ場もありますので注意が必要。
そしてお楽しみの天狗ノ大下りに差し掛かります。どんな感じなのか〜
(水3L、経口補水液500ml搭載)
【三大キレット】
ここで唐突ですが難易度ランキング発表です☆ミ 夏道(上位が高難度)
\省罌猶穂
~大きな差~
∨綿罌預腑レット⇒槍ヶ岳(登攀技術がより上)
N簔哂揚峰キレット⇒五竜山荘(悪場技術が△汎嬰若しくは上)
な羚盂抻柿顴曜綿羚眈屋(登攀技術がより上)
ヅ眈廠戡揺垉▲琳奸壁垉▲レット)⇒天狗山荘(体力がい茲蠑紂
Ρ穂⇒前穂⇒紀美子平⇒岳沢小屋(登攀技術がと同等)
~一定の差~
Ц淮技柿顴裕躰鵞妖眈廠拂詐綮柿顱陛俘亀蚕僂┐茲蠑紂
栂池自然園⇒白馬大池(悪場技術がより上)下山時の客観
中房温泉⇒合戦尾根⇒燕山荘(体力がЛ┐茲蠑紂
八方池山荘⇒八方尾根⇒唐松岳頂上山荘
理由は後ほど(同列、判断が難しいものもありましたが敢えて序列化)
【安堵と検証】
キレットの最低コルともいえる区間に来ると落ち着けるなだらかな稜線が一瞬現れる。大キレットを思い出すとともにその先の天狗ノ大下りに期待と不安が入り混じる。
が、その登りの心配は杞憂に終わった。良かった足場は安定している。八峰キレットに度々登場するザレ場を心配したが、それは一峰付近くらいだった。ただこの後登場するけど…
この天狗ノ大下りからガスが晴れ日差しが照り付けてきた。ヤバイ、しかし
去年、真夏日のジャンダルムの反省からここまで汗をかかないように行動してきた。黒部からの風も利用し飲料水を温存してきた。大丈夫だろう。
天狗ノ大下り少し登り振り返るとやはり大キレットの眺望と重なる…
ここで確かめたかったのはもう一つある。それが2023年9月12日に発生した遭難事故の分岐点
である。
この事故は大下りの涸れ沢を下り、途中でそれて斜面を巻くことになるのだが、そのまま下って行き元の登山道に復帰不能になったものであった。
その地点まで来ると今では赤ペンキで××××印が書かれている。そこは確かに一つのことに集中、別のことを考えたり無意識でいると下りそうになる箇所ではあった。
ただルートファインディングの違和感としては、傾斜が更に急になりそれまで上部に長い鎖があったのになくガレ場に変わり、一見してバリエーションルート、難易度が急激に上がっているところである。
後学のため実地で勉強し先へ進んだ。
【お待ちかね】
そしていよいよここから雰囲気が一変する。天狗ノ大下りを登り切り斜面を巻くとそこには壮大な稜線ルートが目の前に広がっていた。穂高南岳から中岳の比じゃないぞこれは…
ボーナスステージだイージーモードだし眺めもいい。以前槍ヶ岳山荘で又聞きした稜線から降りたくないってのはこのことかと思った。遠くに見えるのが天狗ノ頭…これが鑓ヶ岳かと思ったら違った。頭に登頂したときに目の前にドーンと広がるのが白馬鑓ヶ岳!!し、白い。そして登山道が水平、直線的に付けられている。まるで吾妻小富士のようだ。その前に天狗山荘でお買い物&見学だ。うーん水場から水が垂れ流しになっている。後立山連峰南部鹿島槍主脈とは雲泥の差だ。でも水はL以上残っているので見るだけにする。小屋内もリフォームしたばかりなのか綺麗であった。少し休憩したら鑓ヶ岳へ向かおう。天狗山荘から出てすぐ声が聞こえる。下をみると鑓温泉からの道が見えた。すぐそこで合流かなと思ったが、まあまあ距離ありますね。地図で確認したら丁度山荘と鑓頂上の中間地点が分岐になっていました。
【これこそが真の白馬】
憧れだった白馬鑓ヶ岳に遂にやってきた。この南面の白い石、山肌が美しい。山に登って思うのが岩石・地層マニア、タモリさんだったら興奮するんだろうなって…面白く不思議である。
登るにあたっての注意点ですがヤマップ、ヤマレコは正確な登山ルートを指し示していません。杓子岳も同様。案内通りまっすぐ行くと道が無くなります。踏み跡がいくつかありますのでルートファインディングしてください。アプリには黒い破線で載ってはいます。というわけでガラ場と踏み固められたガラ場を登ってゆくと頂上です。
いやー素晴らしい。大展望。剱ほか沢山の峰々…山頂広くて休憩場所あり〼のんびりしたのち杓子岳に向かいます。
少し前にボーナスステージイージーモードて言いましたけどもうそれはないです。山頂から次の山、ポイントが見えて近くに思えるんですけど、実際は大分下って登り返すのですよね。西穂⇒奥穂よりマシなんでいいんですけど。
【しゃもじ??】
次は杓子だけどコルは下の方にあるな〜と思いつつ下る。ようやくコルまで来てそして登り返しましょう!日常生活なら辛いんでしょうけど遊びなら楽しいんですよね〜
ここで振り返ると面白い発見が、それは鑓をみてみると白くない普通の高山…鑓温泉からの登頂がお勧めです〜
それで杓子は次回は巻いてもいいかなって思ったんだけど長野側の眺望が白馬三山オールゼロだったのでまた登りますか。あと理由がもう一つ、北面の登山道がザレ場です。途中ですれ違った方が難所があるんでピストンで戻ってきた。重いザック置いてくりゃ良かったって仰ってたんですがこれですね。荷が重いと難しいですね。トレーニングに利用できます。
【歴史と伝統】
次は丸山、頂上宿舎だー目の前のピークが丸山だーと思ったら違うんですね。ただの丘でした。
ちょうどコルに風除け日除けができそうな岩があったんで休憩。杓子から丸山までは落ち着いた稜線、振り返ると杓子岳と巨大な白馬鑓ヶ岳。こんなに大きかったっけ??すれ違う人も鑓凄いですね〜って、下ってきた自分は何とも…ただ登山道の雰囲気が南北で全然違うのが面白く最高ですね。と今日一日を振り返りながら丸山へ、直下はよくある軽いアスレチック。頂上に来ると剱が眺められる専用の展望台もあり頂上宿舎利用者向けともいえる場所でした。そして、
白馬山荘・白馬岳へと続くプロムナードを進み途中で右にそれ、下ると白馬岳頂上宿舎に到着します。
頂上宿舎、期待はしていなかったんですけどかなりいいです。←すみません
水場はあるし建屋、トイレは60,70年代と思われる作りで小便器は仕切りなしの壁、テン場大便器はそのままのボットン。だんだんこう言った施設、公園は少なくなってきているので貴重ですね。野外のトイレは下手に洋式にするよりこちらの和式の方がいいですね。
もちろんそれだけでなくスタッフさんの対応もよかったです。
(小屋到着時水残り2L)
【導かれし者たち】
ここで山行は終わりません。目指すは白馬岳。びちょびょのテントを取り出し速攻で設営!!
翌日は曇り、眺望は期待できず時間もないため向かいましょう。頂上山荘から白馬岳へのプロムナードまで軽くアスレ、合流してから白馬岳へも登山道。遠くから見ると砂利道っぽいけど人間サイズで見てみると登山道。遠くから見ると白馬山荘近く見えるけど近くはない。こう言うとき何故か笑えてくる。面白い。とはいえ頂上山荘の売店が17:30まで白馬山荘に急がなくては…
間に合った(19:00迄)。しかしこの山荘は何なんだ。下から見上げる燕山荘が悪魔城だとするとこちらは完全に魔王の城、要塞だ。早速憧れだった展望レストランに行ってみよう…
素晴らしい眺望。今回ほぼ食事ではなく行動食メインで来たので、久しぶりの軽食「おでん」をオーダー。7月にキッチン槍の経験から一択で決定。そしてここにはなんとレモンスカッシュがあるではないか!!黒部五郎見えるところにレスカありとはこのことだったのか!?
テーブルで食事をしながら立山、鑓ヶ岳というプレミアムな体験をしたひと時であった。
【槍のような剱】
さて白馬岳山頂へ向かおう、プロムナードの登山道を登っていくといつの間にか山頂に着いた。感動はない←ゴメンね
通り道だからだ。例えるなら東京の西郷山みたいなものか、しれっと山頂、方位盤が出てくる。唐松岳だって爺が岳だって通り道と言っちゃ通り道だが山頂っぽいでしょ。山頂ぽくないんですよね。それがいいって人もいるんでしょうけど、通好みの山頂ですね〜
でも眺望はいいですよ。山頂ですから〜しばらく滞在しました(笑)
で、日がだいぶ落ちてきたのでテン場に戻ります。上から見るテント場はもう暗いです。山に囲まれた窪地で西日が当たりません。その代わり風には守られます。早く寝ないと…
なんとか明るいうちに到着、乾かしていた衣類を取り込む。ここのテント場は飛翔する虫があまりいなかった。周りが岩々しているためなのか…
【さようならあいの風とやま】最終日
1:00頃外はガス。前日の体力を回復させるべく出発を1,2時間遅く設定、少し目を閉じる。
栂池高原駅、栂池大池駅のバス電車の時間が心配だったが多少ゆったり出発(出発時水3L、経口補水液500ml搭載)。
ガスの白馬山荘を過ぎる頃にヘッデン消灯。白馬山頂ガス。三国境の辺りまでにガスが消えだす。途中で雷鳥たくさん居ましたねって話が、子供に飛び方を教えていたらしい…
確かにスズメみたいな小鳥がいるなって思ってましたけど雷鳥だったのか!?シャッターチャンスあったけど動きが早く捉えられなかった。今回撮影していないけどやむをえまい…
こちらも素晴らしい眺望、のんびりしたいが下山予定時刻があるのでそれなりに休憩しながら先へ、船越ノ頭で大休止、白馬大池を堪能する。狭い小道を抜けながら白馬大池湖畔に着く。散策。白馬乗鞍岳へ…
【デジャブ】
ここは何か見覚えが…そうだ雲ノ平から高天原温泉に行く登山道。水晶岳に気を取られ転倒した道だ…ケルンじゃなく電波塔のようなものがあった…
白馬乗鞍岳から天狗原…っここは何だ、登山道上に大きい岩々が埋まっている…北八ヶ岳、蓼科山??黒百合ヒュッテ辺りにこんなのなかったか!?わわわわ…北八ツに憑リツカレタ....
【ダンジョンから祠のサウンドへ】
山の悪霊に憑かれながら?も次々現れる大岩等を小気味よくかわしつつセーブポイントにやって来た。『銀嶺水』とある。あと1時間ほどで索道駅に到着なのだか興味を惹かれた。というのも
自宅から持参したハイドレーションに入れた水2Lを今回、ハイドレーションごと使うことはなかったからである。やはり今夏はトレーニング年度だったのだ。通常の観光ならスルーだが、後立山で水の大切さを叩き込まれていた。飲んでみよう...
う、美味すぎる!!しかも冷えている!!禁水の山域から生還した者たちにとってこれは神の水である。✰✰✰HP,MP,ステータス異常全回復!!✰✰✰
【さわやか信州】
何やらロッジ風の建物が見えてきた。もうゴールだ。周りの植生もすっかり低山。白馬三山の面影はない。あるのは想い出だけ。人間をシカトする雷鳥も低山はアウトオブ眼中なのだ。
店先のソフトクリームに心を奪われたが我慢しよう。索道は20分間隔での運行、駅に向かった…
ちなみに栂池自然園の入り客はどのくらいなのだろうか?遊歩道一周3時間半、白馬三山、雪渓が良く見えるとある。天狗原等ガスで全貌が確認できなかったのだが、一般ハイキング客より登山者の方が多いのではと思ってしまった。時間帯が正午過ぎで主観でしかないけれど…
【創世記】
ロープウェイで栂大門駅へ初乗車!こちらの索道は自動音声もありながら乗務員さんが生案内します。北八ヶ岳、立山ロープウェイは自動音声のみです。ここでしか買えない日本酒が売りとのこと。下車後、熊鈴の設置のある林道を抜けゴンドラリフト「イヴ」に乗車…
このネーミングセンス好きです。その名に導かれるようにアダムで登りイヴで降り立ちました。
商売上手ですねなんて下世話な話は致しません。寧ろなぜ旧約聖書を持ってきたのか??
確かに白馬山荘から眼下に広がるあの雲海を見れば神を思い起こさずにはいられません。北穂南峰にひっそりと置かれていたキリスト像もうなづけます。神話は人を惹きつけますね。世界各地にみられる洪水神話とか考えだしたら止まりません。というわけでガスの中にある妙高山を心の目で見ながらロープウェイで下った。
(索道駅到着時水残り約2L)
【サーファー=スキーヤー】
昼下がりの栂池高原駅前は静かであった。そして昼の時間帯は公共交通機関が少ない。JR白馬大池駅に行っても丁度いい電車がなかった。バスもない。歩くと八方尾根まで2時間ちょっとくらいっぽいので歩くことにした。麓は平坦なので歩きやすい。気温は稜線より高いが、日差しは強くない。水場は至る所に自販機があるので大丈夫だ。栂池パノラマ橋下部、昔はメイン通りだったような感じだ。少し寂れている。いや冬期スキーシーズンは賑わうのかもしれない。飲食店に立ち寄ろうと思ったが営業しているところは見受けられなかった。宿泊施設はたくさんあるのだが…パノラマ大橋に合流し先へ進むと建設会社があった。大きなショベルローダーが停めてあったがよく見ると四輪に錆び付いたタイヤチェーンが巻き付けてあった。冬期専用車なのかと関心した。
【ぶらり途中下車しない旅】
少し歩くと地蔵前というバス停があった。時刻表を見てみると…あバス来そう、15分後位。しかも白馬駅行き。登山道ではないので時間を買うことにしました。
バスが到着。行き先を伝え料金を投入するとお釣りも出てきます。両替の必要はありませんでした。観光地の通常の土曜日ですが満席ではないです。本数が少ないのは仕方ないですね。
こちら急行で停車駅少なく暫くして岩岳マウンテンリゾートに停車。何やらイベント開催中ですね。よく見るとスキー場の斜面にコースが作られていてマウンテンバイクでレースしてるっぽいです。走行会かな?しかしハードそうですね。オフロードバイクなら楽しそうですけど。自転車は辛そう。登山よりきつそうです。そして、そのまま揺られて乗っていると…
倉下の湯。車がたくさん停まっています。ツーリングバイクもいます。最近は登山しかしていないので楽しそうでいいですね。
【境界】
歩くとコースタイム数時間が自動車だとあっという間、八方バスターミナル到着。こちらも道路挟んで向かい側の駐車場で何やらイベントをやっていましたが我慢して通過。車を停めてある駐車場に向かいました。調べてみると白馬国際クラシック2024というトレランの大会の前日だったようです。予選があったのかな??
あと何の地蔵前バス停かも調べました。するとなんと、歩いてきた小蓮華山(大日岳)にあったらしい地蔵とバス停近くにある風切地蔵そして旧鬼無里村にも地蔵がありそれを結ぶと直線になりそれで結界を作っていたとのこと(衝撃)!!なるほどどおりで都合よくバスがやって来たわけだ。一瞬憑かれそうになったが大日岳と銀嶺水の神力のおかげでかわすことが出来、本尊は拝むことはできなかったが、導かれ風切地蔵前にやってくることが出来た。初見だが白馬三山のパワーを見せつけられてしまった。恐るべしハクバ…畏れ多いので野菜を買って後にすることにした。
おわり
【続・ウェイトと化す】
行動開始時の水場が不明なため水2Lをハイドレーションに入れ持参しました。最終的にはホーサーも使わず2Lを持ち帰ってきました。未だに水場分かりません。麓のトイレ場所ならわかります。キレット通過を早朝にし、風で汗を抑え極力水を飲まないようにしたので奏功しました。先月の山行後ホーサーを洗浄したので汚したくないという気持ちもありました(笑)
【食料・行動食】
ウィスキー370ml,パスタ280g,ミートソース140g×2,ラーメン72g×3,アルファ米42g×2,経口補水粉末6g×8,お吸い物粉1g×2,ガム20g×1,SOYJOY30g×5,羊羹60g×4,珈琲8g×5,ハッピーターン28g×4,ナッツ少々=計1842g
⇓
[山行終了時残り]
ウィスキー350ml,パスタ160g,ミートソース140g×1,ラーメン72g×2,アルファ米42g×1,経口補水粉末6g×4,ガム20g×1,SOYJOY30g×3,羊羹60g×1,珈琲8g×2,ハッピーターン28g×1,ナッツ少々=計1074g
【難易度まとめ】
三大キレット難易度ランキングについて
先月の鹿島槍主脈縦走で大キレット八峰キレットの難易度に迷いが生じていましたが、今回では大キレットが上位と位置付けました。登攀技術歩行技術といろいろ理由を付けましたが途中にキレット小屋があるのが難易度を僅かながら緩和させているというところです。
なのでそう考えるとグ未世辰辛垉嶮が上位に挙がってきますね。←急に難易度が変わった!?
すると落ち着いて取り組めるのでい下がってきますが、高所恐怖症の方は問題外ですね。高度感がイ茲蠅△蠅泙后そしてクライミング要素がイ茲蠅△蠅泙后クライミング要素がとい脇韻犬らいなのですがの方が回数多いです。プラス、ザレ場もが多いです。バリエーションルートっぽい雰囲気を楽しめるのがで、い眄省罌猶穂ぽい雰囲気を楽しめるのですが一峰二峰の区間くらいですね。核心部と言われている不帰の鉄梯子の渡しは大キレットレベルかなと思います。不帰の天狗ノ大下りにあった鎖場より鹿島槍北峰からキレット小屋の間にあったどこぞの鎖場の方が難易度は上で、八峰の北尾根ノ頭から五竜岳間にあるピークの連続、G4、G5他等が縮小版の西穂⇒奥穂のようで面白いです。いや難易度が高いです。
再掲
\省罌猶穂
~大きな差~
∨綿罌預腑レット⇒槍ヶ岳(登攀技術がより上)
N簔哂揚峰キレット⇒五竜山荘(悪場技術が△汎嬰若しくは上)
な羚盂抻柿顴曜綿羚眈屋(登攀技術がより上)
ヅ眈廠戡揺垉▲琳奸壁垉▲レット)⇒天狗山荘(体力がい茲蠑紂
Ρ穂⇒前穂⇒紀美子平⇒岳沢小屋(登攀技術がと同等)
~一定の差~
Ц淮技柿顴裕躰鵞妖眈廠拂詐綮柿顱陛俘亀蚕僂┐茲蠑紂
栂池自然園⇒白馬大池(悪場技術がより上)下山時の客観
中房温泉⇒合戦尾根⇒燕山荘(体力がЛ┐茲蠑紂
八方池山荘⇒八方尾根⇒唐松岳頂上山荘
【あとがき】
毎度のことながら、前回山行から反省し重量を約2垳困蕕靴泙靴拭秋に入りましたのでシュラフカバー、インナーシュラフを外しシュラフを搭載しました。なので夜は快適に過ごせました。そのかわりダウンジャケットとダウンパンツ、ダウンシューズは使用しませんでした。
食料も削減。味覚が合わなくなったことも重なりパスタを一食減らす。水が貴重な後立山では炊飯を停止。いつも余る行動食を主食糧とした。大好きなビールも脱水作用が起こるので停止。気分転換としてビールを飲みたいが、コーラ・レモンスカッシュで代用することとした。前回の鹿島槍主脈縦走からチョコレートを停止した。絶対に溶けるからである。
稜線歩きとはいってもやはりアップダウンがある白馬三山。風は強かったですが、耐風姿勢になるまでのものは起こりませんでした。油断はせず何れまた訪れたいと思います。
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