東北ヤマレコ交流第2弾 秋田駒ケ岳 (宮沢賢治 「経 埋ムベキ山」 B)


- GPS
- 08:59
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 998m
- 下り
- 979m
コースタイム
07:55 横長根分岐
08:30 大焼砂分岐
ムーミン谷コース
10:00 男岳分岐
10:20 男岳
10:30まで休憩
10:45 男岳分岐
11:00 阿弥陀池避難小屋
秋駒食堂にて昼食・休憩
12:30 秋駒食堂閉店
12:50 男女岳
13:00まで展望休憩
13:15 阿弥陀池避難小屋
13:35 横岳
14:20 大焼砂分岐
14:50 横長根分岐
15:45 国見温泉登山口
天候 | ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
7月25日patadannaの感想文です
私ことpatadammaは何を隠そう東北の山は初めてです。東北なりの常識とかルールとかがほとんど分からない状態でこのレポートを書いております。
このためもしかしたらいたらない表現もあるかも知れませんので、あらかじめご了承下さい。
朝5:30にシュンさん車でお迎えの予定のため5:00に目覚ましをセット。
しかし4:55m目覚ましの鳴る直前にシュンさんからメールが来て、ホテル前に着い
たとのこと。
あわてて着替えて5:20チェックアウト。
寝起きでいきな初対面だ。しかし初対面な感じはまったくなく会話ははずむ。
シュンさんみのさんたちは前日に乳頭山に行き、道の駅で車中泊。
その道の駅で今度は寝起きのみのさんと初対面ミート。
盛岡から約1時間で国見温泉下の駐車場着。
トイレあり。ここでせちせちさんご夫婦とでくのぼうさんとミート。
準備して出発。
車だと着替えなど置いておけて便利だ。
駐車場から100mほど舗装道路を登って、突き当たる旅館を右折し駒ヶ岳登山道に入る。
すぐにポストがありノートになっている登山届けに記入し再スタート。
横長根までは1時間程の登り。ここから非常にゆるやかな尾根がしばらく続く。
第二展望台を過ぎると大焼砂の分岐、この分岐を左に進む。
溶岩の砂れき帯でここからしばらく、コマクサの群生する地域になる。
このコマクサ、高山植物の女王の割りには派手なところがなく可憐で健気な感じだ。
地上では高さ10cmほどの小ささなのに地下に2〜3mの深さの根をはっているらしい。
案外足が地に着いた地道な人だったのだ。
溶岩帯が終わるとまもなくムーミン谷に入る。女岳と横岳にはさまれた広い谷には高い樹木はない。
チングルマが群生している。
だれが名付けたかこのムーミン谷というネーミング。
ヨーロッパの○○○高原です、と行って写真を見せてもほとんどの人は信じるだろう。そんなくらい日本にあまりない美しい景色だ。
何ヵ所か小さな池が現れるのも心憎い演出。植物保護のため谷の内部は木道になっていて歩きやすい。
いつまでも記憶に残る今回随一の眺めでした。
ここで一句
ムーミンも どこかで見てる チングルマ
(ハイキング俳句 by patadanna)
知らない人には行って欲しいような、いや大挙して押しかけて欲しくないような、そんな景色でした。
谷から岩の間を縫って稜線にあがったところの男岳と阿弥陀池との分岐でしばし休憩。この登りではねぱたが、げほげほ言っている。何かと心配したら、口に虫が入ってきて飲み込んだらしい。
すまないお腹すいてたのね。
軽い雨とちょっと肌寒いため雨具とスパッツ装着。
軽く登ったあと緩やかになり20分ほどで男岳到着。同じ道を戻り分岐を今度は阿弥陀池方面に下る。
視界が悪く目の前のはずの池がなかなか見えない。木道に入り足下に水があるのにようやく気付く。
すぐに駒ヶ岳避難小屋に到着。
避難小屋なのに管理のおじさんがいる。立派な二階建てで内部もきれい。二階でスペースを確保し秋駒食堂開店です。
*注意(秋駒食堂はフィクションです。実際は売店も食堂もありませんのでご注意下さい。)
みのさん、シュンさんが担ぎ上げた7〜8人用位の鍋3つ(うちひとつはキムチ鍋)、せちさんシェフが腕をふるい豚汁が出来上がる。
予想通り最高のうまさ、特にキムチ鍋がピカイチ。
秋駒食堂2時間かけただけのことはありました。
山での昼食は通常は調理しないので新鮮でもありました。
避難小屋の隣にもうひとつ小屋がある。こちらは持ち帰りの携帯トイレを使用するための小屋だ。
これは初めて見た。北アルプスはマイカー規制はあるがトイレは紙を別のゴミ箱に捨てるくらいで携帯トイレに関する施設は見たことがない。
避難小屋なので売店もビールも電気もないが、便利な営業小屋とどっちが進んでいるのだか考えさせられた。
食後の後半戦、軽く登って主峰の男女(おなめ)岳。また阿弥陀池まで降りて横岳を経由し尾根を下る。
すごい横風(西側からの風)の中、溶岩帯を歩く。富士山の須走のようだ。
天気が良ければ右下がムーミン谷だがガスで見えない。
大焼砂分岐からは登って来た道を降りる。
この辺りから松などの低木が現れ風はだいぶ弱まる。
関東周辺なら標高2000〜2500m位の植生に感じた。あらためて緯度の高さを実感する。
植生で思い出したが、秋駒では植林された木を見掛けなかった。
また登山道や道標の整備も完璧に近く、地元の方々に本当に大事にされている山だと思った。
第二展望台と横長根で休憩し階段の多い登山道を国見温泉方面に下る。
硫黄の臭いが濃くなると5分ほどで国見温泉に到着。国見温泉では石塚旅館(入浴500円)に入る。
建物は味のある古さ加減、日曜日ということもありなかなか盛況だった。
ここの湯はバスクリン的にすごい緑色だ。浴槽には湯の華みたいなドロッとしたのが張り付いている。
女性なら顔パックに使えそうだ。
男湯の内風呂から露天風呂は窓から出入りするのが基本らしい。その窓から5mで露天風呂に到着。
何故かハエタタキが置いてある。「?」と思っていたら、でかいアブが襲来してきた。
たまたまいた親子のお父さんが素早く退治。すると次のアブが参上。またしてもお父さんがはたき落とす。
そして今度は二匹のアブが…お父さんはせっかくの露天風呂でその後ゆっくりできたのだろうか?
シュンさんの車で盛岡市郊外まで戻り、「髭」で焼肉と冷麺をいただく。旨くて安いさすが東北だ。
しかし不思議なネーミングだ。オーナーが髭面なのだろうか?ちなみに店員のお姉さんはには髭はなかった。
みのさんの車で盛岡駅まで送ってもらい、はやての最終で無事帰宅しました。
痛めていたはねぱたの膝が秋駒以来調子が良いらしい。虫を食ったせいかも知れない。
以上、シュンさん、みのさんを始め皆様暖かく迎えていただいてありがとうございました。またの機会を楽しみにしております。
個人の記録です
76登目
2010年21登目
秋田駒ケ岳14登目
皆様お疲れ様でした!
天気は。。。でしたが、あれでも前日よりは遥かに良かったんですよ〜
はねぱたさん、私の「ホォ〜イ」に答えてくれてありがとうございました
次回もヨロシク!(笑)
ぱただんなさんが完璧な感想を書いてくれたので
今回はアッサリと終わりますが、最後に・・・
なぜだろう 山行朝は 目が覚める
(ハイキング俳句 byしゅん)
個人の記録です
51登目
2010年28登目
秋田駒ヶ岳3登目
コメント
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みのさん、しゅんさん、でぐさん、せちさんご夫婦お疲れ様でした。そして朝から晩までいろいろとありがとうございました。感想係りのため仕事の合い間に執筆中しております。いましばらくお待ちください。
待っていられず、コメが先です。
秋田も天気がイマイチのようでしたが、熱く楽しい「秋駒食道」の様子が手に取れるようです
ソワソワとパソコンの前で待っております。
いいないいなぁ〜
楽しそうだなぁ〜
そして・・・
美味しそうだなぁ〜
ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
そう言えば、冬も計画があったような…
Ψ(`∀´)Ψケケケ
それにしても、すごい量の鍋ですね♪
皆様今晩は、山行お疲れ様でした。
天気がイマイチでしたね、でもその分花が綺麗で何より楽しい仲間と共に、秋田駒ケ岳食堂が何よりのお楽しみとなったのではないでしょうか!
山で食べる食事は格別ですね。
迫力ありますね。
鍋がでかいと大物に見える(いや、実際大物なのでしょう)
私も鍋でかくしようかしら
お疲れ様でした。
hanetapaさん
1枚目の画像はコラ?
あとカッパの腕まくりはとても男前です
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