夏合宿:大雪山大縦走 トムラウシ温泉in 姿見駅out
- GPS
- 34:47
- 距離
- 53.0km
- 登り
- 2,979m
- 下り
- 3,163m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:24
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 4:34
- 合計
- 12:02
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 3:54
- 合計
- 7:58
天候 | 1日目(9月4日) 快晴 2日目 快晴 3日目 停滞日 早朝大雨、のち快晴 4日目 晴れのち快晴 5日目 霧のち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
17:40 部室出発 電車乗り継ぎ 23:50 フェリー出航(@舞鶴港) -1日目 20:45 フェリー到着(@小樽港) 21:00 小樽温泉オスパ到着、仮眠 0日目 5:30 起床 小樽市内を観光 7:30 小樽温泉オスパ出発 本当は札幌駅からJRを乗り継いで新得駅へ、そこから東大雪荘の送迎バスに乗車する予定も、土砂崩れで石勝線が止まっていたため... 高速バスポテトライナー(増便してくれた十勝バスさんに感謝)に乗車し、道の駅おとふけ到着16:00 そこまで、東大雪荘さんが特別に臨時バスを出してくださり、なんとか宿泊地へ 18:00 東大雪荘 到着、就寝 |
コース状況/ 危険箇所等 |
|全体概況| 大雪山系は北海道最高峰・旭岳を筆頭に、標高2,000m級の峰々が集まる「北海道の尾根」として知られている。トムラウシの山名は東面を眺めるトムラウシ川に由来するが、これはアイヌ語でトンラ(水草の一種)ウシ(たくさんある)川の意味だとする説がある。トムラウシ山は北海道のほぼ中央に位置し、カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と称される山の一つ。全体として、吹き曝しの稜線行動が続き、天候変化・朝晩の寒暖差が激しい。夏でも防寒防風対策は怠りなく。中でも旭岳周辺は、秋は9月上旬から中旬に道内で最も早く冠雪する山域だ。水場は雪渓に頼る場合が多く、9月になると涸れだす。離島以外はヒグマが生息しており、ツキノワグマよりも被害件数は少ないが近年日高山脈のカムイエクウチカワシ山や天塩山で攻撃を受けた登山者がおり、要警戒である。エキノコックスを媒介する狐も全道に分布する。登山者の感染率は低いが飲料水は煮沸浄水する。一度ヒグマに狙われると彼らの執着心のため人命にかかわる事故につながり、食料やゴミの管理は厳重にする。 ○トムラウシ登山口〜温泉コース分岐〜カムイ天上〜コマドリ沢分岐〜前トム平〜南沼キャンプ指定地(トムラウシ分岐) 国民宿舎東大雪荘横の登山口を入り、温泉コース分岐まで上る。落ち着いた樹林の尾根道でよく整備され歩きやすい。急登と平坦を繰り返しながら尾根道を行くと、やがて視界のないカムイ天上に至る。ここから台地上の広い尾根道を行く。徐々に高度を上げ、一旦急斜面のジグザグの下りを経て沢を遡ればコマドリ沢分岐。雪渓は7月下旬まで雪渓の残る斜面を登り、源頭の岩礫の急斜面を、ペンキ印を頼りにして進めば森林限界を超え、前トム平で一気に視界が広がる。ハイマツの斜面を登って、岩礫帯の丘のような場所に出る。トムラウシ公園と呼ばれる天然の庭園を横切って、再び登ると南沼キャンプ指定地に至る。南沼キャンプ指定地のトイレブースは二か所あり、綺麗であった。 水場:テント場の水場は枯れていた(9/4)。確かなのはコマドリ沢(流量豊富)、しかしトムラウシ公園の水たまり?(沼?)でとっている人や、南沼近辺のオタマジャクシのいる沼でとっている人などさまざまであった。泊まるなら、北沼まで行って採水するのが確実であると思う。 ○南沼キャンプ指定地(トムラウシ分岐)〜トムラウシ山 南沼キャンプ指定地の四差路を東に行く。大岩が累積する複雑な地形はなかなか先が見えない。最後にひときわ急な斜面を登ると、トムラウシ山の山頂だ。上部は火口跡がくぼんだ複雑な地形で、岩を積み上げたような山頂は大雪山のど真ん中に位置し、旭岳や十勝連峰、はるか遠くに日高山脈が見える。風雨にさらされる場所でもあるので、十分な防寒・暴風対策が必要。 ○トムラウシ山〜北沼分岐〜天沼〜c.1793(ヒサゴのコル) 岩の重なる不明瞭な道を下り、北沼の東側に出る。ここからは岩塊地帯の急斜面を下るが、この斜面は広く、下りたロックガーデンも東西が沢型になった微地形で濃霧時に道迷いしやすい。その場合、踏み跡や目印などを拾いつつ進む。 水場:北沼は確実。濁ってはいないので、多くの人がここで取水するのもうなづける。ただし、流れはほぼなさそう。私たちは天沼 ○c.1793(ヒサゴのコル)〜ヒサゴ沼(第二)分岐〜化雲岳〜c.1897〜五色岳〜忠別岳避難小屋分岐 ヒサゴのコルから登り、化雲岳へと直登する。化雲岳山頂は独特の岩峰で、五色岳からの縦走路が合流する。北側の絶壁越しに旭岳方面の展望が抜群である。五色岳近辺の木道はボルトが露出するなど、使わない方がいい場面もある。五色岳付近のハイマツ帯がそこそこやっかいで、通行の際に枝で打撲したり、銀マットを破かれたりした。大型ザックで行く際には少しペースダウンする。 ○忠別岳避難小屋分岐〜忠別岳避難小屋 特に問題のない道。忠別岳避難小屋のトイレは二基あり、非常に風通りが良くきれいであった。 ○忠別岳避難小屋分岐〜忠別岳〜忠別沼〜高根ヶ原分岐〜白雲岳避難小屋 忠別岳以北はヒグマが特に出没する地域で、見通しが悪いハイマツ帯も存在するため要注意。ハイマツ帯は腰ほどの高さだが、やや通行にも苦労する。遅くまで残りやすい雪渓が見えたら、白雲岳避難小屋だ。この周辺もヒグマが頻出し、昨年度はテント泊が禁止された。今年度の出没は昨年よりも少ない。白雲岳避難小屋の管理人より、熊は生息こそしているが今年は 8,9 月はほとんど目撃情報がないとの情報を得た。白雲岳避難小屋のトイレは忠別岳避難小屋と同じ方式で、シートは持参、持ち帰り方式であった。 ○白雲岳分岐〜白雲岳 白雲岳分岐から石積みの斜面を上がり、上部のクレーターの際をつめて岩場を登り切ると、山頂からは旭岳や後ろ旭岳のダイナミックな様が確認できる。火口原では融雪期のみ「幻の湖」が現れる。 ○白雲岳避難小屋〜白雲岳分岐〜北海岳分岐〜間宮岳分岐〜旭岳〜姿見の池〜姿見駅 白雲岳分岐からは、広い沢地形を登って岩の重なる北海岳斜面を横切り、沢の源頭を巻いて広々とした高山帯を登る。北海岳からは見晴らしのいいおおらかな砂礫の尾根が続く。松田岳、新井岳を超えて山頂が平らな間宮岳に至る。熊ヶ岳火口を右に見てさらにひと下りすると、鞍部に裏朝日キャンプ指定地があり、そこから8月まで雪渓の残る斜面を直登することで旭岳山頂に至る。裏旭キャンプ指定地から旭岳へ登る登山道は、火山特有の進んでは沈んで後退する道であり、体力を奪われる。山頂からは、360度のパノラマがあり、北海道の広がりを痛感することだろう。北海道の最高峰からはひと下りで金庫岩に至り、やがてニセ金庫岩に至る。ニセ金庫岩のあたりで踏み跡は時に何本か錯綜し、濃霧時に南の斜面に入り込みやすいので注意を。さらに火山灰、火山礫のガレ場を下り、右手に水蒸気の奮起が良く見えるようになれば、そこは地獄谷である。草木は少なくなり、岩戸砂礫の道が続く。急な勾配の尾根道を下る。姿見の池には旭岳石室があり、旭岳方面の展望が素晴らしい。7月下旬まで残雪のある斜面を下り、登山口を横切る沢に入り込まないように注意しながら下る。途中、岩場の急坂があり足元に注意する。 <サブルート> .肇爛薀Ε恵蚕姪仍蓋〜温泉コース分岐 短縮登山口から緩やかな笹原の道を行くと、(正規ルートの)温泉コース分岐に至る。 南沼キャンプ指定地(トムラウシ分岐)〜北沼分岐 南沼からトムラウシ山の西側を巻いて北沼へ向かう。道が広がりつつあり、周囲の植物に気を配る。 ヒサゴのコル〜ヒサゴ沼避難小屋 ヒサゴのコルでヒサゴ沼へ下る道が右手に分かれる。コル手前にも沼への踏み跡があるが、こちらはやや不明瞭だ。いずれも夏の遅くまで雪渓が残り、雪が堅いときは使用したくない。化雲岳へと向かう分岐を右へ分かれ、まもなくヒサゴ沼避難小屋へ至る。 ぅ劵汽款(第二)分岐〜ヒサゴ沼避難小屋 ヒサゴ沼から化雲岳へと向かう道の斜面にも遅くまで雪渓が残る。 ゥ劵汽款詑萋鵐灰襦c.1897 特に問題のない道。 姿見の池〜噴気活動展望台 姿見の池から北東へ行ったところに噴気活動展望台がある。姿見駅周辺にある第三展望台と混同しないように。 <エスケープルート> _襲棲戞船櫂鷯臓疎莪豸園〜滝見台〜化雲岳登山口 化雲岳北側の絶壁の崖を望みつつ稜線を緩やかに下っていく。小さなポン沼を横目に進み、小化雲岳(ポン岳)の東を抜けてさらに下る。やがて尾根は明確になってくるが、道はえぐれて水が流れ、足元が悪い。アカエゾマツに囲まれた湿地の第二公園、さらに緩く下り、正面に旭岳を見つつ木道を歩いて第一公園に入る。気持ちのいい湿地である。ここを過ぎると樹林帯に入り、長い尾根道となる。エゾマツを見上げつつ、淡々と下った先の滝見台で右手に視界が広がる。涙坂のつづらをやり過ごせば、天人峡温泉に至る。 五色岳〜c.1700(五色ヶ原)〜五色の水場〜大沼〜沼ノ原分岐〜クチャンベツ沼ノ原登山口 五色岳から東の尾根に載って緩やかに下り、おだやかな草原の五色ヶ原に至る。そこからは雪渓が晩夏まで残る小沢沿いの道を下り、樹林に入るとやがて五色の水場だ。湿原を抜けて大沼へ至り、以後はトムラウシ山を望む木道歩きが続く。沼ノ原は溶岩台地に広がる高層湿原で、端正な水辺は「大雪山の奥座敷」とも呼ばれる。沼ノ原分岐で石狩岳方面への道と分岐し、湿地帯から台地を抜けて急斜面で標高を落とすと、ドノロキの大木が立つ森を抜けて沢を渡渉する。通常の水量なら飛び石で渡れる。一度上がって、樹林帯を下るとクチャンベツ沼ノ原登山口である。現在道の荒廃が進んでいる。 G魃棲挌鯑饐屋〜板垣新道分岐〜緑岳〜第二花畑〜大雪高原温泉 緑岳へは白雲岳避難小屋のすぐ南側から緑岳との間の雪渓に一度下って、小泉岳と緑岳とのコルへ上り返す。ここは板垣新道とも呼ばれる道で、視界がないときは雪渓上の目印を頼りにして進む。コルで小泉岳からの道と合流し、ほどなく緑岳につく。高根ヶ原やその奥にそびえるトムラウシ山の展望が抜群だ。緑岳からは岩場の急斜面を下る。ハイマツ帯の終わりから第二お花畑へ下る段差はエイコの沢側が切れ落ちており、慎重に歩く。ふたつの湿性のお花畑を抜けると樹林帯に入ると針広混交林が静寂なたたずまいで、やがて大雪高原温泉に至る。ちょうど私の縦走中にこのルートは封鎖されました。ニュースにもなってましたね。NHK「巡視員がクマと遭遇 大雪高原温泉近くの登山道を閉鎖」 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240904/7000069628.html で魃棲拱岐〜小泉分岐〜赤岳〜第三雪渓〜駒草平〜第一花園〜赤岳登山口 白雲岳分岐から小泉岳を経て、赤岳までは大雪山らしい広々とした、平坦な高山帯が続く。悪天の際は風当たりの強い稜線となる。展望の楽しい赤岳からは、段々になった4つの雪渓を下って、灌木帯を経てバス停のある赤岳登山口(銀泉台)に至る。 ニ務こ拱岐〜黒岳石室〜黒岳〜七合目登山事務所〜黒岳駅(五合目)〜登山口〜層雲峡駅(層雲峡ビジターセンター) 黒岳の山頂からは北海道第二の高峰である北鎮岳や火口を表す御鉢平を囲む山々が視野いっぱいに広がる。黒岳からは急下りが続き、大きな石をいくつも超える。 <参考資料> 愼本三百名山 山あるきガイド 上』JTBパブリッシング(2017/03/24) ◆愼本百名山登山ガイド上』山と渓谷社(2021/02/19) 『山と高原地図ガイド 日本百名山 上巻』昭文社(2021/4/16) ぁ悒筌泪吋ぅ▲襯撻鵐イド 北海道の山』山と渓谷社(2021/3/29) ァ愼本三百名山 山あるきガイド 上』JTBパブリッシング(2017/03/24) Ε筌泪譽魁悒肇爛薀Ε掘β臉禹浬珍2days(↑トムラウシ温泉↓姿見駅)』(2023/09/21〜22) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5964690.html Д筌泪譽魁愨臉禹〜トムラウシ(旭岳ロープウェイ↑、東大雪荘↓)』(2024/08/10 〜 2024/08/12) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7123166.html ┘筌泪譽魁悵鯵戞並臉禹魁-トムラウシ 旭岳ロープウェイ姿見駅〜トムラウシ登山口縦走』(2024/08/14〜16) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7149759.html ヤマレコ『トムラウシ山 縦走(銀泉台〜高根ヶ原〜トムラウシ温泉)』(2024/08/15 〜 2024/08/17) <問い合わせ> 〜惘清ビジターセンター(白雲岳避難小屋) TEL 01658-9-4400 環境省大雪山国立公園管理事務所 TEL: 01658-2-2574 |
その他周辺情報 | 〇新日本海フェリー あかしあ 舞鶴港〜小樽港 おおよそ1000円程度で朝、昼、夜ごはんを食べられる。 熱帯低気圧の影響を受けると担当者に言われたが、十分寝ることができた。 団体で予約すると、団体部屋を貸し切りできる。この部屋は普段鍵で施錠されているので立ち入れない。(帰りに個人で宿泊時に確認) 飲料、お酒、お菓子などや、はぶらしなどの生活用品はショップで買うことができる。給湯室が廊下にあるので、カップ麺を持っていくと安い。 行きの航路では弾き語り等もあった。 学生団体割引で片道9000円程度であった。フライトと異なりあまり値段が変動しないので予定が立てやすい。 後方のデッキでは日の出の時間以外は空いていて、カップ麺を食べるのにちょうどよい。 〇小樽温泉オスパ 850円で入浴、仮眠する場合は深夜料金1200円がかかる。入浴代は団体なので回数券(10枚つづりで8000円)を利用。フェリーから降りて入った場合、食堂はもうやってないので注意。食堂のやっていた2Fの薄いマットスペースに雑魚寝する。他にも登山者と思われる方多数で、みな銀マットをひいて寝ていた。たしかに寝袋があったほうがいいくらいの冷房の効き具合であった。布団の貸し出し(有料)あり。 温泉は海岸近くのためかアルカリ性でそこまで気にならないが、少しだけナトリウム分が肌に残る感じがする。高温だった。1Fにセコマがあるので自由に立ち寄れるが、それ以外の外出は不可。 〇セコマ(セイコーマート) 北海道に行って一番印象に残ってるのはココ!といっても何の変哲もないようなコンビニなのだが、本州にはほとんどないので珍しい。他にコンビニがあってもセコマばかり通ったのには訳があって、総菜がおいしい。ツナマヨ、マヨチャーシュー、おかかおにぎり以外にも、海老天うどん、山ワサビ塩ラーメン(しびれる辛さ)、函館塩ラーメン(これうまい)など様々な自社ブランド製品があって、すべておいしい。カロリー=正義の登山者としては、道内でセコマを見つけたらほいほいされてしまう。。 特筆すべきは、ホットシェフがあるセコマである。これは本州でいうローソンのまちカフェのようなものだが、できたてのものが、熱々で食べられる。おにぎりやフライドチキン、ポテト、クロワッサンなどなど、すべておいしく、やはり登山者としては外せない存在。。。本州に帰ってからセコマで検索するもないことに気づき、もっともっとよっておくべきだったと後悔。それくらいいいところです。 〇東大雪荘(トムラウシ登山口) ふだん20名ほどの団体を受け入れることはまれとのことで、特別に対応してくださった感がある。本当に感謝ですね。朝ごはんは登山者にはおにぎり等で渡してくれると提案してくれる。お風呂は開放的で、夜空を見ながら入る露天風呂は最高の一言。 ↓以下はテント場情報です。実際に出向いていないテント場には(部活調べ)と書いています。水場も9月は浄水器で沼から取水していらっしゃる方が多かった印象ですが、当部活では少し厳しく雪渓由来の水を取水することを優先しているので、水場に関する記述はその旨で見てください。 〇トムラウシ野営場 150張 予約不要 水場有 \250/人 トイレ有(部活調べ) 〇南沼野営指定地 40張 予約不要 水場有 無料 トイレ無 雪渓を水場に利用。現在枯れている。枯れた水場には、水たまりがある程度。アクセスの仕方は、北沼に行く登山道の左側一番奥のテントスペースから、踏み跡がある。濁ってはない。携帯トイレブースあり 〇ヒサゴ沼避難小屋 30張 予約不要 水場有 無料 トイレ有(部活調べ) 雪渓を水場に利用—水場に所定の位置はなく、現在ヒサゴのコル側の雪渓下に勢いよく水が流れている。しかし、小屋からは距離があり、往復で30分近く要する。沼の水は飲料不可。 〇沼ノ原野営指定地 数張 予約不要 水場有 無料 トイレ無 (部活調べ) 沼の水位が高く、キャンプ適地ではない。ただ、沼のそばに張れるので映えはする。沼の水を水場に利用。携帯トイレブースあり。 〇忠別岳野営指定地 15張 予約不要 水場有 無料 トイレ有 雪渓を水場に利用。小屋から3分ほど(雪渓小さく、涸れてる可能性あり)-忠別沼からの取水は避ける。 〇白雲岳野営指定地 80張 予約希望 水場有 \1,500/人 トイレ有 雪渓を水場に利用。水場は小屋から北に2分。 涸れることあり。現在はテント場下の水場から汲めるが、雪渓が小さく水の流れは細い。ひしゃくが置かれている。現在プール状になったところから柄杓で、そろりとすくいとるような状況。他にも、小屋近辺30分以内には沢筋で水が流れている場所があり、取水自体は問題なくできる 〇黒岳野営指定地 35張 予約不要 水場有 \500/人 トイレ有(部活調べ) 水場は雨水・雪渓を利用。雨水タンクから煮沸して利用できそうであった。黒岳石室の管理人常駐。バイオトイレ(\500/回)あるが携帯トイレの使用が推奨される。 〇裏旭野営指定地 30張 予約不要 水場無 無料 トイレ無(部活調べ) キツネに注意。 雪渓を水場に利用できる。今年は雪渓小さいが利用できる可能性あり、との事前情報があったがまったく残っていなかった。携帯トイレブースが試行的に設置されていた。 〇旭岳青少年野営場 100張 予約不要 水場有 \500/人 トイレ有 (部活調べ) TEL: 0166-97-2544 ↓小屋の情報は以下です。当部活では基本的に小屋は使用していません。そのため、事前に調べた情報が主です。 〇国民宿舎東大雪荘 118人 予約必要 \12,000/人 水販売有 トイレ有 ここで水を蛇口から汲む。1週間前からキャンセル代が発生する。夕食・朝食付きTEL:0156-65-3021 〇ヒサゴ沼避難小屋 30人 予約不要 無料 水販売無 トイレ有 老朽化激しく雨漏りあり 〇忠別岳避難小屋 40人 予約不要 無料 水販売無 トイレ有 降雨時雨漏りにより利用困難(半分くらいは大丈夫かと。入って左半分は濡れた跡ありました。) 〇白雲岳避難小屋 50人 予約希望 \3,000/人 水販売無 トイレ有 合宿期間、管理人常駐--カップ麺、ビリヤ二(α米)等は売っていました。管理人の女性が丁寧に仕事をされ、素敵でした。 〇旭岳石室 20人 予約不要 無料 水販売無 トイレ無 携帯トイレブースあり 緊急時以外宿泊禁止 〇黒岳石室 32人 不要 \2,000/人 有 有 九月下旬まで管理人常駐 〇大雪高原山荘 80人 予約不要 \16,100/人 水販売有 トイレ有 東大雪荘以外の、その他小屋については、上川町 産業経済課 商工観光グループTEL:01658-2-4058へ。 〇トイレ 上記以外のトイレは以下の場所にもある。 トムラウシ短縮登山口 トムラウシ登山口 姿見駅 旭岳駅 黒岳駅 層雲峡BT また、旭岳ビジターセンター、層雲峡駅に携帯トイレ回収BOXがある。 また、携帯トイレブースについては登山道にもあったり、試行的においていたりとするので、別に調べましょう。見えないだけで、ずいぶん用はしやすくなるものです。 〇電波状況;ソフトバンクsoftbankについては以下の場所で入りました。 トムラウシ登山口、短縮コース分岐、南沼キャンプ指定地(すぐの十勝連峰よりの登山道)、トムラウシ山、化雲岳、五色岳(たまに強く入る)、、忠別岳、白雲岳避難小屋(横の高いスペースにたまに入る)、白雲岳、旭岳、姿見駅(近辺のみ)、旭岳駅 これ以外の場所は、稜線でもなかなか入りにくかったです。 〇最寄りの病院 ・鹿追町国民健康保険病院(内科、外科等) 住所: 北海道河東郡鹿追町東町1丁目38番地 TEL: 0156-66-2031 受付時間:7:00〜11:30、13:00〜16:30 診療時間:8:30〜12:00、14:30〜17:15(内科) 13:00(水曜14:00)〜17:15(外科) 休診日:科によって違う、病院予定表参照 ※救急診療は常時対応(要事前連絡)、二次救急医療機関。 ※トムラウシ登山口の最寄り ・美瑛町立病院(内科、外科、眼科等) 住所:北海道上川郡美瑛町3丁目8番35号 TEL:0166-68-7111 受付時間:7:30〜11:30、12:30〜16:30 診療時間:8:30〜12:00、13:00〜17:00 休診日:土日祝 ※二次救急医療機関 ・士幌町国民健康保険病院(内科だが、外科も担当) 住所:北海道河東郡士幌町士幌西2線167 TEL:01564-5-2106 受付時間:8:40〜11:30、13:15〜16:00 診療時間:9:00〜12:00、13:30〜16:30 休診日:土日祝 ※救急患者24時間対応 ・国民健康保険上川医療センター(内科、外科等) 住所:北海道上川郡上川町花園町175番地 TEL:01658-2-1231 受付時間:8:30〜11:30、13:00〜16:00 診療時間:9:00〜12:00、14:00〜17:00 休診日:土日祝、水曜午後 ※二次救急医療機関 〇ロープウェイ・リフト ‖臉禹外鯵戰蹇璽廛ΕД TEL:0166-68-9111 運賃:\2,000(片道) 営業時間:平日6:30(上り)〜17:30(下り)(15分ごとに運行) 土日6:00(上り)〜17:30(下り)(15分ごとに運行) ロープウェイ山麓駅〜ロープウェイ姿見駅(片道約10分) 黒岳ロープウェイ TEL:0165-85-3031 運賃:\1,500円(片道、個人) \1,200円(片道、団体(10名以上)) 営業時間:6:00〜18:00(20分ごとに運行) 層雲峡駅⇔黒岳駅(片道7分) 9岳リフト TEL:0165-85-3031 運賃:\700(片道、個人) \600円(片道、団体(10名以上)) 営業時間:6:30〜17:30 黒岳5合目リフト乗り場⇔黒岳7合目(片道15分) ※ザックごと乗車可能 (↓のセット料金(片道):個人\2,000、団体(10名以上)\1,700) 〇バス ‘史魅丱 層雲峡線 TEL:0166-52-4161 運賃:層雲峡〜上川駅:\890、 上川駅〜旭川駅:\1280 層雲峡〜旭川駅:\2,140 旭川電気軌道 旭岳線 いで湯号 TEL:0166-23-3355 乗り場:ロータリー9番乗り場 運賃:旭岳登山口〜旭川駅:\1,800 ※地元のICカード、もしくは現金のみ使用可能。 ※大きな荷物はトランクへ預ける 〇タクシー /憩瀬魯ぅ筺射限会社 配車TEL:0156-64-5155 配車可能地域:トムラウシ登山口、東大雪荘 営業時間:8:00〜23:30(日曜・祝日は9:00〜21:00) 車両数:普通8台、ジャンボ3台 ※迎車料金なし清水町の昭和タクシー、帯広タクシー 旭川合同株式会社 配車TEL:0166236000 配車可能地域:出発地か当着地のどちらかが旭川市内であればどこでも 営業時間:24時間年中無休 車両数:一般115台 旭岳ロープウェイ〜旭川駅\15470、化雲岳登山口〜旭川駅\14990 A惘清観光ハイヤー 配車TEL:01658-2-1181 配車可能地域:上川町側の登山口(要予約) 営業時間:要予約 車両数:小型六台 中型四台 大型(福祉リフト車) 特定大型車(ジャンボハイヤー)一台 ※予約なしの場合付近の営業所に車がなく配車に一時間以上かかる。 基本的に緊急時は救急車を呼ぶ方がよいとのこと |
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感想
以下、報告書のコピペです。お恥ずかしいですが公開します。
ようやくともいえる、夏合宿を迎えることができた。9 月 1 日から予備日含めず 7 日間の合宿を完遂することができたのは、Leaders 以外にも、下回生のがんばり、学内 OB、OB会の諸氏によるご指導とご激励、関係各諸機関のご厚意があったからにほかならない。こうして無事に帰阪しヤマレコを書くことができる現状の立場から、大変謝意を述べたい。思い返せば昨年の夏、67 期の同期旅行で北海道の山に魅かれたことがきっかけであった。コロナの影響で途絶えていた大雪山縦走を復活させることを決意した。そうして漠然とした構想で始まった前期錬成だった。大雪山系には営業小屋のないという大きな不安を抱え、ロングコースの一次予備、二次予備と進む中で、課題が明らかになるにつれ不安が募っていった。三次予備では起こってしまったが、長期縦走ではエスケープの心配はつきない。どうすればよいものかとあれこれ思案するとき、過去の縦走報告書にはかなり元気をいただいた。それだけハードなコースである分、十分に楽しみがあるというメッセージがしっかりと伝わったのだ。不安の分だけ、期待も募っていく。
そしていま、合宿を終えた身からして、やはり大雪山は本当に楽しい山域であるなと感じた。たしかに気象条件によっては Party 全体が厳しくなりうるほどの長いコース、大自然であったが、晴れ間に広がる壮大な景色の中を歩いていると、その大自然に生かされているということが強く実感された。どこまでも広がる山並み、強風でとても長くはいられない山頂でのひと時の会話、テント場での団らんなど、すべてに意味があった 5 日間の山中であった。1Party はとてもペースが早かったのが印象的だが、下回生もそれぞれが、錬成合宿を乗り越えて身に着けた体力で余裕ある登山をする中で、山のすばらしさに気づいてくれたのではないかと思う。これを糧に、これからの登山活動に一層励むことを願ってやまない。
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