唐松・五竜・鹿島槍・爺 秋のテント泊縦走
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,224m
- 下り
- 2,640m
コースタイム
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 12:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰路:扇沢からアルピコ交通バスで信濃大町、JRで松本、高速バスで大阪 |
その他周辺情報 | 信濃大町からバスで大町温泉郷で下車して温泉に入り、一本後のバスで信濃大町へ向かう予定でしたが、バスが遅れていたので温泉を諦め、信濃大町へ直行しました。ダメもとで観光協会の窓口で「駅近くに銭湯はありませんか?」と尋ねると、なんと徒歩5分の旅館で日帰り入浴ができるとのこと。500円できれいさっぱり汗を流すことが出来ました。電車の時間がないときにおすすめのお風呂です。 <旅館:七倉荘さん> |
写真
感想
唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺が岳をテントで2泊3日の行程で行ってきました。
自分には少しきつめのコースタイムでしたがほぼ予定通り歩きとおすことが出来ました。
1日目
始発の近鉄特急で名古屋まで行き、特急しなのに乗換えて終着の白馬駅下車が12:30。夜行バスで行くより割高ではありますが、山が近づいてくるわくわく感が楽しめます。
白馬駅でバスでゴンドラ駅まで行くつもりでしたが、待ち時間が40分。観光案内所のおじさんから歩いても30分で行けますよってことでここから歩き始めました。
車道沿いにはたくさんの新しいブランド山ショップが並んでおり、ここがまさに一大山拠点なのだというコトを実感させられました。
八方ターミナルから3つのゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘に到着。登山届提出。
13:30予定通り出発です。あいにくガスがかかっていますが快適なハイキングコースです。途中、すこし見晴らしのいいところのベンチで昼ごはん。持参したポテトサラダが実に口当たりがよく食が進みます。これからの定番メニューとします。八方池あたりまでは子供連れなどが多く賑わっていましたか、そこから先の唐松岳への道になると全く人がいません。15時を回っていることもありましたが、山頂まで下山してくる人。5ー6人にあっただけです。唐松山荘テント場までの道は正直しんどかったです。恐らくリフトを使って一気に標高を上げたので順応できていないのだと思います。
ふらつく足取りで唐松岳頂上山荘着。すぐにテントの申し込み。情報通り下の方までいっぱいです。途中少しのスペースがあればとみていると、、、ありました。ちょうど1張分のスペースが。お隣にあいさつしすぐに設営。
結局テントを張ってから翌日まで全くテントから出ることはありませんでした。唐松岳に登るのはなんとなくやめてしまいましたが、テントの入口から見える剱岳は本当にカッコよかった。夕日や雲の動きなどテントの中にいながらこの景色が堪能できる幸せを感じてしまいます。
食事はご飯を炊いて、レトルトカレー、ソーセージ、ポテトサラダ、ソーメン。満腹で眠りました。
2日目
3時に起きるつもりが3時半まで眠ってしまいました。別にあわてることもなく食事、着替え、撤収。今日は14時間のコースタイムですので、水は最小限に抑えて出発。体調は万全。
すぐに牛首。ここが全コースで一番ハードだったと思います。岩をまっすぐ降りたり登ったり。足場を見つけ、ホールドを見つけ昇り降りする感触は実に楽しい。なだらかな稜線歩きの方が気持ちいいのはもちろんですが、体全体を使ってよじ登ったときに感じる体がすっとする感じ。いやいや、余りこんな登山にはまってしまう歳ではありません。ほどほどにしとかないと。。。
五竜岳山荘前ですこし休憩し100名山、五竜岳を目指します。さすが100名山、登りごたえがありました。
そしていよいよキレットへ。歩いても歩いても美しい山の風景が続きます。吹き上がる雲、それを押し返す風、まっすぐ照らす日光、日光に照らされる山、紅葉、花、登山道。どれもキラキラ輝いています。
キレット小屋には予定より少し早く到着できました。途中団体さんがずいぶん、ゆっくり進まれたので自分には八峰キレットはそうハードには感じませんでした。途中リーダーさんに「今日中に冷池までいくので」とお願いして抜かさせていただきました。水を1L補給しまた出発。
ここから八峰キレットの核心部。ですが足場も鎖場もしっかりしています。「油断するな油断するな」と自分に言い聞かせて出来る限りゆっくり進んで通過しました。
鹿島槍ヶ岳の頂上付近は岩の直登の連続。かなり足の筋肉が疲れているのが分かります。キレットで神経と力を使い切っているからでしょうか。
15:45に鹿島槍ヶ岳南峰。計画通り。素晴らしいぜ!!
次に目指すは冷池山荘。ここから先の稜線はまるで高原歩きのようななだらかな道。ここまでとは明らかに違います。ただ、途中であった人からの情報で、「テント場は2時で満杯。とても張れる所はありませんよ。」と。次にあった人からも言われました。1畳に3人の小屋どまりにするのか?それともどこか登山道に張ってしまおうか。。。などと考えていると小屋ま近かのところで小屋の方が立っておられ「、テントは一杯ですが受付はしますので、周りを見て確保してみてください」。テント場に到着するとテントとテントの間の空間に岩と岩に挟まれた40cm×100cmの隙間を発見。ここなら眠れる。周りのテントに「ここに張ってもいいですか」と声をかけると、いやがれるどころか設営を手伝って頂きました。ありがたい!!
今後、逆の同じような場面に遭遇したら必ず喜んで協力してあげようと、誓った瞬間でした。
確かにテントの底は岩ばかりで寝転ぶところ以外はコッフェルもおけません。それでも中は天国。ご飯を炊いてのんびりと眠るのでした。
3日目
御来光を待つ人がたくさんの小屋を出て、冷池乗越。ここでご来光。美しい。爺が岳はまいてまいて南峰までいってしまいました。ここから種池山荘までの稜線はこれまでとは違うやわらかい高原。山荘の赤い屋根の向こうに剱岳。その手前に紅葉の木々。これは絵になります。時間を忘れてたくさん写真を散りました。
種池山荘まえで食事。いつものご飯の残りと味噌汁と漬物。ココア。これで持ってきた食料は食べつくしました。
ここから扇沢まで約3時間の下りはさすがに疲れました。
扇沢周辺は車が大渋滞。そのせいで信濃大町へのバスが10分遅れ。計画では信濃大町への途中にある温泉郷でおりて風呂に入って1時間後のバスで信濃大町に行く予定。しかし、信濃大町でのJR電車との待ち合わせは9分。これは、危ない。しかたなく温泉を諦め、直接信濃大町に行きました。バスを降りてダメもとで観光案内所で「近くにお風呂に入れるところはありますか」とありました。徒歩5分の旅館。
本当にありがたかった。
松本までJR.松本から高速バスで大阪へ帰りました。高速バスは2時間遅れましたが、ちょうどぴったり文庫本を読了。
すべて予定通りの山旅でした。
コメント
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