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Yamareco

記録ID: 7229048
全員に公開
ハイキング
剱・立山

アルペンルートで立山周回

2024年09月13日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:35
距離
13.3km
登り
1,083m
下り
1,077m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:42
休憩
0:48
合計
5:30
距離 13.3km 登り 1,083m 下り 1,077m
9:06
28
9:34
9
9:43
44
10:27
10:38
14
10:52
11:01
10
11:11
12
11:23
11:29
24
11:53
28
12:21
12:22
5
12:27
12:30
5
12:35
12:36
17
12:53
13:00
48
13:48
13:52
7
13:59
14:01
6
14:07
14
14:21
14:25
3
14:28
8
一の越から雄山への登りで一時数珠つなぎに。雄山の峰本社で参拝とご祈祷。大汝山 (立山) でパン休憩。
天候 曇りときどき晴れのち雨
8時15℃@室堂、3000m級はさすがに涼しい。
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き)
 信濃大町駅前-扇沢駅前 6:15-6:55 路線バス・扇沢線
 扇沢駅-室堂 7:30-8:55 立山黒部アルペンルート
帰り)
 室堂-電鉄富山駅 16:00-18:40 黒部立山アルペンルート 計13,820円
 路線バスもアルペンルートのオプションとしてWEB予約可 (特に割引等はない)

富山市内に後泊、翌日新高岡駅からつるぎとサンダーバードを乗り継いで帰りました。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所なし。
稜線は岩場ですが、特に一の越から雄山まではペイントが充実していてルートは明瞭。そこから先はやや減るものの迷うところには全部ある印象。雷鳥沢の下りはところどころ植生に隠れて意外と判りにくいところが。
クマ出没注意。今夏は一の越〜室堂でたびたび目撃。
火山性ガスにも注意。地獄谷周辺は臭気が強く、タオルで口鼻を押さえて通過しました。5ppmを超えると警報が出るそうですが、ということは5ppm以下でこんなに臭うのか…
その他周辺情報 みくりが池温泉。室堂には色々あるものの飲食は早めに行かないと閉まります。
扇沢駅からまず電気バス。難工事だった破砕帯区間は照明を青くして掲示板が出ています。80mしかないので通り過ぎるのは一瞬。
2024年09月13日 07:36撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 7:36
扇沢駅からまず電気バス。難工事だった破砕帯区間は照明を青くして掲示板が出ています。80mしかないので通り過ぎるのは一瞬。
黒部ダムの殉職慰霊碑。通り道から外れたところにあるんですね。私はダッシュで撮影に向かったのですが後に続く人はいませんでした、寂しい…
2024年09月13日 07:47撮影 by  SH-54D, SHARP
4
9/13 7:47
黒部ダムの殉職慰霊碑。通り道から外れたところにあるんですね。私はダッシュで撮影に向かったのですが後に続く人はいませんでした、寂しい…
観光放水中のダム。堤体からだと結構覗きこむようにしないと見られず怖いです。
2024年09月13日 07:49撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 7:49
観光放水中のダム。堤体からだと結構覗きこむようにしないと見られず怖いです。
ダム下流側。正面の存在感のある岩山は黒部別山。その右奥に小さく見えるのが白馬岳、鑓ヶ岳、天狗ノ頭らしいです。まさに深山幽谷 (ダムがありますけど) の風格。
2024年09月13日 07:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 7:52
ダム下流側。正面の存在感のある岩山は黒部別山。その右奥に小さく見えるのが白馬岳、鑓ヶ岳、天狗ノ頭らしいです。まさに深山幽谷 (ダムがありますけど) の風格。
続いてケーブルカー。
2024年09月13日 08:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 8:14
続いてケーブルカー。
さらに支柱がないのが売りのロープウェイ。
2024年09月13日 08:26撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 8:26
さらに支柱がないのが売りのロープウェイ。
ロープウェイから見る南側の風景。黒部湖と左に針ノ木岳の稜線。奥に左から不動岳、南沢岳、黒部湖に注ぐ東沢谷、水晶岳と地肌が赤っぽいのは赤牛岳?
2024年09月13日 08:30撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 8:30
ロープウェイから見る南側の風景。黒部湖と左に針ノ木岳の稜線。奥に左から不動岳、南沢岳、黒部湖に注ぐ東沢谷、水晶岳と地肌が赤っぽいのは赤牛岳?
最後に今回のメインテーマ、トロリーバス。記念品のラストランカードを配っていたので戴きました。
2024年09月13日 08:37撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 8:37
最後に今回のメインテーマ、トロリーバス。記念品のラストランカードを配っていたので戴きました。
玉殿の湧き水。魔法瓶に詰めてきた破砕帯の湧き水と詰め替えました。
2024年09月13日 08:59撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 8:59
玉殿の湧き水。魔法瓶に詰めてきた破砕帯の湧き水と詰め替えました。
室堂は色づき始め。
2024年09月13日 09:09撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 9:09
室堂は色づき始め。
イワイチョウの黄葉。
2024年09月13日 09:18撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 9:18
イワイチョウの黄葉。
ウサギギク?
2024年09月13日 09:18撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 9:18
ウサギギク?
一の越まではひたすら舗装路の長い登り。苦手です。
2024年09月13日 09:29撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 9:29
一の越まではひたすら舗装路の長い登り。苦手です。
一の越を過ぎると雄山までは岩の急登に。ガシガシ登れてこっちの方が好きですね。
2024年09月13日 09:44撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 9:44
一の越を過ぎると雄山までは岩の急登に。ガシガシ登れてこっちの方が好きですね。
雨に濡れたイワツメクサ。
2024年09月13日 09:59撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 9:59
雨に濡れたイワツメクサ。
雄山三角点ピーク。読売新聞寄贈の風景指示盤があります。『強力伝』で白馬岳に設置されたのも確か読売でしたね。社内で流行ってたんでしょうか…
2024年09月13日 10:18撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 10:18
雄山三角点ピーク。読売新聞寄贈の風景指示盤があります。『強力伝』で白馬岳に設置されたのも確か読売でしたね。社内で流行ってたんでしょうか…
一等三角点「立山」(2991.76m)
2024年09月13日 10:18撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 10:18
一等三角点「立山」(2991.76m)
正面が雄山神社の峰本社。3003mの独標はこちら。オレンジ色の服が宮司 (?) さん。700円で登拝、ご祈祷が受けられます。せっかくここまで来たので登拝してきました。
2024年09月13日 10:36撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 10:36
正面が雄山神社の峰本社。3003mの独標はこちら。オレンジ色の服が宮司 (?) さん。700円で登拝、ご祈祷が受けられます。せっかくここまで来たので登拝してきました。
で、宮司さんによるとこの岩が標高3003mなのだとか。
2024年09月13日 10:31撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 10:31
で、宮司さんによるとこの岩が標高3003mなのだとか。
雄山から少し歩くと大汝山。登山道から少し外れたところにあるのでうっかりスルーしやすいのだとか。今年のTJARでそれで失格になってた選手がいましたね。ギリギリで競ってるとそんなミスもあるのでしょうが切ない。
2024年09月13日 10:54撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 10:54
雄山から少し歩くと大汝山。登山道から少し外れたところにあるのでうっかりスルーしやすいのだとか。今年のTJARでそれで失格になってた選手がいましたね。ギリギリで競ってるとそんなミスもあるのでしょうが切ない。
大汝山ピークから、雪渓と黒部湖。歩いてきたダムの堤体もはっきり見えます。
2024年09月13日 10:57撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 10:57
大汝山ピークから、雪渓と黒部湖。歩いてきたダムの堤体もはっきり見えます。
高山では定番、ランチパックパンパンの儀。これはフジパンですけど。長野では強いんでしょうか、スーパーにたくさん置いてありました。
2024年09月13日 11:04撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:04
高山では定番、ランチパックパンパンの儀。これはフジパンですけど。長野では強いんでしょうか、スーパーにたくさん置いてありました。
富士ノ折立へはザックをデポしてピストン。
2024年09月13日 11:19撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:19
富士ノ折立へはザックをデポしてピストン。
登頂。最後ルートが判らなくて直登したらこの岩の上に出てしまいました。危なそうに見えた左 (こっち側から見たら右) を捲くのが正解。
2024年09月13日 11:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:23
登頂。最後ルートが判らなくて直登したらこの岩の上に出てしまいました。危なそうに見えた左 (こっち側から見たら右) を捲くのが正解。
晴れていれば爽快そうな稜線。
2024年09月13日 11:39撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:39
晴れていれば爽快そうな稜線。
東側。鹿島槍かな。てっぺんのガスが切れないのでいまいち確信が持てませんが。
2024年09月13日 11:44撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:44
東側。鹿島槍かな。てっぺんのガスが切れないのでいまいち確信が持てませんが。
室堂が一望。
2024年09月13日 11:45撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:45
室堂が一望。
無人の真砂岳。
2024年09月13日 11:53撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 11:53
無人の真砂岳。
別山南峰。
2024年09月13日 12:21撮影 by  SH-54D, SHARP
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別山南峰。
別山北峰。
2024年09月13日 12:26撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 12:26
別山北峰。
多分これも鹿島槍…かなあ???
2024年09月13日 12:27撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 12:27
多分これも鹿島槍…かなあ???
北峰〜南峰間は基本殺風景ですが、硯ヶ池というのがあります。
2024年09月13日 12:32撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 12:32
北峰〜南峰間は基本殺風景ですが、硯ヶ池というのがあります。
南峰に戻ってきました。
2024年09月13日 12:35撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 12:35
南峰に戻ってきました。
劔御前小舎に到着。いつかここを剱岳方面に向かうこともあるのでしょうか。同じチャレンジするなら早月尾根の方がいいかなという気もしますが。技術も体力も鍛えないと。
2024年09月13日 12:55撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 12:55
劔御前小舎に到着。いつかここを剱岳方面に向かうこともあるのでしょうか。同じチャレンジするなら早月尾根の方がいいかなという気もしますが。技術も体力も鍛えないと。
こちらは大日岳方面。すると右手のピークへの直登が劔御前へのルートでしょうか。まあ今日は予定通り雷鳥沢へ。
2024年09月13日 12:59撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 12:59
こちらは大日岳方面。すると右手のピークへの直登が劔御前へのルートでしょうか。まあ今日は予定通り雷鳥沢へ。
オンタデの紅葉?黄葉?
2024年09月13日 13:06撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 13:06
オンタデの紅葉?黄葉?
雷鳥沢のテント場が見えて来ました。この光景に加え、ヤマレコアプリで登り800m下り1000mとの表示を見て、この後200m近く登り返さねばならない事実に戦慄。
2024年09月13日 13:26撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 13:26
雷鳥沢のテント場が見えて来ました。この光景に加え、ヤマレコアプリで登り800m下り1000mとの表示を見て、この後200m近く登り返さねばならない事実に戦慄。
このプロペラ型の実はカエデの仲間だと思いますが、イロハカエデとは葉の感じがちょっと違いますね。太くてギザギザは細かい。
2024年09月13日 13:31撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 13:31
このプロペラ型の実はカエデの仲間だと思いますが、イロハカエデとは葉の感じがちょっと違いますね。太くてギザギザは細かい。
降りて来た道を見上げて。オンタデの黄葉が美しいです。
2024年09月13日 13:43撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 13:43
降りて来た道を見上げて。オンタデの黄葉が美しいです。
浄土橋から称名川の流れ。これがやがて称名滝に。
2024年09月13日 13:48撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 13:48
浄土橋から称名川の流れ。これがやがて称名滝に。
雷鳥沢で下山したと思ってからの騙し討ちみたいな登り返しがつらい。
2024年09月13日 13:53撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 13:53
雷鳥沢で下山したと思ってからの騙し討ちみたいな登り返しがつらい。
雷鳥沢ヒュッテ。壁がボロボロで廃墟かと思いましたが営業してるんですよね…
2024年09月13日 14:00撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 14:00
雷鳥沢ヒュッテ。壁がボロボロで廃墟かと思いましたが営業してるんですよね…
別山、雷鳥沢方面を振り返って。テント場がカラフルです。mont-bellが圧倒的シェアでした。
2024年09月13日 14:07撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 14:07
別山、雷鳥沢方面を振り返って。テント場がカラフルです。mont-bellが圧倒的シェアでした。
血の池。酸化鉄の色だって書いてあったかな。
2024年09月13日 14:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 14:14
血の池。酸化鉄の色だって書いてあったかな。
地獄谷。灰色の地面に青い池。御嶽山を思い出します。この辺、亜硫酸ガスなどの臭気が強烈でした。
2024年09月13日 14:18撮影 by  SH-54D, SHARP
4
9/13 14:18
地獄谷。灰色の地面に青い池。御嶽山を思い出します。この辺、亜硫酸ガスなどの臭気が強烈でした。
みくりが池温泉。ランチメニューは14時まで。げんげの唐揚げ (800円) 食べたかった…
2024年09月13日 14:23撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 14:23
みくりが池温泉。ランチメニューは14時まで。げんげの唐揚げ (800円) 食べたかった…
みくりが池。逆さ立山が見られるポイントを探したもののうまく見つからず。天気のせいかな。
2024年09月13日 14:27撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 14:27
みくりが池。逆さ立山が見られるポイントを探したもののうまく見つからず。天気のせいかな。
戻ってきました。スタート時点と全く逆で立山は晴れてて室堂は今これ雨が降ってます。
2024年09月13日 14:56撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 14:56
戻ってきました。スタート時点と全く逆で立山は晴れてて室堂は今これ雨が降ってます。
室堂ターミナルの立食いそばで遅い昼食。この3日間で3回目のそばです。1日1蕎麦。これはワサビそば。
2024年09月13日 15:09撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 15:09
室堂ターミナルの立食いそばで遅い昼食。この3日間で3回目のそばです。1日1蕎麦。これはワサビそば。
美女平で待ち時間があったので開いていた展望室に入ってみたのですが、掃除していた人に「今日はもう終わりですよ」と言われ、1枚だけ撮った写真。富山湾がうっすらと。
2024年09月13日 16:43撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 16:43
美女平で待ち時間があったので開いていた展望室に入ってみたのですが、掃除していた人に「今日はもう終わりですよ」と言われ、1枚だけ撮った写真。富山湾がうっすらと。
荷台のある珍しいケーブルカーで電鉄立山駅着。最終便より20分早い臨時バスに乗ったものの結局乗る電車は同じです。
2024年09月13日 17:07撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 17:07
荷台のある珍しいケーブルカーで電鉄立山駅着。最終便より20分早い臨時バスに乗ったものの結局乗る電車は同じです。
富山地方鉄道・立山線。待合にいた人が一斉に乗車したが席はまだ余裕あり。これから1時間の乗車。
2024年09月13日 17:31撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 17:31
富山地方鉄道・立山線。待合にいた人が一斉に乗車したが席はまだ余裕あり。これから1時間の乗車。
電鉄富山駅着。右側のホームに入線したのですが、すでにこの黄色と緑の宇奈月温泉行の列車が停まっていました。つまり、列車の縦列駐車。なんと珍しい。
2024年09月13日 18:45撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/13 18:45
電鉄富山駅着。右側のホームに入線したのですが、すでにこの黄色と緑の宇奈月温泉行の列車が停まっていました。つまり、列車の縦列駐車。なんと珍しい。
一泊して翌日は氷見と高岡へ。氷見市の光禅寺は藤子不二雄Aこと安孫子素雄さんの生家。
2024年09月14日 09:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/14 9:14
一泊して翌日は氷見と高岡へ。氷見市の光禅寺は藤子不二雄Aこと安孫子素雄さんの生家。
唐島の向こうにうっすらと立山連峰。安孫子少年が見た景色。予想より稜線が高い位置にあってびっくり。さすが3000m級。
2024年09月14日 09:47撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/14 9:47
唐島の向こうにうっすらと立山連峰。安孫子少年が見た景色。予想より稜線が高い位置にあってびっくり。さすが3000m級。
氷見線の車窓から雨晴海岸。男岩の向こうにかすかに見える立山連峰。
2024年09月14日 12:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/14 12:52
氷見線の車窓から雨晴海岸。男岩の向こうにかすかに見える立山連峰。
高岡駅前。高岡市は藤子・F・不二雄こと藤本弘さんの生地です。藤本少年と安孫子少年の出会いもこの地。
2024年09月14日 16:41撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/14 16:41
高岡駅前。高岡市は藤子・F・不二雄こと藤本弘さんの生地です。藤本少年と安孫子少年の出会いもこの地。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 さて翌日はメインイベントのアルペンルートへ。金曜日ですが扇沢行きのバスの混み具合は昨日と同じくらい。扇沢駅のWEBきっぷ自動受取機も並ばず使えました。トイレを済ませて昨日見つけた破砕帯の湧き水を魔法瓶に詰めて、さてもうすることもないので2階の乗場に上がったのがまだ7時前でしたが、乗場にはもう結構行列が。そういえば駐車場には自家用車がたくさん停まっていましたね、迂闊。とはいえ電気バスには余裕で着席できるくらいの順番。

 ここから電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと乗り継ぐわけですが、途中の黒部ダム、黒部平、大観峰にはそれぞれ展望施設などがあります。今回は山がメインと思い立ち寄りませんでした。それぞれの乗り物のキャパは概ね等しいので時間に遅れさえしなければ乗れるはずですが、まあ用心して。ケーブルカーは最初の便には乗れず多分2番目の便でしたし、したがってRWも2番目以降だった筈ですが、結局室堂にはトロリーバスで予定通り9時前に着きました。マンガ『ヤマノススメ』最新25巻とその前の24巻では、主人公たちはちょうど今アルペンルートで立山に行っているのですが、短い乗り換え時間の合間を縫って展望室に寄り道してましたね。次は私もそうしたいです。

 室堂では魔法瓶に玉殿の水を詰め直し。扇沢で汲んだ破砕帯の水も高山病対策で多めに飲みながら来たのですがさすがに500mlは飲み切れず。一の越へ向けて出発です。高地馴化をせずに歩き始めたせいか、2泊3日の荷物が重いせいか、昨日の疲れかどうもペースが上がりません。このくらい人がいればいつもはもっとどんどん抜いていくのに。高度障害は (体質はあっても) みんなに平等なのでやはり原因は今日の私にあると思われます。一の越からは岩場になりちょっと調子が出てきたので主観的にはスイスイ登れました。舗装路の斜面がことさら苦手だってのもあったかも。

 一の越までで追い越し20人弱、すれ違い約5人。そこから雄山までで追い越し約10人。登りは一時数珠つなぎに。降りてくる人は多いが登路と降路が分かれているのですれ違いなし。雄山頂上にはゆうに20人 (30人近く?) はいたでしょうか。ツアーっぽい団体も。標高3003mの地点は社殿の前なので700円の拝観料 (初穂料?) を払って登拝、ご祈祷もしてもらいました。最後は万歳三唱で締めます。

 雄山から大汝山に向かうと人が一気に減ります。岩のペイントも減りますが、まだ十分。ぼんやり全体を眺めてルートを予想して、ペイントで答え合わせしながら歩くのは楽しいですね。トラバース気味に登ったり降りたりするのは御嶽山の稜線を歩いた時のことを思い出しました。大汝山頂上は狭いので5人くらい先客がいましたがじきに順番が廻って来て写真を撮って少し下った広いところでパン休憩。この時点でだいたい休憩込みCT0.8のペースでやはり昨日より遅めですが、このペースを維持できれば帰りのバスには余裕があるので問題はありません。

 富士ノ折立では追いついてきたイキのいい若いソロ男性と一緒になって歩きながらちょっと話をしました。私と同じく9時前に到着したものの、立山三山縦走を目的に、既に浄土山、雄山と巡って来たとのこと。すごいですね。じきに先に行かれましたが別山でもちらっと後ろ姿をお見かけしたので無事三山完登されたようです。私も計画段階で立山三山というのがあることは知ったのですが、ガイドブックに「日帰りは無理なので室堂で一泊して翌日登山」みたいに書かれていたので諦めました。そういえば扇沢駅で待っている時に小学5年生の男の子とそのお父さんらしいペアがちょうどそんな計画だと横で話していました。ヘルメットを持っていたので最初「子供連れで剱岳!?まさか」と思いましたがそれを聞いて安心。
 あとでらくルートで調べたら浄土山を廻っても+1時間以下だったので、調べもせずに諦めたのはもったいなかったかも。まあ前日の疲れの程度が読めないのでやはり見送ったかもしれませんが。

 その後も同じペースで別山、剱御前小舎に到着。そこから雷鳥沢の下りが長いこと長いこと。さらに室堂へは登り返さなければならないのが一層つらい。ともあれ予定から15分ほどの遅れで無事室堂ターミナルに到着しました。ターミナルで野沢菜おやきと、それだけでは足らず結局立山そばを食べました。その後は特にすることもなくお土産を時間をかけて選んだりのんびり過ごしたので、みくりが池温泉に日帰り入浴してもよかったかもしれません。あるいは浄土山込みで三山縦走を目指していれば。逆にこのコースでもう少し早く歩いていればランチメニューにありつけたかも。

 そんなわけで時間の使い方と計画にはちょっと雑なところがあったと思うものの、実は室堂ターミナルに到着後しばらくしてから本降りの雨になったのでした。温泉やランチに立ち寄ったり三山縦走していたら捕まっていたかもしれませんね。天候面で言えば、稜線はほとんどずっとガスがかかっていたのですが、時おりはれて鹿島槍や黒部湖が見られたのは幸運でした。あと室堂に雨が降り始めた頃、立山はガスが取れて最後の写真はその時に撮ったもので、こうして振り返ると何だかんだツイてました。一番の懸念は山よりも人の多さで予定が狂うことでしたが、予定に遅れることも長い行列で苦しむこともなく感謝です。

 様子が判って心理的なハードルが下がったので、やり残しを消化しに早速また行きたくなりました。そうそう黒部ダムで行列して次のケーブルカーを待っていると、後方からやって来た、熊鈴をガランガラン鳴らして4人ほどのいかにも山屋という厳つめのグループが平ノ小屋と書かれた方へ抜けて行きました。ここから下ノ廊下とか、五色ヶ原とか赤牛岳にも行けるんですね。アルペンルートだけでなくアプローチにも使われるわけですね。私には早いと思いますが、有名なエリアとの位置関係が把握できて山行記録や山岳小説を読むときの解像度が上がりそうです。
 …それはそれとして人の多い屋内であの大音量はいささか傍若無人では。伯耆大山の麓の旅館街の早朝にも熊鈴鳴らして歩くペアを見ましたけど。まさかクマ出ないでしょうに。若い男性に多い気がします。逆に帰りの電車でも鳴ってるのに気づかないのはお年寄り。偏見でしょうか。

 脱線しましたが、室堂発の高原バスは16:20が最終のところ、16:00に美女平直通の臨時便が出るというのでそれに乗って帰りました。もっとも立山駅から乗る電車は変わりません。バスは最終便は混雑が怖いなと思いつつ15:00、15:40の便を見送りましたが、遅い時間の方が空いている感じ。

 富山市内の漫画喫茶に一泊して、翌日藤子不二雄誕生の地、氷見市と高岡市を観光して帰りました。前日の爺ヶ岳、翌日の観光含めて大満足の3泊4日でした。また来たいですね。今度はのんびり展望所に寄り道するのもいいかも。雷鳥にもまだ会えてないし。未踏の山も行きたいし、再訪もしたいしで忙しい。今年の秋も計画立ててまだまだ色々行きたいですね。

〇今日のヤマスタチェックポイント
●立山(北アルプス)(日本百名山、北アルプスベーシック、<ビギナー向け>萩原編集長おすすめ10座)
●みくりが池温泉のげんげの唐揚げ(山グルメ)

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コメント

Lunasa様おはようございます
そしておかえりなさいませ!

ここ数日の投稿を割と楽しみに拝見させていただいていましたが、立山にも行かれていたのですね…
前回、爺ケ岳を登られていて、木崎湖界隈に居られたのか〜と思っていてからの翌日立山でしたのでタフだなーと驚きました。
それにしてもやはり立山周回の稜線歩きは楽しいですし、ちょうど昨晩某登山漫画の主人公たちも立山でアルペンルートを歩いていたのでとても臨場感があり、思わずコメントしてしまいました。

私もこの連休は信濃の菅平に行っていましたが、立山はもう秋の気配がしていたようで流石3000mに近いエリアだなと驚きました。菅平は近畿圏より涼しいとはいえ、歩いていたら汗だくでタンクトップで歩いてしまいましたので…

アルペンルートはそう何度も行ける場所ではないなぁと思っておりますが私もいずれ劔岳に挑むべくもう一度は行こうと思いますので、その決意を今回拝見して新たにするのでありました。
それではまた!
2024/9/18 9:02
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平実檸檬さん

コメントありがとうございます。平実檸檬さんの7月の立山レコを拝見して決心したところもあるので嬉しいです。2日目の立山はやはり疲れを感じましたが、公共交通機関利用は行き帰りで体力温存できるのがいいところです。

そのマンガの中でもひとり、別山尾根ルートで剱岳を目指していましたね。高校生で剱岳…すごいな。私も今回近くまで来て存在を意識するようになりましたがまだしばらく練習を積んでから。気をつけておいでくださいませ。早月尾根っていう手もありますよ。

これからの秋山のレコ、楽しみにしております。
2024/9/18 23:06
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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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