【朝日連峰主脈+α縦走】泡滝ダム-以東岳-大朝日岳-祝瓶山-針生平
- GPS
- 24:00
- 距離
- 41.1km
- 登り
- 3,254m
- 下り
- 3,375m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:17
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:46
天候 | 9/19 9/20 → 9/21 時々 9/22 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
[庄内交通バス] 鶴岡駅 18:57-19:32 朝日庁舎前 [落合ハイヤー] 朝日庁舎 06:50-08:00 泡滝ダム 復路:[小国町営バス] りふれ 16:45-17:22 アスモ [JR米坂線] 小国 17:47-19:15 米沢 [新幹線つばさ] 米沢 20:12-22:24 東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
すべて一般登山道(歩きにくいところだけ記載) ◆大朝日岳〜北大玉山 平岩山の山頂は縦走路から左手に2分ほど ◆北大玉山〜祝瓶山 刈り払いが少なく、笹が登山道へ覆いかぶさっている。 一部、崩れ気味の場所があるが、迷うことはない 赤鼻の水場は標識が見つけられず… 赤鼻付近のみ笹の刈り払いあり、祝瓶山方面へしばらく進むと刈り払いは行われていない 赤鼻・祝瓶山分岐には標識あり、これ以降はヤブもなし |
その他周辺情報 | 白い森交流センター りふれ http://www.siroimori.co.jp/rihure/ 日帰り入浴 500円 |
写真
感想
鳥海山、飯豊連峰に登り、すっかり東北の山の虜になってしまったので、
今回は朝日連峰へ行くことにしました。
【0日目】
新潟から鶴岡まで日本海沿いを特急列車で走りました。
天気予報では良いと言われていたものの、車窓からの景色は土砂降りでした。
駅に着いても雨は止むことはなく、バスに揺られて朝日庁舎まで行きました。
雨に濡れられずに済む場所で一泊することにしました。
近くにはコンビニもあって、快適でした。
【1日目】
予約してあったハイヤーに乗り、泡滝ダムまで向かいました。
途中の朝日屋という旅館で車を停めてもらい、登山計画書を提出しました。
林道終点の泡滝ダムで下車しました。
タクシーには鶴岡駅から同情した単独行の人が同乗していたので、
自分たちは15,000円の内、2人で7,000円を支払いました。
単独行の人は3泊でゆっくりと縦走するとの事だったので、ここで別れました。
シトシトと雨の降っている中を進んでいきました。
沢伝いでしたが、平坦で歩きやすい道が続いていました。
吊橋を2つ渡ると、急斜面のつづら折りになっている七曲りに入りました。
急斜面ではあるものの、登りやすい斜面を登って行くと、
すぐに平坦になり、大鳥小屋に着きました。
大鳥池畔に立っている大鳥小屋は快適そうでしたが、
まだ、時間に余裕があるので、バッチだけ購入して先へ進むことにしました。
直登コースは急登すぎるような気がしたので、
オツボ尾根経由のコースで登ることにしました。
直登コースとの分岐を過ぎると、急登コースではないのに急坂が続いていました。
樹林帯をどんどんと高度を上げていくと、急に視界が開け、天候も良くなっていきました。
既に紅葉が始まっており、以東岳までの稜線がとても綺麗でした。
三角峰をトラバースしていくと水場がありました。
稜線から2分ほど下ったところでコンコンと湧いていました。
オツボ峰までなだらかな稜線でしたが、
そこを越えると、岩が多くなり、小さなアップダウンを繰り返すと以東岳でした。
道中で会った登山者からは狐穴小屋は大混雑していると教えてもらっており、
狐穴小屋まで行くと夕方になってしまう可能性があったので、
以東小屋で一泊することにしました。
小屋は山頂から近かったので、日没に合わせて山頂に行けました。
鳥海山や、月山、大朝日岳も見えていました。
同じ小屋で一晩を過ごした人たちは、
登山経験豊かな人ばかりで、楽しい時間を過ごすことができました。
【2日目】
以東岳の山頂で御来光を眺めてから出発しました。
遙か先に見える大朝日岳を正面に見ながら稜線上を進みました。
ザレ場で歩きにくいところはありましたが、
あらかた歩きやすい道が続いていました。
中先峰はそれほど顕著なピークではなく、標識がなければ気づきませんでした。
このピークを越えると狐穴小屋が間近に見えてきました。
狐穴小屋には水場がありました。
昨晩は大混雑だったとのことでした。
小屋から少し登ると三方境、小さな鞍部を越えると北寒江山でした。
正面には顕著なピークの寒江山が見えていました。
三角点のある寒江山で休憩しました。
南寒江山を過ぎるとなだらかに下っていき、
なだらかな登り返しで、竜門小屋でした。
小屋からは飯豊連峰の石転び沢雪渓がよく見えていました。
小屋のおじさんは愉快な人でジョークを交えて話をしてくれました。
少し苦しい登りで竜門山でした。
竜門山から少し下ると、西朝日岳への登りになりました。
西朝日岳はかなり大きなピークで登り応えがありました。
山頂にザックをおき、三角点に立ち寄りました。
ガイド本や門内小屋のおじさん曰く、踏跡程度はあるということでしたが、
現在では既に廃道になってしまったようでした。
西朝日岳から稼いだ分だけ、一気に高度を下げました。
ちょっとした広場を通り過ぎ、中岳の東側をトラバースしていきました。
中岳を巻くと、大朝日小屋が間近に見えてきました。
金玉水に立ち寄って、水を補給した後に小屋まで最後のひと登りを頑張りました。
バッジは売り切れていたものの、幕営許可が出るには到着時間が早すぎました。
日没を見に、山頂へ行きましたが、東側しか晴れませんでした。
【3日目】
いよいよ最終日
テントをたたみ、大朝日岳山頂で御来光を眺めてから祝瓶山を目指すことにしました。
序盤からかなりの傾斜を下っていきました。
ガイド本に書いてあるように墓石の様な岩がある少ピークを通り過ぎました。
その先で分岐があり、稜線上から少し外れた場所に平岩山がありました。
水場を通りすぎると長い上りで北大玉山でした。
一休みした後、角楢小屋分岐がありました。
ここで抜きつ抜かれつ一緒だった単独行の方と別れました。
これから先は登山者が少ないようで、
踏み跡はハッキリとしているものの、笹が元気だったので朝露でズボンの裾が濡れてしまいました。
大玉山は北大玉山より大きく、あえぐように登りました。
山頂には三角点があるようでしたが、見つけることはできませんでした。
下りは樹林帯の中で、時折正面に祝瓶山が姿を見せていました。
これでもかというくらいに高度を下げると、赤鼻の分岐に出ました。
水場は気づかずに通過していました。
一休みしてから、そびえ立つような祝瓶山への登りにさしかかりました。
序盤は笹が刈り払われていましたが、しばらく行くと今までの道と同様に、
朝露で濡れた笹の道になりました。
標高1,200mくらいになってくるとヤブがなくなり、
岩稜気味の道になりました。
いざ登ってみると登りやすい道が続いていました。
下山路と山頂への分岐にザックを置き、
山頂へピストンで登りました。
山頂からの眺めは朝日連峰縦走の最終ピークにふさわしく大展望の山でした。
下りの鈴振尾根はほとんど登り返しもなく、
どんどんと下っていきました。
鈴出ノ水で一休みしてから先へ進みました。
角楢小屋からの道と合流し、大石沢小屋の脇を通り過ぎると
頼りない吊橋の大石橋でした。
ここから林道となり、車が5台ほど駐車していました。
殆どが山の幸を取りに来ている人たちで、ヒッチハイクはできませんでした。
1時間弱歩いたところで、渓流釣りしていた人たちの車に拾ってもらえることができました。
運良く、その人達も日帰り温泉"りふれ"へ行くとの事だったので、
同乗させていただけました。
ゆっくりと入浴した後に、小国町営バスで駅の近くにあるスーパーマーケットに
立ち寄って帰りの食料を買ってから帰京しました。
【まとめ】
後日、まとめとコース状況を追記する予定です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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この山域は全く知識がなかったので興味深く拝見しました。それにしても
すばらしい展望と紅葉!
takeosさん
お久しぶりです!
東北の山についてほとんど知りませんでしたが、
8月に鳥海山へ連れて行ってもらった人たちに、オススメの山を教えてもらいました。
予想を遥かに凌ぐスケールの紅葉が楽しめて良かったです!
朝日連峰は大朝日岳のピークハントするだけはもったいないです。
ドッシリとした山容の以東岳から、切り立った鋭鋒の祝瓶山まで縦走してこそ
朝日連峰を満喫できると思いました!
来年も東北で縦走できるコースを見つけて歩けたらいいな〜と思っています!
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