不帰嶮・天狗山荘泊で猿倉から白馬八方アルペンラインまで
- GPS
- 15:34
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,370m
- 下り
- 1,756m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:37
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:03
天候 | 1日目:曇りたまに晴れ、夕方雨 2日目:晴れ→10時頃から曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
山小屋は天狗山荘を利用しました。1泊2食で¥15000、要予約(予約してないと+¥2000)。山小屋泊まりの山行から離れている間に結構値上がった印象です。今は食料もガソリンも高いので仕方ないかも知れません。水場は終わってしまったので雪解け水を貯めたものを利用していると張り紙がしてありました。 https://yamagoya.hakubakousha.com/facility/ 白馬八方アルペンラインは3つのリフトで¥1900。チケットは最初のグラードクワッドリフトを降りた際に払います。 猿倉まではアルピコバスで¥950。季節運行です。料金はバスの車内でなく八方バスターミナル内にある券売機でチケットを買って運転手に渡す方式でした。 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上に雪はありませんでした。不帰キレットは危険度もさることながら、喫から曲北峰の核心部が高低差があってキツイのに休む場所がないのがつらかったです。緊張もあるかと思いますが、かなり疲れました。 八方尾根が激混みでした。すれ違いの難しいところでは一度道を譲ると列がなかなか途切れず、後ろも詰まるので少しストレスでした。強引に突っ込んで行ってしまう人も何人かいました。 |
その他周辺情報 | 八方の湯を利用。内風呂と露天が一つずつでどちらも自分には熱いお風呂でした。無色透明ですが、肌にはぬるっと感じる泉質です。¥850。 https://hakuba-happo-onsen.jp/dayuse/ |
写真
感想
突然ですが「カエラズノケン」ってカッコ良くないですか?なんかマンガとかに出てきそうな必殺技や特別な武器の名前っぽくて。という訳(?)で不帰キレットを歩いてきました。この企画は紆余曲折があり、当初は白馬大雪渓を経て白馬三山も歩きたかったのですが今年は通行止め。この措置が最初「○○日に開通するかも」的な発表だったので、開通を期待して延期にしていたのです。結局今年は大雪渓が開通せず、諦めて鑓温泉経由で行こうと思ったら今度は思わしくない天候続きで、これ以上延期できないというタイミングになってしまいました。
猿倉からの歩き始めは思いっきり曇っていて、テンションもあがることなく、真っ白な景色の中を途中の花など楽しみながら黙々と登って行きました。稜線に上がるとかなり風が吹いて天候が良くなる気配がなく、白馬鑓は諦めて天狗山荘に。翌日の天気次第では今回は不帰キレットを諦めて来た道を戻り「天狗山荘に泊っただけ」となってもやむなしと思っていました。ところが一夜明けると予想以上に奇跡のような好天気。気合を入れて不帰キレットへと向かいました。天狗の大下りも思っていた以上に難所で慎重に歩を進め、不帰キレットにとりかかります。喫は岩場登りでもまだ少し余裕のある感じでしたが、曲北峰への登りは確かに体験したものにしか分からないような大変さでした。ただ自分的には鎖場の危険度よりも、それが頂上まで続く長さの方がしんどく感じ、おそらく自分史上「一つの頂に登るためについてる鎖の長さ」が最も長い頂だったのではと思いました。
曲を超えて唐松岳に着くとそれまでの雰囲気と一変する賑やかさ。そうか土曜日だものなと軽く考えていましたが、八方尾根は想像を遥かに超える混雑ぶりで帰りのバスの時間がある自分は思うように進めず少しヤキモキしました。そういえば3連休の初日でしたね。テン泊装備の登山者も数多くいました。この頃には景色は真っ白で途中の景色に引っ掛かることなく下れたので、何とか余裕ある時間にリフト頂上の乗り場に到着。すぐそばで売ってたブルーベリーのソフトクリームがめちゃくちゃ美味しく感じました。
今回はコロナ禍前以来5年ぶりの北アルプス&山小屋泊まりの山行でした。出発前、あまり良くない天気予報を見ながら「いっそ来年にしようか」とも考えましたが、天狗の頭での北アルプスの山々を一望する景色を見た時「ああ、また帰ってこられた」と込み上げてくるものがあり、心から来て良かったと思いました。不帰キレットは今年の目標でもあったので、ここを晴天の中歩けた事を山の神様に感謝したい思いです。
不帰ノ嶮お疲れ様でした。
以前唐松岳に登った際、不帰ノ嶮は険しいそうだなと見ていましたが、やはり険しいところだったんですね。
写真の垂直鎖場は、10m以上ありますか?
天候まずまずの中、北アルプスを再訪出来良かったですね。私も先へ先へ続く縦走路が見渡せる北アルプスは、低山には無い魅力があると感じています。
また、「空中ハシゴ」は見るからに足が竦みそう。通過時、高度感が判る写真も見たかった(笑)。
コメントありがとうございます。
はい、不帰キレットはなかなかの険しさでした。以前、八峰キレットを歩いた時は核心部は険しくても短い印象で、こちらも同様と想像していましたが、自分は難易度は八峰キレット<不帰キレットと思います。
垂直鎖場(おそらく60〜70度くらい)は10m以上はあると思います。写真では見えませんが、上部にもう1本同じくらいの長さの鎖があり、多分ここだけで30m近くあったと思います。空中ハシゴはちゃんとつかまる鎖があるのですが、その鎖が少したるんでて心もとなく、通過時の写真を撮る余裕がありませんでした(笑)。
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