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Yamareco

記録ID: 7263045
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳仙丈岳早川尾根鳳凰三山〜夏山合宿

1997年07月28日(月) ~ 1997年08月01日(金)
 - 拍手
simunee その他5人
GPS
35:35
距離
36.2km
登り
4,136m
下り
5,087m

コースタイム

1日目
山行
7:51
休憩
1:18
合計
9:09
距離 8.3km 登り 1,073m 下り 1,122m
7:01
6
7:14
46
8:00
8:06
24
8:30
10
8:40
8:50
109
10:39
11:00
34
11:34
11:41
59
12:40
30
13:10
27
13:37
13:47
77
15:04
15:14
4
15:18
15:20
15
15:35
15:46
24
16:10
2日目
山行
7:53
休憩
1:37
合計
9:30
距離 9.4km 登り 1,189m 下り 1,192m
6:00
7
8:27
8:37
80
9:57
10:17
39
10:56
27
11:23
11:42
12
11:54
7
12:01
12:12
30
12:42
12:43
7
12:50
13:01
4
13:05
38
13:43
10
13:53
45
14:38
14:50
26
15:16
6
15:30
3日目
山行
5:08
休憩
0:04
合計
5:12
距離 5.2km 登り 950m 下り 508m
6:08
166
8:54
44
9:38
9:39
30
10:09
10:10
65
11:15
11:17
3
4日目
山行
9:17
休憩
2:15
合計
11:32
距離 13.2km 登り 924m 下り 2,266m
6:00
22
6:22
6:33
45
7:18
7:19
19
7:38
7:48
77
9:05
9:15
35
9:50
10:32
37
11:09
11:29
35
12:04
12:16
24
12:40
12:51
48
13:39
111
15:30
15:46
44
16:30
16:31
39
17:10
17:11
21
17:32
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
合宿1日目。前日最終の中央線で甲府に着き、早朝のバスで広河原へ、南アルプス林道バスで北沢峠に来ました。さっそくテントを張ります。
合宿1日目。前日最終の中央線で甲府に着き、早朝のバスで広河原へ、南アルプス林道バスで北沢峠に来ました。さっそくテントを張ります。
この日は甲斐駒ヶ岳を往復します。
ハクサンシャクナゲ。
この日は甲斐駒ヶ岳を往復します。
ハクサンシャクナゲ。
たくさん咲いていました。
たくさん咲いていました。
仙丈岳でしょうか。
仙丈岳でしょうか。
テント場が見えます。
テント場が見えます。
高嶺薔薇タカネバラ、バラ科バラ属の落葉低木。日本固有種。本州の尾瀬から中部地方の高山、四国の剣山・東赤石山ほかに分布、針葉樹林帯、ハイマツ帯の日当たりのよい所に生育。
高嶺薔薇タカネバラ、バラ科バラ属の落葉低木。日本固有種。本州の尾瀬から中部地方の高山、四国の剣山・東赤石山ほかに分布、針葉樹林帯、ハイマツ帯の日当たりのよい所に生育。
小葉の小米草コバノコゴメグサ、ハマウツボ科コゴメグサ属の一年草。日本の固有種。主に太平洋側に分布の中心があり、本州(那須山地、日光山、秩父山地、八ヶ岳、赤石山脈など)に分布。葉の先端が丸い。ミヤマコゴメグサは先端が尖る。
小葉の小米草コバノコゴメグサ、ハマウツボ科コゴメグサ属の一年草。日本の固有種。主に太平洋側に分布の中心があり、本州(那須山地、日光山、秩父山地、八ヶ岳、赤石山脈など)に分布。葉の先端が丸い。ミヤマコゴメグサは先端が尖る。
苔桃コケモモ、ツツジ科スノキ属の常緑小低木。果実は食べられる。
苔桃コケモモ、ツツジ科スノキ属の常緑小低木。果実は食べられる。
ハクサンシャクナゲ。
ハクサンシャクナゲ。
栂桜ツガザクラ、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。日本の固有種で、本州(福島県から鳥取県)および四国(愛媛県)に分布し、高山の岩場に生育。
栂桜ツガザクラ、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。日本の固有種で、本州(福島県から鳥取県)および四国(愛媛県)に分布し、高山の岩場に生育。
甲斐駒は花崗岩の山。
甲斐駒は花崗岩の山。
頂上直下は砂礫のザラザラの道。登りにくい。
頂上直下は砂礫のザラザラの道。登りにくい。
甲斐駒ヶ岳登頂!
甲斐駒ヶ岳登頂!
氷河の擦痕?
摩利支天。
山腹を通るのは南アルプス林道。
山腹を通るのは南アルプス林道。
ギザ尾根は鋸岳。
ギザ尾根は鋸岳。
北沢峠のテント場。
北沢峠のテント場。
合宿2日目。仙丈岳に登ります。
砂岩、泥岩の堆積岩の山。穏やかな山容、カール地形が見えます。
合宿2日目。仙丈岳に登ります。
砂岩、泥岩の堆積岩の山。穏やかな山容、カール地形が見えます。
小仙丈岳にて。
仙丈岳は花の山です。
チングルマ。
仙丈岳は花の山です。
チングルマ。
登る部員。
登る部員。
登る部員。
登る部員。
登る部員。
天気が良く、沢山の人が登っています。
天気が良く、沢山の人が登っています。
登る部員。
オヤマノエンドウ。
オヤマノエンドウ。
深山塩竈ミヤマシオガマ、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草。高山植物。北海道から中部地方以北の高山帯の砂礫地や乾いた草地に生育。シダのような葉は、同属のヨツバシオガマやタカネシオガマに似るが、小葉が更に細かく切れ込んでいることで区別ができる。
深山塩竈ミヤマシオガマ、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草。高山植物。北海道から中部地方以北の高山帯の砂礫地や乾いた草地に生育。シダのような葉は、同属のヨツバシオガマやタカネシオガマに似るが、小葉が更に細かく切れ込んでいることで区別ができる。
頂上付近。
岩梅イワウメ、イワウメ科イワウメ属の常緑小低木。高山植物。北海道から本州中部にかけての高山帯に分布し、岩礫地や岩壁に張り付くように生育。
岩梅イワウメ、イワウメ科イワウメ属の常緑小低木。高山植物。北海道から本州中部にかけての高山帯に分布し、岩礫地や岩壁に張り付くように生育。
深山金梅ミヤマキンバイ、バラ科キジムシロ属の多年草。高山植物。本州中部以北・北海道・千島列島・サハリン・済州島。亜高山帯〜高山帯の砂礫地、草地に生育。葉が3枚。
深山金梅ミヤマキンバイ、バラ科キジムシロ属の多年草。高山植物。本州中部以北・北海道・千島列島・サハリン・済州島。亜高山帯〜高山帯の砂礫地、草地に生育。葉が3枚。
深山旗竿ミヤマハタザオ、アブラナ科ハタザオ属の多年草。低山から高山帯の砂礫地などに自生。北海道、本州・中部地方以北、四国に生育。クモマツマキチョウの食草。
深山旗竿ミヤマハタザオ、アブラナ科ハタザオ属の多年草。低山から高山帯の砂礫地などに自生。北海道、本州・中部地方以北、四国に生育。クモマツマキチョウの食草。
岩弁慶イワベンケイ、ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。雌雄異株。北海道、本州中部の高山に生育。
黄色味が強いので雄花かな。
岩弁慶イワベンケイ、ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。雌雄異株。北海道、本州中部の高山に生育。
黄色味が強いので雄花かな。
カールと仙丈小屋。ゆるい円弧状の地形はモレーン、氷河堆積物の土手。
カールと仙丈小屋。ゆるい円弧状の地形はモレーン、氷河堆積物の土手。
カールと仙丈小屋。
カールと仙丈小屋。
仙丈岳登頂!
イワベンケイ、赤い雄蕊が見えるので、これは雄花。右上の赤いのは実になりかけの雌花。
イワベンケイ、赤い雄蕊が見えるので、これは雄花。右上の赤いのは実になりかけの雌花。
カール内はお花畑、たくさん咲いています。
カール内はお花畑、たくさん咲いています。
ミヤマキンバイ。
黒っぽい岩が写ってますが、蛇紋岩?
ミヤマキンバイ。
黒っぽい岩が写ってますが、蛇紋岩?
キバナシャクナゲのお花畑。
キバナシャクナゲのお花畑。
ナナカマド。
青の栂桜アオノツガザクラ、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。高山植物。北海道から本州中部地方以北に分布し、高山帯の雪渓わきなどの適度に湿り気のある岩場や草地に生育する。しばしば群生する。
ピンクはコイワカガミ。
青の栂桜アオノツガザクラ、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。高山植物。北海道から本州中部地方以北に分布し、高山帯の雪渓わきなどの適度に湿り気のある岩場や草地に生育する。しばしば群生する。
ピンクはコイワカガミ。
ハクサンシャクナゲ。
ハクサンシャクナゲ。
シナノキンバイのお花畑。
シナノキンバイのお花畑。
信濃金梅シナノキンバイ、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。亜高山帯から高山帯の湿った草原に自生。北海道、本州・中部地方以北に生育。
信濃金梅シナノキンバイ、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。亜高山帯から高山帯の湿った草原に自生。北海道、本州・中部地方以北に生育。
ミヤマクロユリ。
ミヤマクロユリ。
ミヤマクロユリ、黄色っぽい。
ミヤマクロユリ、黄色っぽい。
シナノキンバイ。
シナノキンバイ。
黄花の駒の爪キバナノコマノツメ、スミレ科スミレ属の多年草。和名にスミレが付かない、数少ないスミレの種である。和名の由来は、黄色の花で葉の形状が馬の蹄(駒の爪)に似ていることから。北海道、本州の中部以北、四国山地、屋久島の亜高山帯から高山帯の湿った草地や沢沿いの林縁などに生育。
黄花の駒の爪キバナノコマノツメ、スミレ科スミレ属の多年草。和名にスミレが付かない、数少ないスミレの種である。和名の由来は、黄色の花で葉の形状が馬の蹄(駒の爪)に似ていることから。北海道、本州の中部以北、四国山地、屋久島の亜高山帯から高山帯の湿った草地や沢沿いの林縁などに生育。
高嶺郡内風露タカネグンナイフウロ、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。日本固有種。本州中部の亜高山帯から高山帯にかけて分布し、明るい草地に生育。
紫濃いめ。
高嶺郡内風露タカネグンナイフウロ、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。日本固有種。本州中部の亜高山帯から高山帯にかけて分布し、明るい草地に生育。
紫濃いめ。
ウサギギク。
ハクサンフウロ。
ハクサンフウロ。
エゾシオガマ。
雪渓が残ります。
雪渓が残ります。
深山辛子ミヤマガラシ、アブラナ科ヤマガラシ属の多年草。高山 植物。山地から高山の湿った礫地に自生。クレソンの仲間。
深山辛子ミヤマガラシ、アブラナ科ヤマガラシ属の多年草。高山 植物。山地から高山の湿った礫地に自生。クレソンの仲間。
藪沢大滝でしょうか。
藪沢大滝でしょうか。
タカネグンナイフウロ。
タカネグンナイフウロ。
コオニユリ。
タカネグンナイフウロ群生。
タカネグンナイフウロ群生。
ミソガワソウ。
甲斐宝香カイタカラコウ、キク科メタカラコウ属の多年草。舌状花は雌性、筒状花は両性。本州の中部地方から東北地方南部の、深山のやや湿った場所や渓流沿いに生育。名の由来は甲斐(山梨県)に多くみられることより。
甲斐宝香カイタカラコウ、キク科メタカラコウ属の多年草。舌状花は雌性、筒状花は両性。本州の中部地方から東北地方南部の、深山のやや湿った場所や渓流沿いに生育。名の由来は甲斐(山梨県)に多くみられることより。
バイケイソウ。
白扇薺ハクセンナズナ、アブラナ科ハクセンナズナ属の多年草。花は白色の4弁花で、花弁は長さ5-6mmの線形。萼片は淡紫色で、4個あり、長さ約5mmの広線形。雄蕊は6個あり、うち内側の4個が花弁より長く突出し、長さ8-10mmになる。雌蕊は1個。北海道、本州中部地方以北(月山、飯豊山、鬼怒沼山、中央アルプス、南アルプス)に分布し、高山帯のやや湿った草地や砂礫地、山地の斜面の水湿地に生育。名の由来は、花がミカン科のハクセン(白鮮)に似るナズナ(薺)から。
白扇薺ハクセンナズナ、アブラナ科ハクセンナズナ属の多年草。花は白色の4弁花で、花弁は長さ5-6mmの線形。萼片は淡紫色で、4個あり、長さ約5mmの広線形。雄蕊は6個あり、うち内側の4個が花弁より長く突出し、長さ8-10mmになる。雌蕊は1個。北海道、本州中部地方以北(月山、飯豊山、鬼怒沼山、中央アルプス、南アルプス)に分布し、高山帯のやや湿った草地や砂礫地、山地の斜面の水湿地に生育。名の由来は、花がミカン科のハクセン(白鮮)に似るナズナ(薺)から。
深山唐松ミヤマカラマツ、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。北海道、本州、四国、九州に分布し、温帯林の湿り気のある林縁、林床、渓谷の湿った岩上、ときに高山草原に生育。
深山唐松ミヤマカラマツ、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。北海道、本州、四国、九州に分布し、温帯林の湿り気のある林縁、林床、渓谷の湿った岩上、ときに高山草原に生育。
車葎クルマムグラ、アカネ科ヤエムグラ属の多年草。北海道、本州、四国、九州に分布し、深山の林中に生育。葉が6枚輪生。
車葎クルマムグラ、アカネ科ヤエムグラ属の多年草。北海道、本州、四国、九州に分布し、深山の林中に生育。葉が6枚輪生。
テント場に戻りました。調理中。
テント場に戻りました。調理中。
火器をセットして。
火器をセットして。
合宿3日目。テントをたたみ、早川尾根を歩きます。
合宿3日目。テントをたたみ、早川尾根を歩きます。
これから歩く尾根。
これから歩く尾根。
仙丈岳。
小岩鏡コイワカガミ、イワウメ科イワカガミ属の多年草。日本固有種。イワカガミの高山型。本州(中部地方、大峰山)の高山の岩場、草地、ハイマツ林に生育。
 
小岩鏡コイワカガミ、イワウメ科イワカガミ属の多年草。日本固有種。イワカガミの高山型。本州(中部地方、大峰山)の高山の岩場、草地、ハイマツ林に生育。
 
早川尾根は熱変成を受けた岩尾根。結構アップダウンがありました。
早川尾根は熱変成を受けた岩尾根。結構アップダウンがありました。
岩登りの真似。
降ります。
深山大根草ミヤマダイコンソウ、バラ科ダイコンソウ属の多年草。北海道・本州中部以北、奈良県の大峰山、四国の石鎚山。亜高山帯〜高山帯の岩隙、砂礫地に生育する多年草の高山植物。風当たりの強い場所にも生育。
岩の隙間が好きなのね。
深山大根草ミヤマダイコンソウ、バラ科ダイコンソウ属の多年草。北海道・本州中部以北、奈良県の大峰山、四国の石鎚山。亜高山帯〜高山帯の岩隙、砂礫地に生育する多年草の高山植物。風当たりの強い場所にも生育。
岩の隙間が好きなのね。
アサヨ峰登頂!
歩いて来た道。
広河原あたりかな?
広河原あたりかな?
甲府の方かな?霞んで見えない。
甲府の方かな?霞んで見えない。
丁字躑躅チョウジコメツツジ、ツツジ科ツツジ属の落葉低木。日本固有種。コメツツジの変種。花冠が筒状。本州中部地方の亜高山帯〜高山帯下部の岩場や岩隙などに生育。
岩の隙間が好きなのね。
丁字躑躅チョウジコメツツジ、ツツジ科ツツジ属の落葉低木。日本固有種。コメツツジの変種。花冠が筒状。本州中部地方の亜高山帯〜高山帯下部の岩場や岩隙などに生育。
岩の隙間が好きなのね。
早川尾根小屋前のテント場。
早川尾根小屋前のテント場。
甲斐駒ヶ岳。
アサヨ峰。
仙丈岳。
小太郎山。
これから歩く道。高嶺、左は地蔵岳。
これから歩く道。高嶺、左は地蔵岳。
甲斐駒ヶ岳。
甲斐駒ヶ岳。
高嶺の頂上。
休憩中。
高嶺の頂上。
休憩中。
白峰三山。
仙丈岳。
地蔵岳オベリスク。鳳凰三山は花崗閃緑岩の山。
1
地蔵岳オベリスク。鳳凰三山は花崗閃緑岩の山。
高嶺毘蘭樹タカネビランジ、ナデシコ科マンテマ属の多年草。南アルプス固有種。南アルプス北岳や千枚岳に多く、そこの個体は白色または淡い桃色を呈する。一方で鳳凰三山の個体は赤みが強い桃色を呈する。低山に生育するオオビランジ高山型変種。
これは色濃いめ。
高嶺毘蘭樹タカネビランジ、ナデシコ科マンテマ属の多年草。南アルプス固有種。南アルプス北岳や千枚岳に多く、そこの個体は白色または淡い桃色を呈する。一方で鳳凰三山の個体は赤みが強い桃色を呈する。低山に生育するオオビランジ高山型変種。
これは色濃いめ。
オベリスクの下で、やらせです。
オベリスクの下で、やらせです。
タカネビランジ。
タカネビランジ。
タカネビランジ。
タカネビランジ。
タカネビランジ、たくさん。
タカネビランジ、たくさん。
ベニバナイチヤクソウ。
ベニバナイチヤクソウ。
崩壊地を巻きます。
崩壊地を巻きます。
タカネビランジ、白花。
タカネビランジ、白花。
観音岳登頂。
薬師岳登頂。突っ張り風にしたつもりだけど、私はしゃがめない。
薬師岳登頂。突っ張り風にしたつもりだけど、私はしゃがめない。
イチヤクソウ。
薬師岳の頂上からは青木鉱泉へ長い道を下りそこで1泊し、次の日に帰宅しました。
イチヤクソウ。
薬師岳の頂上からは青木鉱泉へ長い道を下りそこで1泊し、次の日に帰宅しました。
甲斐駒ヶ岳。
早川尾根。
仙丈岳。
北岳から南アルプスの山々。
北岳から南アルプスの山々。

感想

 たくさん部員のいた学年が卒業し、この年の合宿は生徒4人と顧問二人のこじんまりしたものでした。挑んだのは南アルプス北部の名山、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳、あまり登る人のいない早川尾根から鳳凰三山を縦走するというものでした。山にいる4日間とも天気に恵まれ、素晴らしい夏山合宿でした。累積歩行距離はこの3年前の笠ヶ岳〜槍ヶ岳縦走には及ばないものの、登りの累積標高差は4000m越え、下りは5000m越え、ハードな内容でした。さすがに体力的に厳しく、薬師岳からの下りで足が痛みだし、あまり遅くなるようなら迎えに来てもらうということで部員には先に降りてもらいました。遅れながらもなんとか青木鉱泉にたどり着けました。
 初日の甲斐駒ヶ岳では部員の一番小さい男子が遅れ気味でした。私はこの部員と一緒に歩いていましたが、親子に見えて高校生に見えなかったようで、すれ違う山マダムたちが「頑張っていて偉いねー」といいながらたくさんお菓子をくれたのを覚えています。登り方とかをちょっと直したらちゃんと歩けるようになりました。さすが体力盛りの男子高校生。
 女子部員は一人だけ、一番体力があるのがこの生徒でした。山岳部に入るために本校に入学、卒業後は東京農大に進学し山岳部に入部し厳しいことをやっていたようです。大学を卒業したら山岳救助隊員になろうかな、などと話をしていましたが、残念ながら大学2年の冬山合宿で、船窪岳〜不動岳間の稜線でテント泊中に雪に埋もれ、亡くなりました。自分より若い人に先に逝かれるのはとてもつらく、人生で一番悲しい出来事です。
 南アルプスは四万十帯に属する付加体の山です。北部では花崗岩が貫入し、甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山は花崗岩、または花崗閃緑岩でできています。その間の早川尾根はもともとは堆積岩ですがこれら花崗岩類による熱変性を受けた岩尾根ということになります。仙丈岳は堆積岩の山です。それぞれの地質による山の特徴が改めて写真を見返してよくわかりました。花もたくさん咲いていて南アルプス固有種などもあり調べていて面白かったです。この当時は石の種類は花崗岩くらい、花も名前くらいしか知りませんでしたが、30年近く経った今改めて調べてみて楽しく振り返ることができました。山は3度楽しめるといいます。行く前の計画、実際に登っているとき、降りてからの振り返り。仕事が忙しくて3度目はリタイア後になってしまいました。

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