初の九重、ナイトハイク三昧（法華院温泉山荘泊）

2024年10月10日(木) ~ 2024年10月12日(土)

• GPS: 22:21
• 距離: 31.1km
• 登り: 2,788m
• 下り: 2,771m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:13
• 休憩: 1:49
• 合計: 11:02

距離 14.1km 登り 1,251m 下り 1,005m

3:12 スタート地点
3:23 長者原自然研究路分岐
3:30 指山自然観察路分岐駐車場
4:39 4:42 採石道路分岐
5:08 5:10 諏蛾守越
5:33 南峰分岐
5:40 三俣山西峰
7:00 7:02 三俣山IV峰
7:05 7:09 三俣山
7:14 7:21 三俣山IV峰
7:40 7:45 三俣山南峰
8:00 8:13 三俣山IV峰
8:32 8:33 三俣山西峰
8:38 8:39 南峰分岐
8:57 9:02 諏蛾守越
9:11 9:12 諏蛾守越分岐
9:21 9:22 北千里浜
9:59 10:05 久住分れ
10:58 11:06 九重山
11:19 11:23 中岳分岐
11:39 11:44 神明水
12:03 12:43 久住山
13:03 久住分れ
13:12 久住山避難小屋
13:17 久住分れ
13:41 13:42 北千里浜
13:47 諏蛾守越分岐
14:14 法華院温泉

2日目

• 山行: 10:40
• 休憩: 1:02
• 合計: 11:42

距離 11.8km 登り 1,399m 下り 1,406m

2:56 法華院温泉
3:08 坊ガツル
3:12 3:14 坊がつる避難小屋
4:08 4:09 立中分かれ
4:49 4:53 段原
4:56 大船山避難小屋
6:40 6:42 大船山
7:05 7:06 大船山避難小屋
7:10 段原
8:30 8:37 風穴
9:09 9:10 天狗分かれ
9:24 9:55 高塚山(黒岳）
10:08 天狗分かれ
10:39 10:40 風穴
13:09 13:10 段原
13:37 13:48 立中分かれ
14:19 坊がつる避難小屋
14:22 坊ガツル
14:33 あせび小屋
14:38 法華院温泉

3日目

• 山行: 2:14
• 休憩: 0:01
• 合計: 2:15

距離 5.2km 登り 138m 下り 360m

5:13 法華院温泉
5:17 あせび小屋
5:22 三俣山分岐
6:24 雨ヶ池越
6:51 6:52 指山自然観察路分岐
7:28 長者原

天候

3日とも晴れ、微風。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 飛行機

大分空港よりレンタカーにて長者原登山口へ。
無料。レストハウス、トイレあり。

コース状況／危険箇所等

すべて一般登山道ですが、場所によって笹やミヤマキリシマなどの藪、滑りやすい黒土あり。3日間とも早朝歩いているので濡れ・ご来光待ちの寒さ対策を兼ねてレインパンツ着用。藪では服の引き裂き、ザックからの落とし物注意。ほか写真参照。

＜ほかの方のレコ・YAMAP活動記録の情報を見て避けたルートの覚書＞
　（今回ソロということでリスクを減らすため。通行不可能ではない）
＊三俣山・北峰への周回ルート（藪、岩、急登、滑りやすい）
＊三俣山・南峰から坊がつる（藪・急登・滑りやすい）
＊白口岳から鉾立峠（急登・藪・滑りやすい）
　　　　　　　　以上は「山と高原地図」破線ルート

＊東千里ヶ浜から久住山へのショートカットルート
（藪・登りかけて戻ってます。実線ルートですがみんなの足跡もほぼなし）

その他周辺情報

登山口から近くはありませんが別府の「ひょうたん温泉」に立ち寄りました。　大分空港まで車で45分。
https://www.hyotan-onsen.com/

写真

10/10 3:11

駐車場とモンベルの間にある道の奥が登山口。

10/10 3:29

しばらくは舗装路歩き。幻想的に撮れた写真

10/10 3:44

この辺りから山道だったかな・・・？

10/10 4:20

ここを乗り越えると岩々が(;'∀')　？と思って地図確認して間違えに気づいて戻る・・・

10/10 4:21

正解は左へ直角に曲がる・・でした。暗いと視野が狭くなる(;^_^A

10/10 4:25

また舗装路。昔、採石場があったらしく、通称「鉱山道路」というらしいです。

10/10 4:43

本格的な涸沢の登り。このマーキングを見失わないように。

10/10 5:10

すがもり越到着。

10/10 5:03

休憩所。明るくなって、山の上から見て納得の作り。落石注意個所でした。昔は小屋があったそうです。

10/10 5:02

この辺りは霧が発生しやすいらしく1962年の遭難事故の慰霊の意味で建てられたという「愛の鐘」
「大いなる九重の山に若人の
ゆめまもりてと祈る鐘なる」と書かれているそう（後日知る）

10/10 5:19

東の空が明るくなってきた。まだまだ急登

10/10 5:38

三俣山西峰への分岐から。

10/10 5:41

三俣山西峰到着1675m＼(^o^)／　マジックアワーを楽しみながらおにぎりとみそ汁の朝ごはんは最高の贅沢

10/10 5:41

大船山のシルエット

10/10 5:53

右は星生、左が久住など

10/10 6:14

大船山から登ってくるようです

10/10 6:25

キター！この瞬間、翌日は大船山山頂で朝陽を眺めることを決心。

10/10 6:43

三俣山本峰に向かいます。

10/10 7:01

分岐

10/10 7:05

三俣山本峰1744mからの由布岳

10/10 7:06

大船山、黒岳方面かな

10/10 7:11

次は�己�へ。正面は星生＆久住

10/10 7:14

南峰も行っときます

10/10 7:21

朝露で濡れる〜。レインパンツ履いててよかった

10/10 7:32

きつい登り

10/10 7:38

10/10 7:40

南峰からの大船山

10/10 7:47

北峰方面は難路（藪、急登、滑りやすいなど）らしいのでパス

10/10 7:51

ショートカットで�己�へ戻りますが、笹が茂っていて大変

10/10 7:52

大台ヶ原から三津河内山を歩いた時に下半身びしょびしょになったことを思い出します。景色も似てる。

10/10 8:45

すがもり越に下ります。

10/10 9:11

北千里浜へ。マーキングはほぼなく、この辺は暗かったら怖くて歩けないと思う・・・

10/10 9:42

ススキもあって気持ちいい場所ですが、この後はガレた急登

10/10 10:16

10/10 10:02

久住分かれ到着。こちらは星生山方向だった気がする・・・（今回は行きません）

10/10 10:03

こちらが中岳・久住方向だったかな・・・

10/10 10:28

疲れてきてるし、この辺りに詳しい方に「天狗ヶ城を経由するときつい」と聞いて巻きます。

10/10 10:29

そしてその方の後をついて御池近くをぐるっと歩く・・

10/10 10:34

10/10 10:47

ちょっと紅葉と天狗ヶ城

10/10 10:53

暑くなってきたのでレインパンツを脱いで中岳山頂へ。

10/10 10:54

中岳1792m。

10/10 11:10

東千里浜への下り。少しだけロープ

10/10 11:21

中岳を振り返る

10/10 11:21

稲星はパスして久住方面へ。ここも気持ちいいススキの原

10/10 11:27

ですが、藪藪。ロープの際がまし、ここが登山道かな。

10/10 11:33

地図には白口谷分岐と逆方向に久住へのショートカットルートがあるので行ってみるも藪藪で×。「みんなの踏み跡」もほぼないので、安全第一に戻って南登山口まで少し下る。

10/10 11:38

そして「神明水分岐」から中岳を目指します。

10/10 11:38

笹が茂って足元の見えにくい狭い登山道。

10/10 11:50

急登ですが、今日最後のピークなので頑張る（偽ピークでした( ；∀；)

10/10 11:56

久住のピークはあちら

10/10 12:00

ガレガレを通過して・・

10/10 12:05

久住1786m山頂。賑わってます。ここで昼ごはん。

10/10 13:41

硫黄山を眺めながら北千里浜を降る

10/10 13:56

すがもり越から法華山温泉へ・・

10/10 14:04

沢の音が聞こえてきた

10/10 14:14

本日のお宿

10/10 14:24

受付をすませて、おつかれ生〜＼(^o^)／

10/11 3:14

2日目スタート、今日も朝駆けで大船山へ。余裕もって早めのスタート

10/11 3:20

ガレてるし、枝道多いので慎重に。

10/11 4:47

段原到着。

10/11 4:49

めざす大船山のシルエットと星

10/11 4:54

道が狭い方が安心😮‍💨朝露で濡れますが今日もレインパンツ着用

10/11 5:20

大船山1786m 気温5℃くらい、微風ですがさすがにじっとしてると寒い

10/11 5:21

東の空は少し紅く

10/11 5:55

ソロ男性の後ろ姿を撮らせていただきました。

10/11 5:57

祖母山かな

10/11 5:58

だいぶ明るくなってきた

10/11 6:05

雲海がどんどんわいてきます

空を眺めながら、宿の朝食弁当をお茶漬けにしていただきます

10/11 6:16

雲がある方が好き❤️くっきりしたご来光ではなかったけど、雲海もくもく、雲と空の色が刻々と変わって。

10/11 6:23

雲海に浮かぶ由布岳

10/11 6:39

少し紅葉も🍁結局1時間以上山頂でまったり

10/11 6:52

次は高塚山（黒岳最高峰）へ

10/11 7:06

大船山避難小屋

10/11 7:06

中はきれいですが、宿泊は不可

10/11 7:14

米窪周りを半周。藪攻撃です。

10/11 7:28

米窪越の大船山

10/11 8:25

風穴分岐あたり。ここまでの下りがあまりにも長く（段原から風穴まで440mくらいの下り）帰りの登り返しが心配になり、撤退も考えつつ降りてきた・・・・

10/11 8:25

風穴。昔の火山活動で空いたものらしいです。

10/11 8:25

ロープで下に降りていた人のレコもありましたが、のぞくだけ。

10/11 8:29

ここからガレガレの急登。落石注意

10/11 9:12

きついです・・・

10/11 9:23

やっと見えてきた、右が天狗岩、左が高塚山

10/11 9:24

高塚山山頂1587m。樹木があって、眺望はあまりありません。

10/11 9:29

岩に登ってもこれが限界

10/11 9:41

天狗岩のほうが眺望良好らしいのですが、岩場なのでソロの今回はパス。

10/11 10:41

風穴あたりまで下ってきました。陽がさしてきて、往路よりも気持ちいい

10/11 11:55

再び、米窪半周。大船山に人がいます

10/11 13:39

狂い咲きのミヤマキリシマがあちこちに。

10/11 13:48

歩きやすくなってきたころに、ルートミスして立中山方面へ行きそうになり、戻る。ここを見落としたよう。

10/11 14:04

今までと比べると歩きやすい〜。

10/11 14:18

坊がつる帰還。ホッとしました。

10/11 14:36

狂い咲きのミヤマキリシマとススキのコラボ

10/11 17:35

宿の窓からの景色。

10/12 5:26

3日目。やまなみハイウエィがツールド九州で午前中、交通規制😢
想定外、最終日もナイトハイク。

10/12 5:54

せっかくなので、雨ヶ池越手前のここで朝ごはん

宿の鮭弁をお茶漬けとみそ汁ぶっかけに。よく考えたら3日とも朝焼けを眺めながらの贅沢ご飯となりました。

10/12 6:03

この朝の空が一番好みだったかも。赤→グレイ→ピンク

10/12 6:05

大船山のシルエット。ちょうどいいタイミングでした。

10/12 6:19

ここのベンチ。日の出を待っている時間はないので先を急ぎます。

10/12 6:30

雨ヶ池あたり

10/12 6:30

雨が降ると池になるらしい

10/12 7:24

タデ原湿原まで戻ってきました。朝陽が見送ってくれます。ありがとう、くじゅう。

10/12 11:28

下山後、交通規制前にやまなみハイウエイを脱出し、別府インターで降りて「ひょうたん温泉」へお風呂も食事も良かったです。
贅沢に「地獄ずくし御前」蒸し物に時間がかかるため、出てくるまでにノンアルがほぼ終わり( ；∀；)おいしゅうございました。

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

なお

今年一番の遠征計画は7月に悪天候で延期した（四国・剣山に変更）白山＆別山＋αを予定してましたが、どうもまたお天気が怪しい・・土日祝日は使わずに行きたいので、色々考えた挙句、今まで「遠くてムリ～」と思っていた九重へ。
1週間前に決心→飛行機・レンタカー・宿の予約、山の情報収集・・・

「山頂から朝の空を眺めたいな」
「法華院温泉山荘に2泊して九重をのんびり歩き回る」
「広葉樹の原生林がある黒岳にも足をのばせたら・・ついでに大船山も」
山もルートもいっぱいあって、どこをどう歩こうか？と迷います。そして山行直前に「下山日の午前中、ツールド九州でやまなみハイウエイが交通規制」と知り、初日と2日目にしっかり歩き、最終日は早朝に下山、温泉でゆっくりすることに。

九州入りをした日は1時間で登れる沓掛山を登ったり、翌日の登山口を確認したりとのんびり過ごし、車中泊。

初めての山をナイトハイクで登るのは不安でしたが長者原からの「三俣山」なら半分は鉱山道路なのでなんとかなるか？！と決行。Ⅳ峰に着くまでは誰にも会わず、不安でいっぱいでいしたが、なんとか登頂、大船山から登る朝陽を見て「明日は大船山から朝陽を見る！」と決めたのでした・・・・

明るくなってから、中岳、久住をまわり、法華院温泉山荘へ。途中、疲れてきて「久住はパスしようかな・・・」とも思ったのですが、翌日は黒岳・大船山方面へ行きたいので、休憩を多めにとりながらなんとか予定コースを歩き切ることができました。

三俣山Ⅳ峰でお会いしたソロ女性と久住への登りや法華院への道で再開、その都度お話させていただきパワーをチャージ。宿の食事でも相席、楽しいおしゃべりタイム。ありがとうございました😊

法華院はいいお宿、とは聞いていましたが、花も紅葉もない閑散期の平日ということもあり、空いていて心地よく過ごすことができました。お風呂も食事も良くて、山小屋というより鄙びた旅館。でもミヤマキリシマや紅葉の時期は混雑だろうなあ・・・

2日目。大船山への朝駆け。こちらは最初からガレた急登、枝道多く、初日同様ドキドキしながら山頂へ。ここでも朝の空を眺めながらの朝ごはんタイム。山頂でたっぷり過ごしてから、地味にきついらしい黒岳（高塚山だけ）へ出発。

帰りの米窪でソロ男性にお会いするまでは誰にも会わなかったのと、思った以上に「風穴」までの下りが長く、高塚山までの登りに加えて帰路の登り返しが不安になり、何度も引き返そうかな・・・・と。ちょうどガスってきて暗い雰囲気の森が余計に不安感をあおります。
幸い、身体の痛みは出ず、疲労はそれほどでもなかったので自分を励ましつつ、高塚山へ。眺望はあまりききませんが、達成感はいっぱい。雲海を眺めながら、貸し切りでランチ。
帰路はガスも抜けて明るくなった苔と巨岩の森に癒されながら、米窪まで戻るとひと安心。

米窪越しの大船山を眺めながらコーヒータイム。
そこで通りかかったソロ男性（なんと大阪から。
70歳すぎなのにソロでテント泊👏）としばしお話。元気をいただき、下山しました。
坊がつるに戻った時の安堵感、山行中相当心細かったんだなあ、と実感です。

そして、最終日も交通規制を避けるべく、暗いうちに出発。雨ヶ池越近くに大船山を眺められるベンチがあるらしいので、そこでの朝ごはんが楽しみ。ちょうどいいタイミングで空の色が変わっていくのを眺めることができました。

山行を終えてみれば、3日間ともナイトハイクからの空を眺めながらの朝ごはん。
明け方の空が大好きな私にとっては最高の贅沢。

関西だったら熊さんが怖くて最近はソロでナイトハイクに行けてなかったので熊さんのいない四国や九州のお山はありがたい（鹿の気配は濃厚でしたが）
雰囲気の違ういくつかのお山にも登れ、温泉も満喫し満足な山旅でした。

コメント

mitamapa

初めまして！

すごいレコ、ご経験と度胸がなせる山行、これがくじゅう、同じ場所にいたとは思えませんでした。あとで学ぶとはこのことですね、堪能させていただきました。

なお

mitamapaさん
はじめまして😊コメントありがとうございます♪

経験はそれほど多くないのですが、今回は度胸と慎重さが自分の中でせめぎ合いながらの山行でした。
確かに濃い〜九重、特に坊がつるからの高塚山は山友さん誘っても嫌がられるだろうルート、自分も途中からトレーニング気分でした😅

ひでちゃん

予定変更したけど、結構楽しめたみたいだね⛰️思ったより、ガッツリ山行にびっくりしましたが😅

なお

ひでちゃん
思いがけずガッツリ歩きました。笹薮、急坂のアップダウン、滑りやすい、って焼山のトレーニングか⁉️って思ったよ💦
九重行くときもご一緒しますぜ‼️