剱岳（ようやく叶った試練と憧れへの挑戦。早月尾根はキツかったけれど、好条件のもと山友さんと楽しい時間を過ごすことができました！）
MonsieurKudo
makimiso
体力度について
- GPS
- 15:42
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,381m
- 下り
- 2,378m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 12:36
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 15:42
| 天候 | 早朝〜お昼：快晴 お昼以降：ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
馬場島荘と、その手前2箇所に分かれています。 全部で100台程度無料で駐車できます。 馬場島荘の少し先に、24時間利用可能なトイレがあります。（照明はないので、夜間はヘッデンが必要です。） ここまでの道路は全面舗装されていますが、急カーブが多く、1.5車線でところどころ段差があるため、スピードは控えめに。 以下、登山口ナビさんのページ（ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-10199 ）からの引用です。 緯度経度：36.649001 137.552107 剱岳の早月尾根登山口となる馬場島の無料駐車場（標高720m）。 アクセスは北陸道の立山ICを下りて県道3号線の上市方面へ左折、2.4kmほど先の正印西の交差点を馬場島・上市市街方面へ右折、道なりに県道46号線・333号線を進むと馬場島橋を渡った先の左手に3ヶ所に分かれて駐車場がある（中段のみ舗装）。 トイレは番場島荘前の公共駐車場にある。山荘のすぐ先で左に分岐する林道を進むと猫又山の登山口、早月尾根の登山口前の車道をさらに進み立山川を渡った先には中山とクズバ山鞍部方面の登山口もある。なお、県道333号線は伊折ゲートより先は12月初旬から4月下旬まで冬期閉鎖となる。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
早月小屋までは特に危険箇所はありません。 |
写真
（ほんとはこんなに明るくないです。iPhoneの補正効果は凄いな〜）
2時過ぎに登山口を出発し、早月尾根を登ること3時間と少し。空が明るくなってきて、隣りに赤谷山（左）と白ハゲ（右）が見えてきました。
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空が明るくなってきて、隣りに赤谷山（左）と白ハゲ（右）が見えてきました。
小屋まで行ったら大休憩する予定です。
まきみそさんは猫又山がお気に入りだそうです。
まあ、ここは鎖を使わなくても岩と木の根だけで十分登れました。
岩はザラザラしていてフリクションが良く効きます。
早月小屋前にある広場に到着しました。ここが丸山の山頂みたいです。
自分はこの場所でじっくりと撮影することにしました。
元々小屋前で大休憩する予定だったので、まきみそさんには先に小屋前へ行ってもらいました。
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ここが丸山の山頂みたいです。
自分はこの場所でじっくりと撮影することにしました。
元々小屋前で大休憩する予定だったので、まきみそさんには先に小屋前へ行ってもらいました。
あまりに雄大な山容に、思わず何枚も撮ってしまいました。
いつか登りに行きたいな。
北西側。
富山平野、早月川、富山湾をバックに。
・・・白飛びしちゃって何が何やらですがw
早月小屋。もう小屋閉めした後です。
小屋前の広場で休憩しましたが、動いていないとめっちゃ寒かったです。
まきみそさんは、上着とレインウェア上下も着て完全武装に。
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もう小屋閉めした後です。
小屋前の広場で休憩しましたが、動いていないとめっちゃ寒かったです。
まきみそさんは、上着とレインウェア上下も着て完全武装に。
杓子岳は白馬鑓の左奥にチラリと見えています。
あの辺りで救援要請があったのかな？
・・・まあ、上ではもっと絶景が待っているでしょうから、先を急ぐことにしますか。
左が薬師岳、右が北薬師岳です。
まきみそさんは、ここにトレッキングポールをデポしました。
居合わせた人たちと暫し会話を楽しみました。
左から朝日岳、清水岳、雪倉岳、旭岳、白馬岳。
いつか歩いてみたいですけど・・・。
手前に置かれた石はバリケード？
下りが大変そう・・・。
まきみそさんも、下りを心配されていました。
待って〜。
ここまで来ればゴールは見えましたね。
あと700mあるし、ここからが核心部なのです。
前方に見えているのはエボシ岩です。
ちょっとだけ雲が湧いてきちゃったかな？
鎖をしっかり掴んで登れば難しくありません。
こうしてみると、確かにハサミに見えなくないかな？
富士山も見えとるやないですか！
手前はスバリ岳ですね。
ワンちゃんを連れて登っていた男性がいました。（途中で何度かお会いしました）
男性の許可をもらって撮らせていただきました。
かわいい。
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（途中で何度かお会いしました）
男性の許可をもらって撮らせていただきました。
かわいい。
登頂してすぐに飛ばしました。
祠の前は混雑していたので。
早月小屋の南西約1km地点上空から見た剱岳。
前剱の南西約1.5km地点上空から見た剱岳。
剣山荘の南東約600m地点上空から見た剱岳。
真砂沢ロッジの北西約1.7km地点上空から見た剱岳。
剱御前小舎の上空から見た雷鳥沢、みくりが池、室堂。
＜ドローン空撮＞剱御前小舎の上空から見た室堂平、浄土山、みくりが池。
奥の山は左から笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳。
手前の山は浄土山（左）と国見岳（右）。
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剱御前小舎の上空から見た室堂平、浄土山、みくりが池。
奥の山は左から笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳。
手前の山は浄土山（左）と国見岳（右）。
剱御前小舎の上空から見た龍王岳。
奥は左から槍穂、水晶岳、赤牛岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳。
剱御前小舎の上空から見た立山。
奥は左から針ノ木岳、餓鬼岳、燕岳、常念岳、槍穂、水晶岳、赤牛岳、笠ヶ岳。
立山をアップで。
左から富士ノ折立、大汝山、雄山。
＜ドローン空撮＞剱御前小舎の上空から見た立山連峰・後立山連峰。
左から唐松岳、五竜岳、鹿島槍、布引山、爺ヶ岳、岩小屋沢岳。
手前は黒部別山。
最前のガレた山は別山かな。
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剱御前小舎の上空から見た立山連峰・後立山連峰。
左から唐松岳、五竜岳、鹿島槍、布引山、爺ヶ岳、岩小屋沢岳。
手前は黒部別山。
最前のガレた山は別山かな。
剱御前小舎の上空から見た剱岳。
左奥は毛勝三山、後立山連峰の山々。
剱岳をアップで。
惚れ惚れするほどカッコイイですね！
後立山連峰をアップで。
雪倉岳、旭岳、白馬岳、白馬鑓、不帰ノ嶮、唐松岳。
剱御前小舎の上空から見た富山湾。
中央が昨日登ったクズバ山ですね。
剱御前小舎の上空から見た奥大山岳・大日岳。
稜線に付けられた登山道が見えますね。
＜ドローン空撮＞前回まきみそさんと一緒に登った唐松岳の時のように、全方位で撮りました。
まきみそさん、付き合ってくれてありがとうございます！
まずは奥大日山、大日山方面をバックに。
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前回まきみそさんと一緒に登った唐松岳の時のように、全方位で撮りました。
まきみそさん、付き合ってくれてありがとうございます！
まずは奥大日山、大日山方面をバックに。
まずは北東側の後立山連峰。
左から富士ノ折立、大汝山、雄山。
右奥に槍穂も見えていますね。
手前は別山です。
右奥に双六岳の稜線から顔を出した高天ヶ原が見えています。
右手前に赤牛岳が重なります。
一の越山荘の下にまだ雪渓が残っていますね。
後の笠ヶ岳がガスに隠れてしまいました。
奥には黒部五郎岳や水晶岳、手前には奥大日岳と大日岳が見えました。
サンナビキは漢字で「山靡」と書き、猟師言葉で「山中の宿泊所」という意味だそうです。
山容が対象的なこのコンビ、たまらなく好きです。
＜ドローン空撮＞2600m地点で大休憩。
ここで一緒になった皆さんを誘って一緒に撮りました。
（皆さん、ここまでで何度もお会いしています）
残念ながら、剱はガスの中。
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2600m地点で大休憩。
ここで一緒になった皆さんを誘って一緒に撮りました。
（皆さん、ここまでで何度もお会いしています）
残念ながら、剱はガスの中。
辺りはすっかりガスガスです。
まあ、もう撮るものないので、別にいいですけど。
特に展望はありませんけど・・・。
暗くはなりましたが、あれだけ上でのんびりしてこの時間なら、まあ良いんじゃないでしょうか。
今日は「つるぎふれあい館 アルプスの湯」に入ります。
広くて良い温泉でした。
アルプスの湯の近くにあるラーメン屋「都（みやこ）」でまきみそさんと一緒に夕食。まきみそさんは豚骨しょうゆ大盛、自分は豚骨味噌を食べました。
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まきみそさんは豚骨しょうゆ大盛、自分は豚骨味噌を食べました。
なんと、ここでは剱岳のオリジナルグッズを販売しているのです。
こんな感じです。素晴らしい！
バッジと長袖Tシャツ、手ぬぐいを購入しました。
ちなみに店長である久我さんは、「合同会社MOT・かみいち盛り上げ隊」の隊長さんでもあります。
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素晴らしい！
バッジと長袖Tシャツ、手ぬぐいを購入しました。
ちなみに店長である久我さんは、「合同会社MOT・かみいち盛り上げ隊」の隊長さんでもあります。
手ぬぐい、長袖Tシャツ。
感想
ついにこの日がやってきました。
念願の剱岳です。
まあ、今までも登ろうと思えば登れたかと思いますが、なんか後回しになってしまいました。
いろんな山から剱を見て「今年こそは登るぞ！」と登る登る詐欺（笑）を繰り返すこと数年間w
8月にヤマッパーの山友さんと一緒に唐松・五竜縦走をしたときに、計画が持ち上がりました。
本当は9月の連休に行く予定だったのですが、天気が悪くて中止。
今年の無雪期に登れるラストチャンスとして、10月の連休で狙っていました。
事前の天気予報は上々。
予報通りなら、かなり良いコンディションの中、登れるはずです。
馬場島荘前の駐車場を2時過ぎに出発。
今回は睡眠も十分取ったので、体調は万全です。
たぶん、前日のクズバ山の疲れも残っていないはず・・・。
とはいえ、飛ばすと後半バテるので、極力ゆっくりと登りました。
（まきみそさんが本調子でないということもありました）
真っ暗な中登る急登はまさに修行の域でしたが、まきみそさんと一緒に話しながら登りました。
ひとりだったらもっとキツかったかもしれません。
辺りが明るくなってくると、隣りに猫又山が見えてきました。
その山容は雄大でカッコ良く、まきみそさんと二人で何度も「かっけーな！」って言ってました。
だいたい4時間半くらいで早月小屋に到着。
太陽はまだ剱岳に隠され、小屋前はかなり寒かったです。
大休憩したのですが、かなり身体が冷えてしまいました。
まきみそさんは上着とレインウェアも上下着こんで防寒。
自分も小屋まではインナー＋メリノウールの厚手長袖シャツ1枚だったのですが、さすがにもう1枚着ることにしました。
小屋から先は岩稜帯へ入っていくので、ヘルメットを装着。
いよいよ往路の後半戦に突入です。
難易度はそんなでもなかったですが、ずっとガレ場や岩稜帯が続くので気が抜けません。
まあ、自分は久しぶりにガッツリと岩稜帯歩きができてめっちゃ楽しかったのですがw
2,800mより先はさらに険しくなり、鎖場も多数。
慎重に登っていきました。
そして馬場島を出発してから約8時間半、ついに剱岳に登頂できました。
山頂からは360度の超絶景。
富士山まで見ることができました。
風も無く、これ以上ないくらいのコンディションでした。
（まきみそさんは前回、もっと良いコンディションを経験されたそうですが）
思う存分・・・とまではいきませんでしたが、まきみそさんをあまりお待たせしないように手早く写真撮影を済ませました。
（それでも山頂滞在時間は、約束の1時間を少しオーバーしてしまいましたがw）
下山は、まきみそさんがあまり得意ではない＆本調子ではないということで、極力ゆっくりと下りました。
自分は反対にすこぶる調子が良く、いつもの6割のくらいのスピードに押さえました。
ですが、ひとりだったら調子に乗ってひょいひょい下り、思わぬところで怪我したかもしれないので、きっとこれで良かったんだと思います。
山頂から早月小屋までは2時間19分、早月小屋から馬場島までは3時間21分で下ってくることができました。
18時前には下山できましたが、辺りはすっかり暗くなってしまいました。
ちょっと休憩時間を多く取り過ぎたのが反省点でしょうか。
ともあれ、まきみそさんと二人揃って無事下山できたので良しとしましょう。
下山後はまきみそさんと上市町にあるアルプスの湯へ。
疲れた身体を休めながら、山談義に花が咲きました。
温泉を出てから「都」でラーメンを食べ、ファミリーマート上市中央店へ。
そこはコンビニでありながら、店舗の一角で剱岳グッズを売っているという珍しいお店です。
店長の久我さんはとても気さくな女性で、話すのがとても楽しかったです。
自分は剱岳の山バッジと手ぬぐい、長袖Tシャツを購入しました。
良い買い物ができてホクホクです。
そして、この時は忘れていましたが、自分は久我さんのことを実は知っていたのでした。
以前（2023年12月9日）長野の南沢山＆横川山に登ったとき、ヤマッパーのかずみさんと会って仲良くなり、一緒に行動しました。
その際、かずみさんから山名刺を2枚いただいたのですが、そのうちの1枚には「MOT・かみいち盛り上げ隊 隊長」の文字と、久我さんの名前がありました。
その時のことを自分は日記に書いていました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/229168-detail-316972
MOT・かみいち盛り上げ隊の活動のひとつが、ファミリーマート上市中央店での剱岳グッズの販売なのです。
いや〜、世界って意外と狭いですねw
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好天の連休何処へ行っているのかな？と思っていたら剱でしたか！
早月尾根1day kudoさんなら楽勝でしょう。
いつもコメントありがとうございます。
やっと剱に行けました。
まあ、楽勝ではなかったですが、やっぱり体調って大事ですね。
前に行った唐松五竜より全然楽でした。
これだけロング山行だと、荷物の重さも相まって大変だったでしょう
剱岳山頂付近はガレていても足場や鎖がしっかりしてるから怖さをあまり感じませんでしたが、やはり何も無いガレ場は要注意ですね
しかし富士山も見てたとは羨ましすぎます
そしてファミマの剱岳グッズ
剱岳に昇る前日、そのTシャツをmittiさんからいただきました
山頂へ行く時着用するつもりでいましたが、ザック内で雫を垂らして出て来ました
受け取ってパックの中に入れなかった私のミスですが、後にも先にもあそこまでザックの中に水が溜まっていた事はありません😅
その後は雨対策に気を使う様になりました
いつもコメントありがとうございます。
自分の場合、撮影機材とかドローンとか余計なものをいっぱい持っていってますので、普通の人の2倍くらい重たくなってるかもしれません。
でも好きだからしょうがないですよねｗ
ファミマの剱岳グッズはあの界隈では有名らしいです。
店長の久我さんはとても気さくな方で、レジそっちのけで山談義に付き合ってくれました（笑）。
雨山行ってあまりしないので、きちんと対策できてなかったりしますよね。
自分も装備を見直そうかな。
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