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Yamareco

記録ID: 7356305
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

日帰りアルプス〜鳳凰三山から早川尾根、アサヨ峰に辿り着けず

2024年10月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:43
距離
19.7km
登り
2,078m
下り
1,932m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:38
休憩
1:03
合計
9:41
4:06
3
4:09
4:12
51
5:03
5:05
31
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6:11
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8:53
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11:09
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98
12:49
12:55
9
13:05
ゴール地点
天候 三連休は晴天予報。であるが故、金曜に休暇。登山口駐車場問題に登山道での混雑を回避。晴天そのものの鳳凰三山。
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
心配した夜叉神駐車場。午前1時30分到着は、かなりの余裕。下山後、陽の当たる駐車場はガラガラ。芦安駐車場は午前4時、ほぼ満車だったとか。白峰三山、北岳に多くの人が向かった訳だ。みんな北岳に行ってしまった広河原からバス。14時発はガラガラ。
コース状況/
危険箇所等
赤抜沢ノ頭からの早川尾根。白鳳峠までの前半、赤抜沢ノ頭直下はアドレナリンな岩場の急下りが楽しめる。でもそれ以降は、白鳳峠を挟んでの森林限界(?)はただの急坂のガレ場。ちょっと飽きてしまう。大変なのは樹林帯に入ってから。樹林帯の中、三点支持での下山。かなり記憶にないかも。夜叉神峠小屋のオヤジさんに、アサヲ峰から広河原と伝えた処、「ちゃんと計画立ててや。まぁ、その荷物なら行けるだろうけど」と否定的に言われたのは、この事かと悟る。このルート、登っても陽射しでヤラれる。下りは閉口。もう使いたくないかも・・・。
その他周辺情報 広河原山荘。2年前にリニュアルされたとあって綺麗だった。バスの待ち時間でお蕎麦を頂く。まっ、普通だけどね。
ALTRAモンブランは、前回小蓮華でなんとソールが剥がれてしまう。1回しか使用していないのに、と購入したYAMAP STOREに相談。メーカーで交換。三連休最終日に到着。デッカいカメラ、胸に晴天に向おう!
2024年10月10日 21:13撮影 by  iPhone 14 Pro Max, Apple
10/10 21:13
ALTRAモンブランは、前回小蓮華でなんとソールが剥がれてしまう。1回しか使用していないのに、と購入したYAMAP STOREに相談。メーカーで交換。三連休最終日に到着。デッカいカメラ、胸に晴天に向おう!
星空スタートは、随分と久しぶり。夜叉神って響きが、家の者からは、丑三つ時スタートを気味悪がられ。苺平の少し手前。標高2,300mあたりで白峰三山。これ以降、砂払岳までほぼほぼ樹林帯の中。もっと綺麗に木々の向こうにモルゲンロートが見えていたハズ。仕方がない。
2024年10月11日 05:37撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 5:37
星空スタートは、随分と久しぶり。夜叉神って響きが、家の者からは、丑三つ時スタートを気味悪がられ。苺平の少し手前。標高2,300mあたりで白峰三山。これ以降、砂払岳までほぼほぼ樹林帯の中。もっと綺麗に木々の向こうにモルゲンロートが見えていたハズ。仕方がない。
苺平からダラダラと下り、辻山は当然の如くパス。南御室小屋の少し手前で茅ノ岳への眺望が瞬間開ける。甲府盆地の雲海が美しい。この日初めて出会った人。南御室小屋泊の男性。ともに愛でる。彼は「仕事で来ているから」と意味深。鹿の調査との事。山談義ならぬ、鹿談義、いや鹿講義を受けて。いつものペラペラ長T姿は、高度を上げての陽射し無い樹林帯に少し冷えてきた。南御室小屋、ダメ元で「何か温かいものを・・・」と頭の中は双六小屋のホットカルピスをイメージ。「まだ、お湯を沸かしていません」と断念。
2024年10月11日 06:30撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 6:30
苺平からダラダラと下り、辻山は当然の如くパス。南御室小屋の少し手前で茅ノ岳への眺望が瞬間開ける。甲府盆地の雲海が美しい。この日初めて出会った人。南御室小屋泊の男性。ともに愛でる。彼は「仕事で来ているから」と意味深。鹿の調査との事。山談義ならぬ、鹿談義、いや鹿講義を受けて。いつものペラペラ長T姿は、高度を上げての陽射し無い樹林帯に少し冷えてきた。南御室小屋、ダメ元で「何か温かいものを・・・」と頭の中は双六小屋のホットカルピスをイメージ。「まだ、お湯を沸かしていません」と断念。
砂払岳直前。花崗閃緑岩が急に目立ち始める。岩を登って開ける眺望は、いい。とてもいい。これだから来たくなる。白峰三山一望。長いなぁ、デッカイなぁ。南を向けば、雲海にそびえる富士も。
2024年10月11日 07:29撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 7:29
砂払岳直前。花崗閃緑岩が急に目立ち始める。岩を登って開ける眺望は、いい。とてもいい。これだから来たくなる。白峰三山一望。長いなぁ、デッカイなぁ。南を向けば、雲海にそびえる富士も。
薬師ヶ岳小屋で、も一度ダメ元で「何か温かいものを・・・」のリクエストに小屋のオヤジさん、「まだ、お湯をわかしていない」と。せめて何か羽織れば良いのだろうが、陽射しを受けての登りを思うと躊躇。「日帰りでアサヨ峰を目指して広河原に下りようかみようかと」と中途半端なオヤジさんへの問いかけが良くなかったか。「最近、事故が多いし・・・」云々。「まっ、それくらいの荷物なら行けない事は無いし」と、厳しめのコメント。砂払岳辺りからの美しすぎる眺望に、心の中に「何もアサヨまで急いで行かなくても、今日はのんびりこの稜線歩きを楽しもうか」と思いが過っていたのは事実。更にのんびりモードで薬師ヶ岳。年配の男性が自撮り、上手くいかなそうでお声がけ。北岳、鳳凰山をバックに2枚。お礼に僕も取って頂く。彼の「ゆっくり楽しめる景色ですね」の言葉に、尚更歩みは鈍くなる。
2024年10月11日 07:57撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 7:57
薬師ヶ岳小屋で、も一度ダメ元で「何か温かいものを・・・」のリクエストに小屋のオヤジさん、「まだ、お湯をわかしていない」と。せめて何か羽織れば良いのだろうが、陽射しを受けての登りを思うと躊躇。「日帰りでアサヨ峰を目指して広河原に下りようかみようかと」と中途半端なオヤジさんへの問いかけが良くなかったか。「最近、事故が多いし・・・」云々。「まっ、それくらいの荷物なら行けない事は無いし」と、厳しめのコメント。砂払岳辺りからの美しすぎる眺望に、心の中に「何もアサヨまで急いで行かなくても、今日はのんびりこの稜線歩きを楽しもうか」と思いが過っていたのは事実。更にのんびりモードで薬師ヶ岳。年配の男性が自撮り、上手くいかなそうでお声がけ。北岳、鳳凰山をバックに2枚。お礼に僕も取って頂く。彼の「ゆっくり楽しめる景色ですね」の言葉に、尚更歩みは鈍くなる。
薬師ヶ岳まで来ると、八ヶ岳への眺望が開ける。観音岳の紅葉と一緒にカメラに収めてみる。
2024年10月11日 08:01撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 8:01
薬師ヶ岳まで来ると、八ヶ岳への眺望が開ける。観音岳の紅葉と一緒にカメラに収めてみる。
観音岳。山頂は岩場。少し登って、ここまで何回も振り返った富士をもう一度。薬師ヶ岳と一緒に雲海に浮かぶ姿。ますますここから離れたくなくなる。歩く砂には結構な長さの霜柱。おそらくは気温は0℃程度か。陽射しの強さとほぼ無風が相俟って、それほどの寒さを感じず。この日は結局、ペラペラ長Tで通した。
2024年10月11日 08:24撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 8:24
観音岳。山頂は岩場。少し登って、ここまで何回も振り返った富士をもう一度。薬師ヶ岳と一緒に雲海に浮かぶ姿。ますますここから離れたくなくなる。歩く砂には結構な長さの霜柱。おそらくは気温は0℃程度か。陽射しの強さとほぼ無風が相俟って、それほどの寒さを感じず。この日は結局、ペラペラ長Tで通した。
甲斐駒も眺望に入ってきた。ますますのんびりな歩みとなる。赤抜沢ノ頭からの紅葉にオベリスク。ここの北上は2度目。あれっ、こんなに高低差があったものかと記憶を辿る。辿った処で往く道が変わるわけでもない。9時30分〜10時くらいに白鳳峠に居たらアサヨ峰に向おうと思っていた。14時のバスに間に合うかと。もう随分前に、ペースは変わっていたが。
2024年10月11日 08:34撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 8:34
甲斐駒も眺望に入ってきた。ますますのんびりな歩みとなる。赤抜沢ノ頭からの紅葉にオベリスク。ここの北上は2度目。あれっ、こんなに高低差があったものかと記憶を辿る。辿った処で往く道が変わるわけでもない。9時30分〜10時くらいに白鳳峠に居たらアサヨ峰に向おうと思っていた。14時のバスに間に合うかと。もう随分前に、ペースは変わっていたが。
オベリスクはいつもカッコいい。もう2度訪れいている地蔵ヶ岳。テッペンに登れるわけでもなく、山頂の標識は、随分と下った砂。往復20分程度だが、少し面倒になる。眺望はここが一番。赤抜沢ノ頭!
2024年10月11日 09:41撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
1
10/11 9:41
オベリスクはいつもカッコいい。もう2度訪れいている地蔵ヶ岳。テッペンに登れるわけでもなく、山頂の標識は、随分と下った砂。往復20分程度だが、少し面倒になる。眺望はここが一番。赤抜沢ノ頭!
赤抜沢ノ頭から早川尾根。出会ったパーティは1組だけ。5〜6人で賑やかに南御室小屋方面を目指していると。白鳳峠からの下りを尋ねる。「もう、とにかく登りだった」とだけ。笑いながら。確かに、僕もきっと尋ねられたら、笑いながら「とにかく下るだけ」としか言わないかも。
2024年10月11日 10:28撮影 by  ILCE-7RM5, SONY
10/11 10:28
赤抜沢ノ頭から早川尾根。出会ったパーティは1組だけ。5〜6人で賑やかに南御室小屋方面を目指していると。白鳳峠からの下りを尋ねる。「もう、とにかく登りだった」とだけ。笑いながら。確かに、僕もきっと尋ねられたら、笑いながら「とにかく下るだけ」としか言わないかも。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

お天気な三連休。とならば山行、駐車場満車問題
回避の金曜休暇。狙い通り、夜叉神登山口は余裕

当初計画、飛越tun.⇄黒部五郎。見晴予報、悪化
空木⇨木曽駒、南ア北部の見晴予報に逡巡。結果

夜叉神ピストン予定が良くない心騒ぎ。早川尾根
アサヨ峰目指すが鳳凰三山眺望、抜群。のんびり
白峰三山左手、後方の富士。楽し過ぎる稜線歩き
アサヨ峰、とうに諦め。実にこれが救ってくれた

高嶺〜白鳳峠経由の下り傾斜。ヤバい。勘弁して
水平移動2.8km 高低差1,211m 平均勾配43.2%
下りに困惑ないオイラ。久方、樹林帯の三点支持
薬師岳小屋のオヤジ。アサヨに大丈夫かとの視線
下山後、広河原infoCのオヤジ「あの二つはねぇ」
帰路のバス、語らった青年。そんなもんです、と
この青年。厳冬期の北岳、何日も掛けるガチ山屋

登りも下山も、もう白鳳峠。やらないと心に固く

【photos】
https://photos.app.goo.gl/NnQRcrcEQUY5GRPk9
【雑感】
この処、人気の山はとにかく人が多い。敢えて避ける必要も無いが、どうせなら晴天の空と眺望を独り占めしたいとの煩悩。いや、適度に行き交う人と言葉を交わしながら、静かな稜線を歩きたい。その狙いはピッタリと当たった鳳凰三山から早川尾根。当たり過ぎ、静かに眺めながら、止まりながら、歩きたくなる別の煩悩。早川尾根縦走は、別で考えればいいや、と。10月に入っても、11時過ぎから沸き立つ雲。まだ夏の様相。それなら眺望が悪くなる時間帯で下山を。合理的な判断と自画自賛。もっとも、最近のトレーニング不足ならぬトレーニングゼロ状態で、持久力が落ちている事は否めない。出だしの1,000m程度の登りはコースタイム✕0.4程度だが、それ以降はダメダメ。ロング再開に向けて考え直さなければ。いや考え直すのでなく、体を作り直さなければいけない。
そしてもう一つ。山道は王道がいいと深く実感。普通ならば夜叉神から鳳凰三山ピストンが定番。当初はそのつもりだったが、「おや広河原に降りれる」「14時、16時のバスで夜叉神の戻れる」「これは楽チンかも」「いやいや、それならアサヨ峰も」などと考えてはいけなかった。ちゃんとピストンすべき、王道で往くべきだった。
少ない往来の登山者であったが、いろいろな方と語らえた。鹿の調査を仕事とされている方。随分と大きなザックを背負っていた。何日、山に入っていたのだろうか、伺えなかった。薬師ヶ岳で写真を撮って頂いた年配の男性。考えてみたら、あの時刻に小屋から地蔵ヶ岳に行ってきたと。健脚な方だった。観音ヶ岳を過ぎた辺り。おにぎりを食べていた僕を追い越し、夜叉神ピストンと。僕が広河原へのルートを告げると「あぁ、そういう手があったんですね」。ただ、彼の方が正しかったかも。早川尾根で唯一であった賑やか5〜6人組の男女。どこまでも声が聞こえたような気が。そして、広河原下山、北岳からの吊橋を同時刻に。北岳に人が居過ぎて、そして体調も今ひとつとして、途中下山した若者男子。よくよく伺うと、厳冬期北岳に3〜4日掛けて登頂するツワモノ。14時のバスを待つ間、そして夜叉神までの41分間、いろいろなお話をしてもらう。山は深いとあらためて実感。


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