地蔵尾根と仙塩尾根
- GPS
- 25:32
- 距離
- 72.4km
- 登り
- 5,857m
- 下り
- 5,992m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:27
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:30
- 山行
- 12:07
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 12:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奈良田から早川町民バス:町民バスながら登山客がたくさん |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ危険個所なし。塩見への登りのザレ場が通行止めのため、東方のハイマツ帯を踏んでいくことになっている。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉。良い湯でした。 身延まんじゅう屋は17時で終了。甲府駅で購入 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | 食欲がなく、おなかの調子も悪かったので食料を余してしまった。 |
感想
今回の目的は塩見岳と農鳥岳。南アルプスの主要尾根で行っていない地蔵尾根と仙塩尾根だ。まだまだ行ったことないところいっぱいあるけどね。
さて、連休初日の茅野駅は大混雑。そばを食べてから並ぶ。みんなザックを置いてどこかに行っているので薬局で携帯トイレを調達。なんとか座れたバスは定刻に出発、到着した仙流荘からみんなと逆方向に歩きだす。市野瀬までは4km余り、TJARの中継所を見学し、トイレを済ませて歩きだす。柏木駐車場までは車道だがかなり急傾斜。駐車場の水は美味いが背負うとかなりツライ。夏は食料水を入れて8kg切っていたけど今日は12kg超えていると思う。
地蔵尾根は急登というより林道歩きを織り混ぜ長い。なんとか予定を巻いて明るいうちに松峰小屋に到着。小屋はかなり掘立て形式ではあるが寝るには支障はない。早めに床について明日に備えて目を閉じた。
2時前起床で3時出発、さすがに夜の地蔵尾根は道が不明瞭で行きつ戻りつになるがなんとか大きなミスはなかった。5時ごろ稜線に出ると明るくなり、北アルプスまで見渡せる天気の良さ。仙丈ヶ岳も前回のガスガスを取り返して余りある景色。大仙丈ヶ岳で行動食を補給し、下り出すが、下りの激しさと三峰岳の登りに気持ちが暗くなる。このあたりの紅葉はまだまだ。稜線はハイマツと針葉樹、時折ある広葉樹はチラホラといったところ。
仙塩尾根は野呂川越までは基本下り基調だがアップダウンはかなりある。登りの度に足腰と肩にかなりのダメージになる。正直これから三峰岳の登りという段階で歩みのペースは落ちていた。特に最後の標高差300mは勾配もキツイ上に危険箇所もあり休みながら痛みをごまかしながら進む。
三峰岳の景色も三峰岳からの下りも素晴らしいのだが余裕なし。熊ノ平小屋に着くと同時に寝袋を引っ張り出し、その日の行動は打ち止め。おまけにお腹の調子も悪く、緩いのと同時に食欲もない。携帯トイレの在庫も心配なので胃腸薬を多めに飲んでご飯も少量にして様子を見る。胃腸薬は重要なことを思い知った。で、塩見岳は翌朝に回した。荷物を小屋にデポすれば疲れているとは言っても走れるはず。8時までに小屋に戻れれば奈良田からのバスも間に合うかも。という皮算用をするがそんなに上手くいくか、という疑問も湧く。悶々としているうちに起床時間になりとりあえずお腹の調子も治まっているので出発することにする。
仙塩尾根後半部分は夜でもコースロストしそうな箇所は少ない。まずまず走りやすそう。時々岩場があるのと、北荒川岳周辺のだだっ広い砂場が難しい。塩見岳への急登にかかるとザレていて横も絶壁で難しい。さらに途中からハイマツの中を進む形で暗いと迷いやすい。4時半を過ぎようやく明るくなり助かった。塩見岳へは5時半着、コースロストしかけたことも考えるとコースタイムの半分切ったしまずまず、帰りは随分走れたし、荷が軽いとこんなにも違うのかと実感した。塩見岳の御来光は圧巻の一言。居合わせた新潟の方が頸城三山の同定をしてくれた。たぶん日光や上越の山も見えていたのではないだろうか。
小屋帰着は8時。パッキングをして14分に出発。三国平までは30分で到着、間ノ岳を巻くトラバース道に入る。ここ来てみたかったんです。大井川源流あるし景色も雄大。距離感的には黒部源流を祖父岳あたりから見たのににている。ただアップダウンが多く体力が削られる。落石もちょと怖い。でも間ノ岳に登るよりも楽なので刻々と変わる状況下で維持してくれている方に感謝ですね。
14日で撤収の農鳥小屋は完全に営業を終えており何も売っていなかったので素通りして西農鳥岳の急登に取り付く。250mほどの標高差なのだがとにかく急で距離も長く感じられる。西農鳥岳と農鳥岳の間も結構な岩場で既に20kmを歩いたからだにはきつい。ただ農鳥岳は今回最後のメジャーピーク、もう登る必要がないという開放感を味わった。
今回は大門沢を下るのだが、この沢は非常に長く4時間後のバスに間に合う気がしない。先ずはコースタイム2時間超の下降点〜小屋までを1時間で行けるか試してみたがギリギリ。諦めて小屋泊にするか、民宿を予約するか、迷いながら下降を続けたところ、かなりハイペースな男子に遭遇。バスどころか温泉も、という言葉に惹かれついて行ってみると速い速い。なんとか離されずに降りていくと温泉も入れた!昨日の夢想通りの結末に大満足、感謝感謝です。
というわけで当初目的は達成、3日とも晴れで気持ちの良い山行となった。ただし、荷物の重いときの歩き方、携帯トイレの準備、胃腸薬を多めに持っていくこと、などなど経験値を加えるものはまだある。晴れていたからよかったが、熊ノ平で雨に振り込まれたら大変だっただろう。
今回の持ち物
住:ツエルト、ペグ、ハーフマット(モンベル)、シェラフ(3シーズン5℃)、エスケープライトビビイ、保温シーツ(Sea To Summitサーモライトリアクター)…避難小屋泊であればビビイ+シェラフで大丈夫だった。ビビイはぬくい。
衣:上下ダウン、長袖シャツ予備、着替え、手袋は持って行ったが使わなかった。半袖も持っていき、昼間は重宝した。雨具はウィンドシェル、防寒と共用。…今回は暖かかったのでモンベルのトレントフライヤーがあれば稜線でも夜でも下は長袖シャツでOK。
食:アルファ米5袋、サラスパ2袋、マルタイラーメン1本、その他チーズ、サラミソーセージ、フリドラカレー、ちげすーぷなど。今回初めてオートミールを持ってみた。カロリー等は問題なかったが、おなかを壊したのは疲れとこれかもしれない。途中から食欲がなくなり、カロリーメイトは大量に余った。適正量がまだつかみきれない。調子が悪い間、ゼリーとスポーツようかんばかり食べていた。…カロリーベースで食料持たなくても良いかもしれない。でも足りないとひもじいしなあ…
総重量:水抜きで9.6圈△發少し軽くしたいなあ。
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