長沢背稜（一杯水避難小屋～酉谷山～滝谷の峰ヘリポート）

2024年10月20日(日) [日帰り]

• GPS: 08:42
• 距離: 22.3km
• 登り: 1,755m
• 下り: 1,696m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:00
• 休憩: 0:51
• 合計: 8:51

距離 22.3km 登り 1,755m 下り 1,696m

5:51 日原駐車場
5:56 東日原バス停
7:13 7:14 横篶山
7:41 7:45 一杯水避難小屋
8:07 8:08 ハンギョウノ頭
8:17 8:19 ハナド岩
8:25 大栗山
8:49 8:50 七跳尾根分岐
8:53 8:54 七跳山
8:58 七跳尾根分岐
9:24 9:25 坊主山
9:45 酉谷峠
9:50 10:17 酉谷山避難小屋
10:20 酉谷峠
10:34 10:37 酉谷山
10:52 行福のタオ
11:29 滝谷の峰
11:39 11:40 滝谷の峰ヘリポート
11:49 11:50 タワ尾根分岐
11:54 カラ滝ノ頭
12:07 大京谷ノ峰
12:15 12:16 大京谷ノクビレ
12:30 12:31 ウトウの頭
13:00 篶坂ノ丸
13:13 金袋山
13:28 13:29 人形山
13:42 一石山
14:09 14:14 一石山神社
14:23 鍾乳洞バス停
14:35 稲村岩を経て鷹ノ巣山方面登山口
14:41 東日原バス停
14:42 ゴール地点

天候

午前　曇り時々晴れ、小雨　
午後　晴れ
気温は晴れても上がらず終日10℃前後
風も終日5m/sほどあり非常に冷たい

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東日原の駐車場を利用（1日500円）

コース状況／危険箇所等

・東日原からヨコスズ尾根で一杯水避難小屋
滝入ノ峰への分岐まで急登が続く。ここで巻道と稜線に道が分かれる。
巻道は斜度は緩むが細いトラバースが続く。
その後避難小屋手前で再び急登になる。
全体的に道は明瞭で歩き易い。
登山口から約2時間の道のり

・一杯水避難小屋から七跳山～酉谷山避難小屋
幾つものピークがあるが基本全て巻いていける。
明瞭で歩き易い登山道。
深山だが東京都水源の森の為非常によく整備されている。
七跳尾根など東京側に降る分岐が幾つかあるが、小川谷林道が崩落通行止めの為全て通行止め
約2時間で酉谷山避難小屋のある酉谷峠に至る。
　
・酉谷山～滝谷ノ峰～滝谷ノ峰ヘリポート
酉谷峠から15分ほど登ると酉谷山山頂に着く。
山頂は石尾根方面の眺望が良い。
酉谷山から降ると程なく巻道に合流するし行福のタオの先で再びトラバース道と稜線ルートに分かれるが、ここは稜線ルートを選択。
稜線ルートは踏み跡も薄く標識なども無い。
山頂標識もない為滝谷ノ峰の山頂が何処か判然としなかった。
滝谷ノ峰ヘリポートは遠く長野の山（北アルプスや御座山）、両神山などの大展望が楽しめる。

・タワ尾根で日原鍾乳洞まで
大京谷ノ峰とウトウの頭前後は激しいアップダウンと不明瞭な箇所があるので注意。
その後次第に緩やかになり静かな樹林の尾根歩きが楽しめる。
一石山を過ぎると一石山神社まで再び激しい下りとなる。
分かりにくい場所が多いのでこまめに地図を確認した方が良い。

その他周辺情報

もえぎの湯　大人950円

一杯水避難小屋
　今回はスルー。近くの水場はこの季節枯れている様だ。

酉谷山避難小屋　
　非常に綺麗な避難小屋。トイレあり。チョロチョロ水が出ている。

写真

10/20 5:50

朝6時前、東日原の駐車場に到着。
先行車2台しか無かった。
今日は晴れ予報なのに空いてるな…

今日はロングコースなので気合い入れて行かなくては。
準備を整えて出発した。

10/20 5:51

遂にこの標識通り一杯水を経て酉谷山へ行く時が来た！

（この後道を間違え濡れた苔のに足を滑らせ右薬指をアスファルトで擦ってしまい登山開始直後いきなり負傷してしまった。登山道入って直ぐの廃屋付近にある水場で傷口を洗えたのが救いだ）

10/20 6:30

登山開始から直ぐに急登が始まり30分ほど続くが、滝入りの峰の分岐まで来るとキツイ登りが一旦緩んだ。
左側から稜線に上がれるが、時間もないのでトラバースルート（普通の登山道側）を行く

10/20 7:08

朝7時頃登山道に陽が射し始めた。
予報通り晴れそうで一安心だが、風が非常に冷たい。
温度計を見ると気温が10℃しか無い！
こりゃ寒いわけだ…

10/20 7:31

上着を重ね着して防寒しつつ登り続ける。
一杯水避難小屋が近づくとまた斜度がキツくなって来た。

10/20 7:41

登山開始から2時間弱で一杯水避難小屋到着。
良いペースでこれたのではないだろうか

10/20 7:41

小川谷林道はいつになったら通行できる様になるのだろうか。
もう1年くらい通行止めのままじゃないか？

10/20 7:45

小休止を終え酉谷山避難小屋へ向かう。

いつの間にか曇り空、というか稜線はガスがかかってるのか青空も消えた。
眺望も望めないので天目山は巻いていく

10/20 7:52

前方稜線上にはガスが。
この時点では直ぐになくなるだろうと考えていたのだが…

10/20 7:54

なんかガスが濃くなって来てないか？
木漏れ日ハイクを期待していたのに…

10/20 8:01

天目山からの稜線と合流。
風はますます強さを増していく。

10/20 8:08

途中のピーク、板形ノ頭
眺望も無い地味ピークだ。

10/20 8:09

標識は度々ある。
長沢背稜はかなり山奥なのに整備されまくりで驚く

10/20 8:18

途中の眺望ポイント、ハナド岩からの眺め
雲が凄い勢いで流れていく。
一瞬鷹ノ巣山が見えた。
晴れていれば富士山も見えるらしいが…

10/20 8:23

寒くガスった道に悲しくなりながらテクテク歩く

10/20 8:33

ここは木が湿り気味な感じで滑りそうで怖かった

10/20 8:49

完全にガスったな…

10/20 8:49

一杯水避難小屋から約1時間、七跳尾根分岐に到着。
小川谷林道通行止めに伴い七跳尾根への下りはロープが張られ塞がれていた。
折角なので七跳山のピークを踏んで行くか

10/20 8:52

薄い踏み跡を辿る

10/20 8:54

七跳山登頂
特に眺望なども無いが、名前が面白いので登ってみた

10/20 9:21

酉谷山避難小屋へあと30分を切った辺りで遂に雨足が強くなり始めた。
仕方なく雨具を着込む。
今日は晴れの筈だったのに散々だなあ

10/20 9:23

風は強いが雨はあまり強まらなかったので雨具を慌てて着なくても良かったかも。
稜線は晴れる気配もない

10/20 9:31

また木の橋が見えて来た。
こちらも慎重に渡る

10/20 9:34

はぁ！？晴れて来た？？？
急に木漏れ日が来て驚く。
この後またガスったりを繰り返しながら次第に雲が取れていく

10/20 9:41

グハハハ！勝ったな！（なんちゃって）

酉谷山避難小屋手前でまさかの晴れに。
気持ちいい〜！！

10/20 9:42

標高1,600〜1,700mの稜線はもう色づいてるんだな

10/20 9:42

ガスガスからの逆転ブルースカイに気分は高揚中

10/20 9:44

お、標識だ。着いたかな

10/20 9:45

酉谷峠到着。
左に降れば避難小屋、右に登れば酉谷山山頂、直進は巻道だ。

10/20 9:46

これが噂の酉谷山避難小屋か…（ゴクッ）

10/20 9:49

綺麗な小屋だな〜
余裕で泊まれそう。

銀マットや毛布、非常食まで置いてあり、トイレもある深山のオアシスだ。
（使用したトイレペーパーは持ち帰り制）

10/20 9:52

窓を開けると鷹ノ巣山が正面に。
雲取れたなぁ

10/20 9:53

ノートを見ると今日も昨日も一昨日も宿泊者あり。
結構賑わってるんだな。

10/20 10:01

東京都レンジャーNEWSが面白い。
東京都に6個ある避難小屋、この酉谷山避難小屋でコンプだな。

10/20 10:18

30分ほどのんびりしたが、そろそろ本日のメインディッシュの酉谷山行きますか！

10/20 10:22

酉谷峠から稜線に上がり山頂を目指すと稜線は結構色づいていた。

10/20 10:24

埼玉側の街並みが見える。
秩父市かな？

10/20 10:31

日に照らされ紅葉が美しい

10/20 10:32

長沢背稜良いなぁ
また来たいわ

10/20 10:34

お、着いたか

10/20 10:34

登山口から休憩抜くと4時間弱かな。
酉谷山登頂！！

10/20 10:34

山頂から見えた大岳山
雲取山も見えた

10/20 10:40

稜線にはまだガスが薄っすら残る中先へ
まだまだ先は長い

10/20 10:41

赤く色づく葉もあった

10/20 10:48

アプリによると正面遥か遠くに見える山は佐久の御座山らしい

10/20 10:52

巻道と合流
予定よりだいぶ早く進行しているのでちょい予定変更しようかな

10/20 10:56

トラバース道は左側だが、この岩から右奥に見える稜線ルートを歩いてみよう

10/20 10:58

踏み跡不明瞭で急で登りにくいぞ！

10/20 11:01

お、両神山だ。
右には熊倉山へ続く稜線も見えた。

10/20 11:04

あれは二子山か？
久しぶりに見たな。

10/20 11:06

11時になっても気温は全然上がらず寒いまま。
秋の日差しの木漏れ日のグラデーションが美しい。

10/20 11:12

こんな紅葉楽しめるとは思わなかったな

10/20 11:15

稜線歩きサイコー😄
あまり歩く人いないのか踏み跡は薄いけど。

10/20 11:19

陰影を浴びながら。

10/20 11:21

苔むす急登

10/20 11:24

稜線からガスが去らないなあ

10/20 11:30

滝谷ノ峰付近に着いたが山名標識を見つけられず。

10/20 11:37

無理やり急斜面を降ったが、普通に稜線沿いを歩けば降りれたみたいだ

10/20 11:37

滝谷ノ峰ヘリポートに到着。
本日の長沢背稜はここまで！

10/20 11:39

長野側の眺めが良い（北アルプスらしき峰も微かに見えた）

10/20 11:41

正面奥に雲取山
いつかあそこまで歩けるかな

10/20 11:42

ヘリポートから尾根の分岐まで暫し歩く。
下山はタワ尾根から。
迷い易いらしいので気をつけなければ。

10/20 11:49

タワ尾根分岐に着いた。
コースタイムではここから下山3時間20分かかるらしいがホントにそんなかかるのか？
（実際は2時間20分で神社まで着いた）

10/20 11:54

タワ尾根下山開始。
暫くはモノレール沿いに歩く

10/20 12:00

酉谷山も晴れてるな

10/20 12:02

レールが登り始めた。
そろそろピークか？

10/20 12:08

大京谷ノ峰　1,602m
タワ尾根分岐から20分弱で着いた。

10/20 12:08

大京谷ノ峰の先でモノレールとはお別れ

10/20 12:17

大京谷のクビレ付近は道が分かりにくい。
何処登るんだ！？と思ったらまさかの正面突破😅

10/20 12:20

サルノコシカケか？

10/20 12:26

ウトウノ頭手前も非常に激しい登り。
岩場をいくつも越える。

10/20 12:28

最後に木の根を縫う様に登って…

10/20 12:30

あの有名なウトウの頭の標識だ！
標高1,588m

10/20 12:36

尾根が折り曲がるところにピンクテープが4本も巻かれた枝が。
よっぽどみんな間違えるんかな。

10/20 12:42

ウトウノ頭以降斜度は緩み、明るく広い尾根歩きになった。

10/20 12:45

腹減ったので倒木に腰掛けてあんドーナツを食した。

10/20 13:00

篶坂ノ丸（すずさかのまる）到着。
タワ尾根３つ目のピーク。
標識は字がかすれて読めない

10/20 13:04

タワ尾根中盤は非常に気持ち良いハイキングだった。
やっぱり山は天気が良い日に限るな

10/20 13:14

四つ目のピーク、金袋山の標識は壊れていた。
下山後知ったがもっと立派な標識が別の場所にあるらしい。

10/20 13:15

広々とした尾根を適当に歩く。
迷いやすそうな肢尾根にはロープが張られた親切設計

10/20 13:18

たまには痩せ尾根もアリ

10/20 13:28

五つ目のピーク、人形山山頂の筈だがまたも標識見つけられず！
何故だ〜

10/20 13:35

人形山を過ぎるとまた斜度がキツくなり始めた。
ゆったり区間は終わりか…

10/20 13:42

こら辺が最後のピーク、一石山のはずだが…

10/20 13:43

あ、山名標識あった！

10/20 13:44

一石山の直ぐ先、正面はおそらく岩場へ続き行き止まり。
右に折れ一石神社への急な下りが始まる。

10/20 13:44

日原との標識が足元に。

10/20 13:45

いきなり九十九折りの急な下りだ。

10/20 13:52

20キロ近く歩いてもう両脚が痛いのでヨロヨロ歩いている。
特に降りは足に響くな

10/20 13:54

こんなマイナーそうなルートにベンチ！？
と思ったが、この後石段や古びた樹名看板など多数あった。
昔は賑わっていた道なのかも…

10/20 14:03

ひたすら急な斜面をジグザグに降りていく。
おそらくあの巨岩が一石山神社の裏手に聳える籠岩

10/20 14:09

あれは梵天岩かな？

10/20 14:10

眼下に一石山神社が見えて来た。

10/20 14:11

ここから降りて来た。
いや〜長かった。
登山開始から8時間経過

10/20 14:14

一石山神社と籠岩

10/20 14:14

日原鍾乳洞のお客さんの車で賑わう

10/20 14:15

一石山神社入口。
ここから駐車場まで30分ほど車道歩きだ。

10/20 14:40

東日原の駐車場が見えてきた。
思ったより軽快に歩けたな
今日は来て良かった。

10/20 15:14

もえぎの湯で汗を流す。
いつもよりあまり混んでなかったのは何故だろう

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

kukaminn

春にじわじわと繋げていた棒ノ嶺から続く天目背稜～長沢背稜だが、季節も良くなったので赤線繋ぎ再開する事にした。
今回は天目山（三つドッケ）の先、酉谷山まで繋げるのが目的。
ひたすら長沢背稜を刻んでいる。
本来なら泊まりがけで一気に行くものかもしれないが、重い荷物を背負って歩くより軽荷で歩きたい派なので。
芋の木ドッケまで繋がる日はいつの日か…

今回天気予報とは裏腹に午前中は稜線はガスガスで非常に寒く風もあり（イジメか…！？）と嘆きながら歩いたが、10時半頃からガスが流れて晴れ間が見えたので歓喜の踊りを踊りながら歩いた（比喩）

やはりガスや小雨の中歩くのは修行としか思えず、晴れてくれて救われた。

来てみたかった酉谷山避難小屋は綺麗でのんびりリラックスしてしまった。
ノートを見ると利用者多いのね。
（自分もメッセージを残して来た）

1,600～1,700mの稜線は色付き始めており予想外の紅葉見物も出来て満足。
あとタワ尾根が実に良かった。
道迷いの危険はありそうなので頻繁に地図を見たい。

次は三峰神社あたりから長沢山を目指すか、また東日原から登ろうか、どうしようかな…