記録ID: 747713
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
快晴の間ノ岳 弘法小屋尾根で日帰り
2015年10月18日(日) [日帰り]
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体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 09:06
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,935m
- 下り
- 2,345m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:53
距離 15.0km
登り 1,941m
下り 2,345m
13:15
13:23
27分
標高2650m
15:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●広河原〜八本歯ノコル 部分的に凍結している箇所があります。 ●八本歯ノコル〜トラバース道〜北岳山荘〜間ノ岳 北岳山荘まで雪は殆ど残っていない。間ノ岳直下にはやや雪あり。 ●弘法小屋尾根 標高2850m上はハイマツの背も低く岩稜歩きといった感じが強い。最上部は一部ザレ。基本的にほぼ稜線通しで行けます。地形図に現れない小さなコブがいくつも続く。 標高2650〜2850mは腰〜背丈くらいの高さのハイマツ漕ぎが延々と続きます。痩せ尾根箇所が多いのでかわせないところもありますが、半分くらいはハイマツの薄い箇所をつくこともできました。特に危険自体はありません。 標高2650m下はどなたがつけてくれたのかは分かりませんが、赤テープが多数木に取り付けられていて安心感たっぷり(嶺朋ルートクラスのマーク量)。同時に少し冷めもします。標高1855m点まで基本ふかふかの登山道で足に優しい。ゴツゴツしたところはないといってもいい。 標高2600〜2650mはハイマツも疎らになり、基本はかわしていけます。 標高1540〜2600mは9割形稜線上に道のようなものがあり、藪漕ぎ要素は殆どありません。倒木も少なく殆どかわしていけます。 標高2350m辺りで尾根が3方向に分かれますが、ここは間違い尾根に入りやすいので注意。正解は東に向かう尾根。標高2270mで更に尾根が2つに分かれますが、ここも同様に間違いやすい。正解は北の尾根。正解の尾根は2210〜2270m間はかなりの痩せ尾根急坂、藪も多少あり。(赤テープがある程度は導いてくれます。) 標高1960m辺りで尾根が2つに分かれますが、ここは南寄りの尾根へ。赤テープが導いてはくれます。 標高1855m点下はややゴツゴツしてきますが、まだまだ足の負担になるようなものではありません。 弘法小屋尾根取付き〜標高1540mは作業道があります。作業道は標高1540mで横断道(荒川北沢取水堤体〜弘法小屋尾根1540m〜荒川本谷熊ノ平)と合流します。 弘法小屋尾根取付きにある堰堤は現在工事中でその時その時で突破の仕方が変わると思いますので注意。2年前は崩壊していたために濡れずに通過可能でしたが、今回は完璧な堤体が出来上がっていた一方で、徒歩用の道などは設けられていなかったために堰堤上の川を直で歩いて行く必要がありました。堰堤(高さ3mくらい?)は端っこに残っている縁(5cmも飛び出ていない)を使って下るしかありませんでした。ここが壊れたら梯子でもかからない限り登れないでしょう。 |
写真
6度目の間ノ岳でついに挑むは弘法小屋尾根。最初ちょっとだけガレ・ザレですが、その後安定した岩稜歩きに変わります。
因みにここからは単独です。芦安から来たので15:50までに下山しなければなりません。間ノ岳までのんびりと来てしまったのでタイムリミットは4時間!
因みにここからは単独です。芦安から来たので15:50までに下山しなければなりません。間ノ岳までのんびりと来てしまったのでタイムリミットは4時間!
弘法小屋尾根取付き。堤体から2回渡渉しますが、今回は飛び石で行けました。
結局樹林帯の標高差1300mを1時間半で下げることができて、間ノ岳から3時間で弘法小屋尾根を踏破できました!これは笹山ダイレクト尾根級に歩きやすい!
結局樹林帯の標高差1300mを1時間半で下げることができて、間ノ岳から3時間で弘法小屋尾根を踏破できました!これは笹山ダイレクト尾根級に歩きやすい!
感想
間ノ岳を念願の弘法小屋尾根で日帰りしてきました!!間ノ岳は縦走路の1ピークではなく、ちゃんと自身の尾根をもったとても大きい山なのです。その1つが弘法小屋尾根。
弘法小屋尾根は噂通りの素晴らしい尾根でここでしか得られない景色・感動がたくさんありました。時間が取れなかったため日帰りとはなりましたが、数多のバリエーションルートの経験から何とか達成することができました。次は下から登ってみたいものです。
ラボ勢も無事間ノ岳・北岳を日帰りして広河原に戻ってきましたし、本当によかった!山に感謝です!
ブログ
http://lonelyheart.blog58.fc2.com/blog-entry-2563.html
同行者の記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-747015.html
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Evergreenさん、こんばんは
前回のレコでもコメントしたかったのですが少し訳有でコメントできませんでした...
ここの所、南アルプスのバリエーションルートを登りまくりですね!!! バリエーションに対する考え方や慣れ、スピードも素晴らしいEvergreenさんならではの行程ですね
記録の少ないコースですので、今後このルートを目指す方にとって希少な資料になる事でしょう。
僕もこの記録を参考に来年あたり行ってみたいと思います
kaikaireiさん
例年9-11月は南アバリエーション日帰りの時期と決めています。暑さも藪も和らぐのでw
弘法小屋尾根は是非行ってください。間ノ岳が更に好きになりましたw
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