八甲田山へ極楽秘湯めぐり(酸ケ湯・谷地温泉)&三内丸山遺跡!

2010年08月27日(金) ~ 2010年08月31日(火)

• GPS: 10:10
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,149m
• 下り: 1,268m

コースタイム

8/27　東京駅　17:56(はやて29号)-20:59八戸21:18(つがる29号)-青森22:18…ホテルルートイン(泊)　青森駅前→焼鳥助六　http://www.dreamlink.co.jp/sukeroku/
8/28　青森　三内丸山遺跡見学　http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/index.html
青森駅より酸ヶ湯無料送迎バス13:00-14:10酸ケ湯(泊)

8/29　9:00酸ケ湯-(1.20)-10:20仙人岱10:30-(0.55)-11:25大岳12:10-(0.20)-12:30大岳避難小屋-(1.00)-13:30赤倉岳(祠)-宮様コース分岐-上毛無岱-(1.00)-14:30毛無岱(1.10)-15:40酸ケ湯(泊)「歩行5時間05分」

8/30　酸ケ湯8:50-タクシー相乗り600円(バスでも580円)-谷地温泉へ
蔦の七沼コース・・・谷地温泉9:16バス390円-9:20仙人橋9:30-10:10赤沼10:25-10:45松森-12:00長沼12:15-13:00蔦沼13:35-バス580円-谷地温泉(泊)「歩行3時間30分」
8/31　谷地温泉無料送迎バス11:00-12:00青森駅
八甲田丸見学　　　
青森駅13:43(白鳥20号)‐14:45八戸14:57(はやて20号)-18:08東京　

天候

8/27-8/30まで連日晴れ8/31は夜中雨降るが朝やみました。気温25℃〜30℃で例年にない暑さでした。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

酸ヶ湯、谷地温泉は青森駅から宿泊者のみ無料送迎バスが予約で利用できます。

コース状況／危険箇所等

　八甲田大岳〜特に危険箇所もなく歩きやすいコース。雨が降れば湿原が続くのでヌカルミが多いと考えられます。
*酸ヶ湯→高田大岳→谷地温泉ルートは今回は避けました。小岳まではどうにか行けますがかなり倒木やハイマツが生い茂り歩行も困難の状況だそうです。谷地温泉についた登山者から倍の時間が掛かったと聞きました。確認が必要でしょう。
　
　蔦の七沼巡り〜仙人橋から入り赤沼までは無理なく歩くことができる。その先は松森を経由し長沼までは笹が生い茂り藪漕ぎや倒木でルート不明部分もあり。キノコ採り等の道らしきものも多くあります。ルートは赤テープとコンパスを確認が必要です(遭難もこのルートで最近もあり注意必要)。長沼から先は自然歩道のような雰囲気で蔦温泉まで楽に歩行できます。

写真

8/28 10:52

旅の始まりは、縄文前期〜中期(5500年〜4000年前)の大遺跡、三内丸山遺跡。大型竪穴住居址や多くの遺物を見ることができます。青森駅からバス30分!やっと見れた!ものすごーい遺跡、まさに縄文銀座でした。

8/28 9:39

遺跡全景。クリを栽培したり1500年も続いた豊かな遺跡です。

8/28 9:59

住居址内・・・。毎日キャンプで幸せそう。

8/28 10:11

巨大翡翠玉!お饅頭くらいの大きさ。新潟県糸魚川産の翡翠です。当時から海路にて交易をしていたことが分かります。

8/28 10:14

大型板状土偶!迫力満点。迫ってくるものがあります。

8/28 10:14

漆塗りまでされた縄文ポシェット。中からクルミの実が出てきたんです。これは5500年前の品。編み込みがこの前なされたようです。山に装備として持っいったんでしょうね。特別展示で2ヶ月しかココでみれない超ラッキー。

8/28 10:43

三人仲良く並んだ刻みあり・・・。仲良し。

8/28 10:46

イノシシの像。模様が独創的で極まっている芸術品!数々の遺物が飾ってあるのですけどヤマサイトですからここまで。
*詳しくはコチラです→三内丸山遺跡のページ　http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/

8/28 10:55

復元された櫓!屋根はあったんだろか?何に使っていたんだろね。海を見るためのものだったような。

8/28 10:59

大型住居址の復元家屋内部は無茶苦茶外は暑いのにヒンヤリ。これはよい。でかい(30m×9m)!中で集会とか作業酒盛りも当然やったんだろなぁ。冬は雪スゴイだろし踊ったりとか・・・。

8/28 12:49

無料送迎バスで酸ヶ湯までGO!です。1時間でドボーーンです。

8/29 8:59

酸ヶ湯到着!でかい駐車スペースで道の駅のようじゃ。

8/29 17:27

古々の建物も・・・てか。大体外観は新しくても中は古風。

8/28 14:11

昭和はじめ築のわたしの湯治部屋。何だか学生時代の下宿生活を思い出す。冷蔵庫、テレビ、扇風機もついててシミジミ。1泊自炊部屋4000円也。こちらで2泊。外も気持ち良い木立があります。

8/28 20:50

ヤマ花の写真展示会。従業員の方のものですが良い写真いっぱいで温泉後にビール呑みながら観賞!色々と旅人とおはなししながら。

8/28 18:39

本日の自炊マイ晩ご飯!ご飯は旅館売店で炊きたておいしいものを18時にパックに用意してもらいました。大盛り180円也(普通は150円)。節約じゃ。

8/28 20:49

奥が酸ヶ湯のヒバ千人風呂!朝夜8-9時は女性専用。石鹸シャンプー使えません。

8/28 20:50

こちら小さいお風呂で玉の湯です。ここはボディシャンプーとかも用意してあります。
酸ヶ湯ホームページ　http://www.sukayu.jp/

8/29 9:10

ここからが八甲田縦走開始地点5000kmの本州縦走地点でもあり。

8/29 9:25

ヤマハハコ　ドライフラワーみたいなんよね。

8/29 9:55

南八甲田遠望ここから登路が折れる。

8/29 9:55

硫黄の沢をさかのぼれば今までと違う景色が現れます。

8/29 10:16

青い空・・・青森。

8/29 10:22

ミツバチもいたけどなんかちょい違う蜂。

8/29 10:22

八甲田大岳がみえた。

8/29 10:27

湿原に木道。

8/29 10:30

仙人岱(たい)ここで小休憩。

8/29 10:38

すごく美味しい名水。再度、水筒を満タンに!本日1Lすでに消化。暑いねぇ。

8/29 10:45

夢のような色合いの感じの沼。

8/29 10:45

蒼い水面に山が映る。

8/29 10:46

ノンビリ歩きで涼風も吹いてきた。

8/29 10:46

イワイチョウ。もうそろそろオシマイという感じかなぁ。

8/29 10:48

ミヤマリンドウ〜小さくてカワイイ。

8/29 10:49

コバギボウシ〜こちらももう少しでオシマイかなぁ。

8/29 10:52

もう秋がきてるって感じ。だけどしかし暑いんよ。

8/29 11:01

硫黄岳　アオモリトドマツが雪のため右斜面のみある。

8/29 11:15

鏡沼のクロサンショウウオ。こんな高いとこにいつからいるの。

8/29 11:17

鏡沼には他にも多くの生き物がいます。

8/29 11:19

ウメバチソウ〜たくさん咲いてました。

8/29 11:25

やっと到達。八甲田大岳登頂!日陰なく風も無し。ここで昼食!

8/29 11:26

ぐるりいろんな山があります。

8/29 11:26

ここにも重要な三角点が埋められていました。

8/29 12:06

登神さま今回もお供です。遠ーーいとこまできましたねぇ。少し涼しくしてください。

8/29 12:20

ホシガラスさんは唄はあんましうまくないねぇ。余計なお世話か。

8/29 12:21

今度はあの山越えて・・・井戸岳、赤倉岳縦走!よろしい山容だこと。

8/29 12:40

さてここから急な登り。お花がたくさんで楽しいね。

8/29 12:43

登山道の真ん中にミヤマキンバイさん。みんなに踏まれずゲンキです。

8/29 12:50

井戸岳の爆裂火口のお鉢巡り。

8/29 12:54

ぐるりと火口を巡ります。井戸岳火口　直径200m、深さ60m。

8/29 13:25

次は赤倉岳。次々に峰が連なります。

8/29 13:25

ここにもヤマハハコさん。

8/29 13:28

いままで歩いた尾根がズーーーと遠望できるところが八甲田山のよいところ。

8/29 13:29

赤倉岳頂上。ここから下降していきます。

8/29 14:32

湿原にまた下り立ちました。秋、10月の半ばには真っ赤に色づくそうです。いいなぁ。

8/29 14:48

毛無岱です。たくさんの高山植物の宝庫です。

8/29 14:49

いくつもの池塘が望めます。

8/29 14:56

木道では今来た道を振り返りつつ歩きます。

8/29 14:59

左から赤倉岳・井戸岳・八甲田大岳と縦走した山々が見えます。よいねぇ。こんなに見えることはあまりないそうでラッキー。

8/29 15:00

こちらは南八甲田の景色。ここいらであとはずーーと下れば一周して酸ヶ湯に戻ります。

8/29 17:14

酸ヶ湯の少し大きな自炊設備。こちら立派。

8/29 17:14

ガスは無料、洗濯機と乾燥機ソレゾレ100円也。

8/29 17:14

天然水が出っぱなしジャーーー。よく冷える。

8/29 17:16

こんなんまで酸ヶ湯にはある温泉療養相談室。相談無料!恋の病は相談できるかわからん。

8/29 17:17

こちらも立派な自炊設備。

8/29 17:17

長い廊下。スリッパでパタパタあるくなと注意が書いてあります。

8/29 17:20

オトコとオンナが玉の湯は入れ替えありますのでご注意。

8/29 18:32

二日目のマイ自炊ご飯。せんべい汁と鯖缶を売店で調達しご飯は昨日と同じで普通盛注文です。

8/29 17:24

ムカーーしのポスター。ちなみに今はこんなんじゃりません。女子(高齢のご婦人でさえ)は囲いの中から出てきません。あまり期待しないように。変なのが多くなりこの文化も絶滅中。

8/29 17:25

auは全然つながりませんです。なのでこの公衆電話は未だ必要。

8/29 17:26

ここでいろんなもの買えますが食材とかはあまりありません。インスタントが主です。おにぎり150円と菓子パン各種やらバナナとかは昼食にて重宝しました。自炊は材料なければ二日が限度ですねぇ。奥に蕎麦屋ありますけど16時30分には閉店。

8/29 17:26

フロントのお姉さまはじめ宿の方はみんな親切です。自炊だからとかけして差別もなしです。ご安心を。

8/29 17:27

酸ヶ湯〜お帰りのお客さまがバス待ちです。

8/30 9:28

蔦の七沼巡りは仙人橋から蔦温泉まで歩く3時間半あまりのハイキング。ブナの原生林が続くアップダウンもあるコース。

8/30 9:30

仙人橋から樹林の道を赤沼まで目指します。

8/30 9:36

巨木のブナ林がこれだけある森もすくないのでは。

8/30 10:06

赤沼に到着。透明度が高く18mといいます。お天気続きで随分と水が引いているとのこと。涼風がここちよい。

8/30 9:38

森の中だけは猛暑の中でも幾分涼しい。

8/30 9:46

大きく手を広げたブナ。

8/30 9:52

縄文人も利用したトチノキもあちこちにあります。

8/30 10:13

キノコ採りでやってきた地元の人と楽しくお話。この森はきのこだらけです。食べられるのを見つけるのは難しい。

8/30 10:14

トンボもたくさん。ひとにあまり遭わないためか逃げません。

8/30 10:14

水面に映るのは赤倉岳。

8/30 10:40

サラシナショウマ　ゆっくりオイデオイデしてます。

8/30 10:49

赤沼から先の長沼まで続く道程は藪が続いたり、倒木が道をふさぎ大変です。途中、笹や倒木でまったく道が途切れているところもあります。

8/30 10:59

道程はこんな感じです。注意しないと迷います。コンパスで確認しながら前進と後退も。実際に数カ月前にキノコ採りで遭難したひともいたそうで。

8/30 11:46

しばらくするとまた美林が続きます。

8/30 12:37

菅沼着。ここは水量も豊富でちょっと道筋から外れていますがコバルトブルーの水がとてもキレイでした。この沼が一番のお気に入り。

8/30 12:04

長沼到着。ここには水鳥も多く遊んでいます。

8/30 13:01

最後の沼は蔦沼。水量が一番豊富でした。

8/30 17:15

谷地温泉で最後の1泊です。400年前に開かれた温泉です。

8/30 15:05

谷地温泉はこじんまりしてます。というかこの位が普通か。

8/30 15:18

谷地温泉〜洗濯コーナー。

8/30 15:21

谷地温泉〜廊下と客室の様子。ここもいい味だしてます。

8/30 15:26

本日の我が家。布団も敷いてあります。

8/30 17:04

谷地温泉の裏はぐるっと10分ほどで散歩できます。ちいさな滝が有り涼しい。

8/30 17:05

こんな池もあります。イワナが泳いでます。

8/30 17:10

谷地温泉の建物。谷地温泉のホームページ　http://www.itoenhotel.com/hotel/yachi/

8/30 17:13

温泉の沼。ブクブク。

8/30 17:37

1泊2食付で5950円!ビール、酒は19時半まで呑み放題。お食事はこれに鍋が自由に食べれるのとお吸い物、ご飯です。お魚は焼きたてでさっきまで泳いでたのん。

8/31 7:41

温泉入り口。かなりの歴史を感じます。

8/31 7:41

下の湯がこちらで38℃で1時間入るとあります。

8/31 7:42

こちらが上の湯で42℃熱いお湯です。

8/31 7:42

ポコポコ下から温泉が沸いてきてます。体の芯から効きそう。

8/31 9:10

谷地温泉の前には湿原が広がっています。

8/31 9:26

大きな木が一本。ズーーと温泉をみてきたんだろなぁ。

8/31 12:50

八甲田丸を最後に見学してこの旅もいよいよオシマイ。

8/31 12:50

波もなく穏やかな青森の海。

8/31 12:52

ここから青函連絡船は往復してたんだなぁ。

8/31 13:01

連絡船の客席ちょっとランク上だなぁ。

8/31 13:05

船長さん人形にドッキリ。

8/31 13:05

甲板の前方〜このまま函館に行きたい気分。

8/31 13:05

こちら船内会議室。

8/31 13:06

操舵室です。広いなぁ。

8/31 13:11

客車達が船底に鎮座。おおぉ〜これぞ青函連絡船。

8/31 13:06

面舵いっぱいいっぱい〜。

8/31 13:07

なんだかホントに船旅してるみたい。

8/31 13:08

さよなら青森の遺跡、山、沼、海、温泉そして沢山出会った方達〜また来ます。

撮影機器：

Canon PowerShot A720 IS Canon

感想

mijinco

一人股旅で東北まで足を伸ばした甲斐もあり満足できました〜。青森の懐の深さがわかりました。今度は岩木山に行きたいなぁ。
八甲田山　大岳頂上動画



蔦の七沼のせせらぎ動画

コメント

イグルスキー米山

青森堪能していますね
mijincoさんこんにんちは

青森在住２年のyoneyamaです。
温泉の湯治部に泊まったりと、青森を堪能していますね。
青森は北海道のような知名度はないですが、そのぶん変わらないほど良い自然や食べ物を混雑せずに楽しめて、おすすめな穴場です。
南八甲田の沼巡りも、著名な白神より、ブナの巨木が多い地域と思います。

またおいで下さい。

mijinco

ありがとうございます！
　青森はいいですぅ。こんどは岩木山とかいきたいなぁと思っております。湯治できるのもいいですね。九州でも小さなころ親によく別府に湯治に連れて行ってもらってたので懐かしかったです。
　今後ともよろしくです！！