槍ヶ岳へ。ガスに萎えてキレット〜ジャンダルム越えは断念。まったりゆる(ダメ)登山。


- GPS
- 52:05
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,537m
- 下り
- 2,537m
コースタイム
18日 槍ヶ岳山頂往復後 槍ヶ岳山荘8:20-10:15南岳小屋(だらだらテント泊)
19日 朝日を見てだらだらした後 南岳小屋8:50-10:05槍平小屋10:30-12:55新穂高駐車場
天候 | 17日 曇 18日 晴後曇 19日 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 ・槍ヶ岳〜南岳の稜線の浮石には注意が必要。 ・南岳新道の森林地帯は雨が降ると非常にスリッピーで要注意。 ・新穂高〜白出沢の林道は登山者用のショートカット道が多くあるので見落とさないように‥下山時に私は見逃しまくり、余分に歩く羽目になりました。 ・槍平〜飛騨乗越と、南岳新道の中間地点には救急箱が設置されておりました。 ■水場 ・滝谷避難小屋 ・槍平小屋 ・槍平を過ぎて標高2100〜2200m付近の沢 ・槍ヶ岳山荘(有料天水) ・南岳(有料天水) 私が補給したのは、槍平だけですが冷たくて美味しかったです。 ■温泉 ひがくの湯 http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=SH004040 源泉掛け流し、うまい棒食べ放題が素敵です(笑) |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
本当は木曜日から日曜日まで北アルプスに入るつもりでした。後立山縦走か、雲の平に突入か?とか色々考えましたが、まだ登っていない笠→槍→穂を歩いてみようと思ったのです。
しかし・・木曜の天気が微妙になり、仕事も微妙になったので中止。
金曜からの出発とし、新穂高〜槍ヶ岳〜穂高〜西穂〜ロープウェイで下山としました。日曜は夕方に名古屋に帰って来ないといけないので、最終日はあわただしいです。朝起きて高速で高山方面に向かいますが、眠さのあまり、ひるがのPAで撃沈。1時間も寝入ってしまいました。
途中雨も降ったりしてて、萎え萎え。新穂高に着いたのは8時半。なめてます。新穂高の天気も悪いし、このまま漫画でも読んで、明日朝までだらだらするかと思いましたが、意外にも周りの方々は続々と出て行くので、自分も出発。
しかし既に9時。槍ヶ岳山荘に着くのは無理か‥と思いつつ、まずは槍平を目指します。思ったよりも登山者は少なく、静かな立ち上がり。滝谷避難小屋で団体さんが居ましたが、沢で堂々と○○してるのにはちとイラッと来ました。予想に反して重荷の割に12:00前に槍平に到着。小屋でカツ丼を頼みながら、地図と空をにらめっこ。たまに日が射すようなこともあります。コースタイム的にはここから5時間でしたが、小屋に張ってある古い地図によれば4時間半。先ほど滝谷に居た団体が押し寄せてきたし、ここまでのペースからすれば十分いけるだろーと、水を3L補給し、出発。
ここからは100m登る毎に看板が出てくるので、励みになります。ひたすら登ると、下山者も数名現れます。どうも先ほど晴れたとき、槍ヶ岳も晴れたみたい。心配していた風もそれほどないことでしたので、やる気も出てきました。しかし、後半は高山ゆえの苦しさか、歩みが遅くなります‥。太陽もほとんど顔を出しませんでした。まぁ暑くなくてある意味助かりましたが。で、なんとか槍ヶ岳山荘に到着。早くテントでビールを飲みたいと思いつつ、指定地でテントを張ると、一瞬だけ大喰岳や、槍沢のカール地形が見え、ちょっと感動。しかし結局日暮れは見えず。
夜、トイレに起きるとやや雲はあるものの、星空が見えたので槍と星空を撮影。しかし、この頃から一眼の調子が悪くなり(寒さのせい?)、バッテリーがあるはずなのにすぐに電源が落ちます。重いのを我慢して持ってきたのに、最低です。再び就寝するも、テント指定場所(小屋にテントを張る場所を指定されます)が風よけな岩がない場所であったため強風で夜何回も目が覚め、全く寝た気持ちになりませんでした。
そんなわけで翌日、山頂でご来光を見ようなどという気にもならず、テント場と小屋の間でご来光を待ちます。残念ながらガスに瞬間巻かれたりしつつも、とりあえずは日の出は見れたので良しとして、いよいよ山頂へ向かいます。幸いこの時間(6時前)は山頂でご来光を見た人たちとの入れ替わりで、登山道渋滞もなく、山頂も一人しか居りませんでした。ちょっと雲がかかっている山もありましたが、展望は最高で、北アルプスは殆どの山が、さらに遠く富士山も見えました。中央・南アルプスはちょっと同定できませんでしたが、少しだけ雲の上から顔を出しておりました。空いていたので、カップラーメン調理し、祠の裏を少し降りた場所から、西鎌尾根方面を眺めつつ、食しました。至福のとき。だんだん混んできたので(それでも10名も居ませんでしたが)、降ります。
テントに戻り、片付けとパッキングしたら、もう8時過ぎ‥。縦走に向かいます。予想外にアップダウンがありましたが、南岳に到着。しかし、この辺りから猛烈なガスに覆われ始めました。ここからが今回の核心の一つ、キレット越えなのですが‥。高山ゆえの疲労や、やや高山病の兆候で吐き気もあり、大休止。地図をずっとにらめっこしておりましたが、景色が見えない縦走もつまらないし、1時間ほど悩んだ挙句、南岳でテントを張って明日の朝までダラダラ過ごすことにしました(笑)前からまったりとテントで過ごすのに、あこがれていたんです。
昼からビール飲んで、ガスで何も見えないのでテントで本読んだり、ゲーム(DS持参しておりました)したり、昼寝たり。幸せです。夕刻、日暮れの瞬間はガスが晴れるのではないかと山頂へ向かうと、案の定、ガスが晴れ、歓喜しながら撮影に走りまわりました。日が沈む姿は見えませんでしたが、北穂〜奥穂〜ジャンダルム〜西穂の岩稜を間近に見ることが出来き、大満足でした。小屋に着いたときは、キレットの姿もさっぱり分からなかったので、こんなとこを歩く予定だったのか・・と感嘆。天気のよい時にぜひともトライしたいものです。日が落ちると同時にガスガスになってきたので、またビールを購入。しかし、小屋は大混雑模様でした。テント場もいつのまにか、大盛況。ビールと持参した焼酎を飲んで就寝。しかし、夜は強風で、あまり寝られないまま、朝を迎えました。
翌朝、天気は快晴。しかし東の空は曇模様。残念ながら綺麗なご来光とはなりませんでしたが、南岳山頂から拝むことができました。一眼が不調なのが悔やまれて仕方ありません‥。とは言え、そこら中を歩き回り、似たような写真を何枚も撮ってしまいました。北穂に向かい、早立ちする人たちがうらやましい。自分も昨日無理をしていれば、今日は快晴(?)のジャンダルム〜西穂越えができたものを‥。と思いつつ、テントに入って就寝(笑)
18時に名古屋に帰るとなると、下山後の温泉も考えて14時に下山しなければなりません。余裕をこき過ぎたと、8時におきて急いでパッキング。こりゃ相当頑張らないといかんと、南岳新道を駆け下ります。しかしこの登山道、勾配が激しく、森林地帯はスリッピーで非常に危険で何回も転びそうになりました(汗)。危険ですので慎重に歩くのが良いでしょう‥。おかげさまで頑張りの成果として、1時間ちょっとで槍平に到着。さすがに疲れたので、30分ほど大休止。連休の中日ということもあり、小屋は大混雑。日当たりもよく、ごろごろしました。
最後のひと頑張り、新穂高に向けて歩き出します。多くの登山者とすれ違い、下山者に譲っていただきながら、登山道は終了。最後の林道歩き‥。これがある意味、一番しんどかったです。早歩きで進んだのですが、近道を何回もスルーしてしまい、余分に歩いてしまいました‥。それでも遅れを取り戻すべく、頑張ったおかげで13時に駐車場に到着。ちなみにループウェイの駐車場待ち渋滞がひどかったです。その割に、登山者用駐車場は空いていたのが意外でした。
温泉は一昨年前の11月に焼岳を登った際に入った「ひがくの湯」に入ることにしました。気持ちよかったです。無料のうまい棒で栄養補給し、帰路に着きました。ちなみに名古屋に帰ってからナイターでサッカーの試合がありましたが、足がつる寸前でした‥。まぁつらなかったのは我ながらよくやったと思います。試合には負けましたが。
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