モミソ岩
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.1km
- 登り
- 27m
- 下り
- 30m
コースタイム
戸川林道−
モミソ岩−
戸川林道
天候 | 曇り(思ったより寒くはなかった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■アプローチ等の積雪状況 ・戸川林道、今日は凍結箇所もあまりなかったが、今晩からの降雪、明日の 冷え込みで一部凍結箇所も出てくるかもしれません。 特に竜神の泉の先は路面の染み出し箇所が例年凍結します。 スタットレス、4WDの方がよいかもしれませんね。 ・かながわパークレンジャーからの情報ですと、塔ノ岳で40cm程度、 大山でも標高600m以上は積雪あるとのことです。 |
写真
感想
当初は湯河原幕岩クライミング予定でしたが
午後からの降雨や降雪も懸念して相談の結果
近場のモミソ岩でセルフレスキューへ切り替えました。
戸川林道や周辺斜面の積雪も一昨日より多少融けてはいるものの
上部の斜面や尾根、沢はまだ真っ白。
モミソ岩基部はほとんど積雪もなく安堵です。
岩場や沢、山中で仲間が事故った時に、自分たちだけでいかに安全圏に
事故者を誘導できるかがテーマですが、まずは基礎技術をマスターする
必要があります。
それらを組み合わせ、応用して初めて誘導が可能になります。
基礎技術として
・セルフライズアップ(登り返し)
.咼譽ぅ妊丱ぅ垢離ートロック機能を使ったライズアップ
2つのフリクションヒッチを使ったライズアップ
・フリクションヒッチ
ブルージック、ブリッヂプルージック、クレムハイスト2パターン、
マッシャー、バックマン、コックヒッチ、スネークノットの
長所短所と幾つかの検証
・カウンターラペル(一人の場合と事故者をガイドしながらの場合)
・カウンターユマール(同じく)
・介助ラペル(説明のみ)
・プルアップシステム(引き上げ)
1/3プルアップの基本形
手持ちのギア(ロックカラビナ、ビレイデバイス、ロープスリング)の場合
プーリー、ジャミングプーリーを使った場合との比較
1/6プルアップができるギアの紹介
・斜張りに使うロープワーク
メインロープによるガースヒッチ
ダブルフィギュアエイトノット
マリナーノット
ムンターミュールノットとムンターハーフヒッチ
ガルダーヒッチ
解除が楽になるスパイクの決め方
まだまだやれなかったことが多数ありますが今日はこれまで。
kamog講習悪天時特別メニューのセルフレスキュー講習を受講させていただきました。
Web上に多くの情報の転がる昨今、セルフレスキュー技術に関する情報も簡単に手に入れることができます。しかし、セルフライズアップや1/3引き上げシステムなど、頭で知っているのと実際にやってみるのでは大違いであることを実感。
山岳レスキューを実際に行っておられるkamogさんの講習では、一般論と合わせてご経験に基づいた知見を教えていただけるので、非常に勉強になりました。
ご一緒させていただいたzenlowさん、ご多忙中での受講どうもお疲れさまでした。ちょいちょい色々教えていただき、助かりました。ありがとうございました。
・とにかく検証…メインロープ径、使用状況(毛羽立ち具合とか)、フリクションヒッチに使うスリング(ロープ/テープ、径、材質、長さ、etc.)、デバイス、これらの組み合わせによって、利いたり利かなかったりするため、「このシステムに使う道具や方法はこれ」と丸覚えするのは危険。実際に自分が使用している道具で検証を重ねることが重要である。
・まずは自分の安全を確保…自分がどこまでできるのか自覚しておく。
モミソ岩は、モミソ沢と新茅ノ沢が水無川に注ぎ込む場所にあり、なかなか雰囲気がよかったです。ゴルジュ状の景観に「あーはやく沢に行きたいな」と思いました。
現場の状況やパーティーの構成、帯行しているギアなどを鑑みて、最適なシステムにすること。そのために小さな引き出しをたくさん持つこと。引き出しのメンテナンスと整理整頓。原理を理解すること。疑うこと=選択肢を排除しないこと。これらはセルフレスキューに限らず登山行為全般に大切なこと。
そして楽しむこと。セルフレスキューが出来ることで、より山を楽しめるんだよ、と言うのがkamogさん、ご一緒したebiさんから感じました。楽しそうに教える先生と楽しそうに教わる生徒のやり取りがとても印象的でした。お陰様で今回の講習も充実です。ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する