流星群を見にジャンダルムへ（新穂高〜三俣蓮華岳〜西穂高）

2025年07月28日(月) ~ 2025年07月30日(水)

• GPS: 34:31
• 距離: 47.9km
• 登り: 5,862m
• 下り: 4,798m

コースタイム

1日目

• 山行: 12:34
• 休憩: 2:00
• 合計: 14:34

距離 29.6km 登り 3,267m 下り 1,385m

0:03 新穂高温泉バス停
0:11 0:14 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
0:29 お助け風穴
0:43 0:44 中崎橋
0:53 笠新道登山口
1:06 わさび平小屋
1:21 小池新道入口
1:56 1:57 秩父沢出合
2:09 チボ岩
2:24 イタドリが原
2:50 2:51 シシウドヶ原
3:39 3:55 鏡池
3:56 3:58 鏡平山荘
4:33 4:34 弓折乗越
4:46 花見平
4:57 くろゆりベンチ
5:24 5:25 双六池
5:27 5:45 双六小屋
5:54 5:55 双六岳巻道分岐
6:22 6:24 双六岳
6:32 中道分岐
6:47 丸山
7:01 7:06 三俣蓮華岳
7:12 三俣峠
7:54 双六岳中道分岐
8:07 8:42 双六小屋
9:10 樅沢岳
9:39 9:40 硫黄乗越
10:11 10:13 左俣乗越
11:16 11:23 千丈乗越
12:24 12:45 槍ヶ岳山荘
12:54 飛騨乗越
13:11 大喰岳
13:38 13:39 中岳
14:14 14:15 天狗原分岐
14:32 南岳
14:37 南岳小屋

2日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 2:39
• 合計: 8:39

距離 8.5km 登り 1,408m 下り 1,398m

5:10 南岳小屋
5:42 5:48 最低鞍部
6:03 6:14 長谷川ピーク
6:18 6:29 A沢のコル
7:09 北穂高小屋
7:16 北穂高岳
7:23 北穂高小屋
7:34 7:38 北穂高岳
7:41 松濤岩のコル
7:47 7:48 北穂高岳南峰
7:57 7:58 ドームの頭
8:14 8:16 奥壁バンド
8:23 8:24 最低コル
8:26 8:32 D沢のコル
8:36 8:43 涸沢槍
8:47 9:05 涸沢岳
9:14 9:41 穂高岳山荘
10:08 10:43 穂高岳
10:52 10:57 南稜の頭
11:41 11:43 紀美子平
12:00 12:08 前穂高岳
12:22 12:23 紀美子平
13:08 南稜の頭
13:14 13:27 穂高岳
13:49 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 6:51
• 休憩: 4:14
• 合計: 11:05

距離 9.8km 登り 1,186m 下り 2,015m

0:25 穂高岳山荘
1:02 1:51 穂高岳
2:15 2:22 馬の背
2:32 2:34 ロバの耳
2:44 3:15 ジャンダルム
3:20 3:30 ロバの耳
3:37 3:38 馬の背
3:50 4:10 穂高岳
4:33 5:15 穂高岳山荘
5:46 5:52 穂高岳
6:05 6:06 馬の背
6:15 6:22 ロバの耳
6:27 6:38 ジャンダルム
6:42 6:43 コブ尾根ノ頭
6:53 6:54 畳岩尾根ノ頭
7:22 7:46 天狗のコル
7:54 天狗岩
8:07 8:12 逆層スラブ
8:15 8:17 間天のコル
8:26 8:35 間ノ岳
8:50 8:51 赤岩岳
9:08 9:09 P１
9:14 9:18 西穂高岳
9:34 9:35 チャンピオンピーク４峰
9:43 9:49 ピラミッドピーク
10:00 10:01 西穂独標
10:26 10:27 西穂丸山
10:37 10:46 西穂山荘
11:06 11:07 旧ボッカ道分岐
11:30 西穂高口
11:30 ゴール地点

天候

28日　晴れのちガス
29日　晴れのちガス
30日　晴れのちガス
3日間とも9時近くになるとガス上がって来て、場所によっては真っ白になりました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

P5登山者用駐車場利用
駐車場内に簡易トイレあり。
27日（日）の18時時点で7割埋まっていました。帰る時は駐車スペースでないところに停めてある車数台いて、注意の張り紙されてました。

この時期は朝には満車になるそうです。P5に停めたい時は深夜には着いた方が良さそうです。

コース状況／危険箇所等

28日　新穂高〜三俣蓮華岳〜南岳小屋
補給水分　5リットル
特に危険個所はありませんでしたが、双六小屋〜槍ヶ岳山荘の区間は風ほとんどなく
日も照り付ける。汗が大量に出て、塩分タブレット1袋消費してしまいました。双六小屋には水場あるので、そこで補給した方が良いです。

29日　南岳小屋〜前穂高岳〜穂高岳山荘
補給水分　3.5リットル
大キレットは急な下り、足の半分しか置き場がない足場、険しい登りのセット。浮石は北穂直下に多いので石落とさないよう注意。北穂〜奥穂の稜線もほぼ同様。奥穂〜前穂は足場安定していますが、紀美子平〜前穂は急峻な岩稜地帯でクライミング要素あり。

30日　穂高岳山荘〜西穂山荘
補給水分　3.5リットル
国内最難関の一般ルートです。奥穂〜西穂は非常に険しい岩稜登山、西穂〜独標は岩稜登山、独標〜西穂山荘までは通常の登山になります。奥穂〜西穂は90度近い斜度の鎖場＋浮石地獄＋目印少ないで非常に神経と体力消耗しました。大きな石でも浮石の可能性あるので、必ず動かないか確認すること。道を外れたと思ったらGPS確認し、間違えてたら引き返すことが大事です。天狗のコルから先はさらに荒れた道となります。基本は三点支持しっかりすればOKです。CT8時間のコースなので準備は万全にお願いします。

その他周辺情報

ひがくの湯と登山者食堂
営業時間　9時〜20時
料金　大人900円
新穂高から車で5分の温泉。
温泉は露天で日差しが強かった。

登山者食堂はその名の通り登山者向けのボリュームのある食事あり。
今回は登山に味噌煮かつ定食を注文。
とても美味くご飯が山盛りでうれしかった。

https://shinhotaka.com/place/766/

写真

7/28 0:00

新穂高センター
長時間の挑戦になるので、準備運動入念にしてから進みます。

7/28 3:34

鏡池
風あまりなかったので、星のリフレクションも撮れました。

7/28 4:42

槍ヶ岳ズーム
槍ヶ岳山頂に向かって登山者のライトが動いてました。

7/28 5:19

双六小屋キャンプ地
水場もあり、景観良いところです。

7/28 5:43

快晴の青空
双六岳経由して三俣蓮華岳へ向かいます。

7/28 6:11

ライチョウの番
前夜が大雨だったせいか、快晴でも出てきてくれました。

7/28 6:12

ライチョウとお山
ピントがきれいにあって良かった。

7/28 6:12

双六岳へ向かって
快晴のこの稜線が歩けてうれしい。

7/28 6:16

振り返り槍ヶ岳
この稜線のハイマツにライチョウいました。

7/28 6:24

双六岳山頂
少し雲出てきました。

7/28 6:26

三俣蓮華岳への稜線
5年前この稜線で右ひざ裂傷して敗退しました。
なんでもないところこそ気を抜くと危険とつくづく感じました。

7/28 6:42

振り返り双六岳
今回は全行程怪我せず歩けたので良かったです。

7/28 7:00

黒部五郎岳

7/28 7:00

薬師岳

7/28 7:02

鷲羽岳

7/28 7:03

三俣蓮華岳山頂
ここからは巻道で戻ります。

7/28 7:11

きれいな花だなと思って撮った写真��
三俣蓮華岳直下に花結構咲いてました。

7/28 7:12

きれいな花だなと思って撮った写真��

7/28 7:17

きれいな花だなと思って撮った写真��

7/28 9:13

樅沢岳山頂

7/28 9:19

西鎌尾根
体力的に一番この稜線歩きがきつかった。
直射日光にほぼ無風な稜線。
ここだけで水分2リットル消費しました。

7/28 11:24

千丈乗越
ここでガスがかかってきてくれて正直助かりました。
塩分タブレットも半分消化してしまった。

7/28 12:42

槍ヶ岳
日差しなくても最後の急登はきつかった。

7/28 12:44

槍ヶ岳ズーム
登ろうとも思いましたが、混んでそうなので中止。

7/28 12:45

槍ヶ岳山荘
表のテーブル空いていたので、少しだけ仮眠しました。
5分でも眠ると頭シャッキリします。

7/28 12:51

大喰岳
ガスが飛騨側に湧いてきた。
午後遅くなるとにわか雨の予報なので南岳小屋に急ぎます。

7/28 13:11

大喰岳山頂
槍ヶ岳はガスの中へ。

7/28 14:32

南岳山頂
少しガス抜けてきました。

7/28 14:39

南岳小屋到着
にわか雨は降らずだんだん晴れてきました。

7/28 14:55

ガス湧く大キレット
ガスの動きはずっと見ていても飽きません。

7/28 19:04

夕雲とカメラマン
南岳小屋のスタッフの方を被写体に撮影。
この後夜間撮影しようと思いましたが、15時間行動で体力尽きて朝まで爆睡してしまいました。

7/29 5:10

朝焼けの大キレット
7時間近く寝れたので体力だいぶ回復。
北穂まで2時間目標で頑張ります。

7/29 6:04

南岳
陰影の差が強烈です。

7/29 6:05

長谷川ピーク
ここで補給しようと思いましたが、先着の方がいたのでもう少し進みます。

7/29 6:07

影長谷川ピーク

7/29 6:19

A沢のコル
ここから急登なので補給します。

7/29 6:20

北穂のガレ場
まだ登り始めは石安定しているのが多いです。
後半は浮石多くなるので注意。

7/29 7:16

振り返り大キレット
2時間6分で到着、疲れた。

7/29 7:38

北穂高小屋
一番好きな山小屋です。

7/29 7:40

北穂高岳山頂
まだ7時台なのに槍ヶ岳はガスの中に入ってしまいました。

7/29 7:40

奥穂へ向かって
こちらも涸沢からガスがどんどん湧いてきます。

7/29 8:18

一瞬晴れた涸沢岳
この後すぐにガスの中へ。

7/29 8:21

最低コル
あとは登るだけです。

7/29 9:03

涸沢岳山頂
晴れたり曇ったりの繰り返しです。

7/29 9:05

奥穂高岳
山頂にちらほら人が。

7/29 9:05

ジャンダルム
こっちはまだガスに呑まれてませんでした。

7/29 9:15

穂高岳山荘
本日の宿ですが受付10時からなので、前穂高まで行ってみます。

7/29 9:37

奥穂高クライム
登り始めからクライミングです。

7/29 10:16

ガスに呑まれそうなジャンダルム
この後呑まれてしまいました。

7/29 10:16

吊り尾根
前穂高はガスの中。

7/29 10:31

槍ヶ岳方面
あちらは逆にガス晴れてきました。

7/29 10:28

奥穂高岳山頂
ここに荷物デポして前穂高へ向かいます。

7/29 11:18

親ライチョウ
子が二羽いて、親が鳴いて注意引いていました。

7/29 11:18

子ライチョウ
草をついばんでました。

7/29 12:06

前穂高岳山頂
基本ガスの中。前穂直下はライチョウ5羽も見かけました。
穂高岳山荘へ引き返します。

7/29 18:37

夕焼け劇場
山荘の西側に夕日見れるテラスがあります。

7/29 18:45

アーベントロート奥穂高

7/29 18:45

アーベントロートジャンダルム
しばらく仮眠して目的の流星群見に行きます。

7/30 1:07

奥穂高と流星群
風は無風、気温は10度ぐらいで冬山装備持ってきましたが必要ありませんでした。

7/30 1:17

ジャンダルムと天の川
この景色が見たかった！うれしい。

7/30 2:39

ジャンダルムの星空軌跡
60分撮影、さすがにこの深夜私以外誰もいませんでした。

7/30 2:13

ロバの耳と天の川
真っ暗な中のロバの耳は怖かった。

7/30 2:39

ジャンダルム直下と天の川
直登ルートは何度も登ったので、挑戦します。

7/30 2:54

ジャンダルム頂上
前日まで3つの天使いたのに頂上いくら探しても見つからず。
数日前に天使がいないと思って作ったパウチが役に立ちました。

7/30 3:02

天使とスターリンクトレイン
夜空を見上げると衛星が連なって移動している！
まさか初めてのスターリンクトレインが、こんなところで見れるとは思わず笑ってしまった。
「君の名は」のような写真になりました。

7/30 3:07

天使と天の川
最後に天の川バックに撮影。
穂高岳山荘へ戻ります。

7/30 4:09

黎明の奥穂高
夜明け前のグラデーションがきれいです。

7/30 4:52

日の出と常念岳
行動食心もとないので、山荘でカップ麺購入し食べる。
山の上のカップ麺は本当にうまい。

7/30 5:17

奥穂高へ
本日も快晴だ！

7/30 5:43

ウマノセアタック中
絵になります。

7/30 5:44

快晴のジャンダルム

7/30 5:48

夜明けの奥穂高岳
6時前なのにもうガス上がってきました。

7/30 5:55

奥穂〜西穂へ
西穂から登山したことはありますが、奥穂からは初めて。
下りは体力的には楽ですが、難度は上がるので注意していきます。

7/30 6:04

快晴のロバの耳
ここが怖いです。

7/30 6:27

岩稜ジャンダルム
真ん前で見ると迫力すごいです。

7/30 6:36

ジャンダルムの天使
日中は風強いので、今日中に風で飛んでなくなりそう。

7/30 6:56

西穂への稜線
ここからは目印少なく、浮石多しなので慎重に行きます。

7/30 7:25

天狗のコル
日差しがきつい。
日陰で補給します。

7/30 7:56

天狗岳山頂
ここまで90°に近いクライミングでした。

7/30 8:12

逆層スラブ
濡れると危険度マシマシです。

7/30 9:08

奥穂〜西穂間終了
さすがに最高難度のルートはきつかった。

7/30 9:18

西穂高岳山頂
まだ危険個所は独標まで続くので気は抜けません。

7/30 9:58

独標
ここからはストック出して歩いていきます。

7/30 10:46

西穂山荘
人気の山小屋なので中途半端な時間でも人結構いました。

7/30 11:35

一気に西穂高ロープウェイ
目的の景色は見れたので、最高の登山でした。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 モバイルバッテリー 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ヘルメット

感想

ksm2301

みずがめ座流星群とペルセウス座流星群が重なる時期に合わせて、北アルプス縦走してきました。

新穂高を起点にできるだけいろんなところ歩こうと三俣蓮華岳〜西穂高まで縦走。いろいろ大変でしたが、目的以上のいろんな景色が見れて本当によかったです。

ただ、夜間登山は何度も経験した道でないと非常に危険です。
もし登るときはルートを熟知してから行くのが良いです。