西丹沢〜山中湖 檜洞丸はシロヤシオ真っ盛りでフィーバー中
- GPS
- --:--
- 距離
- 39.6km
- 登り
- 3,483m
- 下り
- 2,994m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:10
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 12:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:石割の湯から富士山山中湖BSで乗り換えて御殿場へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
檜洞丸はシロヤシオ真っ盛りにつきお祭り状態です。 それゆえメインルートであるゴーラ沢からのツツジ新道を避けたのは正解 箒沢公園橋から稜線に出るまではしんどいですが、稜線からは快適であり、シロヤシオに包まれる尾根道は実に清清しいです。テシロノ頭前後はシロヤシオ街道で最高でした。 檜洞丸にある青ヶ岳山荘で、ビール一杯購入。こちらも賑わっていました。 今回のルートで、蛭、丹、塔の主峰群が見えるのもここくらいですので、トイレ含め寄って良かったです。 檜洞丸から犬越路はアップダウンあり、崩落ありで下りのはずなのにきつかったです。 犬越路から大室山はあまりなく素直に上ります。犬越路付近から見上げた大室山の巨漢ぶりは圧巻で、そこへの登りでここまでの疲労が一気に来ました。大室山から加入道も意外にアップダウンあり。加入道避難小屋になんとか6時につけ、小屋で寝れました。 加入道避難小屋余り寝付けず、3時前に出発。 加入道からモロクボノ頭 水不足につき白石峠から降りて、湧水が合流する所まで往復。これで一時間を費やすし、水場から白石峠への激坂であとに響きました。 畦ヶ丸は眺めてスキップ。 モロクボから山伏峠分岐 整備はされているが、アップダウンがきついです。 その中、菰釣からの富士は最高でした。以後はひたすら根性。甲相国境尾根の丹沢縦走としては山伏峠で降りてしまってもいいかもしれません。 山伏峠から高指山の手前あたりへの平地までの下りがなかなかに崩れ気味ですので注意。その後、切通峠まではいいとして最後の切通峠から明神山までの登りがえぐいです。急登というほどではないのですが、これまでの蓄積もありきつかったです。 明神山からは湖方向に降りてパノラマ台。 ここで事実上終了です。ここから湖への下場がわからず車道を行き、結局平野に向かうハメになったので、道中の食事場で休憩し、そのまま石割の湯で汗を流してゴールとしました。 |
その他周辺情報 | 石割の湯 山中湖の温泉はここと紅富士の湯の二択 山中湖湖畔への下山道が分かりにくいので、体を洗うことを優先しました。 気まぐれキッチン 山中湖は観光地、保養地ゆえ、車道に出れば何でもあります。ランチで酒飲みてガッツリたべられ、アイスクリームで暑さを覚まし、とても良かったです。ここ良心的だと思いました。 色々店はより取り見取りです。 |
写真
感想
檜洞丸のシロヤシオは西丹沢の風物詩。
一年に一度、ごった返すのが梅雨前の5月です。
初めての泊まり山行に、雨の中西丹沢自然教室から檜洞丸、蛭、丹、塔、鍋割、雨山峠、ユーシン、玄倉という縦走をして以来に来ました。
そのときは梅雨真っ只中。初日の丹沢山まで雨で最悪。檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山までは苦行でした。ゆえに翌日の丹沢山から先の行程。特に朝7時の雨がやんできて、雲が減ってきて見えた景色が嬉しかったわけですが…。
そういうのもあって、今回は檜洞丸を踏んでから酒匂川と道志川 、桂川分水嶺を辿りました。
檜洞丸の最も良い時期、良い天候の中来れたのは嬉しいことだし、檜洞丸近傍のシロヤシオは想像を上回る美しさで、既に満足。人が集うのもここまで凄ければ納得です。
メインルートである西丹沢自然教室からのツツジ新道をやめて、箒沢公園橋からのルートを採用したことにより、人があまり込み合っていない状態でシロヤシオが咲き誇る尾根筋を辿り、山頂行くまでで満足しました。
また、檜洞丸の別名である青ヶ岳の名を冠した青ヶ岳山荘からの蛭、丹、塔の稜線もまた見事でした。檜洞丸は青ヶ岳山荘への往復など含め15分強滞在し結果的に良い休憩になりました。
とはいえ、今回のメインは檜洞丸以西の酒匂川水系と相模川水系との分水嶺である甲相国境尾根をひた歩いて山中湖の明神山まで行き、相模西方国境稜線を歩いて繋ぐこと。初日はさらに檜洞丸から犬越路を降りて、檜洞丸と同程度の標高の大室山まで登り返して加入道まで。前日飲み会で最近の疲れも出て、予定よりスタートが二時間遅れの午前11時前であった上に重装備で時間との戦いであり、なかなかしんどかったです。大室山はツツジがいい感じでした。少し手前の大室山分岐とそこへの登りはなかなかに眺望が良かったです。
そして加入道へ、なんとか夕暮れ時にたどり着けました。
新築の加入道避難小屋は実に綺麗。
ただ、壁が薄いのかあえてか外、中とも異音が出やすく、それゆえにかほとんど寝付けず。
二日目は加入道から菰釣、高指、明神山まで。
この稜線もとにかく木が多くて眺望がなかなか取れませんし、その割にアップダウンあり、三角点あるのに・・・といった風。
そうした中、加入道は関東平野の夜景が見えること、菰釣は富士が満足に見えること、横目に道志山塊の御正体、今倉を眺めつつ、反対側に箱根、小田原、駿東の御殿場〜沼津+伊豆半島北端などが見えてなかなかによかったです。
ちなみに西丹沢稜線は水との戦いです。予想していて水4Lと500mlジュース、ビール350mlが初日で残量1.2l。二日目はすぐに1.8l給水して3Lにしたけど残量500ml。
車道に出てからは自販で冷たいジュースを中々に厳しかったです。
白石峠から降りて給水しましたが、だいぶ下り、往復一時間は堪えました。
菰釣での給水の方がベターかもしれません。
日中となった山中湖周辺の山では暑かったです。
ゴールを山中湖側にした場合のよさとしては、食事、温泉、バス交通などに比較的困らないことだと思います。そういう読みがあって、西丹沢⇒山中湖ルートとしたが、正解だったと思います。
赤線つなぎも狙って明神山まで行きましたが最後の切通峠からの登りは足が止まりました。なかなかしんどかったです。何よりここまでの道程が、木に遮られて見えないのが辛いです。
それでも潅木帯を見つけてそちらの方をとってはみましたが。
山中湖別荘街の飲食店で2食分は食し、温泉にも浸かったことでリフレッシュして山行を締めくくれてよかったと思います。
なお、景色でいえば西丹沢稜線では菰釣が抜けてよいです。ここなら道志から単発で来るのもありかなあと思いました。
菰釣は、東から来ると、道中なかなか見えない、近くて遠い富士がやっと見えて、見えてくれれば満たされた気持ちにさせてくれると思います。
正直この辺りの低山は上にいけない時期の繋ぎと捉えていたし、暑さから言えばその通りの面もありますが、なかなかにやりごたえの満足感を得られる縦走にできたと思います。
なお、山中湖周囲の山ではまったりハイカーというか、ピクニックの方々の中で浮くので耐えてください。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
初めましてm(__)m
檜洞丸を経ての甲相国境尾根の縦走、興味深く拝見しました。
箒沢公園橋から取り付かれて避難小屋宿泊・・・と拝見し「もしや?」と思い、石棚山稜(テシロノ頭)付近での山行時刻を拝見したのですが・・・。
拙者は逆に檜洞丸から石棚山に向かって歩いていた時にすれ違って、数分間、お話ししたあの方ではないか?と。
青いザックに白い帽子で颯爽と歩かれて行きましたが・・・。
(人違いであればご容赦願います。)
その後、拙者は玄倉バス停に下りましたが「急坂だよ」とおしゃっていた意味がよ〜く分かりました。
隊長
あの日の檜洞丸近傍は人が多かったですね。
自分は黒のザックでタオルを巻いている小柄の者で、あまり丹沢に詳しいわけでもありませんですのでおそらく人違いかとは思います。
ただ、もしかしたら上は人がいっぱいと教えてくれた方だったでしょうか?
おっしゃる方は犬越路の方を使われたのかもしれません。
犬越路以西は、檜洞丸があまりに凄すぎてあれですが、静かな稜線もまたなかなかに乙でした。
加入道避難小屋は他に2名が泊まり、幕営2帳とやはり落ち着いた感じでした。今年オープンとのことですが構造は菰釣と同系です。
当日は富士が霞んでましたが翌日は中々に綺麗でした。
尾根歩きの常とはいえアップダウンが脚に応えました。
ちなみに出身地 防府というのが個人的には熱いです。
旧山陽道 西行の旅をやった今年2月の広島〜厚狭 4日の旅を思い出します。
徳山で豪雨にやられながら、防府あたりで雨がやんで救われたのが懐かしいです。
にしても檜洞丸の翌日に他に行かれるとは御見それしました。
再び失礼します。
人違いでしたか・・・失礼しました。
確かにお互いのCTを見比べると、拙者が話した方よりはもう少し前(檜洞丸側)ですれ違っていますね。
防府に反応されるとは・・・嬉しい驚きです。
人口10万人ぐらいの田舎町で、「ぼうふ」と読む方ばかりで、正しく「ほうふ」と読まれる方は少ないですから。
レコも拝見しましたが、防府を随分とお褒めいただき推奨頂いているのは嬉しい限りです。
しかし拙者の場合、防府には血縁者がいないものですから、1993年以来、足が遠のいております。
隊長
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する