三ノ沢岳〜宝剣岳〜木曽駒ヶ岳〜将棊頭山


- GPS
- 08:05
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,306m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:00
天候 | 快晴→晴れ&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バス:菅の台バスセンター〜しらび平 ロープウェイ:しらび平〜千畳敷 ※バス・ロープウェイ往復セットで3900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●千畳敷駅〜三ノ沢分岐 駒ヶ岳神社から左手に進みます。こちらのルートは乗越浄土方面よりも空いています。 高低差200m弱登ると稜線に乗ります。ここが極楽平となります。 広めの稜線を300mほど北に進むと宝剣岳と三ノ沢岳方面の分岐へと至ります。 ●三ノ沢分岐〜三ノ沢岳 2つの小ピークを通過して最低鞍部まで高低差200mほど下ります。 登山道はガレ場と岩場、ハイマツ帯となります。 ハイマツ帯は登山道に覆いかぶさっており、枝が腕に突き刺さります。 半袖だったのでけっこうストレス。長袖推奨。 最低鞍部からは高低差180mほどの登り返しとなります。 鞍部からしばらくは岩場となり、その後はハイマツ帯を中心とした登山道になります。 山頂直下で稜線ルートと巻道ルートに分かれます。 ●三ノ沢分岐〜宝剣岳〜木曽駒ヶ岳 三ノ沢分岐から宝剣岳までは左右が切れ落ちた岩稜帯のルートとなります。 クサリや手すりがしっかりと設置されているので 高度感に惑わされずに落ち着いて進めば問題ないと思います。 宝剣岳より宝剣山荘間は人が多いのですれ違いに注意。 宝剣山荘からガレ場の登山道を進み高低差50mほど登りまずは中岳に向かいます。 中岳から50mほど下り、鞍部から高低差100m登ると木曽駒ヶ岳山頂に到着です。 ●木曽駒ヶ岳〜将棊頭山(馬の背ルート) 木曽駒ヶ岳から八合目のちょい先まで高低差およそ300m、 ガレ場とハイマツ帯を下ります。 鞍部から緩やかに高低差100m弱登ると将棊頭山へと至ります。 途中、巨大な遭難碑(大正時代に起こった遭難だそうです)のある小ピークを越え、 山頂直下で将棊頭山山頂と西駒山荘方面とに分岐します。 ●八合目〜濃ヶ池〜乗越浄土〜千畳敷駅 八合目から樹林帯のトラバース道に入ります。 600mほど歩くと開けた場所に出ます。 ここが濃ヶ池ですが、かなり水が少ない感じでした。 濃ヶ池から引き続きトラバース道を進みます。2635まで沢筋を幾つか通過しますが、 雪はすべて消えていました。2635の直前の沢が一番大きな沢でした。 2635から駒飼ノ池までは木ハシゴなどを使いながら急登します。 駒飼ノ池もほとんど水がなくぱっと見は沢のようでした。 駒飼ノ池から宝剣山荘まではカール状の地形の中を高低差150mほど登ります。 乗越浄土から千畳敷カール内のガレ場を下り、 カールの底のお花畑を通過して千畳敷駅へと至ります。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 早太郎温泉 こまくさの湯 |
写真
感想
日曜日は好天だけど暑くなりそう。こんな時は高山の稜線歩きがいいな。
そういえば…去年、越百〜南駒ヶ岳〜空木を周回した時に気になっていた山がありました。
三ノ沢岳。その秀麗な山容と主稜線から外れたところに孤高に佇んで姿にも惹かれました。
また、木曽駒は5年前の冬に訪れたのですが、
その時はひどいホワイトアウトで、山頂付近をうろうろしただけで、
ちゃんとピークを踏んだ気がしていませんでした。宝剣岳にも登りたいし。
ということで、今回はロープウェイでお気楽に2600mまで運んでもらい、
中央アルプスの中心部を逍遥することにしました。
菅の台バスセンターに到着すると、5時過ぎにもかかわらず、
すでにチケット売り場には行列ができています。
将棋頭山まで足を延ばすとなると早めのバスに乗りたいので行列に加わり、
なんとか2台目の臨時便に乗り込むことができました。
せっかく5時過ぎに到着していたのに、
バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷からの歩き出しが8時過ぎとは…。
ラクさせてもらうので仕方がありませんが、
待ちくたびれたせいか、いきなり標高の高い所からスタートしたせいか、
息は切れるし、カラダも重い。おまけにクラクラするし大丈夫かな。
でも、目の前にはヨダレが出そうな展望が広がっています。
上を見ると青い空と飛行機雲、目の前にはキレイに延びる稜線、
そして下を見るとどこまでも広がるお花畑。これぞ、ザ・夏山。
「やっぱり夏山はいいなぁ〜」とは、毎年毎年懲りもせずに、
この季節に感じること。まったく学習能力がありません。
標高が高かったせいでしょうか、歩いた距離と時間は長くはありませんでしたが、
思いの外、たっぷり歩いた感じがしました。
もう梅雨明けしたかのような気持ち良さ〜
緑の濃い山に、真っ青な空、そこに真っ白い飛行機雲。
文句なし、まさにラッキーdayでした。
これだけの天気で人出も多い木曽駒ヶ岳、
それでも駒ヶ岳へのコース以外はぐぐっと人も減り、かなり静か。
歩きごたえも十分で、充実した一日を過ごせました。
最初は体が重くて心臓もドクドクしててどうなるかと思ったけど、
三ノ沢岳山頂からはするする〜っと、体力復活。
やっぱりいきなり高い標高から歩きはじめると、
体がついていけません。
すっかり元気になったら、俄然やる気。
目の前にあるかっこいい宝剣山にわっくわくー。
と、意気込んで行ったら、あれ、もう山頂到着か。
あっという間でした。
ここ、高度感があって、かなり楽しい!
大きな岩が張り出したところで写真撮ってるお姉さんがいて(写真あり)、
見てるだけで、足の裏がぞわぞわ。
私もここで写真撮りたいって思ったけど、
ぞわぞわが止まらなそうなので、やめました、、、
今この写真見てもうずうずしてくる。
そしてそして今回一番良かったのは、
将棋頭山への稜線歩き。
広々と視界が開け、駒ヶ岳での賑やかさが
はるか昔だったように感じてしまう静けさよ。
気持ちがよかったなぁ〜。
ロープウェイで一気に上がれてしまって、
ちょっとつまんないかな、物足りないかなと思いきや、
手ごろにあっちこっちちょろちょろ歩けて、
高さがあるだけに、天気が良ければ景色も抜群で、
かなりお得感ありました。大満足。
おしまい。
いつもながらの素晴らしい写真に見入ってしまい、100枚以上あったとは全然気が付きませんでした。
三ノ沢岳は中アでは私の一番好きな山です。主稜線から外れ孤高を誇っている姿はカッコいいですよね。
私の中では中央アルプスは積雪期に登るものとの思い込みが有り、雪の無い景色は全く違う山の様で新鮮でした。夏にも行ってみたくなりました。
次のレコも楽しみにしています
(おまけ)
いつもハードなコースばかりのdanyamaさん達がロープウエイに乗るのはちょっと意外でした
yamayaさん
写真、これの3倍くらいの枚数撮っていたみたいです。
それほどの最高な稜線歩きだったんです〜。ほんと至福感に満たされました
積雪期もいいですが、この時期ならあっちこっちと中央アルプスの美味しいとこ取りできて
かなりよかったですよ〜
たしかに三ノ沢岳への稜線も孤高の佇まいも、ほんと素晴らしくカッコよくて、
わたしも好きになりました。
ロープウェイ使わないなんて、と、と、とんでもないっ!
yamayaさん、danyamaに火をつけないでください〜
使わなかったら、わたし絶対置いていかれてましたっ
今回は、おかげさまで、とーってもいい思い出になりました
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