吾妻連峰 西吾妻山と西大巓〜天元台から

2016年07月16日(土) [日帰り]

• GPS: 04:56
• 距離: 8.7km
• 登り: 627m
• 下り: 619m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:50

距離 8.7km 登り 627m 下り 635m

10:25 北望台登山口
10:43 10:50 かもしか展望台
11:16 大凹の水場
11:40 11:50 梵天岩
12:10 12:13 西吾妻山
12:57 13:21 西大巓
13:59 西吾妻小屋
14:09 14:14 天狗岩
14:20 梵天岩
14:37 大凹の水場
14:57 14:58 かもしか展望台
15:15 北望台登山口

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「11　磐梯・吾妻」（2012年版）

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

※2日分の記録ですが、山は1日目のみなので「日帰り」としています。

＜1日目＞
町田→新宿　小田急　370
新宿→東京　JR総武線　8,730（週末パス）
東京→米沢　　　　　　新幹線つばさ　5,090
米沢駅→天元台RW湯元駅　タクシー　6,720
湯元駅→天元台高原駅　天元台高原ロープウェイ　3,500（RW・リフトx3共通　往復）
天元台→北望台　しらかばリフト・しゃくなげリフト・つがもりリフト


起点・終点：北望台

北望台→天元台　つがもりリフト・しゃくなげリフト・しらかばリフト
天元台高原駅→湯元駅　天元台高原ロープウェイ
湯元駅→吾妻屋旅館　宿の送迎バス

新高湯温泉　吾妻屋旅館(泊)

＜2日目＞
吾妻屋旅館→湯元駅　宿の送迎バス
湯元駅→米沢駅　山交バス　970

米沢市街観光
・上杉家廟所
・上杉神社＋稽照殿（宝物殿）
・米沢市上杉博物館
・春日山林泉寺
などなど・・・

米沢→東京　新幹線つばさ　5,090
東京→新宿　JR中央線
新宿→町田　小田急　370　特急ホームウェイ　410

コース状況／危険箇所等

・木道が多く概ね歩きやすい道だが、一部岩ごろごろの道がある。難しい所はないが、滑らないように注意。
・道は明瞭。

その他周辺情報

○温泉　新高湯温泉　吾妻屋旅館

写真

7/16 8:20

つばさに乗って、米沢へ。

7/16 8:21

米沢駅のホームには、
米沢牛！

7/16 8:30

米沢駅。
朝一番の新幹線で8:20に着くけれど、バスの時間は8:10。
そして次のバスは11:00。
・・・仕方ないので、タクシーで天元台へ。

7/16 9:07

天元台高原ロープウェイの湯元駅。

7/16 9:15

ロープウェイは20分置き。
連休だし混雑するかと思っていたけど、かなり空いていた。

7/16 9:28

あっという間に天元台高原駅。

7/16 9:33

天元台高原。
ここからはリフト。
雲の上に出るといいけど・・・

7/16 9:37

向こうにうっすらと見えるのは・・・
蔵王連峰だろうか。

7/16 9:38

ベンチにトンボ。

7/16 9:43

リフトに乗って空中散歩。

7/16 9:54

振り返ると・・・天気が良ければ絶景だろうな〜

7/16 9:59

途中で2度リフトを乗り継ぐ。

7/16 10:22

リフトに乗っている時間は意外と長く、3つ合わせて40分くらい。

7/16 10:23

というわけで、北望台に到着。
展望は・・・残念。

7/16 10:23

北望台の辺りには、モミジカラマツがたくさん。

7/16 10:25

北望台の登山口。
遅めのスタートなのに、リフトは16時まで。
なので、5時間半の時間制限付き・・・

7/16 10:28

モミジカラマツとともに、ゴゼンタチバナもたくさん咲いている。

7/16 10:32

ちらほらとギンリョウソウも。

7/16 10:38

透明感のある白。

7/16 10:43

突然岩だらけの開けた場所に出る。
ここが、かもしか展望台。

7/16 10:49

でも展望は・・・

7/16 10:51

かもしか展望台を過ぎると、広〜い湿原。

7/16 10:54

ウラジロヨウラクは、もう終りかけ。

7/16 10:54

イワイチョウ。
これも終わりつつあるが、まだたくさん咲いていた。

7/16 10:58

池塘の周囲には、モウセンゴケ。

7/16 10:58

ワタスゲも。

7/16 10:59

ただ惜しいのは見晴し・・・

7/16 11:01

湿原の合間を繋ぐハイマツ帯では、シャクナゲも多く咲いている。
これは・・・アズマシャクナゲかな？

7/16 11:03

ミヤマリンドウ。
湿原ではこの花が一番多かった。

7/16 11:05

大凹（おおくぼ）の湿原。
この辺りは残雪が多いらしいが、もう全くない。

7/16 11:06

アカモノ。

7/16 11:08

チングルマは既に花穂。

7/16 11:09

至る所に咲いているミヤマリンドウ。

7/16 11:09

イワオトギリは、もうひと息。

7/16 11:10

一見花はないように見えるが、目立たない小さい花がたくさんある。

7/16 11:11

イワイチョウ。

7/16 11:12

マルバシモツケ。

7/16 11:15

ネバリノギラン。

7/16 11:16

大凹の水場。
とても冷たい水。

7/16 11:19

まっくろ松ぼっくり。

7/16 11:20

ズダヤクシュ（喘息薬種）だろうか。

7/16 11:29

岩だらけの道を抜けると、梵天岩が見えてくる。

7/16 11:30

梵天岩の周辺は、池塘がとても多い。

7/16 11:30

梵天岩への道。

7/16 11:36

梵天岩。
角張った巨岩が積み重なっている。

7/16 11:37

これはハクサンシャクナゲかな？

7/16 11:40

梵天岩に到着。

7/16 11:43

梵天岩は巨岩ごろごろ。

7/16 11:46

梵天岩からの眺め。
眼下に湿原。たくさんの池塘。

7/16 11:47

梵天岩から、西吾妻山。

7/16 11:50

梵天岩。

7/16 11:55

梵天岩から少し進むと天狗岩。
岩だらけの広場。

7/16 11:56

西吾妻山はもうすぐそこ。

7/16 11:59

シャクナゲと水溜りが多い道を行く。

7/16 12:13

西吾妻山の山頂。
吾妻連峰の最高峰は、展望のない地味な山頂。

7/16 12:19

西吾妻山から少し下ると、赤い屋根の西吾妻小屋。
手前の分岐を左に曲がって西大巓へ。

7/16 12:23

湿原から、西大巓の頭が少し見える。

7/16 12:25

僅かに黄色がかった白いハナニガナ。

7/16 12:26

向こうは雲海。
磐梯山とか桧原湖が見えるらしいが・・・

7/16 12:31

一旦下って西大巓への登り返し。

7/16 12:34

道の脇にはシナノキンバイの花畑。

7/16 12:36

僅かに残っていたハクサンチドリ。

7/16 12:42

カエル発見。

7/16 12:49

西大巓は、これまでと違って地面が赤い。

7/16 12:52

赤い石の上に、ムツアカネだろうか。

7/16 12:58

西大巓の山頂に到着。
標識は・・・この消えかかったものしかない。

7/16 13:17

展望は・・・雲。

7/16 13:18

西大巓の山頂は、広くて眺めもいいので、休憩には最適。

7/16 13:18

磐梯山と裏磐梯の湖が見えるはずだが・・・

7/16 13:19

西大巓の空。
西吾妻山の二等三角点は、ここ西大巓にある。

7/16 13:23

山頂でひと休みしたら、来た道を戻る。
なんだか雲が出てきた。

7/16 13:30

帰り道は花を探しつつのんびりと。
チングルマ。

7/16 13:32

イワイチョウ。

7/16 13:34

マルバシモツケ。

7/16 13:36

ミヤマリンドウ。

7/16 13:36

イワオトギリの赤いつぶつぶ。

7/16 13:37

咲き始めのイワオトギリ。

7/16 13:41

ハナニガナ。

7/16 13:43

振り返ると、西大巓は見えなくなっていた。
なんだか雨が降りそうな雲・・・

7/16 13:48

ひとつだけ見つけたウメバチソウ。

7/16 13:59

西吾妻小屋。

7/16 14:01

ハクサンシャクナゲ。

7/16 14:09

向こうに西大巓があるはずだが・・・

7/16 14:09

天狗岩から、西吾妻山。

7/16 14:13

天狗岩に鎮座する、吾妻神社。

7/16 14:20

続いて梵天岩。

7/16 14:24

池塘の向こうに中大巓。

7/16 14:31

うつむき薊。

7/16 14:40

ワタスゲ。

7/16 14:49

大凹湿原。

7/16 14:52

湿原の向こうに梵天岩のある山。

7/16 14:54

あれは・・・ホシガラス。

7/16 14:57

かもしか展望台。
・・・やっぱり展望はなし。

7/16 15:01

かもしか展望台から下は、モミジカラマツだらけ。

7/16 15:03

ギンリョウソウ。

7/16 15:04

そして、ゴゼンタチバナ。

7/16 15:15

北望台のリフト乗り場に到着。

7/16 15:18

北望台に、ヤマハハコ。

7/16 15:23

下りもリフトで。

7/16 15:45

雲の中に突入。
・・・前のリフトも見えない。

7/16 15:58

天元台に戻ってきた。

7/16 16:00

天元台高原はサマーフェスティバル開催中。
でも、この天気・・・

7/16 16:01

天元台高原はすっかり雲の中。

7/16 16:03

おいしそうな匂いにつられて・・・牛串。

7/16 16:04

天元台高原駅。

7/16 16:10

ロープウェイの待ち時間に、温かい玉こんにゃく。

7/16 16:14

ロープウェイに一番乗り。

7/16 16:47

本日の宿泊場所。
新高湯温泉の部屋から。

7/16 18:09

夕食は、極上の米沢牛ステーキ！

7/17 8:36

翌朝、吾妻屋旅館。
ここは標高1100mくらいの場所にある秘湯の宿。
散々悩んだ挙句、今日も雨が降りそうな予報なので、山はヤメにして米沢市街で史跡巡りに変更。

7/17 8:38

吾妻屋旅館の脇に登山口がある。
ここからだと30分ほどで天元台高原に行けるらしい。

7/17 10:15

バスに乗って米沢駅へ。
重い荷物はコインロッカーに放り込んで、出発。

7/17 10:25

最上川。
街中を流れる川なのに、水が青みがかっていて、とてもきれい。

7/17 10:59

まずは、上杉家廟所。

7/17 11:02

中央に謙信公の廟。

7/17 11:06

そして、歴代の上杉家当主の廟がずらりと並ぶ。

7/17 11:31

次は、米沢城跡へ。
堀にはハスがたくさん。

7/17 11:31

ハスを見るなら早朝でないと・・・
昼近いので閉じてしまっている。

7/17 11:32

蓮葉の水玉。

7/17 11:33

米沢城跡のお堀。

7/17 11:38

そして、上杉神社。

7/17 11:43

池のスイレン。

7/17 12:09

米沢城跡の謙信公。

7/17 12:10

「なせば成る、なさねば成らぬ・・・」の名言で有名な、米沢藩9代目の藩主、上杉鷹山の像。

7/17 12:10

米沢は伊達政宗の生誕地でもあるけれど・・・
ひっそりと石碑があるのみで、ここでは目立っていない様子。

7/17 12:13

米沢城跡公園。
ここはたくさんの観光客で賑わっている。

7/17 12:15

米沢牛の名が全国に広まるきっかけになった人。
米沢で食べた牛肉があまりにおいしかったので、お土産に生きた牛を連れて帰ったという、なかなか凄い御仁。

7/17 12:34

昼食は、米沢牛のビーフシチュー。

7/17 13:44

米沢市のかねたん。

7/17 13:47

趣のある建物の、上杉伯爵邸。
ここはレストランになっていて、一般の人も食事ができる。

7/17 14:00

米沢市上杉博物館。
前に広い芝生の広場がある。

7/17 14:03

暑いので、うこぎソフト。
ちょっと緑色。

7/17 14:13

そして、うこぎ茶。
「うこぎ」は、鷹山公が垣根に使うことを推奨したといわれる木。
トゲがあるので防犯にもなり、非常食にもなるのだとか。

7/17 14:26

堀立川沿いの道を行く。

7/17 14:27

鴨の親子が連れ立って。

7/17 14:35

春日山林泉寺。
ここには上杉家代々の位牌がある。

7/17 15:26

そして、林泉寺の墓地にあるのは、直江兼続夫妻の墓。

7/17 15:28

米沢で多く見られる、四角の穴が無数に空いた特徴的な墓。
この中に五輪塔がある。
これも直江兼続の考案らしく、棒を通して持ち運びできるようにし、積み重ねて防壁にするなど、非常時に使用することを想定していたとか。

7/17 15:31

上杉家の重臣とか奥方などの縁者の墓地もここにある。

7/17 15:40

春日山林泉寺。
青いアジサイがたくさん。

7/17 16:03

東光の酒蔵。
中は見学せず前を通っただけ・・・

7/17 16:19

再び最上川。
すっかり晴れているけど、吾妻の山々は雲の中。

7/17 16:37

3度目の米沢駅。

7/17 16:45

駅前にある「牛肉どまん中」の新杵屋のレストランで食事にする。

7/17 17:04

牛丼。
もちろん米沢牛。

7/17 17:40

帰りもつばさに乗って。

7/17 17:47

電車のおやつは・・・
米沢牛ポテト、ラ・フランスサイダー、さくらんぼサイダー。

撮影機器：

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

WashiTabi

連休は西吾妻。
白布温泉がある天元台から。
1日目に西吾妻山と西大巓。
2日目は東大巓から弥兵衛平までをピストンする予定だったが・・・
毎年7月の連休は天気に恵まれないけれど、今年も例に漏れず。
両日とも雨が降りそうな微妙な天気。

1日目は概ね曇りで降ったとしても少しだけのようなので、予定通り決行。
結果的には、下界の展望こそ得られなかったものの、雲上の大湿原が楽しめた。
西吾妻は想像以上に湿原が多く、樹林の合間にときどき湿原、かと思っていたけど、逆。
湿原と湿原の境目に少し樹林帯がある、という感じ。
曇っていても、花が多く咲いていて楽しめた。
湿原が多い分見晴らしがいい道が多く、やっぱり曇って展望がなかったのは惜しい・・・

そして、もう一つの目玉。
今回は少し奮発して、新高湯温泉の秘湯の宿で極上の米沢牛ステーキ！
おいしかった〜

2日目は、当日朝まで散々に迷った挙句、山は中止。
雨雲が迫っているし、たとえ降らなかったとしても、展望がある時に改めて歩いた方が良さそうなので。
というわけで、
2日目は米沢駅から上杉家の史跡を巡り歩くことにした。
巡った場所は・・・
・上杉家廟所
　　米沢藩の歴代の藩主、上杉家の墓所で、明治の頃に謙信公の遺骸もここに移された。
・上杉神社と宝物殿
　　米沢城跡。宝物殿には、謙信公が被っていた白いヤツとか「愛」の字のあの有名な甲冑などが展示してある。
・米沢市上杉家博物館
　　市営の大きな博物館。値段の割に、ずいぶん凝った展示物がたくさんあって、じっくり見て回ると1日かかりそう。
・春日山林泉寺
　　上杉家の菩提寺で、ここには上杉家歴々の位牌が見られる。
　　上越の春日山城にある同名の寺から、上杉家の米沢移封に伴って位牌とか仏像とかがここに移されたのだとか。
　　また、墓地には直江兼続夫妻の墓がある。

というわけで、西吾妻山と米沢市の上杉家史跡巡り。
米沢市街の史跡巡りは、前日夜に山の代替として考えた急ごしらえのコースだったけど、なかなかどうして、とても満足できる内容だった。
そして西吾妻。
雲上の湿原は曇っていても楽しめるけど、やっぱり次は晴れの日を狙って展望も。
滑川温泉前の吊橋が復旧したら、東大巓から滑川大滝までを縦走してみたいところ。
それから白布温泉にある白布大滝も見られなかったので、次回には是非。

○2日目：上杉家史跡巡りで歩いたコース（Yahooルートラボ）
http://yahoo.jp/Oh6T1U

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/myum62eYMTke1QNS9